本会議 第23号
- 発言数
- 52 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1998/04/24
会議録
○議長(斎藤十朗君) これより会議を開きます。 議員横尾和伸君は、去る一日逝去されました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。 同君に対しましては、議長は、既に弔詞をささげました。 ここにその弔詞を朗読いたします。 〔総員起立〕 参議院はわが国民主政治発展のため力を尽くされました議員横尾和伸君の長逝に対しつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます ─────────────
○議長(斎藤十朗君) 倉田寛之君から発言を求められております。この際、発言を許します。倉田寛之君。 〔倉田寛之君登壇〕
○倉田寛之君 本院議員横尾和伸君は、去る一日、呼吸不全のため済生会福岡総合病院において逝去されました。最近体調を崩されていると伺い、案じておりましたが、御家族や私どもの一日も早い健康の回復を願う気持ちもむなしく、四十八歳の若さで不帰の客となられました。まことに痛惜哀悼の念にたえません。 私は、ここに、同僚議員各位のお許しを得て、議員一同を代表して、故横尾和伸君のみたまに謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。 昭和二十四年九月、東京都台東区浅草で三人兄妹の次男として誕生された君は、小学校のとき、両親の事業が社会の大きな壁に遭遇するという逆風の中で、苦学を余儀なくされましたが、両親の仕事を手伝う傍ら、すぐれた庶民感覚と社会的に弱い立場にある人を守る正義感を身につけて、成長されていかれたのであります。 君は、小学校一年から卒業するまでの六年間、夏休みの四十日間をずっと母親の郷里の山梨県甲府で過ごされたとのことであります。この間のことについて、君は生前、「みずのわ」という雑誌に随想を寄せて、少年時代に思いをいたし、「ザリガニの潜むせせらぎの渕、マコモに巻き付く水の流れをじっと見つめるのが、何故か好きだった。」と書き記しております。緑の田園風景に接しながら、君はそのころから水への親しみとともに、自然環境との共生の必要性を既に自覚されていたのかもしれません。 都立北園高校を卒業された君は、東京工業大学工学部に入学され、土木工学の構造力学の勉強に励まれたのでありますが、ちょうどそのころ、大きな社会問題になっていたイタイイタイ病、水俣病などの公害問題が君の人生の転機となりました。それらの報道に触れた君は、公害の撲滅と人の命を守る仕事こそ自分の天職と決意され、公務員となる道を選択されたのでありました。 昭和四十八年、国家公務員土木上級職試験に合格された君は、土木の専門家として環境問題に取り組みたいとの希望が強く、Tシャツ姿のままで環境庁を真っ先に職場訪問されたとのことであります。 しかし、環境庁では土木職の直接採用の予定はなく、なかなかよい返事がもらえなかったそうでありますが、君の環境問題への取り組みに対する意欲と熱意が受け入れられ、まず、厚生省に入省することとなりました。そして三年後には環境庁への出向も実現され、環境問題の技官として精力的かつ情熱的に仕事に取り組まれたのであります。 行政官としての君は、まるで水を得た魚のごとく、厚生省、環境庁、静岡県衛生部、国土庁などの職場で、水道や水質保全に関する水行政や環境問題の分野を中心に取り組まれ、大活躍をされました。 水道行政の分野において君が残した業績にはさまざまなものがありますが、代表的なものとしては「ふれっしゅ水道計画」が真っ先に挙げられるでしょう。これは二十一世紀に向けた我が国の水道整備の長期目標をまとめるものでありましたが、君はこの仕事の中心的な役割を果たされました。この計画は、今でも全国の水道関係者の指針とされている立派なものであり、君のその卓越した識見は今でも新鮮な輝きを放っております。 また、福岡都市圏水不足対策の一環として、今では福岡都市圏の水道用水になくてはならないものになっている福岡導水事業を、厚生省水道環境部時代に計画され、その担当者として奔走されました。 君の仕事への取り組みは、水泳で鍛えたスポーツマンらしい激しさと情熱を有しておりますが、その一方で、優しさとソフトさを兼ね備えており、君は、多くの同僚、後輩に大変慕われておりました。エリートにありがちなひとりよがりの思い上がったところは全然なく、どちらかというと少しシャイで生まじめな君は、今どき珍しい一本気な気質の持ち主でもありました。 行政官としても数々の業績を残し、将来を嘱望されていた君は、平成四年七月、十八年間の公務員生活を辞して、参議院通常選挙に福岡選挙区から立候補され、見事にトップ当選されました。当時の君の熱血あふれる選挙ポスターの一つに、若さと情熱を強調した、汗がしぶきとなって飛び散っている写真がありましたが、それが若者や受験生を中心に大人気となり、中には自宅にまで持ち帰る人も出るほどでありました。君の主張であった「人の生命と生活を大切にする」という、その真剣なまなざしが若者に感動を与えたに違いありません。 参議院においては、君は、厚生委員会、運輸委員会、予算委員会、環境特別委員会、災害対策特別委員会、産業・資源エネルギーに関する調査会等に所属され、専門の水・環境問題は言うに及ばず、社会保障、廃棄物対策、災害対策の充実など、常に生活者重視の観点から、人に優しい政治の実現に向け、真剣な取り組みを続けてこられました。 また、党にあっては、平成会政策審議会副会長等の要職につかれ、政策立案等の重要な党務に御活躍されたのであります。 君の、本院における活動の功績には枚挙にいとまがありませんが、水政策の専門家として、いわゆる水道水源二法の制定に御尽力されたのを初め、福岡都市圏の水対策に大きく貢献されたことを真っ先に挙げなければなりません。君は、党の福岡都市圏水対策本部長として、福岡都市圏の安定的な水資源対策、海水淡水化促進の提言等の活動を積極的に行ったのであります。 また、平成七年一月の阪神・淡路大震災を教訓に、安全対策の強化、実現が迫られている折には、君の委員会における真剣かつ熱心な取り組み等により、運輸省内に鉄道防災対策官というポストが平成八年五月に新設され、鉄道災害の防止等の施策の充実が図られたこともありました。 委員会、本会議における君の発言は、実に歯切れのいい語り口で、理路整然たるものがありました。その発言は、みずからの政治信条を自分の言葉で話しかけるものでしたが、気迫と熱気に満ちており、時には委員会室、議場を静まり返らすほどのすさまじい迫力がありました。 しかし、その陰で君は、人一倍努力をされておられました。自分の政治信条、選挙民との公約等を果たすため、役人等を囲んでは夜遅くまで勉強会を開いて、問題解決に向けて熱心に取り組んでおられたのであります。君の、麹町議員宿舎の応接室の利用がだれよりも突出していたことが何よりの証明であります。 平成九年度予算審議では、平成会の理事として、質問はもとより、証人の出張尋問、本会議での反対討論にも立たれ、政治献金、政治倫理の問題等を熱心に訴えておられました。仄聞するところによれば、そのころの君は腰にコルセットをつけ、痛みを必死に耐え、病気と闘い続けながら議員の職務を全うされたとのことでありました。 君の、議員としての最後の公務となったのは、昨年八月に行われた、君が事務局長を務める国連ハビタット推進議員連盟主催の、国連人間居住センター福岡事務所開設を記念する地域会議でありました。同会議は、住環境改善を先進国、途上国双方の世界的課題として解決を図っていくものでありますが、この問題こそ、君がライフワークとされた環境問題の集大成の取り組みが何よりも必要なものであります。 横尾和伸君、君の好きな言葉は「希望」でした。君の愛した「水」は、太陽の光を受け、大空にきれいなにじを描きます。君は、きっとそのようなきれいな明るい社会、未来に希望をつなげる政治の実現を目指していたのでしょう。 全力を傾けて本院に議席を得られてわずか五年十カ月、政治家としての大成の志半ばにして他界された君の御心中は、察するに余りあるものがあります。環境問題が地球的規模での対応を迫られている今日、君のような人材を失ったことは、御遺族の悲しみはもとよりのこと、ひとり本院のみならず、国家、社会にとりましても痛恨のきわみと申さなければなりません。 ここに、皆様とともに、謹んでありし日の横尾和伸君の御功績とお人柄をしのび、院を代表して、心から御冥福をお祈り申し上げ、哀悼の言葉といたします。 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第一 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件 日程第二 民生用国際宇宙基地のための協力に関するカナダ政府、欧州宇宙機関の加盟国政府、日本国政府、ロシア連邦政府及びアメリカ合衆国政府の間の協定の締結について承認を求めるの件 (いずれも衆議院送付) 以上両件を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。外交・防衛委員長及川順郎君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔及川順郎君登壇、拍手〕
○及川順郎君 ただいま議題となりました協定二件につきまして、外交・防衛委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、英国との原子力協定は、本年十月に終了する現行協定に引き続き、原子力の平和的利用における日英協力の法的枠組みを提供するものでありまして、核物質等の平和的非爆発目的使用、核物質防護措置の実施、核物質等が協定の適用を受けるための要件としての事前通告等を新たに定めるものであります。 次に、民生用の宇宙基地協定は、一九八八年に署名され、一九九二年に発効した、米国、欧州諸国、日本及びカナダの間の宇宙基地協定にかわる新たな協定でありまして、ロシアの参加に伴う所要の改正等を行い、新たな国際協力の枠組みを確立しようとするものであります。 委員会におきましては、日英原子力協定締結の目的とその意義、使用済み核燃料の再処理と放射性廃棄物の取り扱い、原子力技術の安全性、宇宙基地協力に我が国が参加する意義、日本実験棟の開発状況とその経費、宇宙の平和目的利用の確保等について質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終え、討論に入りましたところ、日本共産党の立木委員より両件に反対する旨の意見が述べられました。 次いで、それぞれ採決の結果、両件はいずれも多数をもって承認すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより両件を一括して採決いたします。 両件の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 百九十九 賛成 百八十二 反対 十七 よって、両件は承認することに決しました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第三 被災者生活再建支援法案(清水達雄君外六名発議)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。災害対策特別委員長浦田勝君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔浦田勝君登壇、拍手〕
○浦田勝君 ただいま議題となりました法律案につきまして、災害対策特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本法律案は、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、自由党、新党さきがけの六会派を代表する清水達雄君外六名の発議に係るものでありまして、自然災害により、その生活基盤に著しい被害を受けた者であって、経済的理由等によって自立して生活を再建することが困難なものの自立した生活の開始を支援するため、これらの者に対し、都道府県が相互扶助の観点から、拠出した基金を活用して、被災者生活再建支援金を支給するための措置を定めようとするものであります。 委員会におきましては、本法制定の理念、被災者生活再建支援金の支給対象等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知を願います。 質疑を終了し、内閣の意見を聴取した後、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して山下委員より反対の意見が述べられました。 次いで、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本法律案につきまして、阪神・淡路大震災の被災者に対し、被災地の復興基金事業として実施されている生活再建支援金などを含めて、本法の生活支援金におおむね相当する程度の支援措置が講じられるよう、国は必要な措置を講ずることを内容とする附帯決議が全会一致をもって付されております。 また、本法の制定に当たり、阪神・淡路大震災復興基金により実施されている支援措置については、地元県・市の主体性、独自性を生かしながら、地元において被災者の実情を十分把握し、適切な運用が検討されるよう期待する旨の委員長発言を行いました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより採決をいたします。 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 百九十八 賛成 百八十一 反対 十七 よって、本案は可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第四 裁判所法の一部を改正する法律案 日程第五 司法試験法の一部を改正する法律案 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上両案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。法務委員長武田節子君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔武田節子君登壇、拍手〕
○武田節子君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、裁判所法の一部を改正する法律案は、司法の機能を充実し、社会の法的ニーズにこたえるため、司法試験合格者を年間一千人程度まで増加することに伴い、時代の要請に適応した法曹養成制度を構築する観点から、司法修習生の修習期間を現行の二年から一年六カ月に短縮するとともに、司法修習生が国庫から給与を受ける期間について所要の改正を行おうとするものであります。 次に、司法試験法の一部を改正する法律案は、民事訴訟法及び刑事訴訟法についての知識が法曹となるのに必要不可欠なものである等の観点から、司法試験第二次試験の試験科目の適正化を図るため、論文式による試験及び口述試験の試験科目について、民事訴訟法及び刑事訴訟法を必須科目とするとともに、法律選択科目を廃止し、さらに口述試験の試験科目を憲法、民法、刑法、民事訴訟法及び刑事訴訟法の五科目としようとするものであります。 委員会におきましては、適正な法曹人口、法律選択科目廃止の理由と多様な法曹養成との関係、修習期間短縮と法曹教育のあり方及び司法試験と大学における法学教育との関連性等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録により御承知願います。 質疑を終局し、順次採決の結果、両法律案はいずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、両法律案に対して、附帯決議が付されております。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより両案を一括して採決いたします。 両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 百九十七 賛成 百九十七 反対 〇 よって、両案は全会一致をもって可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第六 宇宙開発事業団法の一部を改正する法律案 日程第七 美術品の美術館における公開の促進に関する法律案 (いずれも内閣提出) 以上両案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。文教・科学委員長大島慶久君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔大島慶久君登壇、拍手〕
○大島慶久君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、文教・科学委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、宇宙開発事業団法の一部を改正する法律案は、宇宙開発事業団の人工衛星等の打ち上げの業務の円滑な推進及び確実な被害者保護に資するため、宇宙開発事業団が行う人工衛星等の打ち上げにより第三者に損害を生じた場合の損害賠償措置を講ずるとともに、所要の規定の整備を行おうとするものであります。 委員会におきましては、宇宙開発分野における 国際協力、通信放送技術衛星「かけはし」の軌道投入失敗、宇宙開発事業団の開発体制等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、美術品の美術館における公開の促進に関する法律案は、国民が美術品を鑑賞する機会を拡大するため、美術品について登録制度を実施し、登録美術品の美術館における公開の促進等を図ろうとするものであります。 委員会におきましては、本法律案の目的、登録美術品の基準とその評価システム、美術品による相続税の物納のあり方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより両案を一括して採決いたします。 両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 二百一 賛成 二百一 反対 〇 よって、両案は全会一致をもって可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第八 大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律案 日程第九 特許法等の一部を改正する法律案 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上両案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。経済・産業委員長吉村剛太郎君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔吉村剛太郎君登壇、拍手〕
○吉村剛太郎君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、経済・産業委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律案は、大学等における技術に関する研究成果を民間事業者に効率的に移転するため、特定の技術移転事業者に対する助成金の交付、研究成果を活用する中小企業者への中小企業投資育成株式会社による出資の特例及び技術移転事業者が支払うべき特許料の免除等の措置を講じようとするものであります。 次に、特許法等の一部を改正する法律案は、工業所有権の保護の強化等を図るため、損害賠償制度の見直しによる権利者の損害補てんの適正化、登録要件としての創作容易性水準の引き上げ等意匠の権利保護の強化、特許料の引き下げ等を講じようとするものであります。 委員会におきましては、両法律案を一括して議題とし、技術移転事業の実施指針の明確化、技術評価及びマーケティングに精通した人材の育成、特許権等の侵害訴訟手続のあり方、工業所有権制度の国際的調和の促進等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終わり、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して山下委員より大学等技術移転促進法案に反対する旨の意見が述べられました。 次いで、採決に入り、まず大学等技術移転促進法案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本法案に対して、四項目の附帯決議を行いました。 次に、特許法等改正案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本改正案に対して、二項目の附帯決議を行いました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより採決をいたします。 まず、大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 二百 賛成 百八十三 反対 十七 よって、本案は可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────────────
○議長(斎藤十朗君) 次に、特許法等の一部を改正する法律案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 二百 賛成 二百 反対 〇 よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第一〇 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出) 日程第一一 特定公共電気通信システム開発関連技術に関する研究開発の推進に関する法律案(内閣提出、衆議院送付) 以上両案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。交通・情報通信委員長川橋幸子君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔川橋幸子君登壇、拍手〕
○川橋幸子君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、交通・情報通信委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案は、近年の海上における大量の油の排出に対する対応等を踏まえ、我が国における排出油の防除のための体制の強化を図るため、海上保安庁長官が海上災害防止センターに対し、排出油の防除のための措置を講ずべきことを指示することができる対象範囲を拡大するとともに、関係行政機関の長等との連携を強化するための措置等を講じようとするものであります。 委員会におきましては、海上災害防止センターの機能強化、ナホトカ号油流出事故を教訓とした対応策、東京湾の海上交通の安全対策、排出油防除計画の改善状況等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終了し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、特定公共電気通信システム開発関連技術に関する研究開発の推進に関する法律案は、高度情報通信社会の構築に資するため、通信・放送機構に特定公共電気通信システムの開発に必要な通信・放送技術に関する研究開発及び特定の公共分野における技術に関する研究開発の総合的な実施等の業務を行わせるための措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、情報通信をめぐる各国の国家的戦略プロジェクトの現状、本法律案に基づく研究開発を通信・放送機構の特例業務とした理由、研究テーマの選定手続と研究成果の評価手法、通信・放送機構の今後のあり方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終了し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本法律案に対し、四項目から成る附帯決議を行いました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより両案を一括して採決いたします。 両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 二百二 賛成 二百二 反対 〇 よって、両案は全会一致をもって可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第一二 高速自動車国道法等の一部を改正する法律案(内閣提出)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。国土・環境委員長関根則之君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔関根則之君登壇、拍手〕
○関根則之君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土・環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、高速自動車国道について通行者の利便の向上を図りつつ、これを活用する多様な事業の推進に資するため、商業施設の通路等を連結することができることとするとともに、インターチェンジ周辺土地の合理的利用及び通行者の利便増進に資する施設について道路占用の許可基準の特例を設け、あわせて関連する日本道路公団の業務を追加する等所要の改正を行おうとするものであります。 委員会におきましては、連結許可に係る地域の意見の反映、日本道路公団のあり方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終了し、討論に入りましたところ、日本共産党の緒方理事より反対の意見が述べられ、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本法律案に対して、附帯決議が付されております。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより採決をいたします。 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 百九十八 賛成 百八十一 反対 十七 よって、本案は可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第一三 公職選挙法の一部を改正する法律案(第百四十回国会内閣提出、第百四十二回国会衆議院送付)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。地方行政・警察委員長藁科滿治君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔藁科滿治君登壇、拍手〕
○藁科滿治君 ただいま議題となりました法律案につきまして、地方行政・警察委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本法律案は、国際社会において我が国が果たすべき役割の増大に伴い、国外に多数の国民が居住している現状にかんがみ、これらの国民の選挙権行使の機会を保障するため、在外選挙人名簿の登録制度及び在外投票制度を創設しようとするものであります。 衆議院におきましては、在外選挙人名簿被登録資格について、将来国内に住所を定める意思を有すると認められる者に限定しないこと等の修正が行われております。 委員会におきましては、参考人からの意見聴取を行った後、対象選挙の拡大の必要性、郵便投票の積極的活用、制度の周知徹底方法等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲ります。 質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本法律案に対して、附帯決議が付されております。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより採決をいたします。 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 百九十九 賛成 百九十八 反対 一 よって、本案は可決されました。 ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────・─────
○議長(斎藤十朗君) 日程第一四 社会保険労務士法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。労働・社会政策委員長鹿熊安正君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔鹿熊安正君登壇、拍手〕
○鹿熊安正君 ただいま議題となりました法律案につきまして、労働・社会政策委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、社会保険労務士試験の安定的、効率的な実施体制の構築並びに行政事務の簡素合理化を図るため、同試験に係る事務を、合格の決定に関するものを除き、全国社会保険労務士会連合会に委託できることとするとともに、社会保険労務士の業務を拡充するなど、所要の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、国家試験の民間委託に当たっての基準、試験制度の公平性、信頼性の確保策、いわゆる士業の業務独占のあり方、労働保険業務の現状と課題、現下の雇用情勢に対する認識と今後の対策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終了し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────
○議長(斎藤十朗君) これより採決をいたします。 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
○議長(斎藤十朗君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
○議長(斎藤十朗君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 二百 賛成 二百 反対 〇 よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────────────
○議長(斎藤十朗君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時五十三分散会 ─────・─────