大蔵委員会 第1号
- 発言数
- 10 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1994/10/06
会議録
○委員長(西田吉宏君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 私、九月三十日の本会議におきまして大蔵委員長に選任をされました西田吉宏でございます。 本委員会は、国の歳入に関する法律案を初め、極めて広範な所管を取り扱う重要な委員会であります。その委員長を承りまして、責任の重大さを感じている次第でございます。 本委員会の運営に当たりましては、皆様方の格別の御指導、御協力をいただき、公正かつ円滑に行ってまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。(拍手) この際、上杉前委員長から発言を求められておりますので、これを許します。上杉光弘君。
○上杉光弘君 前委員長といたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。 この一年間、大過なく委員長の職員を全うできましたのは、委員各位の御指導、御協力のたまものでございまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 なお、引き続き、私、大蔵委員会の委員としてお世話になりますので、今後ともよろしくお願いいたします。一年間大変お世話になりました。(拍手) —————————————
○委員長(西田吉宏君) 委員の異動について御報告を申し上げます。 九月二十九日、大河原太一郎君が委員を辞任され、その補欠として私、西田吉宏が、また、九月三十日、梶原敬義君、前畑幸子君及び山本正和君が委員を辞任され、その補欠として谷畑孝君、一井淳治承及び峰崎直樹君が、また、十月五日、一井淳治君が委員を辞任され、その補欠として村田誠醇君がそれぞれ選任されました。 —————————————
○委員長(西田吉宏君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が四名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(西田吉宏君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に楢崎泰昌君、志苫裕君、峰階直樹君及び白浜一良君を指名いたします。 —————————————
○委員長(西田吉宏君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、租税及び金融等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(西田吉宏君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。 —————————————
○委員長(西田吉宏君) 租税及び金融等に関する調査を議題とし、先般本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。竹山裕君。
○竹山裕君 委員派遣について、その概要を申し上げます。 今回の委員派遣は、去る九月五日から同七日までの三日間にわたり、宮城県及び山形県に参りました。派遣委員は、上杉委員長、須藤理事、前畑理事、山本理事、牛嶋理事、寺崎委員、吉岡委員、島袋委員及び私、竹山裕の九名であります。派遣地におきましては、東北財務局、仙台国税局、仙台国税不服審判所、横浜税関塩釜支署及び日本たばこ産業株式会社仙台支店から、それぞれ管内の概況説明を聴取するとともに、ニッカウヰスキー仙台工場を初め、地場産業等を視察してまいりました。 まず、東北地域の経済状況等について申し上げます。 東北財務局の管轄区域は、宮城県、山形県を初め東北六県に及んでおりますが、その面積が全国土の約一七%を占めているものの、人口は全国の約八%弱にとどまり、低い人口密度となっております。就業人口は、国の約八%を占めておりますが、第一次産業に従事している割合が一六%と、全国の二倍になっております。また、県民総支出は全国の六・三%と、人口のシェアを下回っており、一人当たりの県民所得も近年金国との格差が拡大し、全国の約八一%にとどまっております。 産業構造の特色としては、全国に比べて、第一次産業の割合が高いのに対し、第二次産業の割合は全国を下回っております。さらに、国民総支出に占める公的固定資本形成の構成比は、全国水準の一・四倍と、公共事業への依存度が高くなっております。 最近の経済動向を見ますと、鉱工業生産指数は、工場立地が進んだこともあって、全国水準を上回っております。個人消費は、猛暑の影響もあって、本年七月のエアコンの売り上げが前年同月比四倍になる等、家電の販売実績は好調であり、自動車販売、住宅投資、公共投資も順調な伸びを見せております。反面、雇用につきましては、有効求人倍率が全国平均を若干上回っておりますが、依然厳しい状況が続いております。また設備投資は、一部好調な業種を除くと総じて低調であります。今後の景気の先行きとしては、円高の影響などがあるものの、好調な個人消費を中心にして徐々に回復するのではないかと見られております。 次に、税務行政についてであります。管内の平成五年度の徴収決定済額は、二兆三千五百七十二億円と、全国に占める割合は四・二%であり、対前年比三・二%の伸び率となっております。これを税目別に見ますと、源泉所得税、申告所得税及び消費税の増加が大きく寄与しております。また税目別構成比では、法人税が全国平均で一四%の減収となっておりますが、管内におきましては、納税地を有する大規模法人が少ないため、三・一%の減収にとどまっており、余りバブルの影響を受けていないことが特色として挙げられます。 一方、平成五年度の国税不服審査請求の発生件数は百十八件、前年度からの繰り越しか百三十件あり、このうち百四件を処理しております。逐年発生件数は増加傾向にあり、最近三カ年の平均発生件数は百五件となっております。 次に、税関行政についてであります。東北地域の税関は、行政区分と異なっており、宮城県の塩釜支署は横浜税関ですが、山形県の酒税支署は東京税関が管轄しております。仙台空港は、平成二年度に国際定期便が就航したこともあって、入港機数、入国者数とも毎年増加を続けております。また、平成三年に東京港−仙台港間にコンテナフィーダー船が就航し、塩釜支署管内に物流基地が設置され、平成五年になって当該基地が本格的に稼働したことなどから、平成五年度の塩釜港の輸出貿易額は対前年比で六・二倍の伸びとなっております。 以上、各行政分野について申し上げましたが、共通して言えますことは、それぞれの機関とも行政需要が多様化し、高度化し、業務量が増大する一方、定員は横ばいないしは減少傾向をたどっているということであります。関係当局は、これらに対応するため、効率的な業務運営に努めているとのことでありました。 次に、たばこ事業についてでありますが、平成五年度の販売数量は百五十三億本、販売代金千六百九十九億円と、全国に占める割合はいずれも五・六%となっております。平成五年度における葉たばこ生産は、九州地域が集中豪雨の被害を受けたことから、買い入れ重量、買い入れ代金とも岩手県が全国トップになっております。一方、平成五年度の塩の販売数量は、国内塩が七万四千トン、輸入塩が四万六千トンとなっており、輸入塩の割合が全国平均より高くなっております。 最後に、視察先について簡単に紹介いたしますと、まず、ニッカウヰスキー仙台工場は、北海道余市工場に続く第二の原酒工場であり、昭和四十四年に竣工されました。年間出荷数量が四千七百五十五キロリットルと、全社数量の一二%を占めております。当工場建設に当たっては、極力樹木を残すとともに、色彩を赤れんがに統一するなど、周囲の環境に配慮したとの説明がありました。 寿虎屋酒造株式会社は、創業が江戸享保年間にさかのぼるなど古い歴史を有する会社であり、山影市に五社ある酒造会社中、最大の消費量を誇っております。出荷先は、主として県内でありますが、関東方面にも出荷しているとのことであります。この会社の特徴は、完全自動製麺機により、こうじ菌を理想約環境で育て、「はぜ」の深いこうじをつくるなど、製造工程の自動化を進めているところにあり、伝統を生かしながら自動化を進めるという酒づくりが行われております。 いずれの酒造メーカーも、外国産の酒類の進出により、出荷販売が思うように伸びない状況にあるとのことでありました。 このほか、国内産木材の有効利用を図っている天童木工、地方都市の国際化にこたえる山形国際交流プラザ、地場産業の技術開発・向上のための山形県高度技術研究開発センター、日本で唯一の手織りじゅうたん製造を行っているオリエンタルカーペットを視察し、視察箇所は全体で六事業所に及びました。 以上、概略を申し述べましたが、今回の派遣におきまして調査に御協力いただきました関係行政機関、団体及び事業所の方々に対し、この席をかりまして厚く御礼を申し上げ、派遣報告を終わります。
○委員長(西田吉宏君) これをもって派遣委員の報告は終了いたしました。 本日はこれにて散会をいたします。 午後一時十四分散会