農林水産委員会 第7号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1997/12/12
会議録
○委員長(松谷蒼一郎君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。 農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。 質疑は既に終局いたしておりますので、これより討論に入ります。 御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。 まず、第一の理由は、今回の改正案は、金融ビッグバンに向けて大蔵省主導による金融機関の再編を進める預金保険法改正案の横並びであり、その改正案の内容をほぼそのまま取り入れたものであります。 金融ビッグバンは、大銀行の要求に沿って多くの中小金融機関の整理を促進し、乱脈経営で破綻した大手の金融機関に膨大な資金を投入しようとするものであり、国民にとっても農漁協の信用事業にとっても重大な影響をもたらすものであります。 このような預金保険法改正案と横並びの貯金保険法の改正案を認めることはできません。 第二は、農水産業協同組合貯金保険機構の資金援助の対象を、救済を行う組合による経営困難な組合の吸収合併に加え、新設合併と経営困難な組合同士による特定合併に対して農水産業協同組合貯金保険機構が資金援助を行うことができるとしていますが、新設合併の対象となる健全な組合と経営困難な組合との合併は現行規定でもできるものであります。 また、特定合併の対象となる経営困難な組合が複数発生した場合でも、信用事業を信連へ譲渡した上で合併するなど、現行の制度で救済し、貯金者を保護することは可能であり、農漁協から積極的な要望もない改正案は、金融ビッグバンの体制整備のためであり、容認することはできません。 第三は、農協、漁協は農業と漁業を支援する協同組合組織であり、信用事業は農業、漁業を金融面から支援する組織であります。農水省や都道府県知事が行政主導で農協、漁協を線引きして合併をあっせんすることは、組合員の自主的な組織である協同組合の精神に反するものであり、協同組合の合併を上から推し進めようとするものであります。貯金者保護を名目に農漁協の合併を無理やり促進する内容のものであり、認めることはできません。 最後に、農協、漁協の信用事業の経営健全化に当たっては、今後、我が国の農業と漁業をどのように振興するのかを明確にし、国民の食糧自給率を引き上げるための農政へ転換することを強く申し上げまして、反対討論を終わります。
○委員長(松谷蒼一郎君) 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。 これより採決に入ります。 農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(松谷蒼一郎君) 多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松谷蒼一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午前十一時三十五分休憩 —————・————— 午後三時四十六分開会
○委員長(松谷蒼一郎君) ただいまから農林水産委員会を再開いたします。 委員の異動について御報告いたします。 本日、高橋令則君、野間赳君及び小山孝雄君が委員を辞任され、その補欠として石井一二君、青木幹雄君及び井上吉夫君が選任されました。 —————————————
○委員長(松谷蒼一郎君) 請願の審査を行います。 第一九二号森林・林業・林産業の活性化に関する請願外五十四件を議題といたします。 これらの請願につきましては、理事会で協議の結果、第一九四号食料・農業・農村地域に関する新たな基本法の制定に関する請願は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一九二号森林・林業・林産業の活性化に関する請願外五十三件は保留とすることに意見が一致いたしました。 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松谷蒼一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松谷蒼一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(松谷蒼一郎君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 農林水産政策に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松谷蒼一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松谷蒼一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(松谷蒼一郎君) 委員派遣に関する件についてお諮りいたします。 閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松谷蒼一郎君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時四十八分散会 —————・—————