交通安全対策特別委員会 第6号
- 発言数
- 13 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1993/06/08
会議録
○春田委員長 これより会議を開きます。 交通安全対策に関する件について調査を進めます。 この際、自転車駐車場整備等に関する小委員長から、小委員会の経過並びに結果につきまして報告いたしたいとの申し出がありますので、これを許します。小委員長鴻池祥肇君。
○鴻池委員 自転車駐車場整備等に関する小委員会の調査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 近年、近距離交通手段としての自転車利用の増大は、鉄道駅周辺等における自転車の放置等さまざまな社会問題を提起するに至りました。 この解決を図るため、自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律に基づき、自転車に関する諸施策が講ぜられてまいったところであります。しかしながら、今なお金国で約八十万台を超える自転車が放置されるなど、依然憂慮すべき状況にあることから、総合的な自転車等駐車対策等の一層の推進を図るため、新たに有効かつ適切な措置を講ずべしとの国民的要請が強まっております。 このような情勢から、一昨年の第百二十回国会以来、本法の改正について各政党間において鋭意検討を重ねてまいりましたが、本日、小委員長において、自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律の一部を改正する法律案の草案を作成し、ただいま皆様のお手元に配付いたしてあります草案のとおり、小委員会の案と決定した次第であります。 起草案の内容について御説明申し上げます。 本案は、最近の駅前広場等における自転車及び原動機付自転車の放置の実情等にかんがみ、自転車及び原動機付自転車の駐車対策の総合的推進を図るため所要の改正を行おうとするもので、その主な内容は次のとおりであります。 まず第一に、鉄道事業者は、鉄道の駅の周辺における地方公共団体等による自転車等駐車場の設置が円滑に行われるように、地方公共団体等との協力体制の整備に努めることとしております。 第二に、駅前広場等の良好な環境を確保し、その機能の低下を防止するため、市町村長が、撤去した放置自転車等の保管、処分等に関する規定を整備することとしております。 第三に、市町村は、自転車等の駐車需要の著しい地域等において、自転車等の駐車対策を総合的かつ計画的に推進するため、自転車等の駐車対策に関する総合計画を策定することができることとしております。 第四に、市町村は、自転車等駐車対策に関する 重要事項を調査審議させるため、道路管理者、都道府県警察及び鉄道事業者等の駐車対策に利害関係を有する者で組織する自転車等駐車対策協議会を置くことができることとしております。 第五に、原動機付自転車の駐車対策についても、自転車と同様の措置を講ずることとしております。 第六に、自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録を受けなければならないこととしております。 その他、所要の規定の整備を行うこととしております。 以上であります。 この際、お手元に配付いたしてあります自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律の一部を改正する法律案の草案を委員会の成案とし、これを委員会提出の法律案と決定されるようお願いいたす次第であります。 委員各位の御賛同をお願いいたします。(拍手) ————————————— 自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整 備に関する法律の一部を改正する法律案 〔本号末尾に掲載〕 —————————————
○春田委員長 以上で報告は終了いたしました。 小委員長並びに小委員各位の御努力に対し、厚く御礼を申し上げます。 —————————————
○春田委員長 次に、自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律の一部を改正する法律案起草の件について議事を進めます。 委員各位のお手元に配付してございます小委員長の報告に係る起草案の趣旨及び内容につきましては、ただいまの小委員長の報告にありましたので、説明を省略いたします。 お諮りいたします。 自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律の一部を改正する法律案起草の件につきましては、小委員長から報告のありましたお手元に配付の案を委員会の成案とし、委員会提出の法律案とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○春田委員長 起立総員。よって、そのように決しました。 なお、本法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○春田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 —————————————
○春田委員長 次に、本法律案の提出に際しまして、鴻池祥肇君外四名から、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党の共同提案に係る自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する件について決議されたいとの動議が提出されております。 提出者から趣旨の説明を求めます。永井孝信君。
○永井委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明いたします。 近年の駅周辺等における自転車の大量放置等が社会問題化して十数年余が経過しております。この間、さまざまな自転車対策が講ぜられ、放置自転車が減少しておりましたが、最近、再び増加の傾向を示しております。自転車は、簡便、手軽、しかも地球に優しい市民の重要な交通手段として、都市交通におけるその役割は大きく、今後もますます利用の増加が見込まれることから、国民にとって大きな願いである放置自転車問題の解消は急務となっております。さらに、原動機付自転車についても同様な状況にあります。 このため、関係機関の積極的な協力のもとに、自転車利用者のマナーの向上と相まった新たな自転車等の駐車対策等の推進の必要性が叫ばれております。 このような情勢に対処するため、先ほど自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備の促進に関する法律の一部を改正する法律案が委員会提出法律案として決定されたわけでありますが、本起草案の取りまとめの過程における委員の皆様の意見に基づき、関係省庁の緊密な連携のもと、これらの対策に万全を期するよう要請するため、この決議案を提出した次第であります。 案文を朗読いたします。 自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する件(案) 政府は、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関し、次の事項について万全の措置を講ずべきである。 一、鉄道駅周辺における地方公共団体等による自転車等駐車場の設置が円滑に行われるよう、鉄道事業者の地方公共団体等との緊密な協力体制の確立について十分指導すること。 二、自転車等の駐車対策を推進するため、国及び都道府県は市町村の実施する自転車等駐車対策に適切に協力するよう努めること。 三、自転車等駐車場の整備を促進するため、自転車等駐車場の整備に係る現行の助成制度の活用を図るとともに、競輪収益の活用による自転車等駐車場の整備についても、引き続き継続すること。 四、自転車利用者の交通ルールの遵守、駐車マナーの向上等を図るため、学校等における交通安全教育等の充実強化に努めること。 五、自転車防犯登録の義務化については、自転車商協同組合等現在の防犯登録の運営主体が継続してその実施に当たることを前提とすること。 六、撤去自転車の再利用によるレンタサイクルの導入等により、放置自転車の解消と資源の有効利用を図ること。 右決議する。 以上であります。 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。(拍手)
○春田委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。 採決いたします。 本動議に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○春田委員長 起立総員。よって、鴻池祥肇君外四名提出の動議のごとく決議することに決しました。 この際、本動議に対し、政府から発言を求められておりますので、これを許します。尾辻総務政務次官。
○尾辻政府委員 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を尊重し、関係省庁との緊密な連携のもと、自転車等の駐車対策の総合的推進等に努力してまいる所存でございます。
○春田委員長 お諮りいたします。 ただいまの決議についての議長に対する報告及び関係当局への参考送付等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○春田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前十一時二十分散会