大蔵委員会 第1号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1991/11/20
会議録
○太田委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私が当委員会の委員長に就任いたしました。甚だ微力ではございますが、委員各位の側鞭撻、御協力をいただき、公正かつ円満な委員会運営を図り、その職員を全うしてまいりたいと存じます。 何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ————◇—————
○太田委員長 理事補欠選任の件についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い、現在理事が四名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○太田委員長 御異議なしと認めます。よって 井奥 貞雄君 中川 昭一君 持永 和見君 柳本 卓治君 以上四名を理事に指名いたします。 ————◇—————
○太田委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。 国の会計に関する事項 税制に関する事項 関税に関する事項 金融に関する事項 証券取引に関する事項 外国為替に関する事項 国有財産に関する事項 専売事業に関する事項 印刷事業に関する事項 造幣事業に関する事項の各事項につきまして、今会期中国政に関する調査を行うため、議長に対し、国政調査承認要求を行うこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○太田委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 ————◇—————
○太田委員長 この際、羽田大蔵大臣並びに村井大蔵政務次官及び青木大蔵政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。羽田大蔵大臣。
○羽田国務大臣 先般、大蔵大臣を拝命いたしました羽田孜でございます。 内外に数多くの重要課題が山積している中で、財政金融政策の運営の任に当たることとなり、その責務の重大さを痛感いたしております。 今後とも、政策運営に遺漏なきよう全力を尽くしてまいる所存でございますので、よろしく御指導のほどお願い申し上げます。 今後における財政金融政策の基本的な考え方につき所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 まず、最近の経済情勢と当面の経済運営について申し上げさせていただきます。 現在の我が国経済は、住宅建設の減少傾向などに見られるように、これまでのやや高目の成長に比べると拡大のテンポが緩やかに減速しておりますが、個人消費が総じて堅調に推移しているほか、設備投資も基調は依然強いなど、全体としては、依然底がたく推移しております。他方、物価の動向を見ますと、国内卸売物価は引き続き落ちついており、消費者物価についても、その騰勢は鈍化しつつあります。このような情勢のもと、企業家等の心理に及ぼす影響についても留意しつつ、先般、公定歩合の引き下げが行われたところでありますが、今後、この引き下げが、これまでの市場金利等の低下と相まって、内需中心の自律的成長を息長く持続させることに資するものと期待いたしております。 政府といたしましては、今後ともインフレなき持続的成長を確保していくため、内外の諸情勢を総合的に勘案し、適切かつ機動的な経済運営に努めてまいりたいと考えております。 国際経済情勢を見ますと、先進国では、全体として見れば景気の減速局面からの回復が見られます。他方、累積債務問題につきましては、前進が見られるものの、なお解決に向けての努力を必要としているほか、今後の世界的な資金需要の高まりに対処するため、世界的な貯蓄増強を図る必要があるなど、引き続き取り組むべき課題も残されております。ウルグアイ・ラウンドにつきましては、他の主要国とともに、年内に成功裏に終結するよう努力することが重要であると考えております。ソ連につきましては、連邦及び共和国が経済金融面で深刻な問題に直面しておりますが、国際金融機関の協力を得て適切な調整・改革政策を実施していくことが重要であると認識しております。我が国といたしましても、他の先進主要国と協調しつつ、こうしたソ連の自助努力に対し適切な支援を行っていくことといたしております。 このような国際情勢のもとで、世界経済の安定を確保していくためには、各国が協調して対応することが極めて重要であると考えます。先般開催されました世銀・IMF総会等一連の国際会議におきましても、国際経済及び金融の諸問題につき意見交換が行われ、引き続き経済政策協調を支持していくことが確認されたところでございます。 次に、財政改革と平成四年度予算編成について申し上げます。 我が国財政は、平成三年度末の公債残高が百六十八兆円程度にも達する見込みであり、国債費が歳出予算の二割を超えるなど、依然として極めて厳しい状況にあることに変わりはありません。加えて、税収動向についても、これまで増収をもたらしてきた経済的諸要因が流れを変えてきている中、現時点での収納状況も低調であるなど極めて厳しい状況とたっております。 しかしながら、将来の我が国の発展と安定にとって、財政の対応力の回復を図っていくことが緊要な課題であります。このため、今後の財政運営に当たっても、高齢化社会に多大の負担を残さず、再び特例公債を発行しないことを基本として、公債残高が累増しないような財政体質をつくり上げることを目指し、引き続き公債依存度の引き下げを図っていく必要があります。 平成四年度予算編成につきましては、このような考え方に沿って、まず歳出の節減合理化に取り組んでまいる所存であります。 次に、金融・資本市場の自由化、国際化について申し上げます。 金融・資本市場の自由化、国際化は、国民の金融に対するニーズにこたえるとともに、我が国経済及び世界経済の発展に寄与するものであります。また、金融に関する制度、政策について、国際的な調和を図っていくことは、国際的に期待される我が国の役割を果たす上でも大きな意義を有するものと考えます。 このような観点から、政府といたしましては、逐次各種の措置を講じてきているところであります。特に、預金金利の自由化につきましては、金利自由化の定着状況等を見きわめつつ、極力早期に、定期預金金利については遅くとも今後二年程度で、また、当座預金金利を除くその他の預金金利については今後三年程度で自由化を完了すべく努力しているところであります。 また、我が国の金融制度、証券取引制度のあり方につきましてはいたしましては、本年六月の金融制度調査会答申及び、金融・資本市場における有効かつ適正な競争を促進し、市場の効率化、活性化を図ることにより、内外の利用者の利便性の向上をもたらし、国際的にも通用する金融制度及び資本市場を構築することが極めて重要であると考えております。 このため、金融制度改革を着実に進めていく必要があり、政府と証券取引審議会報告等を踏まえ、よりよい金融制度及び証券取引制度をできるだけ早期に実現するため、所要の措置を講じてまいる所存であります。 次に、一連の証券及び金融をめぐる問題について申し上げます。 先般の証券及び金融をめぐる一連の問題によって我が国の証券市場や金融機関に対する内外の信頼が大きく損なわれたことは、まことに遺憾であり、極めて深刻に受けとめております。 大蔵省といたしましては、一連の証券及び金融に関する不祥事の実態の解明、再発の防止策等について検討を行い、先般の臨時国会においては、緊急に措置すべき事項として損失補てんの禁止等を内容とする証券取引法等の改正案を提出し、成立させていただくとともに、金融機関の内部管理体制の総点検を早急に行うことなどを内容とする対応策を講じたところであります。二 さらに、一連の不祥事をめぐる問題につきましては、先般、行革審から、「証券・金融の不公正取引の基本的是正策に関する答申」として、我が国証券市場及び証券・金融行政のあり方について抜本的改革の諸方策を示していただくとともに、国会におきましても、不祥事の再発防止に向けて所要の検討を行い適切な措置を講ずべき諸事項について決議がたされております。 大蔵省といたしましては、行革審答申及び国会における諸決議を最大限に尊重して各般の検討を進め、このような不祥事の再発防止及び我が国の証券・金融市場に対する内外の信頼回復を図るため、法制上、行政上の総合的な対策に取り組んでまいる決意であります。 以上、財政金融政策に関する私の所信の一端を申し述べました。 委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 以上であります。(拍手)
○太田委員長 次に、村井大蔵政務次官。
○村井政府委員 先般、図らずも大蔵政務次官を拝命いたしました。その職員の重大さを自覚いたしまして、羽田大臣をお助けし、誠心誠意職務の遂行に当たる所存でございます。 委員各位の御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○太田委員長 次に、青木大蔵政務次官。
○青木政府委員 今回政務次官を拝命いたしました青木幹雄でございます。 至らぬ者でございますけれども、先生方の御指導をいただきながら、一生懸命務めるつもりでございます。よろしくお願いをいたします。(拍手)
○太田委員長 次回は、来る二十二日金曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時四十四分散会