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144回国会参議院1998/11/27

国会等の移転に関する特別委員会 第1号

発言数
13
登壇者
5
会派数
3
開催日
1998/11/27

会議録

長谷川清民主党・新緑風会

○長谷川清君 ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。

平田耕一自由民主党

○平田耕一君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

長谷川清民主党・新緑風会

○長谷川清君 ただいまの平田君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

長谷川清民主党・新緑風会

○長谷川清君 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に松田岩夫君を指名いたします。(拍手)     —————————————    〔松田岩夫君委員長席に着く〕

松田岩夫民主党・新緑風会

○委員長(松田岩夫君) 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き本委員会の委員長に選任されました。  皆様方の御指導、御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。     —————————————

松田岩夫民主党・新緑風会

○委員長(松田岩夫君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松田岩夫民主党・新緑風会

○委員長(松田岩夫君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に国井正幸君、平田耕一君、長谷川清君及び加藤修一君を指名いたします。     —————————————

松田岩夫民主党・新緑風会

○委員長(松田岩夫君) 次に、国会等の移転に関する調査を議題とし、本委員会が先般行いました委員派遣について、派遣委員の報告を聴取いたします。加藤修一君。

加藤修一公明党

○加藤修一君 それでは、報告いたします。  去る十月二十八日、松田委員長、平田理事、国井理事、市川委員、久野委員、山下善彦委員、郡司委員、緒方委員、そして私、加藤の九名は、宮城県において国会等の移転に関する実情調査を行ってまいりました。  以下、その概要を御報告いたします。  移転先候補地の宮城県南部地域は、白石市、角田市などを含む二市九町で構成され、三つのまとまった開発適地を擁しております。  今回の調査では、白石市と丸森町にまたがり、阿武隈山地の西北端部に位置する大張大蔵山の標高約二百八十メートル地点の眺望ポイントから、眼下に緩やかな起伏を持って広がる緑豊かな丘陵地を視察いたしました。  現地においては、派遣委員から土地の所有関係及び水源について質問があり、民有林がほとんどであること、蔵王連峰からの雪解け水が流れ込む総貯水量一億九百万トンの七ケ宿ダムがあり新たな水源の開発は必要がないことが説明されました。  次に、概況説明会における宮城県知事ほか関係者の方々の説明及び派遣委員との意見交換の概要について申し上げます。  浅野宮城県知事からは、宮城県南部地域は移転先候補地のうちでは最も北にあるが、ほとんど積雪はなく、不快指数の高い日数も東京の三分の一以下、台風の直撃も少なく温和で快適な気候であり、地震については東京との同時被災の可能性はなく安全性が高いこと。約一万ヘクタールの開発適地が存在し、国が想定する移転総人口五十六万人、開発規模八千五百ヘクタールの枠組みに十分対応可能であり、水資源もあり余るほど豊富に存在し新都市建設のために新たにダムをつくる必要がないこと。また、新幹線、鉄道や高速自動車道のほか空路、海路など多様な交通手段・経路の存在、さらに仙台市、山形市、福島市を結ぶトライアングルエリアのほぼ中央にあることにより周辺都市機能の活用、連携が容易にできることなどの利点が説明され、「未来とみどりが融け合う ほくとう新都市」を基本理念とし、「国民に開かれた小さな政治行政都市」、「人とみどりと水が織りなす地球環境都市」等を新都市づくりの目標に掲げていることがアピールされました。  また、新都市においては、緩やかな丘陵地や特徴ある植生などの自然を生かして緑の島状にクラスターを分散配置し、自然に溶け込む都市づくりを実現し、中心となるクラスターの中央地域には首都機能の中枢を効率的に配置するなどの構想が示され、その人口や開発規模は行政改革、地方分権、規制緩和の進展、そして宮城県ならではの母都市仙台の都市機能を活用すれば国の試算より相当縮小可能となり、土地取得単価の安さ及び既存交通インフラが十分活用できることから、移転総費用は確実に抑えられるとのことでありました。  さらに、首都機能移転の意義について、多彩な自然と原日本的な風景を生かした環境共生都市を築いていくことによって新しい生活スタイルや都市づくりの技術の普及が可能となり、この意味で日本の未来のあり方、進路を国の内外に鮮明に示すことになること。これまでの太平洋ベルト地帯から離れたこの地域に移転することによって国土上の機能分担が明確になり、名実ともに一極一軸型国土構造の是正が行われ、東京を中心とする価値観の変化と地方分権の推進と相まって全国的な地域の自立を促す起爆剤になることが強調されました。  次に、宮城県議会の高橋首都機能移転対策特別委員長からは、県議会における取り組みについて、平成四年十月に首都機能移転に関する決議を採択したのに続き、平成八年三月に再度、首都機能移転の推進と本県南部地域への移転を要望する決議を採択するとともに、県議会議員全員構成による首都機能移転対策特別委員会を設置し、関係団体との緊密な連携のもと、行政サイド、民間サイドの世論醸成に努め、本県南部地域への移転実現に全力を傾注しているとの説明がありました。  次いで、移転先候補地の地元二市九町を代表して、佐藤角田市長からは、同地域のすぐれた適性の紹介と、昨年二月に角田フォーラムが開催され住民が多数参加した中でおよその合意が得られたと確信している旨の発言がありました。  さらに、全国でもいち早く昭和六十三年に設置された官民一体の推進組織である宮城県首都機能移転促進協議会の手島副会長からは、二十年以上前に仙台重都構想があって、宮城県では全般的に関心が高く、同協議会には全県挙げて二百二十五団体が参加、新しい世紀の国土づくりに役立たせたいとの気持ちが強く、熱心に活動を行っている旨の発言がありました。  その後行われた関係者の方々と派遣委員との意見交換におきましては、民有地が多いということで土地取得に苦労するのではという質問に対して、知事から確かに国公有地は少ないが民有地を借り上げるリースホールド方式を検討している、また土地所有者である方々も積極的に移転推進に参画している状況があるので実際十分な理解と協力が得られると考えているとの答弁があったほか、地元住民アンケートの内容分析、クラスターの具体的イメージ、国の想定よりあえてコンパクトな基準で新都市を提案した考え方、移転に要する県の財政的支出の見通し、国家財政厳しい中での首都機能移転問題に関する認識などについて質疑応答が行われました。  以上が調査の概要でありますが、調査に御協力いただいた方々に厚く御礼申し上げて、報告を終わります。  以上でございます。

松田岩夫民主党・新緑風会

○委員長(松田岩夫君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。  本日の調査はこの程度にとどめます。     —————————————

松田岩夫民主党・新緑風会

○委員長(松田岩夫君) この際、井上国土庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。井上国土庁長官。

井上吉夫自由民主党北海道開発庁長官・沖縄開発庁長官

○国務大臣(井上吉夫君) このたび国土庁長官及び首都機能移転担当大臣を拝命いたしました井上吉夫でございます。よろしくお願いを申し上げます。  国会等の移転は、来るべき二十一世紀を展望した極めて重要な課題であります。  参議院におかれましては、平成二年の国会等の移転に関する決議を初め、平成四年の国会等の移転に関する法律の制定、さらには平成八年の同法の一部改正等、本問題に積極的に取り組んでこられました。政府としては、このような取り組みに対して深く敬意を表する次第であります。  国会等の移転に関しましては、現在、国会等移転審議会におきまして移転先の候補地の選定に向けた調査、審議が精力的に進められております。本年一月には三つの調査対象地域が設定され、これを受けて現地調査等が実施されたところであります。今後、地域ごとの詳細な調査が進められるとともに、公聴会の開催、候補地間の相互比較、総合評価等が行われ、来年秋ごろを一応の目安として候補地の選定作業を行うこととされております。  国土庁といたしましては、各種調査を着実に推進するとともに、国会等の移転に対する国民的な合意形成の促進に努め、その具体化に向けて積極的な検討を行ってまいる所存であります。  松田委員長を初め各委員の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手)

松田岩夫民主党・新緑風会

○委員長(松田岩夫君) 本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十三分散会

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