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118回国会参議院1990/04/04

本会議 第8号

発言数
15
登壇者
5
会派数
4
開催日
1990/04/04

会議録

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) これより会議を開きます。  日程第一 平成二年度一般会計暫定予算  日程第二 平成二年度特別会計暫定予算  日程第三 平成二年度政府関係機関暫定予算  以上三案を一括して議題といたします。  まず、委員長の報告を求めます。予算委員長林田悠紀夫君。    〔林田悠紀夫君登壇、拍手〕

林田悠紀夫自由民主党

○林田悠紀夫君 ただいま議題となりました平成二年度暫定予算三案の予算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  今回の暫定予算は、平成二年度予算が年度内に成立していないため、国政運営に支障を来すおそ れがありますので、四月一日から五月二十日までの期間について編成されたものであります。  一般会計暫定予算の編成は本予算成立までの応急措置であることにかんがみ、歳出については、暫定予算期間中における人件費、事務費等の経常的経費のほか、既定施策に係る経費については行政運営上必要最小限度の額にとどめ、新規施策の経費は、教育及び社会政策上の配慮から特に措置することが適当と認められるものを除き、原則として計上しないこととしております。  なお、公共事業関係費は、一般公共事業及び災害復旧等事業に分け、それぞれ本予算の四分の一及び三分の一を目途に計上することとしております。  一方、歳入については、暫定予算期間中の税収及びその他収入、四条公債発行予定額を見込むほか、前年度剰余金を計上いたしております。  以上の結果、一般会計暫定予算の規模は歳入二兆九千五百三十六億円、歳出十兆二千億円で、七兆二千四百六十四億円の歳出超過となりますが、国庫の資金繰りについては、必要に応じ大蔵省証券を発行することができることとしております。  特別会計及び政府関係機関の暫定予算についても、一般会計に準じて編成されております。  暫定予算三案は、三月二十八日国会に提出され、四月三日衆議院からの送付を待って、本日、大蔵大臣から趣旨説明を聴取した後、質疑を行いました。  暫定予算に直接かかわる質疑として、「本暫定予算の期間を五十日間とした理由は何か。五十日間では衆参の予算委員会の審議日程から逆算して暫定補正の提出が避けられないのではないか。暫定予算では七兆二千億円余の歳出超過分を大蔵省証券で賄っており、その利払いは巨額に達するが、昭和五十三年度に行われた税収の年度所属区分の変更を復元することで利払いを縮減できるほか、年度間を通じた税収見積もりの適正化も期せるのではないか。昨年度の暫定予算で九十億円の消費税収があったのに、今回計上されていない理由は何か。」との質疑があり、これに対し、橋本大蔵大臣から「平成二年度暫定予算の期間を五十日間としたのは、衆議院の解散総選挙等諸般の情勢を勘案し、最近における暫定予算で最も長い期間を採用した。また、予算審議の日数など国会運営上の問題については政府が口出しすべきことではないが、政府としては暫定の補正とならないよう一日も早い本予算の成立を願っている。大蔵省証券による割引料は八百三十一億円であるが、年度内の収支の調整を図るもので、長期の国債と違って後世に負担を残すものではない。現行の税の年度所属区分は十年ぐらい一貫して定着しているもので、事務方も作業に習熟してきている。これをもとに戻すと巨額の財源が必要であるほか、今日ようやく特例公債依存脱却ができ、今後巨額の公債残高の累増にどう歯どめをかけるかなど財政体質強化が政策優先順位として先行し、現時点では年度所属区分復元ができる状況にはないが、将来の重要な課題と考えている。昨年度は消費税スタートの年で、輸入分に課税の消費税収を計上したが、今年度は輸出還付分が出るので税収が見込めないほか、国内分は決算の後、二カ月後納付となるためである。」との答弁がありました。  質疑はこのほか、深谷郵政大臣にかかわるリクルート問題、日米構造協議など広範多岐にわたりましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。  質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本社会党・護憲共同を代表して穐山委員が反対、自由民主党を代表して伊江委員が賛成、公明党・国民会議を代表して猪熊委員が反対、日本共産党を代表して吉岡委員が反対の旨、それぞれ意見が述べられました。  討論を終局し、採決の結果、平成二年度暫定予算三案は賛成少数をもっていずれも否決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) これより三案を一括して採決いたします。  三案に賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 少数と認めます。  よって、三案は否決されました。(拍手)  ただいまの結果、平成二年度一般会計暫定予算外二案について、本院は衆議院から両院協議会を求められることになります。      ─────・─────

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) この際、参議院事務局職員定員規程の一部改正に関する件についてお諮りいたします。  議長は、本件につきまして議院運営委員会に諮りましたところ、議席に配付いたしました参議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案のとおりとする旨の決定がございました。

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 本規程案に賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 過半数と認めます。  よって、本規程案は可決されました。  これにて休憩いたします。    午後四時二十一分休憩      ─────・─────    午後五時二十一分開議

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  先ほど衆議院から、平成二年度一般会計暫定予算外二案について、国会法第八十五条第一項の規定により、両院協議会を求められました。  これより、平成二年度一般会計暫定予算外二案に関する両院協議会の協議委員十名の選挙を行います。

菅野久光日本社会党・護憲共同

○菅野久光君 両院協議会協議委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。

及川順郎公明党・国民会議

○及川順郎君 私は、ただいまの菅野君の動議に賛成いたします。

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 菅野君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 御異議ないと認めます。  よって、議長は、平成二年度一般会計暫定予算外二案に関する両院協議会の協議委員に穐山篤君、菅野久光君、鈴木和美君、矢田部理君、安恒良一君、太田淳夫君、和田教実君、吉岡吉典君、粟森喬君及び足立良平君を指名いたします。  これより直ちに両院協議委員の正副議長を選挙されることを望みます。  両院協議会の結果の報告を待つため、暫時休憩いたします。    午後五時二十三分休憩      ─────・─────    午後六時五十一分開議

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  平成二年度一般会計暫定予算外二件両院協議会参議院協議委員議長から報告書が提出されました。  この際、報告を求めます。協議委員議長矢田部理君。    〔矢田部理君登壇、拍手〕

矢田部理日本社会党・護憲共同

○矢田部理君 平成二年度一般会計暫定予算外二件両院協議会の経過及び結果について御報告申し上げます。  本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして議長より指名せられました後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、矢田部理が、副議長に太田淳夫君がそれぞれ選任されました。  なお、衆議院側におきましては、野田毅君が協議委員議長に、近藤鉄雄君が副議長に選任されました。  両院協議会の初会の議長はくじにより決することとなっておりますので、開会に先立ち抽せんを行いました結果、衆議院側協議委員議長の野田君が議長に当選されました。  協議会におきましては、まず、衆議院側佐藤信二君から、本暫定予算は、暫定期間中における人件費、事務費等の経常的経費のほか、社会保障関係費等既定施策に係る経費について行政運営上必要最小限の金額を計上し、また、新規施策については教育及び社会政策上の配慮から特に措置することが適当と認められるもの以外は計上しておらず、国民生活にとって必要不可欠との理由で賛成、次に、本院側穐山篤君から、本暫定予算は、国民が撤廃ないし凍結を求めている消費税が組み込まれていること、暫定予算期間中に係る税収入を過小に見積もったり、消費税収入があるのに意図的に暫定予算から落としたりしていること、本暫定には、本来暫定予算の性格として計上すべきでない政策経費が計上されていること等の理由によって反対と、それぞれ議決の趣旨の説明が行われました。  次に、協議に移りましたところ、参議院側から、両院協議会として、本院側が指摘した暫定予算三案に反対する理由として掲げた諸事項を除去すること等によって本暫定予算が成立できるよう衆議院側に協力を要請する旨の意見が、また衆議院側から、本暫定予算は、国民生活にとって必要不可欠でかつその成立が急がれるため、原案どおり成立することが望ましい旨の意見が、それぞれ述べられましたが、結局、意見の一致を見るに至らず、成案が得られませんでした。  以上、御報告申し上げます。

土屋義彦各派に属しない議員

○議長(土屋義彦君) 平成二年度一般会計暫定予算外二案につきましてほ、両議院の意見が一致いたしませんので、憲法第六十条第二項の規定により、衆議院の議決が国会の議決となります。  本日はこれにて散会いたします。    午後六時五十六分散会

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