厚生委員会 第1号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1993/10/20
会議録
○加藤委員長 これより会議を開きます。 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。 厚生関係の基本施策に関する事項 社会保障制度、医療、公衆衛生、社会福祉及び 人口問題に関する事項以上の両事項について、その実情を調査し、対策を樹立するため、小委員会の設置、関係各方面からの説明聴取及び資料の要求等の方法により、本会期中調査を進めたいと存じます。 つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
○加藤委員長 厚生関係の基本施策に関する件について調査を進めます。 この際、大内厚生大臣から発言を求められておりますので、これを許します。大内厚生大臣。
○大内国務大臣 第百二十八回国会の厚生委員会の御審議に先立ち、所信の一端を申し述べたいと存じます。 御承知のとおり、我が国は、世界でもいまだ経験のない本格的な高齢・少子社会の到来を目前に控え、国民が心豊かに安心して暮らせる福祉社会の建設を進めることが緊急の課題となっております。保健、医療、福祉の充実を図るとともに、将来にわた力揺るぎない社会保障制度の構築に努め、生活先進国の実現を図ってまいりたいと存じます。 まず、本格的な高齢・少子社会においても、国民が安心できる社会保障を確保できるよう、社会保障制度を取り巻く環境の変化を踏まえつつ、あるべき社会保障の全体像について、総合的なビジョンを策定してまいりたいと存じます。このため、先般、高齢社会福祉ビジョン懇談会を設置し、検討を開始したところでございます。 また、近年、夫婦共働き世帯の増加、核家族化や都市化の進展など子供を取り巻く環境の変化は著しいものがあります。さらに、昨年の合計特殊出生率がついに一・五〇となるなど、次代を担う子供が健やかに生まれ育つための環境づくりに向けた本格的な取り組みが求められております。そこで、平成六年度に向け、児童環境づくりや保育に関する総合的な対策を検討してまいりたいと存じます。 また、今日、多数の国民の皆様が、健康や経済面で老後に大きな不安を抱えておられます。こうした不安の解消を図るべく、「高齢者保健福祉推進十か年戦略」の一層の推進を図るとともに、必要に応じその充実強化に努めてまいりたいと思います。さらに、医療保険制度につきまして、関係審議会における御議論を踏まえ、国民の医療に対するニーズの多様化などに対応した対策を検討してまいるとともに、先般、年金審議会において取りまとめられました御意見を踏まえ、本格的な高齢社会にふさわしい年金制度の構築に力を尽くしてまいりたいと思います。 その他、十年後のがん克服を目指して来年度より新たな十カ年計画をスタートさせるほか、エイズ拠点病院の整備等エイズストップ作戦の推進や難病対策の充実、さらには医業経営の健全化や本年策定された障害者対策に関する新長期計画に基づいた障害者対策の推進など、当面する課題に対しまして、果敢に取り組んでまいる所存であります。 また、近年、トリハロメタン等の有害物質や異臭味被害の問題などにより、国民の水道水に対する信頼が低下してきております。厚生省といたしましては、この十二月の新しい水道水質基準の施行を控え、今国会に、安全で良質な水道水を確保するため、各種の事業を実施促進するための措置等を内容とする法律案を提出してまいりたいと考えております。厚生委員会の皆様方の御理解をお願い申し上げます。 このほかにも、国民生活に直結する厚生行政を取り巻く課題は、山積しておりますが、その解決に向けて鋭意取り組んでまいります。 以上、まことに簡単ではございますが、私の所信の一端を申し上げました。私は、国民の皆様に 親切な行政を基本姿勢として職員を果たしてまいる所存であります。皆様の御支援、御協力をお願い申し上げる次第でございます。 ありがとうございました。(拍手)
○加藤委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時九分散会