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89回国会参議院1979/11/16

法務委員会 第1号

発言数
19
登壇者
4
会派数
2
開催日
1979/11/16

会議録

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨日、佐々木満君、宮本顕治君、内藤誉三郎君及び宮田輝君が委員を辞任され、その補欠として長谷川信君、安武洋子君、上條勝久君及び野呂田芳成君が選任されました。     —————————————

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 理事の辞任についてお諮りいたします。  平井卓志君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、理事の補欠選任につきましては、都合により、後日に譲りたいと存じます。     —————————————

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  この際、倉石法務大臣及び平井法務政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。倉石法務大臣。

倉石忠雄自由民主党・自由国民会議法務大臣

○国務大臣(倉石忠雄君) 一言ごあいさつ申し上げます。  このたび、はからずも法務大臣に就任いたしまして、法務行政を担当いたすことになりました。わが国の内外にわたり多くの困難な問題が山積しているこの時期に当たり、その職責の重大であることを痛感いたしている次第であります。委員長初め委員各位の御理解と御協力を賜りまして、国民の期待する法務行政の推進のため、誠意をもって職務を遂行してまいる所存でありますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  私は、法務行政に課せられた使命は法秩序の維持と国民の権利の保全にあると考えております。国民生活の安定を確保し、国の平和と繁栄及び国民の幸福を図るためには、その基礎とも言うべき法秩序が揺るぎなく維持され、国民の権利がよく保全されていることが最も肝要と存ずるのであります。したがいましして、私はこの観点から、所管行政の各分野にわたって一層の充実を図り、真に時代の要請に応じた施策を講じてまいりたいと存じます。  もとより、これらのことは委員長初め委員各位の御理解、御協力なくしては果たし得ないのでありますから、どうかよろしく御支援、御鞭撻のほどを重ねてお願い申し上げます。  以上、簡単でありますが、就任のごあいさつといたします。

平井卓志自由民主党・自由国民会議法務政務次官

○説明員(平井卓志君) このたび法務政務次官に就任いたしました平井卓志でございます。  時局柄、大任でございますが、倉石法務大臣のもと、時代に適応した法務行政の推進のために微力を尽くしてまいる所存でございます。今後ともよろしく御指導、御鞭撻をお願いいたします。  簡単でございますが、ごあいさつといたします。     —————————————

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 次に、先般本委員会が行いました委員派遣について、派遣委員から報告を聴取いたします。上條君。

上條勝久自由民主党・自由国民会議

○上條勝久君 第八十八回国会閉会後、委員会より南九州地方へ派遣されました委員を代表して、調査の結果を御報告いたします。  去る十月十五日から四日間、峯山委員長、橋本委員、江田委員それに私、上條が宮崎県及び鹿児島県において、裁判所と法務省関係各庁の管内概況並びに庁舎施設などの営繕状況について調査を行ってまいりました。  調査の対象は、宮崎地方裁判所、同家庭裁判所、宮崎地方検察庁、宮崎地方法務局、宮崎刑務所、宮崎少年鑑別所、宮崎保護観察所、鹿児島地方裁判所、同家庭裁判所、鹿児島地方検察庁、鹿児島地方法務局、鹿児島刑務所、鹿児島少年鑑別所、鹿児島保護観察所、鹿児島入国管理事務所でございます。  以下、調査項目に従って御報告申し上げます。  裁判所及び法務省関係各庁の管内概況。  まず、裁判所における事件の概況を見ますと、地裁における民事訴訟事件は、宮崎では昭和五十一年まで増加し、その後やや減少の傾向にあり、鹿児島では毎年増加しております。簡裁における民事訴訟事件は、両地裁管内とも昭和五十一年から毎年増加、また調停事件は、宮崎管内では五十一年まで増加、その後やや減少の傾向にありますが、鹿児島管内では毎年増加しており、特に鹿児島簡裁では、五十一年十月調停相談室が開設され、事件が著しく増加、紛争の解決に寄与しております。  次に、刑事事件について見ますと、地裁における訴訟事件は、五十年まで増加、その後やや減少しましたが、宮崎では五十二年から、鹿児島では五十三年から再び増加の傾向にあり、また、簡裁では、宮崎管内は五十年をピークに減少、鹿児島管内では毎年増加しております。  略式事件は、道交法違反事件が多いのに伴い、ほぼ毎年増加しております。  次に、家庭裁判所でございますが、家事事件につきましては、審判・調停事件とも増加の傾向が見られ、また、少年事件は、一般保護事件、道交法保護事件とも横ばいないし漸増の傾向にあります。さらに、新受事件数を昭和五十三年度、鹿児島家庭裁判所で見ますと、家事事件は、五千四百六十六件、少年事件は八千七十五件と、地・家裁併設庁としては、それぞれ全国で三位と一位を占めるに至っております。  次に、検察審査会関係でございます。御承知のように、戦後、司法民主化施策の一環として置かれた検察審査会は、昨年満三十年を迎えたわけであります。宮崎、鹿児島両地裁並びにそれらの支部の所在地に置かれた検察審査会は九庁あり、近年はその事件数に極端な変化はございませんが、今後とも司法に対する国民参加の制度として、その役割りが期待されるところでございます。  次に、検察庁関係でございます。宮崎、鹿児島両地検管内の犯罪情勢は、道交法事件の漸増はあるものの、比較的平穏のうちに推移いたしております。しかし、覚せい剤事犯が家庭の主婦等一般市民にまで及んでおり、たとえば宮崎管内では、五十一年の七十四件から五十三年の三百十九件と四倍強に伸びを示しており、楽観を許さない状況にあります。また、保険金目当ての殺人等凶悪事件のほか、前宮崎県知事の受託収賄事件等、地方公共団体幹部職員の汚職事件の発生を見ております。  次に、法務局関係でございます。法務局の事務護と広範囲にわたっており、登記事件が年々増加、高水準を示すほか、他の事件も量的拡大と複雑困難さを加えております。また、最近では市町村窓口のふなれから、戸籍訂正事件の増加も見られます。適正な事務処理のため相当数の職員の増加が強く望まれております。  次に、矯正関係について申し上げます。  昭和五十一年十月、新施設完成、移転した宮崎刑務所並びに現在地で七十年以上の歴史を持つ鹿児島刑務所は、ともにB級、すなわち犯罪傾向の進んだ男子受刑者を収容しており、中でも宮崎刑務所では収容者の半数近くを暴力団関係者で占めておる現状であり、所内の規律維持と処遇に大変な御苦労のあることが推察されました。  また、鹿児島刑務所吉松農場は、福岡管区内唯一のB級の開放処遇施設であり、建設機械などの大型特殊免許を取得させるなど、困難な中からも所要の効果を上げております。  なお、鹿児島刑務所本所は明治四十一年建築の老朽施設であり、現在移転が計画されておりますが、これに伴う諸種の問題、とりわけ職員の配転、通勤等については十分な検討と配慮が望まれるところであります。  次に、少年鑑別所でありますが、入所人員は宮崎では横ばい、鹿児島では増加いたしております。収容されている少年を見ますると、児童期にはよい子と言われて育てられてきた少年が多く見られ、家庭学校、地域社会全体で考えるべき深刻な問題があるとの指摘がございました。  次に、更生保護関係について申し上げます。昭和五十年代に入り、保護観察事件は宮崎、鹿児島とも毎年増加しており、五十二年四月から実施された交通短期保護観察により一号観察の増加が特に目立っております。これは全国的傾向でありますが、事件数の増加にかかわらず保護観察官の補充がなく、管理職を除けば保護観察官はわずかに三名という宮崎崎の例もございます。これでは充実した保護観察の実施に事欠くこととなり、また、育成も思うに任せないというのが実情であり、これらの改善については現地から強い要望がございました。  最後に、入管関係でございますが、鹿児島入国管理事務所は管内に国際線が乗り入れる鹿児島空港のほか、細島、喜入等の港出張所を抱え、出入国者の数も年々増加の傾向にあります。  最近の特徴としては、日本漁船等に南方海上で救助された脱出ベトナム人の上陸の処理を行ったほか、現在宮崎、鹿児島両県に八十七名のベトナム難民が滞在をいたしております。  次に、裁判所並びに法務省関係の庁舎施設及び宿舎の営繕状況でございます。  まず、庁舎施設についてでありますが、裁判所関係についましては、鹿児島地裁管内の大口簡裁を除き、鉄筋もしくはコンクリートづくりに整備がなされております。法務省関係につきましては、特に法務局関係で宮崎管内に八庁、鹿児島管内に九庁の木造庁舎があり、そのうち大半は地元町村からの借り上げ庁舎であり、国費による早急な改善整備が望まれます。現地からも宮崎地方法務局管内の高城、椎葉両出張所の新営、高鍋、串間両出張所の増築、鹿児島地方法務局管内の川内支局及び大崎、下甑、上屋久の各出張所の新営の強い要望がございました。  御承知のように、当地方は台風常襲地帯であり、台風による被害に加えて、鹿児島地検管内出水区検庁舎のようにアリ害の報告もあり、建築経過年数に比較して老朽化現象も見られますので、施設全般についての点検と配慮が望まれるところであります。  なお、宮崎少年鑑別所は、二十九年経過の施設で損耗はなはだしく、今年度調査費がつき、来年度新営が予定されておりますが、現地の意見をくみ上げ、地域の鑑別センターとしての機能を十分発揮し得る施設にすることが望まれます。  終わりに、職員の宿舎についてでありますが、本庁所在地においては、単身者用宿舎の確保の要望が出されたほかは、おおむね整備されておりますが、周辺部ではまだ不足しており、職員の人事異動計画にも支障を来す実情にあるとのことであります。  宮崎県は山間地を、鹿児島県は全国一の離島を抱えており、宿舎状況の改善は特に望まれるところであります。  以上をもって報告を終わりますが、詳細は調査室保管の資料によって御承知を願います。  最後になりましたが、調査に当たり現地の各関係機関から終始懇切な御協力をいただきましたこと、また最高裁判所及び法務省から種々便宜を得ましたことを報告して厚くお礼を申し上げます。

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。     —————————————

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) これより請願の審査を行います。  第四二号民法第七百五十条の改正に関する請願外七件を議題といたします。  今期国会中本委員会に付託されました請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおり八件でございます。  理事会で協議の結果、第四二号民法第七百五十条の改正に関する請願外七件は保留とすることに意見が一致いたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査のため、閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱い等を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

峯山昭範公明党

○委員長(峯山昭範君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十三分散会      —————・—————

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