建設委員会 第1号
- 発言数
- 24 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1996/11/12
会議録
○委員長(鴻池祥肇君) ただいまから建設委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 去る六月十九日の本会議におきまして建設委員長に選任されました鴻池祥肇でございます。 本委員会の運営に当たりましては、皆様方の御協力を賜りまして、公正かつ円滑に行ってまいりたいと存じますので、何とぞよろしく御指導、御支援のほどをお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(鴻池祥肇君) 委員の異動について御報告いたします。 昨十一日までに、石渡清元君、上野公成君、倉田寛之君、片上公人君、長谷川道郎君、山崎力君及び山本正和君が委員を辞任され、その補欠として坂野重信君、松谷蒼一郎君、木庭健太郎君、平野貞夫君、広中和歌子君、峰崎直樹君及び私、鴻池祥肇が選任されました。
○委員長(鴻池祥肇君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に永田良雄君、山崎正昭君及び市川一朗君を指名いたします。
○委員長(鴻池祥肇君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、建設事業及び建設諸計画等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(鴻池祥肇君) この際、亀井建設大臣、伊藤国土庁長官及び稲垣北海道開発庁長官から発言を求められておりますので、順次これを許します。建設大臣亀井静香君。
○国務大臣(亀井静香君) このたび建設大臣を拝命いたしました亀井静香でございます。 浅学非才でございますけれども、委員長初め委員の皆様方の御指導をいただきながら職員を全うしてまいりたいと、このように考えております。 御案内のように、建設行政、まさに今からのときだと、このように思います。のど元過ぎれば熱さを忘れるというようなことがあってはなりません。防災の観点をきちっと入れた国土の均衡ある形成をしてまいりたいと思います。また、陸海空、建設省と交通網の整備については競合する面もありますけれども、二重投資の弊に陥らない、そうしたことについても関係各省庁とよく連絡をとりながら取り組んでまいりたいと思います。治山治水というのが基本でもございます。こういう問題につきましても、ともすればもういいわと言われがちな面もございますけれども、皆様方の御指導をいただきながらきっちりと目を向けていきたいと思います。 また住宅建設、御承知のように、特にサラリーマン等にとってのそうしたあれがかなえられておるかというと、必ずしもそういう状況ではございません。我が国の今後の大きな重点も、やはりそうした住宅問題の解決であろうと思います。これには土地との関係、不可分でございますので、国土庁とも十分協議をさせていただく中で、こうした問題についてネックになっていることを皆様方の御指導をいただきながら一つ一つ取り外してまいり、また公園あるいは下水道等、諸外国に比べまして極めておくれておる社会資本の分野もございます。 御指導を賜りながら、全力を挙げて取り組んでまいる所存でございますので、よろしく御指導のほどお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(鴻池祥肇君) 国土庁長官伊藤公介君。
○国務大臣(伊藤公介君) 国土庁長官を担当させていただくことになりました伊藤公介でございます。 昭和三十七年ころ、つまり池田内閣の時代から始まりました我が国の国土政策、歴代の内閣は常に過疎と過密を解消して、そして小さな列島でありますけれども大きな経済力を持っている、また国際的な影響力を持っております日本は、どの地域に住んでもそれぞれの人々が豊かな暮らしかできる、そうした新しい国土政策を進めてこられました。 しかし、政治がそうした方向を示しましたけれども、我が国の国土は必ずしも過疎と過密がなかなか解消する方向になっていない。こうした過去の施策を我々は振り返りながら、新しい二十一世紀に向かって、この二十世紀の後半から二十一世紀の初頭へのかけ橋として、私たちが夢とロマンをかけた。この民族が文字どおり時代的な挑戦をする新しい国土政策に向かってしっかりとした取り組みをしてまいりたいと思っております。 そうした中で、特に国土庁といたしましては、過去の四全総とは違いまして、新しい発想で二十一世紀の我が国のグランドデザインを私たちはしっかりと進めていきたい、こう考えております。 新たな全国総合開発計画は、そうした私たちが意気込みを持ってぜひ進めさせていただきたいと思いますし、特に首都機能の移転につきましては、具体化に向けて検討が積極的に進められているところでありますけれども、間もなく二十人のその委員も決定をされ、そして二年をめどにとしてスタートいたしましたこの首都機能移転も既に一年を経過しているわけでありまして、委員の皆さんの御協力をいただいて、東京も快適な都市生活を皆さんが送れるように、同時にまた地方も活性化をしていく、そうした大きな歴史のスタートになればと、そう考えているところでございまして、皆さんの御協力を心からお願い申し上げる次第でございます。 なお、一昨日、私、神戸に行ってまいりましたけれども、あの震災の直後、プライベートで三日後に参りました現地から考えますと、人々の努力、そして人間の生きる力、そういうものを切実に現地に感じました。多くの皆さんの御協力によって、仮設住宅から公営住宅へ確実にその計画は順調に進められているようにうかがえました。しかし、なお復旧から復興へ、神戸は文字どおりこれからが正念場と申し上げていいと思います。 さまざまな問題を抱えておりますけれども、国は、この阪神・淡路の震災にしっかり思いを新たにいたしまして、新しい時代の都市や地方の災害の問題にもしっかりと取り組ませていただきたいと思います。 さらに、住宅や住環境の問題、国土の均衡ある発展など地方の振興にも積極的に取り組みながら、同時にまた水資源も担当する役所でありますので、快適なそれぞれの地域の生活のためになくてはならないこの水資源に対しましてもしっかり取り組ませていただきたいと思います。 国土庁といたしましては、関係省庁の協力を得ながらこうした諸施策に、新しい時代に向かってまた新しい感覚でしっかり取り組ませていただきたいと思っております。皆さんの御支援を心からお願いを申し上げてごあいさつといたします。 ありがとうございました。(拍手)
○委員長(鴻池祥肇君) 北海道開発庁長官稲垣実男君。
○国務大臣(稲垣実男君) このたび北海道開発庁長官を拝命いたしました稲垣実男でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 私が申し上げるまでもなく、北海道は大変美しい自然を持っております。同時に、広大な国土に恵まれた地域でございますだけに、将来的には大変な問題になってくるというのは世界の食糧問題であろうと思います。そういう意味におきまして、食糧需要を展望いたしますと、我が国の食糧供給基地としても引き続き極めて重要な役割を果たすべき地域であろうと、こう思うわけでございます。 また、国民が最近いろんな地域へ訪れますが、いわゆる自然に親しんで、そして豊かで潤いがあって、またゆとりのある生活を送る上でも北海道は大変魅力のある大きな役割を果たす地域でもあると考えております。 近年、空港やあるいは高速道路網等の整備など新たな発展を支える基盤の整備も大分進んできておりますけれども、まだ本州地域に比べますと開発の歴史も浅いわけでございまして、広大な面積を有する北海道におきましては、今なお社会資本の整備が極めて重要な課題であると思っておるわけでございます。 私といたしましては、現行の第五期北海道総合開発計画に基づきまして、計画の仕上げに向けて主要な政策を積極的に推進してまいりたいと思いますし、二十一世紀初頭に向けまして新たな北海道の役割と発展方向の指針となります新十カ年計画の策定に取り組んでまいりたい考え方を持っておるわけでございます。 委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻をぜひお願い申し上げまして、私のごあいさつといたします。 ありがとうございます。(拍手)
○委員長(鴻池祥肇君) 次に、佐藤建設政務次官、井奥国土政務次官及び太田北海道開発政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。建設政務次官佐藤静雄君。
○説明員(佐藤静雄君) このたび建設政務次官を拝命いたしました佐藤静雄でございます。 もとより微力ではありますが、意欲満々の亀井大臣のもとで国民の期待する新しい建設行政の推進のために精いっぱい頑張ってまいりたいと考えております。 委員長初め委員の皆様の御指導を心よりお願い申し上げまして、一言ごあいさつさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)
○委員長(鴻池祥肇君) 国土政務次官井奥貞雄君。
○説明員(井奥貞雄君) このたび国土政務次官を拝命いたしました井奥貞雄でございます。よろしくお願いを申し上げます。 伊藤国土庁長官のごあいさつにもございましたが、国土庁は一昨年、昨年、大変多くの現実的課題、そして将来に向かった展望、こういったさまざまな重要課題を抱えております。このような時期に、微力ではございますけれども、伊藤国土庁長官をお支えさせていただきながら国土行政の推進のために全力で取り組んでまいる所存でございます。 委員長を初め各委員の皆様には今後とも格別の御指導、御協力を心からお願い申し上げまして、一言ごあいさつとお願いにかえさせていただきます。 よろしくお願いを申し上げます。(拍手)
○委員長(鴻池祥肇君) 北海道開発政務次官太田豊秋君。
○説明員(太田豊秋君) このたび北海道開発政務次官を拝命いたしました太田豊秋でございます。 稲垣大臣のもとで、北海道開発行政の推進に全力を尽くす所存でございます。委員長を初め委員皆々様方の心からなる御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。 ありがとうございました。(拍手) —————————————
○委員長(鴻池祥肇君) 建設事業及び建設諸計画等に関する調査を議題といたします。 先般当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員から報告を聴取いたします。市川一朗君。
○市川一朗君 去る九月十日から十二日までの三日間、鴻池委員長、片上理事、緒方理事、永田委員、福本委員、大渕委員、奥村委員、そして私市川の八名は、阪神・淡路大震災の被災地における復旧・復興状況並びに兵庫県及び香川県における建設諸事業の実情を調査してまいりました。 以下、その概略を御報告いたします。 まず、阪神・淡路大震災の復旧・復興状況の概況といたしましては、地震発生から一年七カ月余りが経過し、瓦れきの撤去はほぼ終了し、ライフラインや基幹的なインフラもほぼ復旧しているとのことでありますが、今回の震災が人類史上初の高齢化社会における大都市直下型地震であったことから、今なお多くの難問が残っており、住まいの復興については、ローンを組んでの住宅取得が難しい高齢の被災者が多い状況から、公的住宅による家賃の安い住まいの供給が必要となっております。また、高齢者の生活再建は依然として厳しい状態であり、来年度以降仮設から恒久住宅への本格的な移行が始まることから、生活再建や生きがいを持って生活していくための支援について何らかの方策を講ずるべく、兵庫県及び神戸市当局において検討を重ねているとのことでありました。そのほか、被災した地方自治体の財政状況や経済復興も重要な課題となっていることなどから、平成八年度における補正予算の編成、被災者の住宅再建に係る支援措置の拡充、震災復興事業費の確保及び地方負担額に係る財政支援措置等についての要望がございました。 続いて、震災復旧・復興現場の視察について順次御説明申し上げます。 まず、六甲砂防事業についてでありますが、六甲山は主として花崗岩質の脆弱な地質となっており、阪神・淡路大震災では六甲山全体で七百五十カ所の山腹の崩壊が起きております。視察地の住吉山手九丁目付近においては、長さ約百メートル、幅約五十メートルの崩落がV字型に起きており、土石流を防止するための巨大な堰堤が建設中でありました。現在、人家に近い崩落現場百十カ所について工事を行っており、来年三月までに八十カ所、約六七%の工事が完成するとのことであります。完成までの間、特に梅雨期に災害の心配があり、工事と住民の安全を確保するため、ワイヤーセンサーによる警報装置を取りつける等安全対策にも配慮した工事が行われているとのことでありました。 次に、阪神高速道路神戸線についてであります。 阪神高速道路神戸線は、供用開始が古く震度その地震帯に位置していたことから非常に大きな損傷を受け、二十七・七キロの区間が不通となりました。復旧に当たっては、一日も早い復旧もさることながら、今までにも増して環境に配慮した安全で快適な道路に生まれ変わらせることを目標に進められ、例えば耐震性の向上と同時に騒音や振動を少なくするための道路のジョイントの減少や低騒音舗装の施工のほか、吸音効果の高い新型の遮音装置を採用しているとのことであります。復旧の状況についてでありますが、視察時には深江−武庫川間九・三キロが不通区間として残っておりましたが、その後九月三十日に全線が開通したとのことであります。 次に、公営住宅の建設状況についてであります。 県の「ひょうご住宅復興三カ年計画」によれば、平成七年度から九年度までの三カ年計画で十二万五千戸の住宅を供給することとし、このうち七万七千戸を公的住宅で賄うこととしておりますが、用地の確保はほぼ終了し、うち五割について着工しているとのことであります。 視察いたしました兵庫区の公営住宅は工場跡地を利用した二百二十六戸の県営住宅であり、平成九年四月から入居開始の予定で工事が進められております。この特徴といたしましては、被災者に高齢者が多いことから、設備の高齢者対応はもちろん、緊急通報装置やトイレの流水によって安否を確認する自動安否確認装置が設置され、非常の場合には地域の福祉施設との連携が図られるようになっております。また、高齢者向けの小規模住宅と一般世帯向けの住宅を同じ階に配置し、健全なコミュニティーの形成を図る等の工夫をしているとのことでありました。 続きまして、兵庫県の建設事業の実情調査として明石海峡大橋を視察いたしました。 明石海峡大橋は、主塔の高さ約三百メートル、全長三千九百十メートルという完成後には世界最長のつり橋となるものであります。この完成によって関西経済圏と四国を直結することとなり、大きな経済効果が期待されております。工事の進捗といたしましては、昨年の六月から道路の路面が載る補剛けたの工事が始まり、この八月に連結したところであり、今後は舗装や道路の照明等の残工事、また仮設備であるクレーンやキャットウォーク等の撤去を経て平成九年度末の完成を目途に建設が進められているところであります。 次に、香川県の建設諸事業の概要について申し上げます。 香川県では、本四架橋、高速道路、そして空港の整備を県政の中心的課題として取り組んでおり、これまでの瀬戸大橋や高松新空港の完成は、産業経済面を初めとする県民生活全般の向上にその効果をあらわしております。今後は、明石海峡大橋の完成に合わせた高松以東の高速道路網の整備が重要な課題となっており、これらの建設促進に関する要望がございました。 また、香川県は降雨量が少なく、水不足の解消が懸案であり、香川用水事業によって水の供給能力は大幅に改善されたものの、一昨年の異常渇水の経験からも県内の水資源開発は重要な課題となっており、治水・利水事業の促進についての要望がございました。 次に、四国横断自動車道及び高松東道路について申し上げます。 四国横断自動車道は、四国縦貫自動車道とともに四国内の主要都市を八の字に結ぶ高速道路として、瀬戸大橋と一体となって四国の内外を連絡する大動脈となるもので、香川県では高松−豊浜間が開通しております。今後、三木−津田間の自動車専用道路である高松東道路と連絡しながら東に延伸し、明石海峡大橋の開通後は高松−神戸間を約二時間で結ぶ計画となっております。 高松東道路は国幹道の予定区間に並行して走る国道十一号線を自動車専用道路として整備するものであり、位置づけとしては通常の有料道路という形となりますが、自動車専用道路と高速道路を直結させることにより、実質的には国幹道の一部として、平成九年度末の供用を目指して建設が進められております。 次に、高松港頭地区整備事業について申し上げます。 高松港頭地区整備事業は、JR高松駅周辺の臨海ゾーンに、二万トン級の大型客船が着岸できる埠頭を初めとする海陸のターミナルやホテル、業務商業施設、親水公園などを整備し、都市機能と港湾機能を兼ね備えた新しい都市拠点を二十一世紀初頭を目途に創出しようというものであります。本事業は、臨海部を港湾整備事業、内陸部を土地区画整理事業、上物施設を街並みまちづくり総合支援事業及び民活事業等により整備するものであり、各種の事業を総合的に推進する必要があることから、所要の予算の確保について要望があったことを申し添えます。 次に、国営讃岐まんのう公園について申し上げます。 国営讃岐まんのう公園は、三百五十ヘクタールという広大な敷地を持ち、四国地方を中心とした広域的レクリエーション需要に対応するため、昭和六十二年に着工された四国で唯一の国営公園であります。この公園の特徴といたしましては、園内各所に駐車場を配置することにより入り口から入った車が目的地の最寄りの駐車場まで接近できる等、自動車を積極的にレクリエーション活動に位置づけようとしている点であります。現在、明石海峡大橋の開通に合わせて平成十年春の一部開園を目指し整備が進められているところでありました。 このほか、神戸市東灘下水処理場、東部新都心、震災復興まちづくりの現況、門入ダム等を視察いたしましたが、その詳細は省略させていただきます。 以上が調査の概略でございますが、調査に御協力いただいた方々に厚く御礼を申し上げて報告を終わります。
○委員長(鴻池祥肇君) 以上で派遣委員の報告は終わりました。
○委員長(鴻池祥肇君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 建設事業及び建設諸計画等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十四分散会