本会議 第1号
- 発言数
- 7 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1980/09/29
会議録
○議長(徳永正利君) これより会議を開きます。 日程第一 議席の指定 議長は、本院規則第十四条により、諸君の議席をただいまの仮議席のとおりに指定いたします。 —————・—————
○議長(徳永正利君) 議員中村利次君は、去る九月一日逝去せられました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。 同君に対しましては、すでに弔詞を贈呈いたしました。 ここにその弔詞を朗読いたします。 〔総員起立〕 参議院は議員従四位勲二等中村利次君の長逝に対しつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます —————————————
○議長(徳永正利君) 中村太郎君から発言を求められております。この際、発言を許します。中村太郎君。 〔中村太郎君登壇〕
○中村太郎君 本院議員中村利次君は、去る九月一日、東京都新宿区の東京電力病院において、肺がんのため急逝されました。まことに哀惜の念にたえません。 ここに、私は、諸君の御同意をいただき、議員一同を代表して、従四位勲二等故中村利次君のみたまに謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。 中村利次君は、大正六年三月、長崎県南高来都南有馬町にお生まれになり、長崎県立島原中学校を御卒業の後、青雲の志に燃えて昭和十三年に御上京、電気事業にその進路を選ばれ、京王電気軌道株式会社に入社されました。その後、昭和十七年には電力統制令によって関東配電株式会社に、そして昭和二十六年には電力再編成によって東京電力株式会社に勤務されたのであります。 その間、昭和二十一年三月に労働組合法が施行されたのを契機に、職場の期待を担って労働組合の役員となられ、多摩支部委員長、電労連副会長、東電労組副委員長、そして昭和四十四年には東電労組の委員長に就任されました。戦後の混迷期、電力労組の多難な時期から早くも持ち前の誠実さと指導力を発揮され、今日の電力労使関係の基盤を確立し、労働界の指導者の一人として高く評価されたのであります。 昭和四十六年には、多数の人々の推挙もだしがたく、参議院全国区に立候補、みごとに御当選になり、次いで昭和五十二年の選挙においても全国区から御当選を果たされたのであります。その間、本院議員としての御在歴は九カ年にわたり、大蔵委員会理事、議院運営委員会理事、エネルギー対策特別委員会理事として、また内閣委員会や予算委員会の委員のほか、科学技術振興対策特別委員などを務められ、国政審議のために幅広く活躍をされました。 また、党務としては、民社党国会対策副委員長、統制委員として、その政治的な手腕を余すところなく発揮されたのであります。 君は、愛情と知性と勇気を政治モットーとされていたと承りますが、常に大局的な判断基準を忘れず、国益を第一義とする信念の政治家でありました。特に、わが国のエネルギー問題には深い関心を持たれ、石油需給、代替エネルギー、原子力発電の諸問題について、国益増進の立場から論理を展開し、私どもをして大いに傾聴せしめるものがありました。 君が入院されたのが五月八日、くしくも同じ日、大蔵委員会においては、エネルギー関連法案の電発税、電源会計、両改正法案の採決が行われました。日ごろ、人一倍御熱心な君は、入院直後の病床から苦痛をも顧みず御出席になり、採決に参加されました。そのときすでに肺がんが転移し、回復は絶望的な状態であったことを後刻聞かされたのであります。 この一事が語るように、君は強靱な意志とともにきわめて責任感の強いお人柄でした。さきの選挙が済んだ七月、友人のお見舞いに際し、病状が進んでいる気配も見せず、「向井さんが亡くなり、いろいろ大変なときに病気になって残念だ。早くよくなってお役に立ちたい」と心中を吐露されたと聞き及んでおります。背骨が砕けるような激痛に耐えながら、最後の最後まで再起の望みを捨てず、病魔と闘われた君の心中は察するに余りあるものがございます。 天性濶達、所を得れば談論風発、その豊かな人間性を多くの人々から思慕され、同僚の信頼も厚く、政治家として大成を嘱望された君のお姿をこの議場において再び拝することのできないことは筆舌に尽くせない悲しみを覚えるのであります。 今日、著しく変動する国際社会の中にあって、資源の輸入国であるわが国にとっては、安定的なエネルギー対策の確立が当面の大きな政治課題であります。このようなときに、豊かな経験と高い識見を兼ね備えた君を失ったことは、御遺族のお悲しみはもとよりのこと、本院にとっても大きな損失であり、返す返すも痛恨のきわみであります。 ここに、謹んで、故中村利次君の生前におけるありしお姿をしのび、その御功績をたたえ、心から御冥福をお祈りいたしまして、追悼の言葉といたします。
○議長(徳永正利君) これにて休憩いたします。 午前十時十一分休憩 —————・————— 午後一時二分開議
○議長(徳永正利君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第二 会期の件 議長は、今期国会の会期を五十日間といたしたいと存じます。 会期を五十日間とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。 よって、会期は五十日間と決定いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時三分散会