行政監視委員会 第8号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1998/06/17
会議録
○委員長(竹山裕君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る六月八日、萱野氏君及び菅野久光君が委員を辞任され、その補欠として千葉景子君及び峰崎直樹君が選任されました。 また、去る同月十一日、平田健二君が委員を辞任され、その補欠として直嶋正行君が選任されました。 また、昨十六日、千葉景子君が委員を辞任され、その補欠として菅野久光君が選任されました。 さらに、本日、北澤俊美君及び峰崎直樹君が委員を辞任され、その補欠として角田義一君及び今井澄君が選任されました。 —————————————
○委員長(竹山裕君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹山裕君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に上吉原一夫君及び竹村泰子君を指名いたします。 —————————————
○委員長(竹山裕君) 次に、行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査を議題といたします。 中曽根君から発言を求められておりますので、これを許します。中曽根君。
○中曽根弘文君 私は、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、日本共産党、自由党、新党さきがけ及び改革クラブの各派共同提案による国家公務員による不祥事の再発防止に関する決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国家公務員による不祥事の再発防止に関する決議(案) 今日、我が国は、二十一世紀を目前に控え、抜本的な構造改革による新たな社会経済システムの構築が早急に求められている。その実現に当たっては、行政に対する国民の理解と協力を得ることが必要不可欠であるにもかかわらず、公務員をめぐる相次ぐ不祥事により、行政及び公務員全体に対する国民の信頼が著しく失墜したことは極めて遺憾である。特に、これらの不祥事は、指導的立場にある一部幹部公務員を中心に引き起こされているため、行政を誠実に執行している大多数の公務員の職務に対する誇りと熱意を喪失させるおそれもあり、今後、行政を円滑に運営する上で、極めて憂慮すべき事態であると言わざるを得ない。 行政監視委員会では、このような現状にかんがみ、関係省庁からの説明聴取、有識者からの意見聴取、委員間での自由討議等を通じ、集中的にこの問題を調査してきた。その結果、服務管理の体制・運用の在り方、行政システムの在り方等において改善すべき問題があるとの意見の一致をみた。 政府は、本委員会の結論を尊重し、不祥事の再発防止と行政及び公務員に対する国民の信頼回復を図るため、国会に提出されている国家公務員倫理関係法案に配慮しつつ、次の事項を速やかに実施すべきである。 一、専任の服務管理責任者の配置について 現在、各省各庁には総括服務管理官、服務管理官等が置かれているが、官房長及び各局総括課長等が兼務しているなど、服務管理に求められる職務の独立性及び公正性という観点からその実効性に問題があるので、各省各庁の服務管理体制の充実強化を図るため、専任の服務管理責任者の配置や部外者の活用を含め、幅広く検討すること。 二、服務管理のための外部監視制度の整備について 各省各庁の内部における服務管理には限界があることから、服務管理に関して各省各庁を指導・助言するとともに、必要に応じ服務管理状況等の調査を行う新たな第三者機関を設置するなど、外部監視制度の整備を図ること。 三、公務員倫理の研修の充実等について 公務員が国民全体の奉仕者であるという自覚と公務員としての高い倫理観を保持するためには、個々の職員に対する公務員倫理規定の周知徹底が肝要であることにかんがみ、公務員倫理に関する研修内容の充実強化及び指導者の育成を図るとともに、効果的な各種教材の開発・普及を推進すること。 また、各省各庁はあらゆる機会を通じて、公務員倫理規定について関係団体、関係業者等に対し、一層の周知徹底を図ること。 四、懲戒処分等の運用の改善について 懲戒権は原則として各省各庁に帰属しているが、不洋事に対する懲戒処分等において必ずしも国民の納得する運用が行われているとは言い難いことから、服務規律違反に対する処分の内容・手続の統一性、公正性、透明性の確保に努めること。 五、服務規律の恒常的な確保について 職員に対する公務員倫理に関する指導の徹底が、ともすれば不祥事が生じた時期のみに終わるおそれがあることから、必要に応じ行政監察機能を活用するなど、服務規律の恒常的な確保に努めること。 六、裁量行政からの転換について 相次ぐ不祥事の原因には、現在の行政システム、とりわけ裁量行政に大きな問題があると指摘されていることから、裁量による恣意的行政を排除し、行政指導の濫用を招くことのないよう、各省各庁設置法の権限規定の在り方、許認可・補助金交付などの決定過程の透明性等について見直しを行い、事前裁量型の行政から明確なルールに基づいた事後統制型の行政への転換を図ること。 七、人事管理システムの改革について 天下り、早期退職、キャリアシステム等の現在の公務員人事管理システムについては、公務員倫理の観点からの弊害も指摘されていることから、新たな時代にふさわしい公務員人事管理の在り方を早急に検討し、改革を進めること。 八、国会報告について 公務員の服務管理の実施状況及び服務規律違反に対する処分状況について、毎年定期的に国会に報告すること。 右決議する。 以上でございます。 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
○委員長(竹山裕君) ただいまの中曽根君提出の決議案の採決を行います。 本決議案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(竹山裕君) 全会一致と認めます。よって、本決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。 ただいまの決議に対し、村岡官房長官から発言を求められておりますので、これを許します。村岡官房長官。
○国務大臣(村岡兼造君) ただいまの御決議につきまして所信を述べます。政府といたしましては、その趣旨を尊重し、不祥事の再発防止と行政及び公務員に対する国民の信頼回復に向け、最大限の努力を払ってまいる所存であります。 —————————————
○委員長(竹山裕君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹山裕君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹山裕君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時十一分散会