逓信委員会 第1号
- 発言数
- 16 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1996/02/06
会議録
○委員長(及川一夫君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 去る一月二十二日、加藤紀文君が委員を辞任され、その補欠として吉村剛太郎君が選任をされました。 —————————————
○委員長(及川一夫君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(及川一夫君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に吉村剛太郎君を指名いたします。(拍手) —————————————
○委員長(及川一夫君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、郵政事業、通信、放送及び電波等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(及川一夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(及川一夫君) 次に、郵政事業、通信、放送及び電波等に関する調査を議題とし、先般本委員会が行いました委員派遣について、派遣委員の報告を聴取いたします。 まず、九州班の報告をお願いいたします。山田俊昭君。
○山田俊昭君 九州班の委員派遣の報告をさせていただきます。 私は、及川委員長、広中理事、景山委員及び北岡委員とともに、去る一月十六日から十八日までの三日間、九州地方における逓信関係業務の実情調査を行いました。特に、今回の委員派遣では、離島における逓信関係業務に焦点を当て、長崎県対馬の現状を中心に調査を実施しました。 我が国は、六千八百五十二もの島から成り、数多くの離島が存在します。そのうち、全国で人が住んでいる離島の数は三百二十九にも上り、九州には三六%に当たる百十八の島が属しております。その一つに今回訪れた長崎県対馬があります。 長崎県対馬は、全国の離島では三番目に大きく、すばらしい自然の景観を持った人口約四万四千人の島であります。地理的関係から、歴史的に朝鮮半島との関係は深く、江戸時代の鎖国下においても朝鮮通信にによる交流の中継地となっており、現在も豊富な歴史的遺構が存在しております。 島内唯一の普通局である厳原郵便局は、明治四年に近代郵便制度が発足した翌年、明治五年に郵便役所として業務を開始しました。現在では、島内の特定局、簡易局と合わせまして三十七局が一万五千世帯のネットワークを結んでおります。 この地域との密接な結びつきを生かして、対馬六町と合同による対馬ふるさと観光物産展を開催したり、地元の厳原漁協とタイアップして対馬特選ゆうパックの開発を行うなど、地域の活性化にも貢献しております。 情報通信分野における取り組みとしては、まず離島医療情報システムが挙げられます。 長崎県では、医療施設に恵まれない離島地域の医療を確保するため、昭和四十三年に県離島医療圏組合が設立されました。同組合は、県と離島の市町と一体となって、今回視察した対馬いづはら病院を初め九つの病院を経営するとともに、医療施設の向上に当たってまいりました。 その後、離島において専門医の診断や治療が必要な患者が出た場合、遠隔診断により医療支援が行えるよう離島医療情報システムの整備が平成二年から段階的に進められてきました。現在、離島の各病院では、患者の病状を写した画像を本土の病院に電話回線で伝送し、ヘリコプターを使い搬送すべきかどうか専門医の指示を仰ぐことができるようになりました。このシステムの利用実績も平成六年度で百三十一件と年々増加しており、今後一層の充実が期待されています。 次いで視察を行った美津島町の農村多元情報システムは、全国の離島で初めての公営ケーブルテレビとして平成四年四月一日に開局したものであります。これは、町役場に隣接した有線放送センターを中心に、役場や学校、公民館など七十一カ所の公共施設と町内二千八百の全世帯をケーブルで結んだものであり、町民の間の情報の共有化に大きな役割を果たしています。その結果、町全体が国境の島の国際化や観光と第一次産業との一体的な振興という目標に向かって力を合わせた取り組みが進められております。将来、離島において情報通信が果たすべき役割を先取りするものとして今後の発展が注目されております。 そのほか、今回の委員派遣では、九州の郵政地方三局を初め、NHK福岡放送局、NTT九州支社から説明を聞くとともに、福岡タワー、航空交通流管理センターなどの視察を行いました。これらを含めた調査の詳細につきましては、委員長のお手元に報告書を提出しておりますので、本日の会議録に掲載するよう取り計らいをお願い申し上げます。 最後に、本調査に当たりお世話をいただいた関係各位に御礼を申し上げまして、報告を終わります。
○委員長(及川一夫君) 次に、東北班の報告をお願いいたします。陣内孝雄君。
○陣内孝雄君 私は、小林委員、伊藤委員、上田委員及び水野委員とともに、去る一月十六日から十八日までの三日間、東北地方における逓信関係業務の実情調査を行いました。東北地方は大部分が豪雪地帯にあります。その中にあって、現在、地域活性化への取り組みと先端技術による新たな展開への取り組みが行われております。今回の派遣先におきます。そうした取り組みにつきまして御報告申し上げます。 まず、地域活性化につきましては、郵政事業において、ふるさと小包が東北管内のゆうパックの中心的商品となっております。ふるさと小包の開発、販売強化が地域の村おこし、産業おこしにつながることから、過疎地域の特産品等の開拓にも積極的に取り組み、地域振興に貢献しております。 また、地域住民の利便の向上を図るため、登記簿謄本等の郵送サービス、いわゆる不動産メールを全国に先駆けて取り扱いを始めております。このほか、郵便配達時における高齢者への励ましの声かけなど、日常の業務を通じて豊かな地域づくりに努めております。 NHKにおきましては、地域の視点からの情報発信や地域の文化財の保存記録等を通じて新たな地域文化の創造に積極的に取り組んでおります。 一方、新たな展開への取り組みとしては、東北七県の戦略的プロジェクトである東北インテリジェント・コスモス構想を推進しております。その一環として、情報通信分野におきましても、東北大学などを中心に、産学官が一体となり光通信・アプリケーション研究開発などの先端的なプロジェクトを推進しております。 また、特別豪雪地帯に指定された過疎の町、山形県白鷹町では、モンゴル語の翻訳を中心とした国際テレワーク事業を進めるなど、通信を利用した新たなビジネスの創出に取り組んでおります。 福島県立会津大学は、平成五年度に開学した日本初のコンピューター理工学部のみの単科大学であります。同大学は、二十四時間利用可能なワークステーションが一人一台用意されるなど、恵まれた環境の中で情報化時代にふさわしい実践力のある人材の養成に取り組んでおります。 こうした取り組みは、地方におけるマルチメディア時代に向けた取り組みのモデルケースとも言うべきものであり、今後が大いに期待されるものであります。 今回の委員派遣では、東北の郵政地方三局を初め、NTT東北支社、NHK仙台放送局から説明を聞くとともに、NTT郡山支店、郡山郵便局、NHK山形放送局などを視察いたしました。これらを含めた調査の詳細につきましては、委員長のお手元に報告書を提出しておりますので、本日の会議録に掲載するよう取り計らいをお願い申し上げます。 最後に、本調査に当たりお世話をいただいた関係各位にお礼を申し上げ、報告を終わります。
○委員長(及川一夫君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。 なお、ただいま山田君及び陣内君から要請のありました報告書につきましては、本日の会議録の末尾に掲載することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(及川一夫君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 —————————————
○委員長(及川一夫君) この際、日野郵政大臣及び山口郵政政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。日野郵政大臣。
○国務大臣(日野市朗君) 去る一月十一日、郵政大臣を拝命いたしました日野市朗でございます。 逓信委員会の皆様には、平素から郵政行政の適切な運営につきまして格別の御指導をいただき、ここに厚く御礼申し上げます。 郵政行政は、国民の日常生活に最も身近な行政であるとともに、通信・放送という技術を通じて世界、さらには宇宙まで雄飛していく時代の最先端の分野を担うものであり、二十一世紀に向けて豊かな国民生活や高度の産業活動を実現する上で果たすべき役割には大変大きなものがございます。 郵政三事業は、全国二万四千の郵便局ネットワークをもとに国民生活に深く根づいたサービスを提供しておりますが、今後も良質なサービスの提供を継続し、国民に愛される郵便局づくりに努めてまいる所存でございます。 また、電気通信行政関係では、総理も施政方針演説で述べられたように、ハード、ソフト両面にわたる情報通信インフラの整備、情報通信技術の開発などを積極的に推進し、高度情報通信社会の構築に向けた動きをさらに加速させていきたいと考えております。 微力ではありますが、全力を尽くしてこの重責を担う所存でございますので、逓信委員会の皆さんにおかれましては何とぞ御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)
○委員長(及川一夫君) 次に、山口郵政政務次官。
○政府委員(山口俊一君) 私は、去る一月十二日に郵政政務次官を拝命いたしました山口俊一でございます。 委員長を初め逓信委員会の皆様方の御指導を賜りながら、郵政事業の適正な運営のために日野郵政大臣を補佐してまいりたいと考えておる所存でございます。 かつ、郵政事業はもちろんでありますが、これからさらに重大性を増すと言われております情報通信等の分野を考えてみたときに、まさに言葉のとおり浅学非才ではありますが、懸命に努めさせていただきたいと考えておりますので、どうか諸先生方にはよろしく御指導、御鞭撻を賜りますように心からお願いをさせていただきまして、ごあいさつにいたします。 ありがとうございました。(拍手)
○委員長(及川一夫君) 本日はこれにて散会いたします。 午後零時五十一分散会 —————・—————