国会等の移転に関する特別委員会 第3号
- 発言数
- 4 件
- 登壇者
- 1 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1997/12/12
会議録
○赤松委員長 これより会議を開きます。 この際、去る十一月十九日に行いました愛知県東三河南部地域及び静岡県西部地域における土地利用状況等調査につきまして、私からその概要を御報告申し上げます。 今回の視察は、移転先地の決定を国会が行うことにより、移転先地の決定に向けて現地の実情を的確に把握することが必要であることから、当委員会としては、公共団体が表明しております地域に赴き調査を行うものであり、本年八月の那須地域、阿武隈地域及び畿央高原の視察に引き続き、愛知県東三河南部地域及び静岡県西部地域を視察するものであります。 視察委員は、私、赤松広隆委員長、西田司理事、坂本剛二理事、桑原豊理事、中島武敏理事、村田敬次郎委員、神田厚委員、旭道山和泰委員及び前島秀行委員の九名であります。 今回、調査を行いました愛知県東三河南部地域及び静岡県西部地域は、日本の中央に位置し、東海道新幹線、東名高速道路など交通の要衝であり、全国からのアクセスが容易である、今後、第二東名高速道路・三遠南信自動車道、リニア中央新幹線、中部新国際空港、静岡空港によって一層の利便性が図られること、平たん地、丘陵地が広がっているとともに、既存都市の集積が進んでおり、経済効率的な新都市の建設が見込まれるなどの共通した優位性を持っており、県境を越えて首都機能移転の誘致に取り組んでいるとのことであります。 まず、愛知県東三河南部地域における調査の概要について御報告いたします。 愛知県においては、国会等移転調査会の選定基準を踏まえ、西三河北部地域と東三河南部地域を移転先の候補地として昨年四月に表明したところであります。このうち、東三河南部地域は、豊橋市を中心とする六市町から成り、浜名湖を挟んだ静岡県西部地域と隣接する地域であります。現地調査としては、豊橋技術科学大学から東三河南部地域のうち、豊橋市周辺の視察を行いました。 次に、愛知県の概況説明会において、鈴木礼治愛知県知事、愛知県議会の吉岡よしき副議長、倉知俊彦首都機能移転・地方分権調査特別委員長、豊橋商工会議所会頭でもあります三遠地域新首都推進協議会の神野信郎代表幹事、早川勝豊橋市長から説明を受けました。 以下、その要旨を御報告いたします。 地方分権の推進と首都機能移転は車の両輪のごとく進めるべきであり、候補地を抱える東海四県のいずれに誘致されることになったとしても、県をまたいだ連携を行っていくつもりである。とりわけ、東三河南部地域は、静岡県境部と臨海部を中心に移転の第一段階に必要な用地が約三千ヘクタール分布し、さらに、周辺に長期的に開発可能地が分布していること、水の供給については、設楽ダム等の利用により対応が可能であること、既存都市からの距離については、名古屋市から六十キロメートル以上離れており、スプロールの危険がないことなど、移転先の選定基準に適合している点が多くあり、愛知県への移転実現に向けて積極的に取り組んでいきたいとの説明がありました。 次いで、関係者の方々と視察委員との間で、公有地がどの程度あるのか、また、県民の首都機能移転に対する理解の必要性、水の安定的な供給の問題などについて意見交換が行われました。 次に、静岡県西部地域における調査の概要について報告いたします。 静岡県においては、首都機能移転先地として、静岡県西部地域の二十一地区を調査対象にしています。今回の視察におきましては、二十一地区のうち、浜松市、湖西市を中心とする浜名湖周辺の五地区を大草山展望台から眺望し、その後、車中から視察を行いました。 次に、静岡県の概況説明会において、柴順三郎静岡県副知事、静岡県議会の水口俊太郎副議長、佐原徹朗首都機能移転・地方分権推進対策特別委員長、浜松商工会議所副会頭でもあります中山正邦三遠地域新首都推進協議会代表幹事代理、鈴木将司静岡経済同友会浜松協議会代表幹事、小笠山の明日を考える会の蒲原忠雄会長の方々から説明をお伺いいたしました。 まず、首都機能移転は、二十一世紀の日本の姿を決める国家プロジェクトであり、国民的な議論と合意形成を図り、着実に進めることが大切である。静岡県としても、静岡県西部地域が、東名高速道路、東海道新幹線とともに二〇〇三年に開港予定の静岡空港などの交通インフラが整備されていること、浜名湖等の自然環境、シンボル的景観に恵まれているなど、首都機能移転先としての魅力と条件を備えた地域であり、種々のアンケートからも、静岡県は首都機能移転先地として高い支持を得ており、今後も静岡県の優位性を理解していただくよう努めるとの説明がありました。 次いで、関係者の方々と視察委員との間で、富士山ろくを移転先候補地にしなかった理由、県民の移転に関する意識調査をする必要性などについての意見交換が行われました。 以上が委員会視察の概要であります。 なお、視察に当たりましては、地元関係者初め多数の方々の御協力をいただきました。ここに深く謝意を表しまして、報告といたします。 ————◇—————
○赤松委員長 この際、御報告いたします。 今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、首都機能移転計画の延期反対等に関する陳情書外二件であります。念のため御報告いたします。 ————◇—————
○赤松委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。 国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○赤松委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 本日は、これにて散会いたします。 午前九時三十二分散会