本会議 第1号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1982/11/26
会議録
○議長(徳永正利君) これより会議を開きます。 日程第一 議席の指定 議長は、本院規則第十四条により、諸君の議席をただいまの仮議席のとおりに指定いたします。 ─────・─────
○議長(徳永正利君) この際、新たに議席に着かれました議員を御紹介いたします。 議席第百六十三番、地方選出議員、沖縄県選出、大城眞順君。 〔大城眞順君起立、拍手〕 ─────・─────
○議長(徳永正利君) 議員吉田実君は、去る十六日逝去されました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。 同君に対しましては、すでに弔詞を贈呈いたしました。 ここにその弔詞を朗読いたします。 〔総員起立〕 参議院はわが国民主政治発展のため力を尽くされさきに文教委員長エネルギー対策特別委員長等の重任にあたられました議員正四位勲二等吉田実君の長逝に対しつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます ─────────────
○議長(徳永正利君) 片山正英君から発言を求められております。この際、発言を許します。片山正英君。 〔片山正英君登壇〕
○片山正英君 本院議員吉田実君は、去る十一月十六日、川崎市内の虎の門病院分院で、心不全のため逝去されました。まことに哀惜の念にたえません。 ここに、私は、同僚議員各位の御同意を得て、議員一同を代表し、正四位勲二等故吉田実君のみたまに対し謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。 吉田君は、明治四十三年三月、富山県射水郡大島町小林に出生され、たゆまぬ努力と勤勉によって、昭和九年に九州帝国大学農学部、続いて昭和十一年には東京帝国大学経済学部をそれぞれ卒業され、直ちに朝鮮、蒙古方面の貿易に従事されました。戦後、昭和二十二年以降は、故郷の大島村の村長を三期務められながら、他方では販売購買農業協同組合の県連合会長、全国販売農業協同組合連合会の専務理事をされるなど、郷里のため、また農業振興のために力を尽くされました。昭和三十一年以降、四期にわたって富山県知事に当選され、その間、農業の近代化とともに先進的工業の導入によって農工一体の産業振興を図られ、県民の生活水準の向上に大きく寄与されました。 昭和四十四年十二月、知事の任期半ばにして退任され、第三十二回総選挙に出馬され、衆議院議員に当選されました。次いで昭和四十九年七月には第十回参議院通常選挙に当選、昭和五十五年六月の第十二回参議院通常選挙で再選を果たされました。この間、参議院の予算委員会、大蔵委員会等の理事、文教委員長、物価等対策特別委員長、エネルギー対策特別委員長等を歴任されました。特に、昭和五十二年七月文教委員長に就任されて以来、委員長在任期間を含めて五年四カ月もの間文教委員会委員を務められました。 また、党にあっては、農林水産局長、遊説局長、総合農政調査会及び文教制度調査会の副会長、参議院自由民主党副幹事長及び文教部会長、自由民主党富山県支部連合会長などの要職につかれ、活躍されました。 同君はまた、大の勉強家であり、すぐれた学者・文化人として「中国—一九七一年秋」「モンゴル発見」「富山県の歴史と文化」など著書も十冊を超え、わけても中国やモンゴルの研究、文化財の鑑識や収集では一流の域に達しておられたと聞いております。さらに、スポーツや趣味の範囲も広く、柔道は五段、囲碁は六段の腕前で、茶や酒もずいぶんと親しんでおられました。 眼光鋭く、信念を曲げない頑固一徹ぶりは、明治の人間らしさと清廉な人柄をしのばせましたが、また一面では豊かな経験と博識を兼ね備えた良識人であり、興至れば談論風発、時を忘れるほどで、同君の温かい心がしみじみと伝わってくる人格の人でもございました。 いまやわが国は大きな試練に立たされております。国際的には核を中心とする軍拡の脅威、世界的不況、経済摩擦等の諸問題があり、国内的には財政赤字と不況があり、増税なき行財政改革という国民的課題の遂行も容易ではありません。深い霧に覆われてしまったようなこうした不透明な状況に対して、国民の不安はますます広がろうとしております。 いまこそ政治経済の根本的施策の立て直しが必要であり、政治は国民に向かうべきところを具体的に示すリーダーシップを求められていると思うのであります。こうした重大な時期に経験豊かで高い識見を兼ね備えた君のようなすぐれた人材を突然失ったことは、御遺族はもとより、本院にとっても、国家社会のためにも大きな損失であり、惜しんでも余りある痛恨事であると申さなければなりません。 ここに、謹んで、君の輝かしい人生と多彩な業績をしのびながら、心から御冥福をお祈りして追悼の言葉といたします。
○議長(徳永正利君) これにて休憩いたします。 午前十時十一分休憩 ─────・───── 午後二時一分開議
○議長(徳永正利君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第二 会期の件 議長は、会期の件について議院運営委員会に諮りましたところ、会期を二十五日間とすべきであるとの決定がございました。 会期を二十五日間とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。 よって、会期は二十五日間と決定いたしました。 ─────・─────
○議長(徳永正利君) 本日、鈴木内閣総理大臣から次の通知に接しました。 内閣は、本日総辞職をすることに決定いたしましたから、国会法第六十四条によって、この旨通知いたします。 ─────・─────
○議長(徳永正利君) これより内閣総理大臣の指名を行います。 指名は、本院規則第二十条により、記名投票をもって行います。議席に配付してあります赤色の記名投票用紙に国会議員のうち一人の氏名を記入して、御登壇の上、御投票を願います。氏名点呼を行います。 〔参事氏名を点呼〕 〔投票執行〕
○議長(徳永正利君) 投票漏れはございませんか。——投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。 〔投票箱閉鎖〕
○議長(徳永正利君) これより開票いたします。投票を参事に点検させます。 〔参事投票を計算、点検〕
○議長(徳永正利君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 二百三十六票 本投票の過半数は百十九票でございます。 中曽根康弘君 百三十票 〔拍手〕 飛鳥田一雄君 〔拍手〕 竹入義勝君 二十六票 〔拍手〕 宮本顕治君 十二票 〔拍手〕 佐々木良作君 十一票 〔拍手〕 田川誠一君 三票 土井たか子君 一票 白票 三票 よって、本院は、中曽根康弘君を内閣総理大臣に指名することに決しました。 〔拍手〕
○議長(徳永正利君) 本日はこれにて散会いたします。 午後二時三十分散会