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88回国会衆議院1979/09/06

内閣委員会 第1号

発言数
18
登壇者
4
会派数
2
開催日
1979/09/06

会議録

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 これより会議を開きます。  ただいま日本社会党の委員の御出席がありません。ただいま委員長から事務局に命じ、御出席方を強く要請いたしております。しばらくお待ちください。――社会党の委員の御出席方を強く要請いたしましたが、御出席がありませんので、やむを得ず議事を進めます。  恩給法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  趣旨の説明を求めます。三原総理府総務長官。     ―――――――――――――  恩給法等の一部を改正する法律案     〔本号末尾に掲載〕     ―――――――――――――

三原朝雄自由民主党総理府総務長官・沖縄開発庁長官

○三原国務大臣 ただいま議題となりました恩給法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、最近の経済情勢にかんがみ、恩給年額を増額するとともに、戦没者等の遺族、傷病者及び老齢者の処遇の改善を図るほか、旧軍人等の加算年の恩給年額計算への算入要件の緩和等の措置を講じ、恩給受給者に対する処遇の一層の充実を図ろうとするものであります。  次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。  この法律案による措置の第一点は、恩給年額の増額であります。  これは、昭和五十三年度における公務員給与の改善を基礎として、昭和五十四年四月から、恩給年額を増額しようとするものであります。また、公務関係扶助料の最低保障額、傷病恩給の基本年額等につき、同年六月からさらに特別の増額を行い、公務扶助料については遺族加算を含み年額九十九万円を保障することといたしております。  その第二点は、普通恩給等の最低保障の改善であります。  これは、昭和五十四年四月から、長期在職の老齢者の普通恩給の最低保障額を六十四万七千円に引き上げる等、普通恩給及び普通扶助料の最低保障額を引き上げるほか、同年六月から、六十歳以上の者または寡婦加算の対象となる子を有する妻に支給する普通扶助料の最低保障額について特段の措置を講ずるとともに、さらに同年十月から、普通扶助料の最低保障に係る年齢制限を廃止しようとするものであります。  その第三点は、寡婦加算及び遺族加算の増額であります。  これは、普通扶助料を受ける妻に係る寡婦加算及び公務関係扶助料を受ける者に係る遺族加算の額を引き上げようとするものであります。  その第四点は、旧軍人等の加算年の年額計算への算入要件の緩和であります。  これは、旧軍人等の加算年を普通恩給の年額計算の基礎在職年に算入する場合における年齢要件を緩和し、六十歳以上六十五歳未満の者についてもこの算入措置を及ぼそうとするものであります。  その第五点は、介護を要する重症者に対する特別加給の増額であります。  これは、第二項症以上の増加恩給または特例傷病恩給受給者に給する特別加給の年額を十八万円に引き上げようとするものであります。  その第六点は、八十歳以上の高齢者に対する算出率の特例措置の改善であります。  これは、八十歳以上の者に給する普通恩給または扶助料については、その算出率の特例措置における三百分の二に係る年数の上限である十三年を廃止しようとするものであります。  以上のほか、扶養加給の増額、短期在職の旧軍人等に対する仮定俸給の改善、旧海軍の特務士官及び准士官の仮定俸給の改善、代用教員期間の通算等所用の改善を行うこととしております。  なお、以上の措置については、公務員給与の改善に伴う恩給年額及び扶養加給の増額並びに普通恩給の最低保障額の増額は昭和五十四年四月から、その他の改善措置は同年六月から、ただし、普通扶助料の最低保障に係る年齢制限の廃止、旧海軍の特務士官及び准士官の仮定俸給の改善、旧軍人等の加算年の年額計算への算入要件の緩和及び代用教員期間の通算については同年十月から、それぞれ実施することといたしております。  以上が、この法律案の提案理由及びその内容の概要でありますが、この法律案は、前国会に提案した内容を変更することなく提案するものであります。  何とぞ慎重御審議の上、速やかに御賛同あらんことをお願いいたします。(拍手)

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。  ちょっと速記をとめて。     〔速記中止〕

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 速記を起こして。     ―――――――――――――

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 これより質疑に入ります。

唐沢俊二郎自由民主党

○唐沢委員 本案に対する質疑を省略し、直ちに採決せられんことを望みます。

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 ただいまの唐沢君の動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 起立多数。よって、さよう決しました。     ―――――――――――――

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 恩給法等の一部を改正する法律案について採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。     ―――――――――――――

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 ただいま可決いたしました本案に対し、唐沢俊二郎君、鈴切康雄君、吉田之久君及び中川秀直君から、附帯決議を付すべしとの動議が提出されております。  提出者から趣旨の説明を求めます。鈴切康雄君。

鈴切康雄公明党・国民会議

○鈴切委員 恩給受給者はすべて高齢者ばかりであります。この持続的な物価値上げの中で、恩給法の改正を一日千秋の思いで待ちわびながら、不幸にしてこの世を去っていかれる方々が月々約五千人に及んでおります。われわれはこの事態にかんがみ、一刻も早く恩給法を改正して、この方々にこたえたいと思います。  そこで、ただいま議題となりました自由民主党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブ、各派共同提案に係る恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について速やかに善処すべきである。  一 恩給の実施時期については、現職公務員の給与より一年の遅れがあるので、遅れをなくすよう特段の配慮をするとともに各種改善を同時期に一体化して実施するよう努めること。  一 恩給の最低保障額については、引き続きその引上げ等その改善を図ること。  一 扶助料については、さらに給付水準の実質的向上を図ること。  一 加算年の事務処理については、速やかに措置できるよう特段の配慮を行うこと。  一 戦地勤務に服した旧陸海軍看護婦については、旧日赤看護婦に準じ、適切な処遇措置を講ずること。  一 恩給受給者に対する老齢福祉年金の支給制限を撤廃すること。   右決議する。  本案の趣旨につきましては、委員各位はすでに御承知のことと存じますので、よろしく御賛成くださいますようお願い申し上げます。(拍手)

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。  本動議に対し、別に発言の申し出もありませんので、これより採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 起立総員。よって、唐沢俊二郎君外三名提出の動議のとおり附帯決議を付することに決しました。  この際、総理府総務長官から発言を求められておりますので、これを許します。三原総理府総務長官。

三原朝雄自由民主党総理府総務長官・沖縄開発庁長官

○三原国務大臣 ただいま御決議になりました事項につきましては、十分検討してまいりたいと存じます。ありがとうございました。(拍手)     ―――――――――――――

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 なお、ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。     ―――――――――――――     〔報告書は附録に掲載〕     ―――――――――――――

藏内修治自由民主党

○藏内委員長 本日は、これにて散会いたします。     午後零時十二分散会      ――――◇―――――

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