建設委員会 第1号
- 発言数
- 26 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1993/02/04
会議録
○野中委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび建設委員長に就任をいたしました野中広務でございます。まことに光栄に存じます。 御承知のとおり、本委員会の使命は、二十一世紀の国土づくりを目指して、住宅、道路、河川等の社会資本の充実など広範多岐にわたっており、いずれも国民生活に密着したものであります。豊 かなゆとりのある国民生活の実現が重要である今日、本委員会に寄せる国民の期待と関心は、ますます高まっております。 このような時期に本委員会の委員長に就任し、その職責の重大さを痛感をいたしております。 つきましては、委員各位の格別の御協力を得まして、円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手) ————◇—————
○野中委員長 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い、現在理事が五名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野中委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 それでは、理事に 大野 功統君 久野統一郎君 野田 実君 石井 智君 及び 平田 米男君を指名いたします。 ————◇—————
○野中委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。 建設行政の基本施策に関する事項 都市計画に関する事項 河川に関する事項 道路に関する事項 住宅に関する事項 建築に関する事項 国土行政の基本施策に関する事項以上の各事項について、本会期中国政に関する調査を進めたいと存じます。 つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野中委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
○野中委員長 この際、中村建設大臣、井上国土庁長官、東建設政務次官及び杉浦国土政務次官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。中村建設大臣。
○中村国務大臣 建設大臣を仰せつかりました中村喜四郎でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 御承知のとおり、建設行政は、住宅宅地の供給、道路、河川、下水道、公園の整備等、いずれも国民生活に密着した極めて重要なものであります。特に、現在の我が国経済の状況にかんがみれば、公共投資に期待される役割はますます大きくなっております。このため、国民の要望に的確にこたえつつ、活力のある経済社会と安全で快適な国民生活を実現するため、その基盤となる住宅、社会資本の整備を積極的に推進していくことが必要であると考えております。 今後は、生活大国の実現に向け、公共投資基本計画の趣旨を踏まえた住宅、社会資本の整備を積極的に推進していくとともに、地方の戦略的な整備を展開することにより国土の均衡ある発展を図るなど、総合的、効率的な建設行政のために最大限の努力を払ってまいる所存であります。 委員長初め委員各位の格別の御指導と御協力を心からお願い申し上げます。(拍手)
○野中委員長 井上国土庁長官。
○井上国務大臣 国土庁長官の井上孝でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 国土庁は、豊かで住みよい国づくり、地域づくりを進めるための政府内の総合企画調整を行う任務を有しております。私は、人々が真の豊かさとゆとりを実感できる生活大国の実現を図っていく上で、国土政策の果たす役割はますます重要になってきていると考えております。 このため、東家国土庁長官に引き続き、関係省庁の御協力を得ながら、東京一極集中の是正と地域の活性化の推進、総合的土地政策の推進、地震、火山噴火等の災害に脅かされない安全な国土づくり等の各般にわたる施策を積極的に推進してまいる所存であります。 委員長初め委員各位の御指導、御協力をお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○野中委員長 東建設政務次官。
○東政府委員 建設政務次官を拝命いたしました東力でございます。よろしくお願い申し上げます。 中村建設大臣のもとで誠心誠意建設行政の推進のための努力を重ねていく所存でございますので、委員長初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げましてごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○野中委員長 杉浦国土政務次官。
○杉浦(正)政府委員 国土政務次官を拝命いたしました杉浦正健でございます。 井上大臣の御指導をいただきながら、大臣が申されたとおり、近時その重要性を増しております国土行政の推進のため、微力ではございますが、全力を尽くしてまいる決意でございます。 委員長を初め委員各位の御指導、御鞭撻、御協力を心よりお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ————◇—————
○野中委員長 建設行政の基本施策に関する件及び国土行政の基本施策に関する件について調査を進めます。 質疑の申し出がありますので、これを許します。山内弘君。
○山内委員 委員長の御理解と、緊急に発生した江東区のガス爆発の事故の問題について緊急の質問を申し上げたいと思うのでございます。 過般のガス爆発事故の問題については、青森県の方々が三名、秋田県の方が一名亡くなられたわけでございまして、心からお悔やみを申し上げると同時に、また、現在なお重傷の方が一人おられるわけでございまして、一日も早い回復をお祈り申し上げる次第でございます。 同時にまた、この事故は、青森県の森田村の原田一家は、御主人と御長男が同時に亡くなられるというまことに悲しむべき事態になっておるわけでございまして、まさにこの事故の悲惨な状況というものに本当に言い知れぬ悲しみと怒りを覚えるわけでございます。 そこで、この問題について、村上労働大臣も現地を見ておられるようでございますので、まず労働省にお聞きをしておきたいと思うのですが、それは、どうもこれは人為的事故ではないかというふうに考えられるわけでございます。例えばガスの点検器が設置されておるけれども、そこに人がいなかった、それからまた、二十七メートル下の坑内でのガスの発生と火気に対する注意が非常にずさんであったのではないか、そしてまた、事故の報告が極めて遅い、長時間を要しておるという状況、安全管理の面に重大な支障があるように見受けられるわけでございます。 まず、その点について労働省の見解をお尋ねしておきたいと思います。
○大関説明員 去る二月一日に東京都江東区の東京都水道局送水管建設工事において発生した爆発災害について、現在労働省といたしましては、坑内の可燃性ガスの測定状況などを含め、発生原因の調査を鋭意行っているところでございます。 具体的には、事故発生後直ちに東京労働基準局に東京都水道局送水管建設工事爆発災害対策本部を設置するとともに、労働本省及び附属機関である産業安全研究所より専門の係官を派遣するなど、災害発生原因の早期究明に努めているところでございます。 今後調査の状況を踏まえ、必要な再発防止対策の徹底に努めてまいりたいと考えております。
○山内委員 この事故に対して労働省の見解は今調査中、しかもこの問題に対しては今までの経過では人為的事故であるというふうなことが極めて明確になったわけでありますけれども、この点に対して、この事故の概要について建設省はどう把握しておられるのか、お尋ねをしておきたいと思います。
○伴政府委員 今回、このような重大事故が発生しましたことに対しまして、まことに残念でございますし、特にお亡くなりになられました方に対しましては心からお悔やみ申し上げる次第でございます。 本件事故は、去る二月一日午後十一時三十分ごろ、江東区の東京都水道局発注による水道管新設のためのシールド工事の切り羽付近で、メタンガスと思われますが、噴出しまして、何らかの原因でそれに引火して爆発したという事故でございまして、坑内で作業をしていた下請業者の作業員四名が死亡、一名が重体というふうになっているわけでございます。 先ほど労働省から答弁がありましたが、労働省の方でも調査中でございますし、それから警察の方でも現在捜査しております。それから一方、発注者でございます東京都水道局でも特別の調査委員会をつくりまして、その原因調査に取り組んでおるようでございますが、そういった捜査結果を待つ必要もありますけれども、同時に、建設省といたしましても、建設業者から事情の聴取を行いまして、正確な事故実態の把握に努めて、その対応を急ぎたいというふうに思っております。
○山内委員 やはりこれは事前の安全対策、それからまた事後の処理の手落ちがあったように思うわけでございまして、こういうふうなことをたびたび繰り返すということは、もうこれは何年も前からこういうことが出ておるわけでございますが、建設省として、今後この問題に対してどう対策を立てていくつもりなのか、その点を明確にしていただきたい。
○伴政府委員 たびたび事故が起こりまして、その都度安全対策、心を引き締めて対応しているつもりでございますけれども、特に今回の事故状況は、そのシールド工事、推進工事で事故が起こっております。したがいまして、このシールド工事をやっております建設省の関係工事につきまして点検をいたしたいと思っております。 それから同時に、工事建設業者団体を通じまして同種事故が起こらないように再発防止のための指導を徹底したい、目下そういうことを考えております。
○山内委員 徹底するのは当然でございますが、この建設工事における安全対策、この点については、まだまだこれは不十分な問題がたくさんあるわけでございまして、この際ひとつ建設大臣、この問題に対する考え方、明確にひとつ出していただきたいと思います。
○中村国務大臣 お答えいたします。 二月一日の江東区の水道工事の事故に対しまして、四名の方がお亡くなりになったことに対しましては、衷心よりお悔やみ申し上げ、御冥福を心からお祈り申し上げる次第でございます。 先生御指摘のとおり、最近の建設工事というものは、まあ市街地においての建設工事は特にふくそうした中での工事をしなければならない、あるいは施工技術というものが非常に高度化されてきておる中で、施工条件が非常に厳しい中で工事を進めなければならないという状況にあるわけでございます。一方、それに対して、熟練労働者が不足している、あるいは労働者の高齢化、こうした問題がございまして、こうした中でいかにして安全を確保するかということは、従来の安全対策ばかりではなく、さらに、建設省といたしましては、平成四年の一月に建設省としての工事安全対策という方針を決めまして、要綱あるいは一つの指針というものをまとめてきているわけでございます。 具体的な問題といたしましては、従来のように安全対策に対する書類を出させたり、あるいは規制を強化するというようなことだけではこうした問題に対して抜本的に解決につながっていかない、このように考えておりますので、今後、建設省といたしましては、発注者の段階、設計の段階、そして施工の段階、そして作業をする方お一人お一人の立場での安全対策、どのように進めていくかということで、一人一人の安全知識と、そしてチームワークを組んで、そして経験のある方を中心とした安全対策、そして適正な積算、適正な工期、こうしたものを進めていくことによって工事現場に無理がかからないような環境づくりというものを整えていかなきゃならない、このように考えております。
○山内委員 最後に、この建設の事故の問題は、東北地方の出稼ぎ者が一番多いわけでございます。今回の事故もまたそのとおりでございまして、建設工事に携わる出稼ぎの方々が事故に遭うということは、何としても避けなければならない問題でございます。そしてまた、安心して仕事ができるように、これは強力に安全対策を進めなければならないと思うわけでございますが、建設大臣の決意のほどを最後にお聞きしておきたいと思うわけです。
○中村国務大臣 ただいま御指摘をいただきましたように、出稼ぎの方が事故に遭うということは、こういった悲劇を繰り返してはならないという御指摘は、もう全く同感でございます。 昭和四十九年に農家の方が出稼ぎでということですと、当時は十七万人くらいの人たちが働いていらっしゃったそうでありますが、現在は三万五千八百、かなり数は減ってきたわけでありますが、しかし、そういった方々が事故に遭ってしまうということをどのように防がなければならないかということになりますと、熟練の労働者の方、そして季節的に働かれる方々、建設工事というのは先生御承知のとおり短期間の間に入れかえも非常に激しく行われますので、特に短期間に就労される方々の安全知識というものをどのようにして教育、また理解していただくかということは、総合的な面できめ細かくやっていかなければならない問題である、このように考えております。 そして、施工の条件の選定とか、先ほど申し上げましたように工期あるいは積算、こうしたものを緩やかにして、そういった現場の方々に負担がかからないような総合的な政策というものを進めていかなければならないと考えておりますので、今度の事故を教訓にして、私といたしましては、建設省挙げてこういった問題に積極的に取り組めるように指示していきたい、このように考えております。
○山内委員 終わります。
○野中委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時四十三分散会