建設委員会 第1号
- 発言数
- 24 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1979/11/15
会議録
○委員長(浜本万三君) ただいまから建設委員会を開会いたします。 まず、理事の辞任についてお諮りいたします。 土屋義彦君及び堀内俊夫君から、それぞれ文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○著貝長(浜本万三君) 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りをいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を行うこととし、その旨の要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(浜本万三君) この際、渡辺建設大臣及び園田国土庁長官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。渡辺建設大臣。
○国務大臣(渡辺栄一君) このたびの新内閣の発足に当たりまして建設大臣を命ぜられました渡辺栄でございます。よろしくお願いを申し上げます。 御承知のとおり、建設行政は、住宅の建設、道路、河川、下水道、公園の整備等、いずれも国民生活に密着したきわめて重要なものでございますので、国民の要望を十分に行政に反映させながら、長期的視点に立ちましてその積極的な推進を図る所存でございます。 現下の社会経済情勢はまことに厳しいものがございますが、私といたしましては、このような考え方のもとに、建設行政の適正かつ厳正な執行に専心努力いたしてまいりたいと存じます。委員各位の格別の御指導と御協力を心からお願いいたしましてごあいさつといたします。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(浜本万三君) 続きまして、園田国土庁長官からごあいさつをいただきたいと思います。
○国務大臣(園田清充君) このたび新内閣の発足に伴いまして国土庁長官を拝命いたしました園田でございます。 第三次全国総合開発計画の柱である定住構想の積極的な推進、総合的な土地対策の展開、水資源の対策の推進、大都市地域の整備と地方の振興等、国土行政の当面する各課題はきわめて重要でございます。この意味で国土行政の総合的な推進を使命といたしております国土庁の役割りはまことに重大です。 私は、豊かで住みよい国土建設のため、国土行政の当面する課題に積極的に取り組んでまいる所存でございます。委員長初め委員各位の御指導、御協力を心からお願いをいたしましてごあいさつといたします。(拍手)
○委員長(浜本万三君) 次に、竹中建設政務次官及び望月国土政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。まず、竹中建設政務次官。
○説明員(竹中修一君) このたび建設政務次官を拝命いたしました竹中修一でございます。 もとより浅学非才な者でございますが、渡辺建設大臣の御指導のもとに精いっぱい微力を尽くす所存でございます。何とぞ委員長初め委員各位の格別の御指導と御支援を賜りますようにお願い申し上げましてごあいさつといたします。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(浜本万三君) 続きまして、望月国土政務次官。
○説明員(望月邦夫君) このたび国土政務次官を拝命いたしました望月邦夫でございます。 微力ではございますが、大臣を助け、国土行政の推進に最大の努力を傾けていきたいと存じております。委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げましてごあいさつとします。どうもありがとうございました。(拍手) —————————————
○委員長(浜本万三君) 続きまして、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題とし、先般行いました委員派遣の報告を聴取いたします。増岡君。
○増岡康治君 去る十月十五日から三日間にわたり、浜本委員長、藤田委員、内田委員と私、増岡の四名は、広島県下における建設事業の実情を調査してまいりました。以下、その主な調査事項について概略御報告申し上げます。 まず、高速自動車国道の整備についてであります。 中国縦貫自動車道は、大阪府吹田市から山口県下関市までおよそ五百四十二キロメートルを結ぶ中国地方の中心部を縦貫する自動車道であります。十月十五日現在供用しているのは、東側が吹田から三次まで二百九十三・六キロメートルと西側が山口から下関まで七十二・七キロメートルの合計三百六十六・三キロメートルであり、約七〇%近くが開通しています。さらに、この十月十八日には三次−千代田間三十五・一キロメートルが供用され、これにより東京インターチェンジから千代田インターチェンジまで八百四十三・八キロメートルが結ばれたことになります。このルートの特色は、六甲山地の北側及び中国山脈の南側に沿って走っているため丘陵部及び山間部を通過することが多く、切り土長大法面や橋梁が多いこと、また、わが国の高速道路では最初の三車線の断面トンネルが二本(宝塚東、宝塚西)あること、断層破砕帯や地すべり地帯を縦貫していることであります。昭和五十五年度には鹿野−山口間三十七キロメートルが供用予定になっており、残る千代田−鹿野間百二キロメートルについては昭和五十三年度から工事に着手していますが、第八次道路整備五カ年計画期間内の昭和五十七年度には全線の供用を図りたいとのことであり、事業の円滑な推進が期待されます。 中国横断自動車道の広島浜田線については、昨年十一月、広島−安佐間十五キロメートル、千代田−旭間三十九キロメートルの整備計画が決定され、昭和四十八年に整備計画の決定している旭−浜田間十七キロメートルと合わせて全線七十一キロメートルの整備計画が決定されています。このうち、旭−浜田間については昨年十二月に、広島−安佐間については今年八月に路線発表を行い、現在地元との協議を鋭意進めている段階であります。また残る千代田−旭間については、日本道路公団において実施計画作成のための諸調査を進めており、調査がまとまり次第路線発表したいとのことでありました。また、この横断道について、県当局は、中国縦貫自動車道と山陽自動車道の両路線の機能を最大限に発揮させるため広島市域(広島市安佐町−同市沼田町)間の早期完成を強く要望しておりました。 次は、広島県下における国道の整備等についてであります。 増加する交通量に県下の道路整備が追いつかず県内随所で著しい交通渋滞が引き起こされています。その中でも地区内の主要幹線である国道二号線の交通事情は著しく悪化しており、これの解決のため、県当局も要望していた松永バイパス(延長七キロメートル)、東広島バイパス(延長九・六キロメートル)及び三原バイパス(延長二・一キロメートル)の建設促進が強く期待されます。さらに陰陽連絡道として幹線的役割りを持つ国道五十四号線の整備も喫緊な課題となっています。その中では祇園新道(延長八・五キロメートル)、上根バイパス(延長五・五キロメートル)及び新太田川橋(延長〇・七キロメートル)の早期完成と可部バイパスの早期具体化が強く望まれます。この可部バイパスについては、最近の広島都市圏の拡大、特に可部を中心とする地域の急速な都市化にかんがみ、可部地区の都市交通対策の観点からバイパスの検討が必要とされています。今年度は都市計画決定のための計画調査を実施しているところでありますが、今後、この調査の終了次第、県市当局とも十分協議し都市計画決定の手続を進めていく必要があり、当事業の円滑な推進が期待されます。 次に、河川総合開発事業の一環として土師ダム(直轄事業)魚切ダム(補助事業)を視察しました。 近年、広島市の人口増加は急激な伸びを示しており、これに伴い水需要の増大も著しく、昭和五十三年には給水人口八十六万人に対し、一日最大取水量五十六万トンが必要とされ、上水道第六期拡張事業が実施されております。このような状況の中で、土師ダムは江の川の洪水調節、灌漑用水の補給のみならず、水資源の広域かっ多目的利用を意図して、太田川に流域変更し、都市用水を確保し発電も行う建設省直轄多目的ダムとして、昭和四十九年三月に、八年間の歳月と約百億円の事業費を投じて完成されたものであります。このダムの完成により広島市に一日十万トンの上水道用水、二十万トンの工業用水を供給しております。また、当ダムは、ダム周辺敷地を魚釣り、風景観賞、散歩等に広く一般に公開し、住民が安心して楽しめるダム及び貯水池周辺環境をつくり出そうとするダム周辺環境整備事業を昭和五十年度から実施しております。 次に、魚切ダムについてであります。このダムは県施行の重力式コンクリートダムで高さ七十八メートル、総貯水量八百四十六万トン、有効貯水量七百八十四万トンの治水及び利水を目的とする多目的ダムです。昭和四十六年度より調査を開始し、総事業費百六十九億円をもって来年の完成を目途に鋭意事業の推進が図られています。幸い土質等立地条件にも恵まれており、残余の事業の円滑な推進が期待されます。 次は、太田川流域下水道事業についてであります。 この事業は広島市を中心とする都市圏の生活環境整備と、最近汚濁が著しい太田川の水質環境基準達成のために広島県が計画、実施している広域的な下水道事業であります。昭和五十三年度末における広島県の下水道普及率は全国平均の二八・一%を大きく下回る一六・二%と著しく低いものになっております。そのため県においては芦田川流域下水道及び太田川流域下水道の建設を初めとして公共下水道の整備促進に努めているところであります。この太田川流域下水道事業は昭和四十九年より事業に着手しており、計画処理水量は一日六十八万七千三百トンを予定しています。ただ、西部浄化センター等の建設に当たっては、地盤的に軟弱で地下水も多いため難工事となっております。そのためシールド工法を主として土かぶりの浅い所では一部開削工法もとられており、終末処理場のような重量構造物の場合は地盤沈下も予想されるため地盤改良を加えながら事業が進められております。軟弱な地盤を克服しながらの工事の進捗に感銘するとともに、事業費の大幅な確保による事業の円滑な推進が期待されます。 次は、広島市西部開発事業についてであります。 市内中、心部から西へ約七キロメートルの国道二号線をはさんだ形で丘陵地から海岸にわたって臨海部埋め立て事業と山地部造成事業を昭和四十一年度から十六年間の計画で並行して進めております。前者は瀬戸内海における経済流通の拠点として流通業務施設を整備する用地の確保、後者は臨海部埋め立て用土砂を採取した鈴ケ峰山ろくの跡地に自然を生かした居住環境の良好な住宅市街地を造成しようとするものであります。 広島市は「広島広域都市圏建設基本計画」を策定して、この西部開発事業を地域開発を進める重要な事業として位置づけておりますが、来年四月の政令指定都市への移行とあわせ、真に中国・四国地方の政治、経済等の中心都市としてふさわしい地域開発が図られ、都市環境が整備されていくことが期待されます。 次に、基町地区再開発事業についてであります。 この地区は、古くは広島城の城郭として、明治以後も政治、教育の中心として栄えていましたが、戦災により一挙に廃墟と化したところであります。その後、戦災者や外地引揚者のための応急住宅及び木造公営住宅等が建てられましたが、河川堤塘敷等に建設された民間住宅などとともに経年老朽密集不良住宅の様相を呈するに至ったのであります。 そこで県、市は住民の理解と協力を得て、住宅地区改良事業を基盤に再開発を行うこととし、昭和四十三年から三十三・三六ヘクタールの区域にある二千六百戸の老朽住宅を除却し、高層住宅を十年の歳月と二百二十六億円余の巨費を投じて建設したのであります。その特色として「く」の字型の柱棟型式のため、従来の型式と比較して、日照、通風、プライバシー等の住環境がすぐれていること、人車分離の交通計画、屋上の有効利用として各棟の屋上を一体に連結して歩行者専用の遊歩道、遊戯施設等を設け、景観の楽しめるパブリックスペースとして活用していることが挙げられ、従来の高層住宅とは異なった居住環境を有しているのが非常に印象的でありました。 高陽ニュータウンは、広島広域都市圏の住宅需要に対処するため、良好な居住環境を有し公共公益利便施設が整備された住宅団地として県、市、住宅供給公社が一体となって昭和四十七年から事業に着手しております。この事業は「新住宅市街地開発法」に基づくもので、全体面積二百七十五ヘクタール、計画戸数一万戸、計画人口三万六千人の規模を目標としており、完成の暁には中国、四国、九州における最大の住宅団地となるものであります。 開発に当たっては、住宅団地そのものが憩いの場所となるように周辺緑地に自然林を残したり、近隣公園等のオープンスペースの確保に努めるとともに、街路、上下水道、学校等の施設も整備し、ニュータウン居住者はもちろん周辺住民を含めた広範なコミュニティーを育てて魅力ある地域社会の形成を目指している点に特色があります。昭和五十四年三月末現在、県営住宅二千四百三十八戸、公社住宅千百七十九戸、公団住宅三百六十四戸その他十七戸の計三千九百九十八戸が完成し、さらに五百九十四戸が建設中であり、今後とも事業の円滑な推進が期待されます。 次は、本州四国連絡橋の尾道−今治ルートについてであります。 この尾道−今治ルートは、一般国道三百十七号の改築事業として行われ、ルートは尾道市で一般国道二号バイパスから分岐し、総計十万人を超える人口を有する向島、因島、生口島、大三島、伯方島、見近島、大島、中渡島、馬島の大小九つの島々を結び、今治市で一般国道百九十六号バイパスに連絡するもので、島嶼地域の生活環境の向上にも寄与するものと期待されております。このルートの総延長は約六十キロメートルであり、そのうち陸上部約五十キロメートル、海峡部約九キロメートルで、海峡をまたぐ橋は十橋、そのうちつり橋は六橋となっています。 大三島橋は、昭和五十年十二月に着工以来、三年五カ月の工期と約百八十四億円の建設費を要し、昭和五十四年五月十二日に開通されました。この大三島橋は風光明媚な鼻栗瀬戸によって隔てられていた大三島と伯方島とを結ぶ橋長三百二十八メートル、支間二百九十七メートルの東洋第一のアーチ橋であります。鼻栗瀬戸は尾道・三原方面と今治とを結ぶ重要な旅客船航路であるとともに、瀬戸内海国立公園の区域でもあるので、施工に当たっては工事の安全と自然環境の保全が各方面から指摘されておりました。供用後の交通量は十月十二日まで計八万四千八百十二台、日平均五百五十四台となっており、当初の予想を超えたものになっております。 因島大橋は、向島と因島を結ぶ中央径間七百七十メートルのつり橋で完成時には関門橋の中央径間七百十二メートルをしのぐ東洋第一のつり橋となるものであります。昭和五十二年一月八日に着工され、陸上関連を含む全体建設費五百三十億円(五十二年価格)をもって昭和五十七年度の供用を目指し、塔の架設を初め鋭意事業が進められております。架設地点の海峡は、瀬戸内の重要航路であるとともに、すぐれた景観を持ち、重要な漁場でもあるため、工事自体の安全はもちろん、船舶航行の安全及び環境保全を最重点とした建設が進められるよう期待します。 以上で報告を終わりますが、最後に、広島県当局から、一、本州四国連絡橋(尾道−今治ルート)の建設促進、二、国土開発幹線自動車道の建設促進について、三、一般国道の整備促進について、四、祇園新道の早期建設について、五、内海大橋の建設促進について、六、河川総合開発事業の促進について、七、治水事業等の推進について、八、急傾斜地崩壊対策事業の推進について、九、賀茂学園都市建設関連街路事業の建設促進について、十、下水道事業の整備促進について、十一、備北圏における公園の整備についての十一項目からなる陳情がありましたことを申し添えます。 また、今回の調査に際し御協力を賜りました関係者各位に心から感謝の意を表する次第であります。 以上でございます。
○委員長(浜本万三君) 以上で派遣委員の報告は終わりました。 —————————————
○委員長(浜本万三君) 次に、請願の審査を行います。 第九号硫黄列島疎開島民の帰郷実現に関する請願外十三件を議題といたします。 本請願につきましては、理事会で協議を行いましたところ、第一二号沖ノ鳥島等の保全に関する請願は議院の会議に付するを要するものにして内閣に送付するを要するものとし、第九号硫黄列島疎開島民の帰郷実現に関する請願外十二件は保留とすることに意見が一致いたしました。 つきましては、理事会の協議のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(浜本万三君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りをいたします。 建設事業並びに建設諸計画に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(浜本万三君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。 建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、閉会中委員派遣を行うこととし、その取り扱い等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜本万三君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十六分散会 —————・—————