建設委員会 第1号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1996/12/17
会議録
○委員長(鴻池祥肇君) ただいまから建設委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告をいたします。 昨十六日までに、大渕絹子君及び峰崎直樹君が委員を辞任され、その補欠として青木薪次君及び萱野茂君が選任されました。 —————————————
○委員長(鴻池祥肇君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、建設事業及び建設諸計画等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(鴻池祥肇君) 建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題といたします。 十二月六日の蒲原沢土石流災害について、政府から報告を聴取いたします。建設大臣亀井静香君。
○国務大臣(亀井静香君) 御報告を申し上げます。 その前に、本委員会の委員の皆様初め、また各党各会派の皆様方から私どもに対しまして大変な激励をいただき、御指導を賜り、お力をいただきましたことを、この場をかりまして心からお礼申し上げたいと思います。 残念ながら、きょう現在まだお一人の方が行方不明のままでございます。昨日までは千五百名を超える体制で捜索に当たっておりましたけれども、お一人の方の御家族の完全な御了解といいますか、それをいただきまして、きょうから百名規模に縮小いたしまして、引き続いて捜索を続行いたすことにいたしております。 詳細は河川局長から御報告申し上げたいと思います。 なお、防災の工事現場を災害が襲ったということでございまして、そうした災害を防止するための工事はそういう危険とは常に背中合わせになっているということでもございます。 そういう意味で、今回の災害につきまして原因等を徹底的に調査究明をしていただく必要がある、このように考えまして、砂防学会長の方に建設省、農水省、長野県から要請をいたしまして、本日付をもちまして七名の学者の先生方から成る調査委員会を設置いたしまして、十九日の二時から第一回の会合をお開きいただく予定にしております。そして、期限をおつけするわけにはまいりません。徹底的に御調査を賜り、私どもといたしましても各種の資料、情報等すべてを御提供といいますか、差し出しましての究明をしていただきたい、このように考えておりますが、できれば今後の予防という面もございます。その意味で半年ぐらいをめどにお出しいただければということでお願いをいたしております。 詳細は河川局長から御報告をさせます。
○委員長(鴻池祥肇君) 尾田河川局長。
○政府委員(尾田栄章君) 御報告を申し上げます。 ただいま大臣から申しましたとおり、十三名の死亡者、そして一名行方不明でございます。八名の負傷者でございまして、お亡くなりになりました方の御冥福をお祈りいたしますとともに、御家族の皆様方にお悔やみを申し上げ、また負傷者の皆様方にはお見舞いを申し上げつつ、御報告をさせていただきたいと存じます。 お手元に資料を配付させていただいておりますが、二枚目をごらんいただきたいと存じます。 二枚目にこの当該地域の地図をつけさせていただいております。姫川水系でございまして、姫川は長野県から新潟県に流れておる一級水系でございます。この左支川、蒲原沢というのがございまして、ちょうどこの蒲原沢が長野県と新潟県の県境でございます。そして、この蒲原沢流域面積は三・七平方キロメートル、流路延長約四キロ、そういう意味では小さな沢でございます。切り立った沢でございます。 この図面の一番上のところに、治山の谷どめ工というのを書いてございます。これが林野庁の工事現場でございます。ここで三名の方がお亡くなりになっております。この地点までは、姫川と蒲原沢の合流点から大体七百五十メートルぐらいでございます。 そして、ずっと下っていただきますと、蒲原沢の上流の二号砂防ダム、一号砂防ダムというのがことしの十一月に完成をしたわけでございますが、その沢を土石流が埋めまして、国界橋というのがちょうど真ん中ぐらいにございます。この下に蒲原沢砂防ダムというのがございますが、ここで建設省の直轄事業として砂防ダムの工事が行われておりました。この地点で七名の方がお亡くなりでございます。 その下のところに新しい国界橋のかけかえ工事がございます。この現場で一名の方がお亡くなりでございます。 そして、さらに下っていただきます。一番下、姫川の合流点、直上流のところに床固め工の工事がございまして、この現場におきましてお二人の方がお亡くなりになり、一名現在も行方不明というのが現状でございます。 一枚目にお戻りをいただきまして、土石流の発生は十二月六日の十時半ごろでございましたが、その後、亀井建設大臣が予算委員会のお許しを得まして急速現地に急行いたしまして、現地で陣頭の総指揮をとられたところでございます。その総指揮は八日に至りまして政務次官に引き継がれ、十五日まで政務次官が現地にとどまり陣頭指揮をとられたところでございます。 総理からも、二次災害の防止を図りながら関連機関全力を挙げて捜索に当たれと、そしてまた、御家族に対してでき得る限りの対応をしろという御指示がございました。それを受けまして、消防、警察、自衛隊、県、村、民間会社、民間ボランティアが相互に緊密な連携をとりつつ、三枚目にございますが、千五百名を超える、最大規模では千九百名体制で捜索活動を実施いたしたところでございます。 十五日に一応、蒲原沢と姫川に堆積をいたしました土石流によります堆積物につきましてはその調査をほぼ終了いたしましたため、昨日、十六日には土石流堆積物の下流の川の中の捜索を重点的に行ったところでございます。 そして、御家族に対します対応といたしましては、大臣、次官のこれまた陣頭指揮のもと、誠心誠意尽くさせていただいたつもりでございますが、本日早朝、五時に、行方不明になっておられました藤谷様の御家族が現地を去られました。出発をされました。現在、現地には御家族の方、それぞれとどまることなく、故郷に向かわれたところでございます。 今後の対応でございますが、三番で書いてございますとおり、行方不明者一名の捜索を今後とも歩行等により実施いたしますとともに、先ほど大臣からも御報告がございましたが、林野庁、長野県と連携をしつつ、土石流の発生原因及び土石流を想定した警戒、避難体制等につきまして御提言をいただくべく、砂防学会に災害調査委員会の設置を本日いただいたところでございます。 今後とも、原因の徹底した究明に向けまして、私どもとしても全力を尽くしてまいりたいと考えておるところでございます。 以上、御報告をさせていただきます。
○委員長(鴻池祥肇君) 以上で政府からの報告の聴取は終わりました。 委員会を代表して、委員長より一言申し上げます。 去る十二月六日に発生いたしました蒲原沢土石流災害におきまして亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、御遺族に対し衷心よりお悔やみを申し上げます。 また、負傷された方々に対しまして心からお見舞いを申し上げ、一日も早い御回復をお祈りいたします。
○委員長(鴻池祥肇君) これより請願の審査を行います。 第九号第九次治水事業五箇年計画における投資規模の大幅な拡大に関する請願外四件を議題といたします。 本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第九号第九次治水事業五箇年計画における投資規模の大幅な拡大に関する請願外一件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一八二号道路特定財源の確保に関する請願外二件は保留とすることに意見が一致いたしました。 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任いただきたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(鴻池祥肇君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 建設事業及び建設諸計画等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時十七分散会 —————・—————