議院運営委員会 第15号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1985/03/20
会議録
○小沢委員長 これより会議を開きます。 この際、日本共産党・革新共同の東中光雄君から、「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を撤回のうえ、再提出を求めるの動議が提出されております。 これより本動議についてその趣旨弁明を求めます。東中光雄君。
○東中委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を撤回のうえ、再提出を求めるの動議を提出いたします。 国政と国民生活、地方財政の広範多岐にわたる多数の法律を一本の法案で一括処理しようとする今回の法案提出のやり方は、国会の審議権を著しく制約するものであり断じて容認できない。 よって、政府は「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を撤回のうえ、各法律ごとに原案を作成し再提出すべきである。 右の動議を提出する。 以上でありますが、以下、本動議の趣旨の要点を御説明申し上げます。 本法案は、政府が地方自治と自治体行財政をも臨調行革の対象として、国の負担、補助率の引き下げを内容とする改悪法案五十九本を一括して提出しているものであります。この中には、三年前に三十六本の法律を一括してつくられた行革関連特例法の延長案も一本として数えられております。これらを重複を避けて整理すると、合計七十五本の多数の法律改正が一括提案されているのであります。 この一括法は、社会保障、文教、農林水産、生活密着型公共事業関係を中心とするもので、所管省庁も厚生、文部、自治、農水、建設など九省庁にわたっており、いずれも長年にわたって血のにじむような国民の声と闘いを反映して築き上げられてきたものであり、国会においては、社会労働、文教、地方行政、農水、建設など八常任委員会、沖縄、災害など五特別委員会で審議され、制定されてきたものであります。 しかるに、これほど広範多岐にわたる多数の法律を、国の負担、補助率等の整理合理化という一点で一括し、補助金削減一括法案として提出するというやり方は全く前代未聞でありまして、関係委員会での制度改正のための必要な審議も不可能にするものであります。このようなやり方は、国会の審議権を著しく制約するものであり、断じて容認できません。本法案の撤回を強く求めるゆえんであります。私ども日本共産党・革新共同は、臨調行革を中止して、行財政改革を国民本位の方向に根本的に転換するよう強く要求するものでありますが、政府があえてこの行革法案を提出するというのであれば、少なくとも各法律ごとに原案を作成して再提出すべきであります。 これが本動議を提出する理由と趣旨であります。委員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○小沢委員長 これにて本動議の趣旨弁明は終了いたしました。 採決いたします。 東中光雄君提出の「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を撤回のうえ、再提出を求めるの動議に賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○小沢委員長 挙手少数。よって、東中光雄君提出の動議は否決されました。 ―――――――――――――
○小沢委員長 次に、広瀬秀吉君外三名から、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合の三党共同提出に係る「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を審査するための特別委員会の設置を本会議において議決すべしとの動議が提出されております。 これより本動議についてその趣旨弁明を求めます。広瀬秀吉君。
○広瀬委員 私は、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合三党共同提出に係る「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を審査するための特別委員会の設置を本会議において議決すべしとの動議について、提出者を代表し、趣旨弁明を行います。 主文を朗読いたします。 「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を審査するための特別委員会の設置を本会議において議決すべしとの動議 国政の広範多岐にわたり、国民生活に著しく影響を及ぼす首題の法案を一常任委員会に付託し、審議をゆだねることは、問題の重要性に鑑み、極めて適正を欠くものである。 よって委員四十名よりなる特別委員会を設置して慎重に審議すべきである。 以上でございますが、この際、本動議提出の理由について申し述べたいと存じます。 この法律案は、五十九件にわたる法律に基づく六十六項目に及ぶ国の補助金、負担金を整理廃止し、または削減合理化を行い、あるいは高率補助金の一割引き下げを行うなどの内容を含むものであります。 しかも、九省庁に関連する問題であり、八常任委員会において慎重に審議を積み重ね、それぞれ政策目標達成のために設けられた補助金、負担金を内容とするものでありまして、これが抜本改正を政府主導のもとに、強引に一方的に押し切ろうとするものであります。 このような補助金、負担金について、政府が一方的都合というか、手前勝手というか、恣意的な方式で法律案を国会に提出することは、憲法第七十二条による内閣の法律提出権の乱用であり悪用であると言わなければなりません。 この見地に立って、三党は、議院運営委員会理事会に内閣官房長官の出席を求め、かかる重要かつ多岐にわたる法律を一括して一つの特定常任委員会の審議に付することの不当性を厳しく指摘し、本一括法案を撤回し、少なくともそれぞれの補助金設定について審議した常任委員会別に法律案を提出し直すべきであることを数次にわたって要求したのであります。その主たる理由は、このような法律案の提出の仕方それ自体、内閣による国会の審議権に対する拘束、制約であり、または軽視であり、政府の国会に対する不当な押しつけがましい態度は議会制民主政治の根本を揺るがすとの判断からでありました。 しかるに政府は、今日に至るも我々の要求を受け入れず、したがって法案の審議にも入れず、じんせん日を重ねざるを得なかったことは、まことに政府・自民党の責任と言わなければなりません。政府がかたくなに態度を崩さない限り、国会としては、その独自の見識と国民の負託に正しくこたうべき措置を講ずる必要があります。 この立場に立って、三党は、この重要な内容を持つ法案を適切に審議し、本法案の成立によって脅かされる国民の生活そして社会福祉あるいは権利を守り、さらには地方自治体に対する国の財政負担の肩がわりを安易に転嫁するやり方を是正する等のため、最もふさわしい審議機関として、委員四十名よりなる特別委員会を本会議において設置すべきことを動議として提出した次第であります。 以上が本動議を提出した理由でありますが、既に補助金等の大幅改正を内容とする一括法案の審議に当たっては、第十九、第二十二、第九十五回国会において特別委員会を設置したよき先例もあることであります。至極当然のことと存じます。 何とぞ全党一致の御賛同をいただきますようお願いいたし、趣旨弁明を終わります。(拍手)
○小沢委員長 これにて本動議の趣旨弁明は終了いたしました。 採決いたします。 広瀬秀吉君外三名提出の「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を審査するための特別委員会の設置を本会議において議決すべしとの動議に賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○小沢委員長 挙手少数。よって、広瀬秀吉君外三名提出の動議は否決されました。 ―――――――――――――
○小沢委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出に係る国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小沢委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、右法律案の趣旨説明は、竹下大蔵大臣が行います。 右の趣旨説明に対し、自由民主党・新自由国民連合の大島理森君、日本社会党・護憲共同の沢田広君、公明党・国民会議の中川嘉美君、民社党・国民連合の伊藤昌弘君、日本共産党・革新共同の中島武敏君から、それぞれ質疑の通告があります。 質疑時間は、おのおの十五分以内とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小沢委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。 ――――――――――――― 一、趣旨説明を聴取する議案の件 国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案(内閣提出) 趣旨説明 大蔵大臣 竹下 登君 質疑通告 総 大島 理森君(自) 総、大、厚、自 沢田 広君(社) 総、大、自、厚 中川 嘉美君(公) 総、総務、大、厚 伊藤 昌弘君(民) 総、自、厚 中島 武敏君(共) ―――――――――――――
○小沢委員長 次に、人事官任命につき同意を求めるの件についてでありますが、人事官に佐野弘吉君を任命するについて、内閣から本院の同意を求めてまいっております。 ――――――――――――― 一、人事官任命につき同意を求めるの件 佐野 弘吉君 愛川重義君六〇、三、四任期満了につきその後任 ―――――――――――――
○小沢委員長 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小沢委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ―――――――――――――
○小沢委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○弥富事務総長 まず、人事官任命にりき同意を求めるの件についてお諮りをいたします。これは社会党、共産党が反対でございます。 次に、国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案につきまして、竹下大蔵大臣から趣旨の説明がございます。これに対しまして、自民党の大島さん、社会党の沢田さん、公明党の中川さん、民社党の伊藤さん、共産党の中島さんから、それぞれ質疑が行われます。 本日の議事は、以上でございます。 ―――――――――――――
○小沢委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時十分予鈴、午後零時二十分から開会いたします。 ―――――――――――――
○小沢委員長 次に、次回の本会議及び委員会につきましては、後刻理事会において協議いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午前十一時四十四分散会