議院運営委員会 第37号
- 発言数
- 4 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1999/07/14
会議録
○委員長(岡野裕君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 本会議における国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システムの確立に関する法律案の趣旨説明聴取に関する件を議題といたします。 本件につきましては、理事会において協議をいたしましたところ、日本共産党及び社会民主党・護憲連合からは趣旨説明聴取の希望が取り下げられませんでした。 委員長といたしましては、本法律案の趣旨説明を本会議において聴取することなく委員会に付託いたしたいと存じますが、本件に対し意見開陳の申し出がございます。三重野栄子君。
○三重野栄子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表いたしまして、国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システムの確立に関する法律案について本会議趣旨説明、質疑を省略して委員会に付託することに反対の意見を表明いたします。 実は、この結論を、もう少し時間をいただきたくて皆様方にはお時間を割いていただきまして大変恐縮でした。しかし、それまでに結論が出ませんでしたので、意見を表明させていただきます。 その理由の第一は、人事権の大臣への実質的移転、職務職階制に基づく官僚の権限と責任の明確化などの条件の整備を行わないまま副大臣、大臣政務官を設置しても、政策決定過程における官僚支配は何ら変わり得るものではないと考えます。また、倫理規範も不十分であり、政官業の癒着の深化、利権政治の拡大に対する懸念は解消されません。 第二に、国家基本政策委員会は、イギリス議会の本会議主義に目をつぶって形だけ移植されたものでありまして、週一回四十分では審議の意味もなく、合同審査によって参議院の意味を侵害するおそれがあることです。また、参議院二十人の委員の役割も不明でございます。 第三に、政府委員制度の廃止によって、官僚に対する追及が不可能になるおそれがあることです。質問者が必要とする場合には指名する官僚の出席を求めることができるようにし、答弁を求められたとき以外は発言してはならないものとすべきであります。 第四に、立法府を活性化し、国民の負託に一層こたえることができるようにするためには、まず国会の政策立案機能が十分発揮されるようにすべきであり、調査室、法制局等の充実、発議要件の緩和などの国会改革にまず取り組む必要があると考えます。 明治以来の官僚内閣制を脱却し、議会制民主主義の本来の意味である国会内閣制へ改革することは、今や国民的課題です。しかし、本法律案は、議院内閣制の本来の機能を強化するものどころか、与党と内閣の一体化による強権的政治の土壌となり、逆に国会を形骸化するとともに、官僚制の民主化を阻害する危険性がないとは言えません。 行政府と立法府のかかわり方、国会の運営のあり方、政治家の資質等に全面的な見直しを迫る重要法案であり、あくまで本会議での趣旨説明、質疑を求めることを強調いたしまして、私の意見表明とさせていただきます。
○委員長(岡野裕君) 三重野栄子君の御意見はお聞き及びのとおりであります。 これから採決を行います。 本法律案の趣旨説明を本会議において聴取することなく委員会に付託することに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(岡野裕君) 多数と認めます。よって、そのように決定をいたしました。 本日はこれにて散会をいたします。 午後一時五分散会