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95回国会衆議院1981/10/01

議院運営委員会 第4号

発言数
18
登壇者
5
会派数
2
開催日
1981/10/01

会議録

山下元利自由民主党

○山下委員長 これより会議を開きます。  日本社会党の山口鶴男君外一名から、「行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案」を撤回のうえ、再提出を求めるの動議が提出されております。  これより本動議についてその趣旨弁明を求めます。広瀬秀吉君。

広瀬秀吉日本社会党

○広瀬委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま委員長が申されましたとおり、「行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案」を撤回のうえ再提出を求めるの動議を提出いたします。   国政の広範多岐にわたる法案を一括して提出したことは、国会の審議権を著しく制約するもので誠に遺憾である。   よつて、政府は「行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案」を撤回のうえ、各法律ごとに原案を作成し再提出すべきである。   右の動議を提出する。以上でございますが、若干、趣旨の説明をつけ加えたいと存じます。  私どもは、議運の理事会において、前国会以来この趣旨の要求を絶えずいたしてまいりました。政府の官房長官は、今回のこの法案が、臨調の第一次答申に基づく閣議決定の「行財政改革に関する基本方針」を実行するためのものである。あるいは五十七年から五十九年までの、そういう臨時的な措置であること。また、その中身が、いずれも、政府の負担金なり、あるいは補助金なり、こういうようなものに対して縮減を図るという共通の目的を持っているものだ。こういうようなととを理由として挙げましたが、これらの理由は、もっと大きな、国会は国権の最高機関である、そういう問題に対する認識が欠落している理由であり、理屈である、このように断ぜざるを得ないわけであります。国会の審議権を無視する、あるいは制限する、こういうようなそしりは断じて免れ得ないと思うわけでございます。  今回一括して出されたこの三十六本の法案をしさいに検討してみますれば、九省庁八委員会にかかわる問題であり、国会が長期にわたって、血のにじむような国民の声を反映しながら積み上げてきた、いずれも国民生活に重大な影響を及ぼす法律であったわけであります。それを、政府の考え一つで、国会にこのような形での審議を要請してくるということ自体、国会の審議権を著しく拘束をする。  こういう点で、そのような三つの理由を挙げましたけれども、これらの理由を超えて、いまこそ政府は、その点についての反省を厳しくいたしまして、各法律ごとに原案を作成して再提出をすべきである、このような見解を私どもは厳しく表明をし、政府にそのことを求める次第でございます。  これが本動議を提出する理由であり、趣旨でございます。  以上でございます。(拍手)

山下元利自由民主党

○山下委員長 これにて本動議の趣旨弁明は終了いたしました。  本動議に対し討論の申し出がありますので、順次これを許します。玉生孝久君。

玉生孝久自由民主党

○玉生委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました日本社会党提案の「行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案」を撤回のうえ、再提出を求めるの動議に関し反対の討論をいたすものであります。  行財政の改革は、今日のわが国の最大の政治課題であり、国民の声であります。とりわけ、現在の赤字財政から早期に脱却し、その健全化を図ることは、最近における内外環境の変化に対応し、安定した経済成長、豊かで充実した国民生活、世界の平和と繁栄への貢献を果たし続けるためにも不可欠の前提条件であります。  今回の行革関連特例法案は、このような行財政の改革を果たすための突破口として位置づけられるべきものであります。  しかも、この法案に盛られた各措置は、いずれも、去る七月十日に行われた臨時行政調査会の第一次答申を実施するための措置であること。昭和五十七年度から昭和五十九年度までの間の臨時特例的措置であること。補助金、負担金等に係る歳出の縮減措置その他の特例措置であるということを踏まえまして、共通の性格を有するものであり、総合的な見地から統一的に審議し、国民の判断を仰ぐべき内容を持っておるのであります。  以上の見地から、かかる内容の法案を関係法律ごとに分離し、個別に審議することは適当でないと言わざるを得ないのであります。  本法案中には、議員立法によって制定された法律も若干含まれておりますが、この種の例はしばしば見られるところであり、最終的な結論は、立法府の審議とその判断にまつべきものでありまして、これをもって国会審議を軽んずるものであるとの御批判は当たらないと考えるのであります。  以上の理由によりまして、わが党としては、日本社会党の動議に反対の意見を述べるものであります。(拍手)

山下元利自由民主党

○山下委員長 渡部行雄君。

渡部行雄日本社会党

○渡部(行)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま提出されました動議について賛成の意を表明し、その理由について明確にするものであります。  第一に、議会制民主主義の本旨は、言うまでもなく、議会の審議、討論は厳粛かつ公正に行い、常に民意が十分に反映されるべきものでなければなりません。したがって、多数派を擁する与党は、少数意見といえども、よくこれを尊重して、円満な議会運営を期すべきであります。しかも、今国会に提出されましたいわゆる行革法案は、国民の注目するところであり、かつ職種や階層、階級間に大きな利害、対立を生み出すものであります。よって、国民に行革の正体と真相を明確にするためには、微に入り細にわたって審議を深めることが重要不可欠であり、そのためには、関係する委員会全部を機能させることであると思います。  第二に、今度の審議対象となっている三十六の法律は、その成立過程にそれぞれ歴史的経過があり、かつ、所管委員会において専門的に、また多角的な立場からの検討と審査が行われて誕生したものであります。その経過や因果関係に最も精通している所管委員会において審議することが最も妥当であると思います。  第三に、特に当該三十六法律の中には、議員立法に基づくものが十一件あり、これは切実な民意の反映として成立を見たものであります。ですから、その変更に当たっては、一応国会の自発的な意思を促すか、あるいは事前に了解を得るなどの手続を経て提案すべきものと思われるのであります。全く、やぶから棒に、一方的に内閣提出によってその改定を求めることは、まさに行政府の立法府軽視というそしりを免れないから、この十一の議員立法案件については、正式に国会と内閣で、その取り扱いを協議すべきであると思います。  第四には、当該行革法案は三十六の法律に関係し、しかも、将来予算上にその影響を及ぼす重大な案件であります。これをわずか四、五十人そこそこの人数による特別委員会で審議することは、通常国会を予算委員会だけで済ませるようなものであり、国会の審議権を冒涜し、侵害する暴挙と言わなければなりません。  よって、議会制民主主義の本旨にのっとり、厳正公正なる審議を進め、もって国民の負託にこたえる道は、ただいま提出されました動議を可決されまして、直ちに行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案を撤回して、それぞれの関係委員会に分割再提案することであると信じます。  以上申し上げまして、ただいまの動議に賛成するものであります。(拍手)

山下元利自由民主党

○山下委員長 これにて討論は終局いたしました。  採決いたします。  山口鶴男君外一名提出の「行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案」を撤回のうえ、再提出を求めるの動議に賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕

山下元利自由民主党

○山下委員長 挙手少数。よって、山口鶴男君外一名提出の動議は否決されました。     ―――――――――――――

山下元利自由民主党

○山下委員長 次に、本日の本会議における国務大臣の演説に対する質疑は、まず公明党・国民会議の浅井美幸君、次に民社党・国民連合の永末英一君、次に日本共産党の村上弘君、次いで新自由クラブ・民主連合の河野洋平君の順序で行い、本日をもって国務大臣の演説に対する質疑は終了することとなっております。  なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

山下元利自由民主党

○山下委員長 次に、国家公務員任命につき事後の承認又は同意を求めるの件についてでありますが、お手元の印刷物にありますとおり、内閣から、中央社会保険医療協議会委員外一件の閉会中の任命につき、事後の承認または同意を求めてまいっております。

山下元利自由民主党

○山下委員長 右両件は、いずれも本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山下元利自由民主党

○山下委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ―――――――――――――

山下元利自由民主党

○山下委員長 次に、法制局長任命承認の件についてでありますが、すでに御承知のとおり、法制局長の大井民雄君が去る九月十一日逝去されました。  ここに謹んで哀悼の意を表します。  つきましては、その後任者には、現法制次長の大竹清一君を推薦することとし、議長において本日の本会議の承認を得て任命の手続をとられるよう、答申いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山下元利自由民主党

○山下委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ―――――――――――――

山下元利自由民主党

○山下委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

荒尾正浩衆議院事務総長

○荒尾事務総長 まず、昨日に引き続きまして国務大臣の演説に対する質疑を行います。浅井美幸さん、永末英一さん、村上弘さん、河野洋平さんの順序で行われます。  質疑が終了いたしました後、国家公務員任命につき事後の承認又は同意を求めるの件についてお諮りいたします。採決は二回に分けて行います。まず中央社会保険医療協議会委員につき採決いたします。全会一致であります。次いで電波監理審議会委員につき採決いたします。共産党が反対であります。ただし、同委員のうち、岡村総吾さんにつきましては、共産党は賛成とのことでございます。  次に、法制局長の任命承認の件についてお諮りいたします。全会一致であります。  以上でございます。

山下元利自由民主党

○山下委員長 それでは、本日の本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会いたします。     ―――――――――――――

山下元利自由民主党

○山下委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。  なお、明二日金曜日午前十一時から理事会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時十六分散会

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