内閣総理大臣の指名両院協議会 第1号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1989/08/09
会議録
○議長(小此木彦三郎君) これより内閣総理大臣の指名両院協議会を開会いたします。 くじによりまして、私が本日の両院協議会の議長を務めることになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) なお、参議院の協議委員議長には鈴木和美君、副議長には及川順郎君、衆議院の協議委員議長には不肖私、副議長には羽田孜君がそれぞれ当選されましたので、この際御報告申し上げておきます。(拍手) 両院協議会は、国会法第九十七条によりまして、傍聴を許さないことになっておりますので、協議委員並びに協議会の事務をとります職員以外の方は御退席を願います。 まず、各議院の議決の趣旨について御説明を願いたいと存じます。 先ほどの両院の協議委員議長及び副議長の打合会の申し合わせに基づきまして、最初に参議院の議決の趣旨の御説明を願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小此木彦三郎君) 御異議なしと認めます。 それでは、参議院側からお願いいたします。
○菅野久光君 参議院における内閣総理大臣の指名について御説明申し上げます。 内閣総辞職の通知を受け、本日、参議院規則の定めるところにより内閣総理大臣の指名のための議事を行いましたが、最初の記名投票におきましては過半数を得た者がなく、引き続き上位二名につき決選投票を行いました結果、投票総数二百四十九票、土井たか子君百二十七票、海部俊樹君百九票、白票十三票となり、本院は土井たか子君を内閣総理大臣に指名することに決定いたしました。 参議院において土井たか子君に票を投じた我々は、今回の参議院議員選挙の結果を見るとき、まさに自由民主党内閣に対する国民の不信任の意思表示であると思います。この選挙の結果に対する責任を負って退陣される宇野内閣総理大臣の次の総理大臣を指名するに際しましては、民主主義政治の根源である国民の審判に従って、最も直近に行われました今回の参議院議員選挙に反映された国民の意思を最大限尊重すべきであると考えます。 国民は政権の移譲を求めているのであります。参議院が土井たか子君を指名するに至ったのは、まさにそういった考え方の帰結であります。 以上、簡単でありますが、参議院側の説明といたします。
○議長(小此木彦三郎君) 次に、衆議院の議決の趣旨の御説明を願いたいと存じます。
○羽田孜君 衆議院の議決の趣旨の説明を申し上げます。 衆議院といたしましては、自由民主党総裁海部俊樹君を投票総数四百八十七票中二百九十四票という圧倒的多数で指名いたしました。 海部俊樹君は、若さと実行力を兼ね備えており、活力ある自由社会を維持し、平和で豊かな暮らしを発展させることができる人物と確信しているところであります。 両院協議会といたしましては、衆議院の議決どおり意見の一致を見ますよう御賛同いただきたくお願いを申し上げます。 以上であります。
○議長(小此木彦三郎君) これにて各議院の議決の趣旨についての説明は終わりました。 それでは、これより協議に入るのでありますが、両院の打合会の協議の結果、直ちに採決をいたすことになりました。 まず、採決の順序についてでありますが、先ほどの両議院の協議委員議長及び副議長の打合会の申し合わせに基づきまして、議決の趣旨の説明を願いました順序に従って、まず参議院の指名の議決について、次に衆議院の指名の議決について採決することとするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小此木彦三郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 内閣総理大臣の指名は、参議院の指名どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(小此木彦三郎君) 起立十名。これは出席協議委員の三分の二に達しません。よって、成案となるに至りません。 次に、内閣総理大臣の指名について衆議院の指名のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(小此木彦三郎君) 起立九名。これも出席協議委員の三分の二に達しません。よって、協議会におきましては成案を得るに至りません。 これにて協議会の議事は終了いたしました。 各位の御協力によりまして議長を無事務めさせていただきまして、どうもありがとうございました。 これにて散会いたします。 午後四時二十一分散会