環境委員会 第6号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1989/06/20
会議録
○熊川委員長 これより会議を開きます。 この際、申し上げます。 本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしましたとおり、自動車公害対策の推進に関する陳情書外四件であります。念のため御報告申し上げます。 ————◇—————
○熊川委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。 第百九回国会、馬場昇君外二名提出の水俣病問題総合調査法案 並びに 環境保全の基本施策に関する件 公害の防止に関する件 自然環境の保護及び整備に関する件 快適環境の創造に関する件 公害健康被害救済に関する件 公害紛争の処理に関する件 以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○熊川委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、閉会中の委員派遣承認申請の件についてお諮りいたします。 閉会中審査案件が付託され、委員派遣の必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣委員の人選、期間及び派遣地等その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○熊川委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 この際、暫時休憩いたします。 午前十一時三十五分休憩 ————◇————— 午後一時一分開議
○熊川委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 環境保全の基本施策に関する件について調査を進めます。 この際、小杉隆君外三名から、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合の共同提案による地球環境の保全に関する件について本委員会において決議すべしとの動議が提出されております。 提出者より趣旨の説明を求めます。小杉隆君。
○小杉委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合を代表いたしまして、地球環境の保全に関する件の決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 地球環境の保全に関する件(案) 今日、地球環境は危機的状況にある。 フロンガス等によるオゾン層の破壊、温室効果を有する二酸化炭素等の増大による地球の温暖化が懸念される事態となり、また、酸性雨による森林・湖沼の被害、熱帯林の急激な減少、砂漠化の進行、野生生物種の減少など生態系の破壊が地球的規模で進行している。 これらの地球環境問題について、我が国はかけがえのない地球を守るため、特に世界の先頭に立つべきと考える。 よって、政府は、地球環境問題解決に貢献する立場から、次の事項について最大限の努力を傾注すべきである。 一、地球環境問題に対する国の基本姿勢を明確にするため、地球環境関連予算の確保に努め、地球環境の保全に関する施策を総合的に推進するとともに、地球環境保全に関する関係閣僚会議を機動的かつ有効に活用すること。 二、地球環境に関する観測・研究体制を拡充するとともに、地球環境保全のため国際的な研究協力及び技術の開発・移転を推進すること。また、環境統計等の整備・蓄積を図るとともに、環境教育の充実と環境情報の提供に努めること。 三、国連環境計画等の国際機関との連携を強化するとともに、第二回国連人間環境会議の成功に向け日本も積極的に貢献するなど、指導的役割を発揮すること。 四、政府開発援助において、環境分野の拡充、環境アセスメントの実施等環境への配慮を徹底するとともに、環境問題に取り組む人材の養成、開発途上国への公害防止技術、省エネルギー技術、新エネルギー技術等の供与、観測監視体制の整備、熱帯林の保全・育成など、持続可能な開発の理念に立って環境協力の充実を図り、環境保全と公害の防止に万全を期すること。また、そのための国内体制の整備を早急に推進すること。 五、地球環境の保全に資するため、資源・エネルギーの有効利用を一層促進するとともに、実効的な環境アセスメントの着実な推進を図るなど、世界に誇りうる予見的環境行政を展関すること。 右決議する。 以上であります。 既に読み上げた案文に尽くされておりますが、若干補足して趣旨の説明をいたします。 ストックホルムの国連人間環境会議から十七年を経て、今や地球環境は先進国首脳会談の主要議題として議論されるに至りました。 最近百年間において、地球の人口は十六億人から五十億人に達し、エネルギー消費に至っては実に二十一倍に増大しており、地球環境に対し人類が与える影響は爆発的に増大しております。 先進諸国における資源とエネルギーの多消費と開発途上国における人口爆発と貧困は、オゾン層の破壊、地球の温暖化、熱帯林の破壊、砂漠化、酸性雨等地球規模の環境問題を招き、人類はみずからの活動によってみずからの生存基盤に深刻な打撃を与えるという皮肉な悪循環をもたらしたのであります。 今こそ、我々は地球との共生を目指し、持続的成長の理念を具体化し、青く美しい地球を将来の世代にわたって引き継いでいくために、英知を結集して取り組んでいかなければなりません。 特に、我が国は自由世界第二位の経済規模となり、一方では海外に資源エネルギーを求め、他方では国内の活動や政府開発援助、海外投資等を通じて地球環境に大きなインパクトを与えており、その責任は極めて大きいものがあります。 よって、地球環境の問題に政府は一体として全力を傾注すべきであります。 以上が本決議案の趣旨であります。 何とぞ、委員各位の御賛同をお願いいたします。
○熊川委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。 お諮りいたします。 小杉隆君外三名提出の動議のごとく決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○熊川委員長 起立総員。よって、地球環境の保全に関する件を本委員会の決議とすることに決しました。 この際、環境庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。山崎環境庁長官。
○山崎(竜)国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を体して、今後十分に努力する所存でございます。
○熊川委員長 本決議の議長に対する報告及び関係各方面への参考送付等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○熊川委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時七分散会