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121回国会参議院1991/08/05

科学技術特別委員会 第1号

発言数
11
登壇者
5
会派数
3
開催日
1991/08/05

会議録

後藤正夫自由民主党

○後藤正夫君 ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。

竹村泰子日本社会党・護憲共同

○竹村泰子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

後藤正夫自由民主党

○後藤正夫君 ただいまの竹村君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤正夫自由民主党

○後藤正夫君 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に及川順郎君を指名いたします。(拍手)     —————————————    〔及川順郎君委員長席に着く〕

及川順郎公明党・国民会議

○委員長(及川順郎君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙によりまして、本特別委員会の委員長に選任されました及川順郎でございます。  甚だ微力ではございますが、委員各位の御指導、御協力を賜りまして、本委員会の円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)  この際、前奏貝長の和田教美君から発言を求められておりますので、これを許します。和田君。

和田教美公明党・国民会議

○委員以外の議員(和田教美君) お許しを得まして、一言ごあいさつを申し上げます。  昨日委員長の任期を終了いたしました。委員長在任中大過なくその職員を果たすことができましたことは、ひとえに皆様方の御支援と御協力のたまものと深く感謝申し上げる次第でございます。今後とも科学技術の発展に微力を尽くしたいと存じます。  まことに簡単ではございますけれども、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)     —————————————

及川順郎公明党・国民会議

○委員長(及川順郎君) ただいまから理事の選任を行います。  本特別委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

及川順郎公明党・国民会議

○委員長(及川順郎君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岡部三郎君、藤田雄山君、竹村泰子君、太田淳夫君を指名いたします。(拍手)     —————————————

及川順郎公明党・国民会議

○委員長(及川順郎君) 次に、科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  第百二十回国会閉会中、本委員会が行いました委員派遣について、派遣委員の報告を聴取いたします。三上隆雄君。

三上隆雄日本社会党・護憲共同

○三上隆雄君 それでは、私からさきの本特別委員会の調査の報告を申し上げたいと思います。  派遣地は福井県、京都府及び大阪府で、派遣期間は去る五月十六日及び十七日の二日間、派遣委員は和田委員長、岡部理事、永野理事、太田理事、熊谷委員、櫻井委員、吉川委員、新坂委員、小西委員と私の十名であります。  派遣先は関西電力株式会社美浜発電所、動力炉・核燃料開発事業団高速増殖炉「もんじゅ」建設所、株式会社国際電気通信基礎技術研究所及び株式会社イオン工学センターであります。  以下調査の概要を申し上げます。  まず、関西電力株式会社美浜発電所におきましては、特に、本年二月の二号機蒸気発生器損傷事故について、その経緯、原因及び対策等を中心に詳細な説明を聴取した後、当該二号機の中央制御室及びタービン建屋等を視察いたしました。  二号機蒸気発生器事故に関する主な経緯は、本年二月九日十三時五十分ごろ、定格出力五十万キロワットで運転中に、蒸気発生器細管一本が破断 したため一次冷却水が減少し、原子炉が自動停止し、引き続き非常用炉心冷却装置が作動したものであります。またこの際、加圧器逃し弁作動用空気元弁の管理不備により加圧器逃し弁が作動しない事象が発生しております。  事故原因については、同社では、現在のところ損傷側の蒸気発生器細管の一本が円周方向に完全に破断していることをファイバースコープにて確認しており「目下その原因及び事故に至るメカニズムを究明中でありますが、細管の振動を抑制する振れどめ金具が設計どおり設置されていなかったため、高サイクル金属疲労が発生したことが大きな原因ではないかと考えられております。  この事故の後、野外モニターの放射能の値は通常と変化はなく、環境への放射能の影響は認められませんが、同社では美浜発電所二号機蒸気発生器事故対策委員会を設置し、事故原因の徹底究明と運転中及び定検中プラントの管理強化を決定するなど事故再発防止に取り組んでおります。  今後の対策としては、同社では、当該蒸気発生器の交換の必要性を検討するとともに、各種機器の保守点検機能の強化、緊急時のマニュアルの整備、異常兆候を迅速に感知するモニタリングシステムの整備等を行っていくとしております。  なお、委員側から、PWR型の原子炉に蒸気発生器事故が多い理由、蒸気発生器交換の必要性、美浜以外の原子炉の施栓率の状況、振れどめ金具を定期検査の対象とすべきこと、人為ミスを回避する方策、原子炉の経年劣化の影響、原子炉検査体制のあり方等の諸点について質疑が行われたところ、関西電力側としては、委員の方々の指摘を十分に踏まえつつ、今後の対策を講じていきたいとのことでありました。  次に、動力炉・核燃料開発事業団高速増殖炉原型炉「もんじゅ」建設所では、概況説明を聴取した後、建設現場を視察いたしました。  高速増殖炉「もんじゅ」は、我が国で初めて高速増殖炉により発電を行う技術を実証し、将来の実用化へ向けての技術開発を行う目的を持った原型炉であり、その特徴は冷却材に金属ナトリウム、燃料にプルトニウムを用いる点であります。  すなわち、このプルトニウム燃料を効率よく燃焼させるとともに、その際発生する高速中性子によって非分裂性のウラン期をプルトニウムに変えて、燃やした量よりも多くの新しい燃料をつくり出すすぐれた仕組みになっております。  「もんじゅ」の建設は、昭和四十五年に同地を候補地として選定、六十年に本工事に着手、六十一年原子炉建物建築工事開始、六十三年原子炉容器据えつけ工事等が進められ、本年六月末現在の工事進捗率は土木、建築、電気等すべてを総合すると九六・一%で、今後は、総合機能試験を行い、明年十月に臨界となる予定であります。  次に、株式会社国際電気通信研究所においては、研究事業の概況を聴取するとともに、自動翻訳電話等の関連設備を視察いたしました。  同研究所は、関西文化学術研究都市に多数立地される研究所等の中心的存在として、電気通信分野における基礎的・独創的研究の推進という基本理念のもとに、関連研究開発機関等に対し、電気通信技術に関する研究開発に必要な建物スペースを初め各種研究施設、設備を貸与し、研究者の確保と派遣、研究資金の供給を行い、さらに、研究企画の指導、各種事務の援助等を行うものであります。  なお、同社傘下のATR自動翻訳電話研究所においては自動翻訳電話の要素基礎技術を、また、ATR視聴覚機構研究所においては文字認識神経回路網モデル等の実演を視察いたしました。  今回、最後に視察いたしましたイオン工学センターは、イオン工学分野の基礎研究について、関連研究機関等の研究開発の支援を行うことを主たる業務とするものであります。  なお、同センターのもとにイオン工学研究所が設置されており、ここでイオンの発生、利用に関する研究及び研究開発受託、研究成果の実施許諾、販売、譲渡、技術情報の提供、技術交流に関する企画及び実施等の業務を行っております。  以上、御報告いたします。

及川順郎公明党・国民会議

○委員長(及川順郎君) 以上をもって派遣委員の報告は終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時四十一分散会

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