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116回国会参議院1989/12/14

内閣委員会 第6号

発言数
25
登壇者
5
会派数
2
開催日
1989/12/14

会議録

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。  まず、委員の異動はついて御報告いたします。  去る八日、石渡清元君が委員を辞任され、その補欠として後藤正夫君が選任されました。  また、本日、後藤正夫君が委員を辞任され、その補欠として片山虎之助君が選任されました。     ─────────────

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案につきましては、去る十二月五日に質疑を終局しておりますので、これより直ちに討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。

吉川春子日本共産党

○吉川春子君 私は日本共産党を代表して、政府提出の国家公務員等共済組合法等の一部改正案に反対の討論を行います。  第一に、財政再計算に基づく年金額引き上げ措置は、給付水準の実質的価値を維持する当然の措置であり、関係者から早期成立が切望されているものであります。また、自動物価スライド、支給回数の増加、短期給付の標準報酬の上限の健保並み化などは、組合員等関係者が長年要求していた制度改善であり、賛成いたします。  第二に、鉄道共済等への過酷な自助努力等の強制は、国の責任を全く回避したもので、この部分には強く反対です。  特に既裁定年金の削減は、我が国公的年金制度始まって以来の厳しい措置であり、国民の年金制度への信頼を失わせる重大な措置と言わなければなりません。これまでJR労働者とOBに対しては、さまざまなひどい仕打ちが行われてきました。今回の一連の措置は、その上にさらに犠牲と負担を強制しようというものです。  今日の鉄道共済の財政破綻は、戦中戦後を通した国策、つまり侵略戦争のための満鉄要員の大量雇用、敗戦後の吸収、戦後の猛烈なモータリゼーション化と公共交通無視の政策、さらに臨調行革に基づく国鉄民営化と安全無視の人員削減、合理化などの強行によって引き起こされたもので、その責任は専ら国と旧国鉄が負うべきことは明らかであります。その責任を回避し、無関係な労働者やOBに過酷な自助努力を強制し、それを前提に年金一元化に向けての重大な地ならしとして、別途法律による制度間調整措置で、さらに全く関係のない他制度の労働者など国民全体にその負担を転嫁させようとするやり方は断じて許せません。  我が党は、鉄道共済等への自助努力強制の改悪部分を切り離し、給付改善部分のみの成立を主張していますが、このような両者一体での採決については全体として反対せざるを得ません。  なお、今次年金法案審議に先立ち、組合員の反対を押し切り定款改定で実施された本共済の保険料率大幅引き上げは、公務員労働者の生活を圧迫するばかりか、衆議院で我が党が追及したように、国民一人一人が支払った保険料が平均寿命をはるかに上回るまで取り戻せないという、まさに国民収奪とも言うべき基礎年金保険料引き上げを含んでいること、また政府がたくらむ支給開始年齢六十五歳引き延ばしは、国公労働者等にとっても重大な問題であることを改めて指摘しておきます。  最後に私は、何よりも国民が求めている消費税の即時無条件廃止とともに、真に国民が安心して暮らせる国民本位の年金制度確立を目指し、全力を挙げて奮闘する決意を表明して討論を終わります。

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 他に御意見もなければ、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより採決に入ります。  国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  大城君から発言を求められておりますので、これを許します。大城眞順君。

大城眞順自由民主党

○大城眞順君 私は、ただいま可決されました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について十分配慮すべきである。  一 平成七年を目途とする公的年金制度一元化の具体的内容及びスケジュールを今後できるだけ速やかに検討し、明らかにすること。  一 公的年金制度間における負担面の相違については、公的年金一元化の観点から、今後、一層の調整を図るよう努めること。  一 鉄道共済年金及びたばこ共済年金は、他制度からの支援を含む対応に依存せざるを得ない現状にかんがみ、関係者は、これらの状況を十分自覚しつつ、制度の運営に努めること。   右決議する。  以上でございます。  何とぞ、委員各位の御賛同をお願いいたします。

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) ただいま大城君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。  本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 多数と認めます。よって、大城君提出の附帯決議案は多数をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、橋本大蔵大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。橋本大蔵大臣。

橋本龍太郎自由民主党大蔵大臣

○国務大臣(橋本龍太郎君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしまして、御趣旨を踏まえまして十分検討いたしたいと思います。

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 次に、平成元年四月分から同年七月分までの扶助料に係る加算の年額等の特例に関する法律案を議題といたします。  まず、提出者衆議院内閣委員長代理榎本和平君から趣旨説明を聴取いたします。榎本和平君。

榎本和平自由民主党

○衆議院議員(榎本和平君) ただいま議題となりました平成元年四月分から同年七月分までの扶助料に係る加算の年額等の特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  最近の経済情勢等にかんがみ、平成元年度の恩給の改定措置は既に実施されておりますが、遺族たる恩給受給者に対しましては、福祉の向上を図る必要があると考えまして、本年八月分から実施した扶助料等に係る寡婦加算及び遺族加算の年額の引き上げ措置を本年四月分から七月分までのものについても実施しようとするものであります。  本法律案は、衆議院内閣委員会において全会一致をもって委員会提出法律案とすることに決したものであります。  何とぞ、御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。——別に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。——別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  平成元年四月分から同年七月分までの扶助料に係る加算の年額等の特例に関する法律案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) これより請願の審査を行います。  第一号平和祈念事業特別基金等に関する法律に基づく戦後処理事業の公正な運営に関する請願外百三十三件を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりであります。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第一号平和祈念事業特別基金等に関する法律に基づく戦後処理事業の公正な運営に関する請願外百三十三件は保留とすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 次に、継続審査要求に関する件についてお諮りいたします。  行政情報の公開に関する法律案につきましては、閉会中もなお審査を継続することとし、本案の継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、両件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

板垣正自由民主党

○委員長(板垣正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十七分散会

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