国会等の移転に関する特別委員会 第1号
- 発言数
- 10 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 2000/07/28
会議録
○三重野栄子君 ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条によりまして、年長のゆえをもって私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。よろしくお願いいたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○山崎正昭君 委員長の選任につきましては、主宰者の指名に一任することの動議を提出させていただきます。
○三重野栄子君 ただいまの山崎君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三重野栄子君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に前川忠夫君を指名いたします。(拍手) ───────────── 〔前川忠夫君委員長席に着く〕
○委員長(前川忠夫君) 一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き本委員会の委員長に選任をされました。 皆様方の御指導、御協力を賜り、公正かつ円満な運営に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手) ─────────────
○委員長(前川忠夫君) ただいまから理事の選任を行います。 本委員会の理事の数は四名でございます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(前川忠夫君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に国井正幸君、山崎正昭君、山下八洲夫君及び渡辺孝男君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(前川忠夫君) 次に、国会等の移転に関する調査を議題とし、本委員会が先般行いました実情調査につきまして報告を聴取いたします。山下八洲夫君。
○山下八洲夫君 それでは、岐阜・愛知地域の視察の報告をさせていただきたいと思います。 去る五月二十二日、前川委員長、山崎理事、渡辺理事、和田委員、そして私、山下の五名は、愛知県及び岐阜県において国会等の移転に関する実情調査を行ってまいりました。 今回、調査をいたしました岐阜・愛知地域は、昨年十二月の国会等移転審議会の答申において移転先候補地として選定された地域の一つでありまして、両県が候補地として表明している地域は、岐阜県の多治見市、土岐市など二十八市町村に広がる約二十四万ヘクタールの岐阜東濃地域、並びに愛知県の豊田市、岡崎市など八市町村に広がる約十二万ヘクタールの西三河北部地域であります。 今回の調査は、概況説明会において両県の関係者から説明と意見表明を聞き、意見の交換を行った後、両地域を視察いたしました。 以下、その概要を御報告申し上げます。 まず、名古屋市において行われました概況説明会について御報告いたします。 最初に、神田真秋愛知県知事から、岐阜・愛知地域が移転先として最適な理由の第一に、全国各地からアクセスしやすく国民的合意が最も形成しやすい地域であること、第二に、四つの国土軸が交わる極めて交流拠点性の高い地域であり国土の均衡ある発展を促す上でも重要な地域であること、そして第三に、既存の都市集積や高速交通基盤を活用できるため投資費用を最小限に抑えることができることの三点が挙げられたほか、広域的な取り組みとして、中部圏知事会の活動を初め、中部経済界等の協力も得ながら国土の中央への移転実現に向けた取り組みを行っている。この地域は東西の接点に位置し、東海道新幹線や自動車道が集中する全国的な交通の要衝となっており、第二東名や東海環状自動車道等の整備によりこの地域の交流拠点性は飛躍的に向上する。空港については、名古屋空港のほか中部国際空港の整備が二〇〇五年の開港を目指して着々と進められている。また、西三河北部ゾーンは北部、東部に新規開発可能な緑の丘陵地が広がっているほか、徳川家康と三河武士にまつわる歴史文化に彩られ、地域を貫流する矢作川の水辺や里山の緑など憩いの場となる自然空間も豊富な地域であるとの説明がありました。 続いて、大野慎一岐阜県副知事から、岐阜東濃ゾーンの特徴として、第一に、人口重心に近接し、また高速道路のほかリニア中央新幹線構想などの交通インフラが整備されることから移転に伴う経費が少なくて済む地域である。第二に、五十ヘクタール以上のまとまりのある国公有地が四万四千ヘクタール以上あり、さらに東濃地域内に約六十カ所あるゴルフ場を活用することにより自然資源にできるだけ負荷をかけない新都市づくりが可能となる。そして第三に、中山道沿いの歴史資源や木曽川を背景とした自然資源にも恵まれた地域であるということが言える。また、移転先候補地に選定されたことは地域のすばらしい立地条件が認められたものと考え、この地域が持つすぐれた自然的・社会的環境を守りながら二十一世紀のモデルとなる新都市構想をつくり上げていきたいとの説明がありました。 両県からの概況説明の後、地元関係者から取り組み状況の説明及び意見の表明がありましたので、順次御紹介いたします。 まず、神戸昭治愛知県議会議長から、愛知県議会では、当地域への首都機能移転の実現を求める旨の意見書を採択するとともに首都機能移転調査特別委員会を設置し、積極的に取り組んでいる。また、首都機能移転東海四県議会連絡協議会においては、国土の中央が移転先として最もふさわしい地域であるとの共通認識に立って精力的に活動を進めている。 次に、田口淳二岐阜県議会議長から、岐阜県議会では、首都機能移転に関する意見書を採択するとともに首都機能移転対策特別委員会を設置し、移転の実現を目指して取り組んでいる。当地域は広大な丘陵地と豊富な歴史・文化・自然資源が特徴であり、自然との共生や風格ある景観などを主要なテーマとする二十一世紀の首都に最適な場所であると確信している。 次に、西三河首都機能移転推進協議会会長である鈴木公平豊田市長から、西三河北部地域首都機能移転連絡調整会議を組織し取り組んできたが、移転先候補地として選定されたのを機に西三河首都機能移転推進協議会に変更し、今後とも積極的な推進活動を行っていきたい。当地域へのアクセスの容易性、都市機能の適度の集積、穏やかな気候などの優位性をアピールしていけば、当地域への移転が実現するものと考えている。 次に、岐阜東濃地域首都機能誘致促進期成同盟会会長である西寺雅也多治見市長から、首都機能移転計画具体化研究会において既に国会都市の候補地として五つのエリアを選定し公表した。また、自然環境を保全する区域を明らかにするため、同研究会内に保全区域指定調査部会を設置し研究することとしている等、それぞれ発言がありましたほか、経済界の高橋治朗名古屋商工会議所副会頭から、新首都「中部」推進協議会を設立したのを初め、東海商工会議所連合会及び中部九県商工会議所会頭会議において首都機能移転を目指す決議を行い、地元における合意形成に努めている。 須田寛中部経済連合会副会長から、国会等の移転は行財政改革の一環であり、その契機とされていた。しかるに、財政難を理由とする反対論や景気刺激対策としての賛成論があるなど、国家百年の計の観点から検討すべきことであるにもかかわらず議論が混乱している。国会においても首都機能移転の必要性を原点に立って確認してほしい。 東美濃・西三河北部新首都構想推進協議会会長である坂崎重雄岐阜県商工会議所連合会副会長から、県下の全商工会議所では東濃地域の候補地としてのすばらしさを周知するための努力をしている。また、県境を超えた誘致活動を展開するため、東美濃・西三河北部新首都構想推進協議会を設立した等の発言がありました。 この後、意見の交換が行われ、首都機能移転に伴う環境問題への対応、首都機能移転の原点に立った議論の必要性、国民の合意形成づくり、民有地を含めた土地取得の可能性、各候補地の地域を超えた取り組みの必要性等について意見が述べられました。 以上で概況説明会を終わり、この後、移転候補地を視察いたしました。 まず、土岐市にあります核燃料サイクル開発機構東濃地科学センターにおいて東美濃丘陵を視察いたしました。ここでは、公有地とゴルフ場を活用することにより用地の確保が可能であり、水の確保についても木曽川の丸山ダムの再開発計画があり、期待しているとのことでありました。 続いて、同市内のセラテクノ土岐に移動し、目前に広がる標高百三十メートルから二百五十メートルの丘陵地を視察いたしました。 次に、豊田市に移りまして、西広瀬工業団地から西三河北部地域を視察いたしました。ここでは、北・西部に新規開発可能な丘陵地があり、高速交通体系は、東名に加え第二東名、東海環状自動車道が地域を縦断する形で整備される予定になっている。また、このあたりは名古屋から三十キロメートルの距離だが、間にはグリーンベルトがあり市街地が連檐することはないとの説明がありました。 以上が調査の概要であります。 最後に、私どもの調査にお忙しい中をいろいろと御協力いただきました関係者の皆様に感謝を申し上げまして、報告といたします。
○委員長(前川忠夫君) 以上で報告の聴取は終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十一分散会