農林水産委員会 第7号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1989/06/09
会議録
○近藤委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私が農林水産委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。 当委員会には、今まで委員として在籍しておりましたが、今回、委員長に就任し、その責任の重大さを今さらながら痛感しております。 申すまでもなく、農林水産業は、国民に豊かな食生活を保障するとともに、国土・環境の保全など多面的な機能を持っております。しかしながら、近年、農林水産業を取り巻く内外の諸情勢は極めて厳しいものがあり、解決しなければならない課題が山積いたしております。 当委員会は、これらの問題について真摯な議論を積み重ね、国民の信託にこたえてまいらなければならないと存じます。 今後、委員各位の御指導をいただきながら、公正かつ円満に、誠心誠意、委員会の運営を図ってまいりたいと存じます。 皆様方の一層の御鞭撻をお願いいたしまして、就任のごあいさつといたします。何とぞよろしくお願いいたします。(拍手) ————◇—————
○近藤委員長 理事補欠選任の件についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い、現在理事が四名欠員になっております。これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○近藤委員長 御異議なしと認めます。 それでは、理事に 笹山 登生君 松田 九郎君 杉浦 正健君 串原 義直君を指名いたします。 ————◇—————
○近藤委員長 この際、堀之内農林水産大臣及び中川農林水産政務次官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。堀之内農林水産大臣。
○堀之内国務大臣 本委員会の委員長をしておりました堀之内久男でございます。このたび農林水産大臣を拝命いたしました。 国際化の進展の中で、農林水産行政が一大転換期を迎えており、その責務の重さを痛感している次第であります。 私は、羽田前大臣の路線を受け継ぎ、関係方面の御協力を得て、この重責を果たすため最善の努力を尽くす覚悟でおりますので、よろしくお願いいたします。 この機会に一言ごあいさつを申し上げます。 申し上げるまでもなく、農林水産業は、国民生活にとって最も基礎的な物資である食料等を安定供給するという重大な使命を担っているほか、活力ある地域社会の維持、生きがいの充足、国土・自然環境の保全など、我が国の社会経済と国民生活の土台を支える重要な役割を果たしております。 したがって、私は、このような役割を担う農林水産業の健全な発展なくして、我が国社会経済の調和ある発展はあり得ないと考えております。 しかしながら、今日、我が国農林水産業は多くの問題に直面しております。 農業については、食料消費の伸び悩み、生産性向上の立ちおくれ、労働力の高齢化などの諸問題に直面しており、内外価格差の是正、保護のあり方等につき内外から強い関心が寄せられております。 このような現状にかんがみ、より一層の生産性の向上を進め、国内での基本的な食料供給力の確保を図りつつ、農業経営の安定を確保するとともに、国民の納得し得る価格での食料の供給に努めることを基本として、農業者が将来を見通しつつ、営農を展開できるよう、新たな農産物の需要と生産の長期見通しの作成、構造政策の推進、農村地域の活性化、技術の開発・普及等諸般の施策を強力に展開してまいる考えであります。 今後の米政策及び米管理の方向については、農政審議会の小委員会における報告の方向に沿って、食糧管理制度の基本的役割を踏まえ、十分検討の上、条件整備を図りつつ、逐次具体的施策を展開していきたいと考えております。また、水田農業確立対策後期対策については、農政審議会小委員会の報告の趣旨も踏まえつつ、今後の米需給の動向等を見きわめながら検討することとしております。 貿易問題については、現在進行中のガット・ウルグアイ・ラウンド交渉において、我が国は、世界最大の農産物純輸入国としての立場から、食料の安全保障等に十分に配慮した新しい農産物貿易ルールの策定に向けて積極的に参加、貢献していく考えであります。この場合、米については、各国が抱える農業問題及び制度について議論を行う段階になれば、討議するにやぶさかでないという立場ではありますが、我が国における米及び稲作の格別の重要性にかんがみ、国会における決議等の趣旨を体し、今後とも生産性の向上を図りつつ、国内産で自給するとの基本的な方針で対処する考えであります。 林業につきましても、森林や木材に対する消費者の関心の高まり等明るい一面もみられるものの、林業生産活動の停滞、国産材と外材との競合等なお厳しいものがあります。一方、国民の森林に対する要請は、ますます多様化し、かつ高度化してきております。 このため、来るべき国産材時代に備えて、木材需要の拡大、木材産業の体質強化、低コスト林業の確立と国民の多様な要請にこたえた森林整備の推進など森林・林業の活性化に鋭意努めてまいる考えであります。 また、水産業につきましても、二百海里体制の本格的定着による海外漁場の制約の増大、輸入水産物の増加、資源状態の悪化等まことに厳しい状況に置かれています。 このため、漁業生産基盤の整備、「つくり育てる漁業」の振興等により、我が国周辺水域の漁業振興を強力に進めるとともに、漁業経営指導の充実等を図るほか、粘り強い漁業交渉による海外漁場の確保に努めてまいる考えであります。 農林水産業は、創意工夫次第で今後とも発展可能性のある産業であります。このことを農林水産業に携わっている方々に再認識していただく一方、国民の皆様には、農林水産業は自然に大きく影響を受ける産業であり、多くの農林漁家が懸命に生産性の向上に取り組んでいることに温かい目を向けていただきたいと考えております。 以上、このたび農林水産行政の責任者となるに当たり、所感の一端を申し上げ、私のごあいさつといたします。(拍手)
○近藤委員長 次に、中川政務次官。
○中川政府委員 このたび農林水産政務次官を拝命いたしました中川昭一でございます。 我が国の農林水産行政は、幾多の困難な課題を抱えておりますが、堀之内大臣を補佐いたしまして、全力を傾けてこの難局に当たりたいと存じております。 委員各位の御支援のほどをお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いします。(拍手) ————◇—————
○近藤委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。 内閣提出、農用地利用増進法の一部を改正する法律案及び特定農地貸付けに関する農地法等の特例に関する法律案の両案審査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することとし、日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○近藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時四十分散会