安全保障委員会 第2号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1997/10/29
会議録
○二見委員長 これより会議を開きます。 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。 国政に関する調査を行うため、本会期中、国の安全保障に関する事項について、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○二見委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
○二見委員長 この際、久間防衛庁長官、小渕外務大臣、栗原防衛政務次官及び高村外務政務次官より、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。久間防衛庁長官。
○久間国務大臣 このたび、引き続き防衛庁長官にとどまることになりました久間章生でございます。二見委員長初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 防衛庁・自衛隊を取り巻く環境は、二十一世紀に向けて大きく変化しつつあります。かかる状況のもとで、引き続き国の防衛という国家存立の基本にかかわる大任を担うこととなり、改めてその使命と責任の大きさを痛感いたしております。 さて、委員各位に申し上げるまでもないことですが、朝鮮半島における南北の軍事的対峙に見られるように、アジア・太平洋地域においては潜在的な不安定性と不確実性が依然として存在しております。このような状況にあって、日米安全保障体制は、日本の安全の確保にとって必要不可欠なものであるとともに、アジア・太平洋地域における平和と安定の維持に重要な役割を果たしております。 今般、日米安全保障体制の信頼性をより高めるべく、新たな「日米防衛協力のための指針」が取りまとめられました。この新たな指針は、新たな時代における日米防衛協力関係の確固たる基盤と言うにふさわしいものであると考えております。今後は、新指針の内容について、国民の皆様、そして近隣諸国の理解を得るべく努力いたします。同時に、新指針の実効性を確保するために、政府全体として取り組み、法的側面を含め、検討の上、必要な措置を講じてまいる所存であります。 また、SACO最終報告の的確かつ迅速な実施を含め、沖縄に所在する米軍施設・区域に係る諸問題についても、今後とも精力的に取り組んでまいります。殊に、普天間飛行場の移設については、先般設置された普天間飛行場移設対策本部の本部長として、私自身先頭に立って、関係行政機関との密接な連携と協力のもと、解決に向けて努力する所存であります。 次に、防衛力整備について申し上げますと、我が国は、防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画に従って防衛力の整備を行っております。危機的な財政事情のもと、中期防については見直しの検討が行われておりますが、所要経費の削減を行う一方で、我が国の安全保障上の観点等についても十分に勘案し、来るべき二十一世紀においても我が国の防衛の目的を全うし得るよう、必要な防衛力の整備、維持及び運用に努めてまいる所存であります。 さて、今日の国際情勢のもとにおいては、適切な防衛力の整備や日米安全保障体制の信頼性向上の努力を補完するものとして、より安定した安全保障環境の構築に向けた努力が重要であります。 現在、自衛隊はゴラン高原に展開中の国連兵力引き離し監視隊に参加しておりますが、国連からの強い要請、その活動ぶりに対する国内外からの高い評価などを勘案し、来年三月以降も引き続き参加する方針であります。 また、日中間の防衛交流の重要性について、先般の総理訪中の際に確認されたところですが、私としても、日中間にとどまらず、関係諸国との間の信頼関係の増進を図るべく、今後より積極的に防衛交流を推進させていく必要があると考えております。 諸課題が山積する中、我が国の防衛という重責 を果たしていくためには、この分野に精通しておられる皆様方の御理解、御支援が不可欠であります。今後とも、委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。(拍手)
○二見委員長 次に、小渕外務大臣。
○小渕国務大臣 このたび外務大臣に就任いたしましたので、二見委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつをさせていただきたいと存じます。 私は、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人として、また安全保障会議の議員として、その使命を全うすべく全力を傾注する所存であります。 冷戦後も依然として国際社会に未解決の問題や不安定性が存在する中で、我が国の安全を確保していくためには、日米安保体制を堅持するとともに、適切な防衛力を整備し、国際の平和と安定を確保するための外交努力を積極的に行っていくことが重要であると考えます。 具体的には、先月、新たな「日米防衛協力のための指針」が策定されましたが、同指針については、御理解を得るよう引き続き努力するとともに、その実効性を確保するために、法的側面を含めて検討の上、必要な措置を講じてまいります。 また、先般、私は沖縄を訪問し、大田知事とも会談したところであり、沖縄に関する特別行動委員会の最終報告の内容を着実に実施するため、一層努力してまいります。 さらに、ASEAN地域フォーラム等の場を通じて、安全保障分野における対話・協力を推進するなどの努力も引き続き積極的に取り組んでまいる所存であります。 こうした課題に取り組むに当たり、私は、多年にわたって安全保障問題に真剣に取り組んでこられた本委員会の皆様の御指導と御鞭撻を引き続き賜りたく、外務大臣としての重責を十分果たせますよう、皆様の御協力をお願い申し上げます。(拍手)
○二見委員長 次に、栗原防衛政務次官。
○栗原政府委員 防衛政務次官を拝命いたしました栗原裕康でございます。 その使命と責任の重大さにかんがみ、久間長官を補佐し、最善を尽くして責務を全うしてまいる所存でございます。 二見委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心よりお願いを申し上げます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○二見委員長 次に、高村外務政務次官。
○高村政府委員 今般、外務政務次官を引き続き務めることになりましたので、二見委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 冷戦終えん後の今日、アジア・太平洋地域においては、ASEAN地域フォーラムを初めとした多国間の地域安保対話が開始されるなどの好ましい面が見られる一方、依然として多くの未解決の問題や不安定性が存在しております。 このような安全保障環境の中で、我が国の安全を確保していくためには、日米安保体制の信頼性を一層高めることが重要であり、このような観点から、今般新たな「日米防衛協力のための指針」が策定されました。今後、同指針の実効性を確保する作業を行っていくことが重要であると考えております。 こうした努力を推進していくに当たり、私は、小渕外務大臣を補佐して、職務を全うするため全身全霊を注ぐ所存であります。 委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御協力を引き続きよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○二見委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前九時四十九分散会