本会議 第23号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1982/05/27
会議録
○議長(福田一君) これより会議を開きます。 ————◇—————
○小里貞利君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。 すなわち、中山正暉君外九名提出、第二回国際連合軍縮特別総合に関する決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略して、この際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
○議長(福田一君) 小里貞利君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福田一君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。 ————————————— 第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案(中山正暉君外九名提出)
○議長(福田一君) 第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案を議題といたします。 提出者の趣旨弁明を許します。中山正暉君。 ————————————— 第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案 〔本号末尾に掲載〕 ————————————— 〔中山正暉君登壇〕
○中山正暉君 ただいま議題となりました第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び新自由クラブ・民主連合を代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案 核軍縮を中心とする世界の軍縮の促進は、恒久の平和を願い非核三原則を国是として堅持する我が国国民の一致した願望であり、真の平和と安全を希求する諸国民の共通した念願でもある。 かかる諸国民の共通の悲願にもかかわらず、現下の国際情勢は極めて厳しく、核兵器、通常兵器の区別なくはてしない軍備拡張が行われ、特に、限定・全面核戦争を問わず、核兵器は人類の生存に最も深刻な脅威を与えており、広島、長崎の惨禍が再び繰り返されないよう、核兵器の廃絶を求める声が近時世界各地に急速に広がっている。 このような国際情勢の中で、本年六月第二回国際連合軍縮特別総会が開催され世界的規模で軍縮問題が討議されることは、誠に意義深いものがある。 この際、本院は、この総会において軍縮を一層促進させるため、政府が左の事項につき誠実に努力するよう要請する。 一 人類共通の崇高な目標である世界の恒久平和と安全に到達するため、被爆国日本国民の悲願である核兵器の廃絶を求め、すべての核兵器保有国に対し全面完全軍縮の一環として、核兵器の製造、実験、貯蔵、使用の禁止をめざし、特に、核兵器が二度と使われることのないよう実効ある国際的措置をとることを強く訴えること。 二 核兵器拡散防止の緊要性にかんがみ、中国、フランスをはじめとする核兵器不拡散条約未加盟国に対し、同条約への加盟を強く訴えること。 三 米ソをはじめとするすべての核兵器国に対し、核軍縮を軍縮分野の最優先課題とし、地下核実験を含む核実験全面禁止条約の早期実現を強く訴えるとともに、部分核実験禁止条約未加盟国に対し、同条約への加盟を訴えること。 四 非核武装地帯構想が、世界の平和の維持に重要な意義を有していることにかんがみ、適切な条件の整っている地域から漸次世界の各地域に非核武装地帯の設置が実現するよう国際的努力をするとともに、同地帯に核保有国による核攻撃が行われない保証をとりつけること。 五 国際人道法に反する化学兵器等の使用、開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄のための国際条約が早期に実現するよう強く訴えること。 六 際限のない軍備の増強は、現在の国際社会が看過し得ない問題であるため、通常兵器の国際移転の規制、軍事費の削減の必要性を各国に強く訴えるとともに、その結果生じた余力を開発援助を含め広く世界の経済的社会的発展に活用するよう強く訴えること。 右決議する。 以上であります。 核兵器を全廃し、軍備なき平和な国際社会を実現することは、人類共通の目標であり、世界各国のひとしく熱望するところであります。 昭和五十三年六月、この崇高な目標に向け、諸国民の期待のうちに第一回国連軍縮特別総会が開催されました。しかし、残念ながら、四年たった今日、具体的な軍縮への進展は見るべきものはなく、現状は、核兵器を中心とする果てしない軍拡競争が展開されており、また、世界各地域に国際的武力紛争が起きていることは、まことに憂慮にたえないところであります。 このような国際情勢の中で、鈴木首相を初めとして、多くの首脳が参加し、軍縮問題について討議するととは、軍縮促進のための新たな努力へのはずみを与えることになり、きわめて意義深いものがあります。 政府は、軍縮特別総会に臨むに当たって、本決議の趣旨を体し、永続する真の世界平和を樹立する上から、軍縮への主導的役割りを果たすために最善の努力を払うべきであります。 何とぞ、議員各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手) —————————————
○議長(福田一君) 採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福田一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。(拍手) この際、内閣総理大臣から発言を求められております。これを許します。内閣総理大臣鈴木善幸君。 〔内閣総理大臣鈴木善幸君登壇〕
○内閣総理大臣(鈴木善幸君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。 政府といたしましては、このような決議が採択されましたことを真剣に受けとめており、この決議を体しまして、第二回国連軍縮特別総会において努力する所存であります。(拍手) ————◇————— 議員請暇の件
○議長(福田一君) 議員請暇の件につきお諮りいたします。 稲葉誠一君から、五月二十八日より六月七日まで十一日間、横山利秋君から、五月二十九日より六月十一日まで十四日間、横路孝弘君から、六月一日より十二日まで十二日間、土井たか子君から、六月一日より十七日まで十七日間、森井忠良君から、六月二日より十二日まで十一日間、右いずれも海外旅行のため、請暇の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福田一君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも許可するに決しました。 ————◇—————
○小里貞利君 議事日程は延期し、本日はこれにて散会されんことを望みます。
○議長(福田一君) 小里貞利君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福田一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。 本日は、これにて散会いたします。 午後四時四十三分散会 ————◇————— 出席国務大臣 内閣総理大臣 鈴木 善幸君 外 務 大 臣 櫻内 義雄君 ————◇—————