文教・科学委員会 第2号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1998/09/10
会議録
○委員長(南野知惠子君) ただいまから文教・科学委員会を開会いたします。 教育、文化、学術及び科学技術に関する調査を議題といたします。 まず、文教行政の諸施策に関する件につきまして、有馬文部大臣から発言を求められておりますので、これを許します。有馬文部大臣。
○国務大臣(有馬朗人君) 皆さん、おはようございます。このたび文部大臣を拝命いたしました有馬朗人でございます。 委員長を初め、委員の皆様方には日ごろから文教行政の推進に格段の御理解、御支援を賜り、この場をおかりいたしまして厚く御礼を申し上げます。 来るべき二十一世紀において我が国が活力ある国家として発展し、科学技術創造立国、文化立国を目指していくためには、国政の基盤でございます教育、学術、文化、スポーツの振興が極めて重要であると認識しております。次代を担う子供たちがたくましく心豊かに成長することは、二十一世紀を確固たるものとするための基本でございます。私は、教育改革プログラムの着実な実施など、教育改革の推進に最大限努力をいたしたいと考えております。 特に、子供たちにゆとりの中で生きる力をはぐくむことを目指し、正義感や倫理観、思いやりの心などの豊かな人間性をはぐくむ心の教育を推進していくことが必要でございます。不登校児童生徒数が十万人を超え、過去最高の状況となっておりますことも大変深刻な問題と憂慮いたしております。 このため、家庭の教育力の回復に向けた取り組みの強化や地域全体で子育てを支援するための基盤整備を推進するとともに、家庭や地域との連携を図りながら、一人一人の個性を生かす教育の充実、教員の指導力の向上、教育相談体制の整備などに努めていきたいと考えております。 さらに、教育課程の改善につきましても、教育課程審議会の答申を踏まえ、本年度中に学習指導要領の改訂を行うなど、精力的に取り組んでまいりたいと思います。 また、子供たちがその個性に応じて多様な選択ができる学校制度の実現を図ることが必要でございます。その一つとして、中高一貫教育制度につきまして、来年度からの実施に向けて諸準備を進めているところでございますが、今後、各地方公共団体での取り組みを一層促進してまいりたいと考えております。 さらに、教育の地方分権を進めるとともに、主体性のある学校運営など、現場の自主性、自律性を尊重した学校づくりを進めることが極めて重要でございます。今月中に中央教育審議会において「今後の地方教育行政の在り方について」の答申がまとめられる予定でございますが、この答申を踏まえながら地方教育行政制度の改革に取り組んでまいる所存であります。 また、国際社会の中で競争力を維持し、活力あふれる社会を実現するためには、大学改革と研究振興の一層の推進を図っていかなければなりません。そのため、人材養成と研究の両面で国際的に通用する大学を目指し、大学審議会及び学術審議会における審議を踏まえつつ大学改革を進めるとともに、学術研究、科学技術振興の総合的な展開を図るため、研究費の充実、科学技術庁との連携の強化、産学官の連携の推進などの諸施策の充実に努めてまいりたいと思います。 同時に、教育費負担を軽減するため、育英奨学事業の抜本的拡充を図るとともに、私立学校の役割の重要性を踏まえ、私学助成の充実など私学の振興に引き続き努力してまいります。 さらに、二十一世紀に向けた新しい文化立国にふさわしい創造的な芸術文化の振興と文化財の保護活用に努力するとともに、国民のスポーツ環境の整備の計画的推進、留学生交流等国際教育文化交流の推進に努力するなど、文教行政の諸課題に全力を尽くして取り組んでまいる所存でございますので、委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、私のごあいさつといたします。 ありがとうございました。
○委員長(南野知惠子君) この際、森田文部政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。森田文部政務次官。
○政府委員(森田健作君) おはようございます。このたび文部政務次官を拝命いたしました森田健作でございます。よろしくお願いいたします。 ただいま大臣から申し上げましたように、教育、学術、文化、スポーツの振興は国政の基盤であり、また子供たちに思いやりや倫理観などの豊かな人間性をはぐくむことが重要な課題となっております。 私は、文部大臣の御指導のもと、大臣をよく補佐し、教育改革の推進を初め、教育、学術、文化、スポーツの振興に取り組んでまいる所存であります。特に、今日の深刻な教育課題であるいじめの問題や、幼児期から小学校にかけての時期における基本的なしつけが大切であると考えております。今後一層、幼児教育の充実を初め、心の教育の推進に全力を尽くして取り組む決意であります。 委員長初め諸先生方の御指導、御鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。
○委員長(南野知惠子君) 次に、科学技術振興のための諸施策に関する件につき、竹山科学技術庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。竹山科学技術庁長官。
○国務大臣(竹山裕君) このたび、小渕内閣発足に伴い、科学技術庁長官を拝命いたしました竹山裕でございます。 委員長を初め委員各位におかれましては、日ごろから科学技術行政の推進に当たり格段の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。 我が国が二十一世紀に向けて経済構造改革を実現し、豊かな社会を迎えるためには、積極的に科学技術を振興し、科学技術創造立国を実現することが重要な政策課題となっております。 このため、科学技術庁といたしましては、科学技術基本法及び科学技術基本計画を踏まえ、社会的、経済的ニーズに対応した未踏の科学技術分野へ挑戦していくことなど、積極的な政策展開を図っているところであります。特に、現下の困難な経済状況にかんがみれば、新産業創出を促すような先端科学技術分野の研究開発やその成果の活用の推進が経済再生を進めていく上で大きな原動力になるものと信ずるところであります。 このような観点から、高度情報通信社会の実現に向けた情報科学技術、広範な応用可能性が見込まれるゲノム科学研究、脳科学研究などの重要戦略分野の研究開発を重点的に推進するほか、研究開発によって生じた成果の活用の促進など、新技術と新規事業の創出に資する科学技術環境の整備に努めてまいります。 科学技術創造立国を目指していくためには、研究者の創造性を最大限に発揮できる活力と魅力のある研究環境を具現化するとともに、独創的な基礎研究を強化することが重要であります。このため、より柔軟な研究開発システムの構築を目指した諸施策を展開するとともに、科学技術振興調整費や戦略的基礎研究推進事業などの競争的資金を活用した基礎研究を強力に推進してまいります。 また、宇宙開発につきましては、昨今の一連の事故、ふぐあいを踏まえ、これらの背後に共通な問題が存在する可能性も念頭に置きながら、宇宙開発委員会に設置した基本問題懇談会において鋭意検討を進めているところであります。今後、当懇談会での検討をも踏まえつつ、HⅡAロケットなどの宇宙輸送システムの開発、本年から組み立て開始が予定されております国際宇宙ステーション計画の推進、地球観測などの分野の人工衛星の開発に力を入れてまいります。 さらに、原子力の開発利用につきましては、動力炉・核燃料開発事業団が真に国民の負託にこたえることのできる機関として再出発できるようにするとともに、安全確保の徹底や、新たな原子力政策円卓会議の開催などによる国民各界各層との対話の促進など、国民に真に信頼される原子力行政の確立に向けて最大限の努力を講じてまいります。 また、核燃料サイクルについて、その確立に向けて高速増殖炉や高レベル廃棄物処分を初めとする研究開発を着実に推進するとともに、核融合や放射線を利用した基礎研究などの先導的原子力研究開発を積極的に行ってまいります。 以上のような科学技術の振興に当たって、政府の研究開発投資の拡充になお一層の努力をしてまいる所存でありますが、一方で、研究開発活動の効率化、活性化を図っていくことが必要であり、研究資金等の研究開発資源の適切な配分、研究開発の厳正な評価、省庁の枠を越えた積極的な連携などを推し進めてまいります。 私は、科学技術に課せられた重大な使命を全うするべく、科学技術行政の責任者として全力を尽くしてまいります。 南野委員長を初め委員各位の御支援、御協力を心からお願い申し上げます。
○委員長(南野知惠子君) この際、稲葉科学技術政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。稲葉科学技術政務次官。
○政府委員(稲葉大和君) おはようございます。このたび科学技術政務次官を拝命いたしました稲葉大和でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 一言ごあいさつ申し上げます。 ただいま大臣のあいさつにもありましたように、我が国が経済再生に向けて現下の困難な経済状況を克服し、活力のある豊かな国民生活を実現するためには科学技術の振興を強力に推進することが極めて重要であります。 私は、経済再生、ひいては人類と我が国の未来を開く科学技術創造立国を実現するため、全力を挙げて大臣の補佐に努めてまいります。 また、動燃事業団の新法人への抜本的な組織がえ、そして国民の皆様に信頼される原子力行政の確立は必要不可欠な喫緊の政策課題であり、これらの遂行につきましても大臣とともに鋭意努力してまいります。 委員長を初めとする委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りまして、政務次官として科学技術の振興に精励してまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げる次第であります。 ありがとうございました。
○委員長(南野知惠子君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時十六分散会