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145回国会参議院1999/08/13

文教・科学委員会 第15号

発言数
18
登壇者
2
会派数
2
開催日
1999/08/13

会議録

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、世耕弘成君及び仲道俊哉君が委員を辞任され、その補欠として岡野裕君及び井上裕君が選任されました。     ─────────────

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に日下部禧代子君を指名いたします。     ─────────────

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 小学校、中学校及び高等学校の学級規模の適正化の推進等に関する法律案を議題といたします。  発議者石田美栄君から趣旨説明を聴取いたします。石田君。

石田美栄民主党・新緑風会

○石田美栄君 ただいま議題となりました小学校、中学校及び高等学校の学級規模の適正化の推進等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  これまで我が国の学校教育は、画一的に知識を教え込むことに重点が置かれ、知識の量を競う受験競争がこれを一層助長してきました。そのため、子供たちの個性を尊重し豊かな人間性をはぐくむ教育が見失われてきたのであります。  また、このようなことも背景に、校内暴力やいじめなどが頻発し、不登校の子供の数が急増するとともに、近年ではいわゆる切れる子による暴力行為や、授業が成立しない学級崩壊などの現象も発生し、学校教育が深刻の度合いを深めていることは御存じのとおりであります。  学校教育の衰退とも言えるこのような状況にどのように対応していくのか。このことに我が国の将来がかかっていると申し上げても過言ではありません。学校が子供たち一人一人を尊重し、その可能性を引き出し、はぐくむという本来の姿を取り戻すために、でき得る諸施策をちゅうちょなく講じていかなければならないと考えます。  中央教育審議会は、今後における学校教育のあり方を、ゆとりの中で子供たちに生きる力をはぐくむことであるとし、みずから学びみずから考える教育への転換を掲げるとともに、学校が子供たち一人一人を大切にし、子供たちが自分のよさを見出し、それを伸ばし、存在感や自己実現の喜びを実感できることが重要であると指摘しております。  学校が教育効果を高め、子供たちが学校生活を通して喜びや楽しさを実感するには、教職員と子供たちとの全人格的な触れ合い、きめ細かな生活指導、生徒指導、丁寧でわかりやすい授業などが不可欠であります。そしてそのためには、教育諸条件の一層の整備が必要であり、とりわけ他の先進諸国に比べ学級規模が大きい我が国においては、学級規模の適正化にまず取り組まなければならないと考えます。  現在、公立の小学校及び中学校については公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律によって、公立高等学校については公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律によって、それぞれ一学級の児童・生徒数の標準は四十人とされているところであります。また、国立及び私立の小学校及び中学校の一学級の児童・生徒数は、昭和二十二年の学校教育法施行規則制定以来その標準は五十人以下と、高等学校は昭和二十三年の高等学校設置基準制定以来四十人以下とされ、半世紀以上も経過した現在まで据え置かれております。  教育は未来への先行投資であります。現在を将来につなぐ営みであり、未来への希望と期待の具体化であります。二十一世紀を目前に控え、我が国は今一大転換点に立っております。このようなときであればこそなお、未来を担う子供たちのために教育の問題を最優先課題とすべきであります。  荒廃とも言われる学校教育の現状に歯どめをかけ、その再生を図るべく、学校教育の最も基礎的な条件である学級規模を三十人以下に縮小すること等を推進するため、本法律案を提案した次第であります。  次に、本法律案の主な内容について申し上げます。  第一は、目的であります。  この法律は、児童及び生徒の個性に応じた多様な教育の実施と、きめ細かな教育指導の一層の充実を図るため、小学校、中学校及び高等学校の学級規模の適正化の推進等に関し必要な事項を定めることを目的といたしております。  第二は、国及び地方公共団体の責務についてであります。  国及び地方公共団体は、小学校、中学校及び高等学校における一学級の児童または生徒の数が、それぞれ三十人以下となるよう学級規模の適正化の推進に関し必要な施策を講ずるものといたしております。  第三は、小学校等の設置者の責務についてであります。  小学校、中学校または高等学校の設置者は、その設置する学校における一学級の児童または生徒の数が、それぞれ三十人以下となるよう学級規模の適正化に努めなければならないものといたしております。  第四は、公立の小学校、中学校及び高等学校の学級編制及び教職員配置改善計画の策定についてであります。  政府は、学級編制の標準を現行の四十人から三十人に引き下げること等のため、公立の小学校、中学校及び高等学校について、それぞれ平成十三年度を初年度とする学級編制及び教職員配置改善計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならないものといたしております。  また、政府は、これらの改善計画を実施するため、必要な法制上及び財政上の措置その他の措置を講じなければならないものといたしております。  第五は、学校法人への助成措置についてであります。  国は、小学校、中学校または高等学校を設置する学校法人に対し、一学級の児童または生徒の数を三十人以下とすることに伴う教職員の配置の改善及び学校施設の整備に必要な助成措置を講ずるものといたしております。  以上が本法律案の提案の理由及び内容の概要であります。  何とぞ、十分御審議の上、速やかに御賛成くださいますようお願い申し上げます。

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。     ─────────────

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) これより請願の審査を行います。  第二号私学助成の抜本的拡充と公私共に三十人学級の実現に関する請願外百十九件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一一九号私学助成に関する請願、第四一三六号義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願外五件及び第四一三八号学卒未就職者の奨学金返済延期に関する請願外二件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第二号私学助成の抜本的拡充と公私共に三十人学級の実現に関する請願外百九件は保留とすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 継続審査要求に関する件についてお諮りいたします。  小学校、中学校及び高等学校の学級規模の適正化の推進等に関する法律案につきましては、閉会中もなお審査を継続することとし、本案の継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  教育、文化、学術及び科学技術に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     ─────────────

南野知惠子自由民主党

○委員長(南野知惠子君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  会期終了日を迎えた今日に至るまで、委員長としての職責を大過なく果たすことができましたことは、ひとえに委員各位の皆様方の御協力のたまものであり、心から御礼を申し上げます。  ありがとうございました。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十二分散会

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