逓信委員会 第1号
- 発言数
- 15 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1991/12/17
会議録
○委員長(粕谷照美君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 去る十一月十三日、中曽根弘文君が委員を辞任され、その補欠として井上孝君が選任されました。 —————————————
○委員長(粕谷照美君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(粕谷照美君) この際、渡辺郵政大臣から発言を求められておりますので、これを許します。渡辺郵政大臣。
○国務大臣(渡辺秀央君) 逓信委員会の皆様方にごあいさつを申し上げます。 去る十一月五日、郵政大臣を拝命いたしました渡辺秀央でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 粕谷委員長を初め逓信委員会の皆様には、郵政行政の適切な運営につきまして格別の御指導を賜り、この機会に厚く御礼を申し上げたいと思います。 このたび、国民生活と極めて密接なかかわりを持つ郵政行政を所管いたすこととなり、責任の重大さに身の引き締まる思いをいたしているところでございます。 もとより微力ではございますが、諸先生の御指導と御助言を賜りながら、今後所管行政の推進に向け渾身の力を傾注してまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 まず、電気通信・放送の分野につきましては、国際社会、産業経済、地域社会、国民生活等それぞれの領域における情報化の進展に対応し適時適切な諸施策を推進するとともに、情報通信分野での先端的、独創的な技術開発に重点を置いて取り組んでまいる所存でございます。 また、郵便、為替貯金、簡易保険の事業につきましては、物流の変革、金融の自由化、国際化、長寿社会の進展等に対応するとともに、地域社会の活性化にも貢献すべくサービスの改善充実に努めてまいりたいと考えております。 今後とも委員各位の格別の御指導と御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
○委員長(粕谷照美君) この際、私から委員会を代表して大臣に対して一言申し上げます。 ただいま大臣から御発言がありましたように、郵政行政は広範多岐にわたる多くの課題を抱えており、また現在来年度予算の編成中という重要な時期でもあります。私どもも、これらに対する大臣の積極的な姿勢と御活躍を期待しております。 ところで、過般の参議院予算委員会あるいはマスコミ等で大臣御自身にかかわる問題についていろいろ取り上げられ、逓信委員会といたしましても厳しく受けとめておりますので、十分に対処していただきたいと思います。
○国務大臣(渡辺秀央君) 私の問題に関しまして粕谷委員長初め逓信委員の先生方に御心配をおかけし、私のまことに不徳のいたすところでございまして、深く反省をいたしておるところでございます。 今後とも心を引き締めまして国民生活に密着した郵政行政に対する国民の信頼を維持する努力をしてまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ただいまの委員長のお言葉もございましたように、現在来年度予算の編成作業の真っ最中でございます。郵政省では、郵政行政が抱える諸課題に対処すべく各種施策の要求に向けて努力をいたしているところでございますが、これら諸要求、施策の実現に向けて全力を尽くしてまいる所存でございます。 今後とも、不敏な者でございますが、何とぞ御指導、御協力のほど重ねてお願いを申し上げまして、一言私の気持ちを披瀝させていただいた次第でございます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
○委員長(粕谷照美君) 次に、笹川郵政政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。笹川郵政政務次官。
○政府委員(笹川堯君) このたび郵政政務次官を拝命いたしました笹川堯でございます。 渡辺秀央郵政大臣を助けまして全力を挙げて郵政事業に取り組んでまいりたい、こう考えておりますので、粕谷委員長並びに理事、委員の先生方におかれましてもよろしく御指導のほどをお願い申し上げまして、あいさつにさせていただきます。 どうもありがとうございました。 —————————————
○委員長(粕谷照美君) 郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を議題とし、派遣委員の報告を聴取いたします。 まず、北陸・信越班の御報告をお願いいたします。矢原秀男君。
○矢原秀男君 北陸・信越班委員派遣報告を申し上げます。 私は、粕谷委員長、岡野理事、三重野委員、吉岡委員とともに、去る十月十七日から十九日まで、北陸・信越両地方における逓信関係業務の実情調査を行いました。 まず、北陸地方について申し上げます。 北陸郵政局は、豊かな創意、確かな前進を本年度の経営方針として掲げ、事業基盤の確立、質の高い営業活動、地域との連携強化に努めており、各事業とも前年度の実績を上回る成績をおさめております。 郵便局の窓口で住民票、戸籍謄本、抄本等の交付請求ができる住民票等郵送サービスは、六十四市町村において五千件を超える利用を見ております。 国際ボランティア貯金の申し込みは、本年八月末までに五万四千六百五十件となっており、全国の二・六%を占めております。 ATM・CDによるホリデーサービスは、四十七カ所五十一台で実施しており、利用状況は一日一台当たり四十七件と全国平均四十一件を上回り、なお増加傾向にあります。 本年八月末における生涯保障保険の販売は、六百八十六件、保険金額四十億一千九百万円となっております。 次に、電気通信関係の現況について申し上げます。 北陸電気通信監理局管内の情報通信関係メディアの普及状況は、全般的にややおくれぎみでありますが、最近では携帯電話サービス等著しい伸びを示しております。また、NTT回線の高度化についても、日本海側幹線ルートの光ファイバー敷設、主要地域におけるISDN化によるディジタル化が進展しております。 平成三年度予算による生活関連公共投資情報格差是正事業の実施につきましては、石川県情報通信基盤整備協会、福井県情報通信基盤整備協会が設立され、それぞれ事業化の準備を進めております。 地域振興のための電波利用につきましては、産学官の有識者による地域振興のための調査研究会を設置し、この提言を電気通信監理局の施策に反映させることにより、観光地情報システム、消雪装置管理システム等の成果を上げております。また、地域の実情に即した周波数の割り当てを行うため、本年レクリエーション等の施設管理運営用として四波を割り当てることとしております。 また、防災行政無線に衛星回線の利用が認められたことに伴い、富山県が全国に先駆け本年中に運用に入るほか、石川県が平成四年に運用を開始する予定となっております。 次に、信越地方の調査の概要を申し上げます。 信越郵政局は、地域とともに明日を開く郵便局を本年度の経営方針として定め、管内の郵便局は、真心のこもった良質なサービスにより、地域社会から信頼され愛される郵便局づくりを目指すこととしております。 本年八月末現在の郵便販売実績は、百五十二億円、前年同期比〇・九%増とやや低い増加率とたっております。これは大口利用者の管外への移動に伴うものでありますが、信越郵政局では十月から十二月にかけジャンプアップ'91運動を展開し、収入確保に努力しております。 国際ボランティア貯金の本年八月末までの申し込み状況は、七万七千件で、全国の三。七%を占めております。 本年八月末における生涯保障保険の販売は、千五百八十八件、保険金額八十九億四千二百万円となっております。 次に、電気通信関係の現況について申し上げます。 現在、新潟県は、新潟県を環日本海圏の情報拠点として位置づける郵政省の地域振興構想と関係機関の新潟テレコムタウン構想を受けて情報政策ビジョンを策定中でありますが、信越電気通信監理局ではこれを全面的に支援することとしております。 また、情報格差是正事業につきましては、新潟、長野両県においてそれぞれ新潟県情報通信基盤整備協会、長野県テレビジョン放送中継施設整備協会が設立され、事業化の準備を進めております。 放送関係では、本年四月、長野朝日放送が開局し、郵政省の目標としている各県民放テレビ局四局、民放FM局一局が達成されることとなりました。 以上で口頭報告を終わります。 なお、委員長のお手元に詳細な調査報告書を提出いたしますので、本日の会議録に掲載していただくよう委員長において取り計らいをお願い申し上げます。 以上であります。
○委員長(粕谷照美君) 御苦労さまでした。 次に、沖縄班の御報告をお願いいたします。大森昭君。
○大森昭君 沖縄班の報告をいたします。 私は、守住、中村両理事及び足立委員とともに、去る十月十六日から十八日までの三日間、沖縄地域における逓信関係業務の実情調査を行いま した。 まず、郵政事業について申し上げます。 沖縄郵政管理事務所管内におきましては、地域社会との連携強化を図り、営業活動や各種の施策を展開し、各事業とも前年度の実績を上回る成績をおさめております。しかしながら、郵政三事業の普及状況は全国平均に比べなお低く、今後の発展の余地は大きいものがあると言えます。 郵便事業では、ふるさと小包が四十万個と取り扱い当初の昭和五十八年に比べ約二十五倍と急激に増加し、特にパインは全国のふるさと小包取扱数第十位と健闘しており、管理事務所でも「パインの歌」を作成し、NHKで全国放送されるなど需要の拡大に力を入れ、地場産業の振興に寄与しております。 また、郵便貯金事業においても、積極的な営業活動の結果、おおむね順調な実績を示しております。さらに今後も、地域の金融機関として、金融自由化に向け一層の販売体制の強化を図ることとしています。 簡易保険事業は、本土復帰後、サービスが再開されました。ここ数年契約件数や保険料額等は目標を達成し、その伸び率は全国平均を大幅に上回っております。 今後も、郵政三事業は、経営体質の強化を図るとともに、離島県という特殊性があることから、地域振興や地域発展の貢献に努めていくことが期待されます。 次に、電気通信関係について申し上げます。 中央から遠く離れ多くの離島を抱える沖縄地域が今後活性化を図っていくためには、情報通信の活用とその基盤整備が不可欠であります。そのため、沖縄県では全国で初めて県全域を対象とするテレトピア構想の離島振興型モデル都市の指定を受け、その実現化に取り組むなど地域の活性化と情報化のためのさまざまな施策が講じられております。 電気通信制度の改革以来、当地域におきましても第二電電及び日本テレコムによる長距離電話等のサービス及び沖縄テレメッセージによるポケットベルサービスが開始され、特にポケットベルでは四七%のシェアを獲得しております。また、来年六月には自動車電話にもセルラー電話が参入する予定となっております。このように新規参入は着実に進展しているところであります。 また、NTTでは、六十三年の二月に、海上距離を通話料金算定から除外する遠距離通話料金改定を実施し、経済の発展と地域の活性化に大きく貢献したところであります。さらに今後、基幹通信網の整備や高度化、多様化への要請に対応するべくISDN等の各種ニューメディアの導入にも積極的に取り組んでおります。 KDDでは、沖縄県を地理的条件から国際交流拠点として位置づけ、視察いたしました沖縄国際中継所は、我が国とアメリカ、オーストラリア、東南アジア諸国を結ぶ重要な国際通信ケーブルの中継基地として重要な役割を担っております。 次に、放送事業について申し上げます。 当管内ではNHKのほか民放四社が放送を実施しておりますが、NHK沖縄放送局は、本土復帰以来、公共放送の定着に一定の成果を上げているものの、戦後二十年以上にわたり受信料支払い制度がなかったことなどにより受信契約等において依然厳しい状況にあります。今後も地域放送の充実と情報の全国発信に努めるほか、受信料制度の理解、促進を図ることが望まれるところであります。 また、宮古、八重山の先島地域では約十万人の住民がいまだに民間テレビ放送を見ることができず、情報の格差是正を図るためにもこれら難視聴地域の解消は緊急に措置する必要があると言えます。なお、民放二社から、同地域における民放テレビ放映の早期実現を図るため、国からの財政支援についての陳情がありました。 最後に、来年は復帰二十周年を迎えるので、郵政省に対し、郵政三事業を初め情報通信関係行政分野におけるサービスの改善及び復帰記念行事などへの取り組みの強化を要望いたします。 以上で報告を終わります。 なお、委員長の手元に詳細な調査報告書を提出しておりますので、本日の会議録に掲載していただくよう委員長において取り計らいをお願い申し上げます。 以上であります。
○委員長(粕谷照美君) 御苦労さまでした。 これをもって派遣委員の報告は終了いたしました。 なお、ただいま矢原君並びに大森君から要請のありました報告書につきましては、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時十八分散会 —————・—————