議院運営委員会 第29号
- 発言数
- 20 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1997/04/22
会議録
○平沼委員長 これより会議を開きます。 まず、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、昨二十一日、平沼赳夫君外十二名から、自由民主党、新進党、民主党、社会民主党・市民連合、太陽党、21世紀、新党さきがけの七会派共同提案による沖縄における基地問題並びに地域振興に関する決議案が提出されました。 この際、東中光雄君から発言を求められておりますので、これを許します。東中光雄君。
○東中委員 私は、日本共産党を代表して、決議案に反対の意見を表明します。 本決議案は、さきに日米安保絶対で憲法原則を二重三重に踏みにじる特措法改悪を国会の多数の横暴によって押し通したもとで提案されているものであります。 決議案は、「沖縄県民の筆舌に尽くし難い米軍基地の過重負担」への「反省」とか、「沖縄のこころをこころとして厳しく受けとめ、」などと言いますが、米軍基地強制使用を永続化する特措法改悪を行いながら、何が「反省」かと言わなければなりません。沖縄の地元紙は「「沖縄の痛み」国会決議は、多数で少数者の権利を奪い取った罪の”免罪符”以外に、どれほどの意味があるだろうか」と指摘していますが、この決議はまさに特措法改悪を免罪しようとするものであり、基地のない平和な沖縄を求める沖縄県民を愚弄するものと言わなければなりません。 決議案の言う沖縄問題解決の内容は、SACOにおける合意事項の早期実現による在沖米軍基地の整理・統合・縮小・移設等に取り組むというものです。SACOの合意なるものが、普天間返還と引きかえに最新の海上基地建設を行うなど老朽基地を最新基地につくりかえ、米軍基地をたらい回しし、沖縄米軍基地の長期固定化を進めることは明らかです。これがどうして沖縄問題解決と言えるのでしょうか。断じて容認することはできません。 決議案は、「「日米安保共同宣言」に基づきアジア・太平洋地域における米軍の兵力構成のあり方を含む軍事態勢」についての「日米間の協議」を盛り込んでいますが、安保宣言は日米安保をアジア太平洋に拡大し、米軍十万人、在日米軍四万七千人体制の維持を掲げたものであり、この宣言に基づく日米協議が沖縄県民の望む海兵隊撤去に結びつかないことは明白です。 それどころか、この宣言のもとで二十一世紀にわたる在日米軍基地の維持強化が進められ、ガイドライン見直しで日米共同作戦態勢の一層の拡大強化が進められようとしているのであります。軍事態勢についての日米協議云々という文言は、まさにこうした方向への日本の積極的協力を促すものでしかありません。こうした内容の決議には絶対に反対するものであります。 最後に、沖縄の地域振興は、基地問題とは絡ませず、独自に政府の責任でやるべきものであることをつけ加えて、決議案に反対の意見といたします。
○平沼委員長 お諮りいたします。 本決議案は、本日の本会議において議題とするに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○平沼委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。 なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の私、平沼赳夫が行います。 また、本決議に対しまして、内閣を代表して、橋本内閣総理大臣から発言があります。 ─────────────
○平沼委員長 次に、去る十八日、中野寛成君外六名から、科学技術庁長官近岡理一郎君不信任決議案が提出されました。 本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平沼委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の坂本剛二君が行います。 討論につきましては、自由民主党の茂木敏充君から反対、新進党の田中慶秋君、日本共産党の吉井英勝君から、それぞれ賛成討論の通告があります。 討論時間は、茂木敏充君、田中慶秋君はおのおの十分以内、吉井英勝君は五分以内とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平沼委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 なお、本決議案の採決は、起立採決をもって行います。 ─────────────
○平沼委員長 次に、厚生委員会において審査中の金田誠一君外五名提出の臓器の移植に関する法律案、第百三十九回国会、中山太郎君外十三名提出の臓器の移植に関する法律案の両法律案について本会議で中間報告を求める件について御協議願います。 大島理森君。
○大島委員 自由民主党を代表して、動議を提出いたします。 本日の本会議において、厚生委員会において審査中の金田誠一君外五名提出、臓器の移植に関する法律案、第百二十九回国会、中山太郎君外十三名提出、臓器の移植に関する法律案の両法律案について委員長の中間報告を求めることとし、また、来る二十四日の本会議において両法律案を議題とし、その審議を進められることを望みます。 よろしくお願いします。
○平沼委員長 東中光雄君。
○東中委員 私は、日本共産党を代表して、臓器移植二法案につき、委員会採決を行わず、本会議で中間報告を求めて採決処理しようとすることに強く反対します。 我が党以外の各党は、臓器移植法案は人の生命倫理にかかわることであり、党議拘束はしない、また委員会での採決はなじまないとしているのであります。 政党の事情によって、あれこれの案件について政党として一致した結論を出し得ず、議員個人の判断にゆだねるということはあるかもしれません。しかし、それはあくまで個々の政党の事情の問題であります。 今回の臓器移植法案は人の死にかかわる重大問題であり、政党として当然その態度を決すべきものだと考えます。ところが、多くの政党が政党としての態度を決めていないのであります。すなわち、案件について党議がないのであります。しかるに党議拘束をしないと言い、党議拘束がないので、臓器移植法案の審議をしてきた専門の厚生委員会で採決することができない、だから中間報告をして本会議で採決するというのであります。全く矛盾撞着した議論というほかありません。 各党が、臓器移植法案について、政党としての態度を決めないまま本会議での採決を行い、多数決でこれを立法化し、国民にこれを強制することは、政党として極めて無責任であり、議会制民主主義の立場から到底容認できるものではありません。 日本共産党は、脳死を人の死とすることに国民的合意がなく、脳死の判定基準も医学的に厳密な解明がない現在のもとにおいて性急に法制化すべきでないという立場から法案に反対の態度を決め、委員会における徹底審議を要求しているものであります。委員会審議を打ち切り、本会議で中間報告を求めて採決することには強く反対するものであります。 なお、新聞報道によりますと、自民党の野中幹事長代理は「臓器移植法案は人の生命倫理にかかわることで、所管の衆院厚生委員会での採決なしに衆院本会議で採決するのは、国会のあり方、生命の尊重の問題として疑問を感じる」としており、玉沢団体総局長は「本会議が付託した委員会が採決できないなら、その法案は廃案にすべきだ」と述べ、塚原組織本部長は「委員会の専門的な人が結論を出してくれなければ、われわれはわからない」と述べたとされております。こうした意見を無視しての中間報告、採決は無謀というほかありません。 以上、反対意見を表明いたします。
○平沼委員長 それでは、大島理森君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○平沼委員長 挙手多数。よって、動議のとおり、本日の本会議において、厚生委員会において審査中の金田誠一君外五名提出の臓器の移植に関する法律案、第百三十九回国会、中山太郎君外十三名提出の臓器の移植に関する法律案の両法律案について委員長の中間報告を求めることとし、また、来る二十四日の本会議において両法律案を議題とすることに決定いたしました。 ─────────────
○平沼委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出の地方自治法の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平沼委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 なお、右法律案の趣旨説明は、白川自治大臣が行います。 右の趣旨説明に対し、自由民主党の山本公一君、新進党の福留泰蔵君から、それぞれ質疑の通告があります。 質疑時間は、おのおの十分以内とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平沼委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。 ───────────── 一、趣旨説明を聴取する議案の件 地方自治法の一部を改正する法律案(内閣提出) 趣旨説明 自治大臣 白川 勝彦君 質疑通告 総、自 山本 公一君(自民) 総、大、自 福留 泰蔵君(新進) ─────────────
○平沼委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○谷事務総長 まず最初に、動議により、沖縄における基地問題並びに地域振興に関する決議案を上程いたします。提出者を代表して平沼赳夫さんが趣旨弁明をされます。共産党が反対でございます。採決の後、橋本内閣総理大臣の発言がございます。 次に、動議により、科学技術庁長官近岡理一郎君不信任決議案を上程いたします。新進党の坂本剛二さんが趣旨弁明を行います。次いで本案に対しまして三人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。自民党、民主党、社民党、太陽党、21世紀及びさきがけが反対でございます。 次に、動議により、厚生委員会において審査中の金田誠一さん外五名提出の臓器の移植に関する法律案及び中山太郎さん外十三名提出の臓器の移植に関する法律案の両案について委員長の中間報告を求めることをお諮りいたします。共産党が反対でございます。次いで両案について町村厚生委員長から中間報告がございます。 次に、日程第一につき、市川建設委員長の報告がございまして、民主党及び共産党が反対でございます。 次に、日程第二につき、青山労働委員長の報告がございまして、全会一致であります。 次に、日程第三につき、八代法務委員長の報告がございまして、全会一致であります。 次に、地方自治法の一部改正案につきまして、白川自治大臣から趣旨の説明がございます。これに対しまして、二人の方々からそれぞれ質疑が行われます。 本日の議事は、以上でございます。 ───────────── 一、決議案の取扱いに関する件 科学技術庁長官近岡理一郎君不信任決議案 (中野寛成君外六名提出) 趣旨弁明 坂本 剛二君(新進) 討論通告 反対 茂木 敏充君(自民) 賛成 田中 慶秋君(新進) 賛成 吉井 英勝君(共産) ───────────── 議事日程第十五号 平成九年四月二十二日 午後一時開議 第一 治山治水緊急措置法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付) 第二 職業能力開発促進法及び雇用促進事業団法の一部を改正する法律案(内閣提出) 第三 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案(内閣提出) ─────────────
○平沼委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。 ─────────────
○平沼委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る二十四日木曜日午後一時から開会することといたします。 また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時十六分散会