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150回国会衆議院2000/10/25

議院運営委員会 第10号

発言数
12
登壇者
6
会派数
5
開催日
2000/10/25

会議録

藤井孝男自由民主党

○藤井委員長 これより会議を開きます。  次回の本会議の件について御協議願います。  逢沢一郎君。

逢沢一郎自由民主党

○逢沢委員 動議を提出いたします。  明日、十月二十六日木曜日午後一時より本会議を開会されることを望みます。

藤井孝男自由民主党

○藤井委員長 伊藤忠治君。

伊藤忠治民主党・無所属クラブ

○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治です。  私は、反対の立場から意見を述べさせていただきます。  倫理選挙特の審議の状況を見ておりますと、異常なまでに議論を残したまま採決に持ち込まれたというのが現実でございます。  公職選挙法の一部改正案に対して、私たち民主党は対案を準備しまして、これを議運の場に提出していたわけですが、与党各党は、私どもの対案をつるしたままで、倫選特におろさないわけでございます。どのような理由があってつるしをおろさないのか、再三にわたって理事会で要請をしてまいりましたが、その理由が全く不明であり、わかりません。  私たちが提案をしましたのは、こういう真意からでございます。  参議院は、皆さん御承知のとおり、言うならば野党が出席できない状況で推移いたしましたので、そういう意味では異常な状態であったと思います。ところが、衆議院の段階に法案が移りましてからは、正常化が図られました。そのことを前提にいたしましたので、当然審議が十分行われる、野党は審議に参加をして掘り下げた議論を十分やろうという立場で対案をまとめまして提案をしたわけですが、これがつるされたままで、倫理選挙特別委員会におろされません。その間に一方的に参法が走るというような格好になったわけであります。  明らかに、これは、私どもが参法に対応して出した対案をなぜおろして審議をしないのか、少なくとも衆議院の段階では、そういう幅のある、あるいは野党の立場を考えた運びが行われても当然ではないのか、こういう立場で私たちは何度も何度も再三にわたって主張してまいったわけですが、結局のところ、つるしたままで、参法だけの審議で走るという全く異常な状態で終始をされたわけでありますから、このことについてはどう考えても納得ができない、これが一つでございます。  二つ目は、倫選特の審議の状況を見ていましても、各般にわたって質問が出ました。大変質問は具体的でございましたが、それに対して答弁者の答弁は、まあ十分答弁はされていないし、疑問が解明されていません。さまざまな問題が残ったままでございます。その段階で、どうして時間だけを考えて、言うならばスケジュール闘争で倫選特が走るというのは、どう考えても納得ができない。  しかも、これは一般の法案ではなくて、議員の身分にかかわる、あるいは国民の参政権、主権の行使にかかわる重要な問題でございます。したがって、言うならば、より時間をかけて、それこそ十分な審議をやるという場が保障されてしかるべきなんでありますが、もうそういうことはどこかに吹っ飛んで、スケジュール闘争だけでやっておられる、これが今日の与党さんの一連のやり方であると思わざるを得ません。  こういう状況で、極めて重要な法案がこのような格好で採決をされるということは、私どもはどう考えても納得ができないわけでございます。  瑕疵がなかったからやるというのですが、瑕疵があるかなかったかではなくて中身でございまして、中身をきちっとやった上で、十分審議をやった上で瑕疵なく報告をされれば、これを本会議で扱うことは私たちも異存はございませんが、一連の倫選特のやり方を見ていたら、到底それをお受けするわけにまいりません。  したがって、与党さんが言われましたあすの本会議で扱うことについては、私どもは絶対反対でございます。  以上でございます。

藤井孝男自由民主党

○藤井委員長 工藤堅太郎君。

工藤堅太郎自由党

○工藤委員 自由党の工藤堅太郎でございます。  私も、あすの本会議で、倫選特で本日強行採決をしたこの問題を取り扱うのは反対の立場で申し上げたいと思います。  今民主党の伊藤理事からお話があったことに尽きるわけでありますけれども、私もこの倫選特の委員会で多岐にわたる討論、質疑をお聞きしておりまして、まだまだ詰めなければならない問題がたくさんある、それを何でこの時期に強行採決をしてまで決めていかなければならないのか、何をそんなに焦っているんだ、私はこのように思えてなりません。  例えば、立会人の問題でありますとか投票用紙等々、また、参考人のお話をお聞きしておりまして、与党の方から出てこられた参考人の方々まで、与党案のこれはちょっといろいろな問題がある、まだまだ詰めなければならない問題があるというようなことも発言がありましたし、そういうことを考えて、こういうことを強行するということは、すなわち政治不信を大きく招くことになるだろう、私はこのように思えて、非常に残念に思っているところでございます。  こういうときには、やはり原点に返って、また戻して、そして、何も恥ずべきことはありません、そういうことによって政治が信頼を回復することになると思いますので、そういうことを考えた与党の行動を私は強く望みます。  以上であります。

藤井孝男自由民主党

○藤井委員長 児玉健次君。

児玉健次日本共産党

○児玉委員 児玉健次です。  日本共産党を代表して、ただいまの、あす本会議という動議に強く反対いたします。  事柄は、国民の参政権、そして議会制民主主義の根幹にかかわる問題です。私は、ここにいらっしゃる同僚の議院運営委員会の皆さんに訴えたい。  ちょっと皆さん思い出していただきたい。この問題で私たちがこうやってテーブルに着いたのはいつだったでしょう。十月二十日でした。そのとき与党の皆さんは、野党の私たちの言った、この公選法改正案なるものについて本会議の趣旨説明をやろう、そして各党質問をやる、全議員参加の前で全体像をしっかりつかんで、その上で特別委員会で十分な審議を尽くそうと提案したにもかかわらず、本会議での趣旨説明、各党質疑を無視して、直接委員会に付託いたしました。それが十月二十日のことです。入り口はそういう形でした。  きょう、それを奇妙な形で出口にすることはできません。この議院運営委員会が七時半と言われていたときに、七時半に議院運営委員会が設定されるということはどんな効果をもたらしたか。そのときまでに、この議会制民主主義の根幹にかかわる問題について倫選特では採決をしろと促すような役割をしていた。これは、民主的な議会運営を進める責任のある私たちのなすべきことではない、こう考えます。  そこで私は申したい。この非拘束名簿式の問題について、衆議院の委員会での質疑は本当に短時日でした。二十三日月曜に、私たちはKSDの問題を提起いたしました。それがきのうの本会議でどういう議論になったかということを皆さんはよく御記憶だと思います。そして二十四日、これは私が直接やりましたが、今度の非拘束名簿式の根本的欠陥は、個人に対する得票が政党に読みかえられる問題、そして、そこから必然的に出てくる致命的欠陥としての連座制の問題を取り上げまして、きょうはもうその問題が委員会全体の議論になって、非常に論議が深まったと思います。そういう中で打ち切って進めていくということは、どうしてもできません。  私は最後に言いたい。先ほど特別委員長が何らかのことを申したかもしれませんけれども、皆さん、去年年金の審議を私たちはやったことがあります。そのとき、公聴会を設定する、公聴会を設定と同時並行的に採決の日程が決められて、そして与党その他は瑕疵ないと言いましたけれども、そんなことはあり得ないことだと差し戻されて、そして私はそのとき、大阪の地方公聴会にも行きましたし、何日かの質疑をいたしました。  きょう、野党四党の国対委員長が先ほど衆議院議長のところに、きょうの採決の不当性を訴えて、そして特別委員会への差し戻しを求めました。私のお聞きしているところでは、そのとき綿貫議長は、特別委員会委員長のとった行動の重みも考えないといけないが、野党の皆さんもこうして来られ、お話がありましたので、よく判断したい、こういうふうにお述べになったと私は聞いております。  もしこの議運の委員会であすの本会議を立ててしまったら、それらへの道が断ち切られますから、ぜひこの委員会では、あすの本会議を立てることに皆さん反対していただきたい、強くそのことを要望して、私の発言にいたします。

藤井孝男自由民主党

○藤井委員長 保坂展人君。

保坂展人社会民主党・市民連合

○保坂委員 社会民主党を代表して、保坂展人、私が、ただいま提出された動議に反対意見を述べます。  日本の社会は大変成熟をして、そしてまた勤勉で、かつ教育程度が高くて、世界でまれな経済成長を遂げ、景気が低迷しているとはいえ極めて世界の中で大きな役割を果たしているのは、議員の皆さんも御承知のとおりと思います。  きのうITの問題が本会議で論じられましたけれども、まさにIT社会で、映像で、あるいはさまざまなネットワークできょうの日本の国会における強行採決、しかも我が党の北川れん子議員が質疑をしている中、答弁もなく、そして、いきなり出された動議に野党理事が抗議をするところに、多数の衛視の皆さんが取り囲んで採決をするという姿、これはもう日本の国会がここまで来ているということを、残念ながら恥ずかしい姿を世界に示したと言わざるを得ないのです。私は大変に悲しいし、そして与党の皆さんにもぜひ我に返っていただきたい。  我々も、自由民主党と政権をともにした時代もあります。そのときに、やはり多数であるからといって、野党が少数であるからといって、野党の意見を全く聞かないで、しかも今回、参議院の経過では、参議院の議長がこの成り行きを案じて、結局はあっせん案を出し、そしてその後に辞職をされるという重大な経過、御存じのとおりです。  そういう法案をこんなに短期間で、しかも野党各党から出ているように、一つ一つの点については十分詰め切れないまま、そして、来年ですよ、参議院選挙は。来年の参議院選挙に向けて一体どうやって国民にこれを知らせて、制度として定着させていくのかということを考えたときに、これは国会というところ、政治というところが、少なくともどんな立場の国民からも、若者からも、選挙権がない人たちからも信用をされるところ、そして、これは国民の代表が、選んだ国会議員がきちっとこの制度について精査をしてつくったのだと思えるような審議のあり方をやはり与党として責任を持っていただきたい。与党の責任放棄だと言わざるを得ないと思います。  こういったやり方が次々と続くようでは、本当に世界の中で、日本の国会はどうなっているのかということで、数の力、与党の独裁ということだけで突っ走るのであれば、国会の機能は本当に死んでしまいます。  社民党としては、あしたの本会議、ぜひ今この瞬間思いとどまっていただきたい。議運の委員長にも、議長、副議長さんにも、ぜひともここは判断のしどきだということを訴えて、私の意見を終わります。

藤井孝男自由民主党

○藤井委員長 それでは、逢沢一郎君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕

藤井孝男自由民主党

○藤井委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。  なお、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後七時五十六分散会

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