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98回国会衆議院1983/05/25

環境委員会 第8号

発言数
7
登壇者
2
会派数
1
開催日
1983/05/25

会議録

國場幸昌自由民主党

○國場委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、湖沼水質保全特別措置法案を議題といたします。  その趣旨の説明を聴取いたします。梶木環境庁長官。     ─────────────  湖沼水質保全特別措置法案     〔本号末尾に掲載〕     ─────────────

梶木又三自由民主党環境庁長官

○梶木国務大臣 湖沼水質保全特別措置法案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  湖沼は、古来人々の生活と生産活動を支えてきたかけがえのない国民的資産であり、現在及び将来の国民がその恵沢を享受することができるようにこれを保全していくことが必要であります。  しかしながら、湖沼の水質の現状を見れば、閉鎖性水域という自然的条件に加え、湖沼周辺で営まれている生活及び生産活動に起因する汚濁が近年特に著しく、その水質の改善を図るためには、水質汚濁防止法による排水規制等の従来の制度では不十分な状況にあります。  この法律は、こうした状況にかんがみ、湖沼の水質の保全を図るため、湖沼水質保全基本方針を定めるとともに、水質の汚濁に係る環境基準の確保が緊要な湖沼について水質の保全に関する計画の策定及び汚水その他の水質の汚濁の原因となる物を排出する施設に係る必要な規制を行う等の特別の措置を講じようとするものであります。  次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明申し上げます。  第一に、湖沼水質保全基本方針の策定であります。国は、湖沼の水質の保全に関する基本構想等を内容とする湖沼水質保全基本方針を定めることといたしております。  第二は、指定湖沼等の指定であります。内閣総理大臣は、水質の保全に関する施策を総合的に講ずる必要がある湖沼を指定湖沼として、指定湖沼の水質の汚濁に関係のある地域を指定地域として定めることといたしております。  第三は、湖沼水質保全計画の策定であります。都道府県知事は、湖沼水質保全基本方針に基づき、指定湖沼ごとに、湖沼の水質の保全に関する方針、下水道の整備その他の湖沼の水質の保全に資する事業に関すること等を内容とする湖沼水質保全計画を定めることといたしております。  第四は、指定湖沼の水質の保全に関する特別の措置であります。  その一は、指定地域内の工場または事業場に係る排出水の排出の規制であります。従来の濃度規制のほか、都道府県知事は、指定地域内の工場または事業場について、排出水に関する汚濁負荷量の規制基準を定め、水質汚濁防止法の特定施設等の新増設に係る排出水がこの規制基準に適合しないと認めるときは、改善その他必要な措置をとるべきことを命ずることができることといたしております。  その二は、みなし特定施設に係る排出水の排出の規制であります。一定規模以下の浄化槽等、湖沼の水質にとって生活環境に係る被害を生ずるおそれのある汚水等を排出する施設として政令で定める施設を水質汚濁防止法の特定施設とみなし、同法の規定を適用することといたしております。  その三は、指定施設の設置の届け出等であります。一定規模以下の畜舎等、排水基準による規制によりがたいものとして政令で定める指定施設を設置しようとしている者等について、届け出の制度を設けるとともに、都道府県知事は、その者が構造等の基準を遵守していないと認めるときは、改善の勧告、さらには、命令をすることができることといたしております。  その四は、汚濁負荷量の総量の削減であります。人口及び産業の集中等のため、排水規制等によっては水質環境基準の確保が困難な指定湖沼については、汚濁負荷量の総量を削減するための措置を講ずることといたしております。  その五は、指定湖沼の水質の保全に資するよう、緑地の保全その他湖辺の自然環境の保護に努めなければならないとしていることであります。  以上のほか、湖沼の水質の保全を図るために必要な指導、援助、関係行政機関の協力等について所要の規定を設けております。  以上が、この法律案の提案理由及び内容の概要であります。  何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同あらんことをお願い申し上げます。

國場幸昌自由民主党

○國場委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。      ────◇─────

國場幸昌自由民主党

○國場委員長 この際、御報告申し上げます。  今国会、本委員会に付託されました請願は、環境保全の推進等に関する請願外二十一件であります。本請願の取り扱いにつきましては、先ほど理事会で慎重に協議いたしましたが、委員会での採否の決定はいずれも保留することになりましたので、さよう御了承願います。  なお、今国会、本委員会に参考送付されました陳情書は、中国自然歩道維持管理費の財政措置に関する陳情書外一件であります。念のため御報告申し上げます。      ────◇─────

國場幸昌自由民主党

○國場委員長 閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。  第九十四回国会、土井たか子君外二名提出の環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案  第九十四回国会、馬場昇君外二名提出の水俣病問題総合調査法案  第九十四回国会、内閣提出の環境影響評価法案  内閣提出の湖沼水質保全特別措置法案 並びに  環境保全の基本施策に関する件  公害の防止に関する件  自然環境の保護及び整備に関する件  公害健康被害救済に関する件  公害紛争の処理に関する件 以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國場幸昌自由民主党

○國場委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中の委員派遣承認申請の件についてお諮りいたします。  閉会中審査案件が付託され、委員派遣の必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、その取り扱いにつきましては、委員長に御一任願うことといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

國場幸昌自由民主党

○國場委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十一時十七分散会

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