本会議 第34号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1978/05/25
会議録
○議長(保利茂君) これより会議を開きます。 ————◇————— 議員請暇の件
○議長(保利茂君) 議員請暇の件につきお諮りいたします。 甘利正君及び山口敏夫君から、五月三十一日より六月十三日まで十四日間、右いずれも海外旅行のため、請暇の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(保利茂君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも許可するに決しました。 ————◇————— 日程第一 日本国とイラク共和国との間の文化協定の締結について承認を求めるの件(参議院送付) 日程第二 安全なコンテナーに関する国際条約(CSC)の締結について承認を求めるの件(参議院送付) 日程第三 日本国とバングラデシュ人民共和国との間の国際郵便為替の交換に関する約定の締結について承認を求めるの件(参議院送付) 日程第四 日本国とカナダとの間の小包郵便約定の締結について承認を求めるの件(参議院送付)
○議長(保利茂君) 日程第一、日本国とイラク共和国との間の文化協定の締結について承認を求めるの件、日程第二、安全なコンテナーに関する国際条約(CSC)の締結について承認を求めるの件、日程第三、日本国とバングラデシュ人民共和国との間の国際郵便為替の交換に関する約定の締結について承認を求めるの件、日程第四、日本国とカナダとの間の小包郵便約定の締結について承認を求めるの件、右四件を一括して議題といたします。 委員長の報告を求めます。外務委員長永田亮一君。 ————————————— 日本国とイラク共和国との間の文化協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書 安全なコンテナーに関する国際条約(CSC)の締結について承認を求めるの件及び同報告書 日本国とバングラデシュ人民共和国との間の国際郵便為替の交換に関する約定の締結について承認を求めるの件及び同報告書 日本国とカナダとの間の小包郵便約定の締結について承認を求めるの件及び同報告書 〔本号末尾に掲載〕 ————————————— 〔永田亮一君登壇〕
○永田亮一君 ただいま議題となりました四件につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、イラク共和国との文化協定について申し上げます。 政府は、イラク共和国との間に文化協定の締結について交渉を行ってまいりましたが、合意に達しましたので、本年三月二十日バグダードにおいて本協定に署名を行いました。 本協定は、両国間における学者、学生及び芸術家等の交流、報道及び映画等の分野における協力、青少年、スポーツマン及びそれらの団体の交流を奨励すること等について規定しております。 次に、安全なコンテナーに関する国際条約について申し上げます。 本条約は、コンテナーの取り扱い、積み重ね及び運送において人命の安全を高水準に維持すること並びにコンテナーによる国際運送を容易にすることを目的として、一九七二年十二月ジュネーブにおいて国際連合及び政府間海事協議機関が共同して開催した国際コンテナー輸送会議において採択されたものでありまして、締約国がコンテナーの試験、検査及び承認に関する手続を本条約に定める基準に従って定めること並びにある締約国が本条約に従って与えた承認は他の締約国において認容されること等について規定しております。 次に、バングラデシュ人民共和国との間の国際郵便為替の交換に関する約定について申し上げます。 政府は、バングラデシュ人民共和国との間で郵便為替を直接交換するため、約定の締結について交渉を行ってまいりましたが、合意に達しましたので、本年四月十四日東京において本約定に署名を行いました。 本約定は、為替の交換方式、為替の表示通貨、為替業務に関する諸料金、両郵政庁間における決済の方式、仲介業務の条件等、両国が郵便為替業務を円滑に行うために必要となる基本的事項について規定しております。 次に、カナダとの小包郵便約定について申し上げます。 政府は、現行の日加小包郵便約定と、一九七四年に署名され、現在実施されている万国郵便連合の小包郵便約定との間の小包取り扱い等に関する差異をなくすためカナダとの間に交渉を行ってまいりましたが、合意に達しましたので、本年四月十一日東京において本約定に署名を行いました。 本約定は、継ぎ越しの権利、小包の重量、大きさの限度及び料金、収得額の支払い、取り調べ請求、亡失等の場合の責任、禁制品、誤送小包の送達、価格表記小包等について規定しております。 以上四件は、いずれも参議院から送付されたものでありまして、イラクとの文化協定は四月十四日、安全なコンテナーに関する国際条約は四月十九日に、また、バングラデシュとの国際郵便為替約定及びカナダとの小包郵便約定は四月二十八日にそれぞれ政府から提案理由の説明を聴取し、質疑を行いましたが、その詳細は会議録により御承知を願います。 かくて、五月十二日四件に対する質疑を終了し、引き続き採決を行いました結果、以上四件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと議決いたしました。以上、御報告申し上げます。(拍手) —————————————
○議長(保利茂君) 四件を一括して採決いたします。 四件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(保利茂君) 御異議なしと認めます。よって、四件とも委員長報告のとおり承認するに決しました。 日程第五 昭和五十年度一般会計歳入歳出決算 昭和五十年度特別会計歳入歳出決算 昭和五十年度国税収納金整理資金受払計算書 昭和五十年度政府関係機関決算書 日程第六 昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書 日程第七 昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書
○議長(保利茂君) 日程第五、昭和五十年度一般会計歳入歳出決算、昭和五十年度特別会計歳入歳出決算、昭和五十年度国税収納金整理資金受払計算書、昭和五十年度政府関係機関決算書、日程第六、昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書、日程第七、昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書、右各件を一括して議題といたします。 委員長の報告を求めます。決算委員長楯兼次郎君。 ————————————— 〔報告書は本号末尾に掲載〕 ————————————— 〔楯兼次郎君登壇〕
○楯兼次郎君 ただいま議題となりました昭和五十年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 初めに、各件の概要を申し上げます。 まず、昭和五十年度決算でありますが、一般会計の決算額は、歳入二十一兆四千七百三十四億円余、歳出二十兆八千六百八億円余、差引六千百二十五億円余の剰余金を生じております。 特別会計の数は四十一で、その決算総額は、歳入三十九兆五千十四億円余、歳出三十三兆八千七百六十一億円余となっております。 国税収納金整理資金の収納済額は十四兆四千八百十一億円余、支払命令済額及び歳入への組入額は十四兆四千四百三十八億円余となっております。 政府関係機関の数は十五で、その決算総額は、収入十二兆八千五百一億円余、支出十二兆六千四十五億円余となっております。 次に、昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書でありますが、昭和五十年度中に増加した国有財産の額は、一般、特別両会計を合わせて四兆五千七百四十二億円余で、年度末現在額は十九兆五千八百二十四億円余となっております。 次に、昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書でありますが、昭和五十年度の無償貸付の増加額は、一般、特別両会計を合わせて千七百億円余で、年度末現在額は三千六百八億円余となっております。 また、会計検査院の昭和五十年度決算検査報告において、不当事項として掲記されたもの八十二件、会計検査院法第三十四条の規定により意見を表示し是正改善の処置を要求したもの十一件、同法第三十六条の規定により改善の意見を表示したもの一件、また、特に掲記を要するものと認め、掲記された事項八件となっております。 各件のうち、決算は昨年四月二十一日に、国有財産関係二件は昨年一月二十八日に委員会に付託されました。 委員会におきましては、昨年五月二十四日に各件について大蔵大臣よりその概要説明を、会計検査院長より検査報告の概要説明を聴取した後、質疑に入り、各省各庁別に二十三回にわたり審査を進め、政府の予算執行と行政運営に関する重要な問題を中心として終始熱心かつ活発な質疑が行われたのでありますが、その詳細は会議録により御承知を願いたいと思います。 去る十二日総括締めくくり質疑を終了し、決算については、委員会審査の内容をまとめて、委員長より議決案を提出いたしました。 以下、その内容を申し上げます。 すなわち、 昭和五十年度一般会計歳入歳出決算、同年度特別会計歳入歳出決算、同年度国税収納金整理資金受払計算書及び同年度政府関係機関決算書につき、左のごとく議決すべきものと議決する。 本院は、毎年度決算の審議に際し、予算の効率的執行並びに不当事項の根絶について、繰り返し政府に注意を喚起してきたにもかかわらず、依然として改善の実が上っていない点があるのはまことに遺憾である。 一 昭和五十年度決算審査の結果、予算の効率的使用等、所期の成果が十分達成されていないと思われる事項が見受けられる。 左の事項は、その主な事例であるが、政府はこれらについて、特に留意して適切な措置をとり、次の常会のはじめに、本院にその結果を報告すべきである。 その一、会計検査院の職員が、実地検査に際し受検側から接待を受けていた事実が指摘され、国民の不信を招いたのは遺憾である。会計検査院は、この指摘に対応して新しい検査体制の整備を図り、国民の信頼回復へ努力した跡は認められるが、今後とも厳正な綱紀の維持に努め、国民の信託にこたえるべきである。 また、政府は、各省庁、政府関係機関等の内部及び相互間の会議に際しての会議費、食糧費等の予算執行に、より一層厳粛な態度を持すべきである。 その二、近年における財政の膨大化は、会計検査機能の格段の拡大強化を必要とするが、現状では必ずしも十分適応できない面がある。 したがって、会計検査院の権限の拡大、定員の増加、給与など職員の処遇の改善、検査活動経費の増額、その他各般の制度面での改善を図るべきである。 その三、行政改革並びにその一環としての各種審議会及び特殊法人の整理統廃合については、現下の厳しい社会経済情勢及び行政需要の変化に対応し、かつ行政の効率化に徹するよう、より一層推進すべきである。 また、若干の審議会については、委員の人選、運営等について全般的見直しを行うとともに、特に総理府本府に置かれている審議会については、可能な範囲で事務関連の深い省庁への移管を実施すべきである。 その四、東京大学附属病院精神神経科病棟など一部の国立大学の施設は、長期にわたり不法占拠が続けられている。これは教育、研究、診療上重要な問題であるのみでなく、国有財産及び物品の適正な管理の見地からも放置し得ない問題である。一刻も早くこのような事態を解消すべきである。 その五、廃棄物処理の行政は立ちおくれている。 政府は、廃棄物の排出及び処理の実情を十分に把握し、その減量化、再資源化を促進するための技術開発等各般の措置を講ずるとともに、積極的に広域最終処分場を確保するよう努力すべきである。 その六、輸入牛肉の価格は低下しているにもかかわらず、末端の小売価格にまで反映されていない。 畜産振興事業団の業務運営の改善、流通機構の合理化と見直し等により消費者への利益の還元を図るべきである。 その七、公営競技の収益性と社会的影響にかんがみ、国民の疑惑を招かざるよう、交付金配分の公正確保並びにそのチェックなど全般的に公営競技のあり方について見直しを行い、所要の改善措置を講ずべきである。 その八、日本国有鉄道の投資対象事業については、休眠的なもの等その見直しを行い、企業的厳しさに徹して増収及び投資資産の有効活用を図り、国鉄再建に資するよう改善措置を講ずべきである。 その九、毎年度の決算において生ずる不用額については、予算編成に当たって、より現実に即した積算に努め、その減少を図るべきである。 二 昭和五十年度決算検査報告において、会計検査院が指摘した不当事項については、本院もこれを不当と認める。 政府は、これらの指摘事項について、それぞれ是正の措置を講ずるとともに、行政管理庁の勧告等を尊重して制度、機構の改正整備を図り、綱紀を粛正して、今後再びこのような不当事項が発生することのないよう万全を期すべきである。 三 決算のうち、前記以外の事項については異議がない。 四 決算審査の重要性にかんがみ、委員会における審査又は調査のための必要不可欠な報告又は記録の提出要求に対しては、政府は、議院における審議権及び国政調査権の適正な行使を妨げることのないよう最大限の協力をなすべきである。 政府は、今後予算の作成並びに執行に当たっては、本院の決算審議の経過と結果を十分に考慮して、財政運営の健全化を図り、もつて国民の信託にこたえるべきである。 以上が議決案の内容であります。 次いで、決算外二件を一括して討論に付しましたところ、自由民主党は、決算については議決案に賛成、日本社会党、公明党・国民会議及び日本共産党・革新共同は、決算については、議決案のうち、第一の警告事項、第二の会計検査院の指摘事項及び第四の資料要求に関する事項については同意できるが、第三の「決算のうち、前記以外の事項については異議がない。」という事項は容認できない、したがって、議決案に反対、また、日本共産党・革新共同は、国有財産無償貸付状況には賛成、他の一件には反対の意見がそれぞれ表明されました。 次いで、採決の結果、決算は多数をもって議決案のとおり議決し、国有財産関係二件はいずれも多数をもって是認すべきものと議決いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) —————————————
○議長(保利茂君) これより採決に入ります。 まず、日程第五の各件を一括して採決いたします。 各件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(保利茂君) 起立多数。よって、各件とも委員長報告のとおり決しました。 次に、日程第六につき採決いたします。 本件の委員長の報告は是認すべきものと決したものであります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(保利茂君) 起立多数。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 次に、日程第七につき採決いたします。 本件の委員長の報告は是認すべきものと決したものであります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(保利茂君) 起立多数。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 ————◇————— 日程第八 農林漁業金融公庫法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
○議長(保利茂君) 日程第八、農林漁業金融公庫法等の一部を改正する法律案を議題といたします。 委員長の報告を求めます。農林水産委員長中尾栄一君。 ————————————— 農林漁業金融公庫法等の一部を改正する法律案及び同報告書 〔本号末尾に掲載〕 ————————————— 〔中尾栄一君登壇〕
○中尾栄一君 ただいま議題となりました農林漁業金融公庫法等の一部を改正する法律案につきまして、農林水産委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、最近の金融情勢の変化等に対応し、農林漁業金融公庫法に基づき貸し付けが行われている資金のうち、同法別表第二に規定されている農林漁業の経営構造の改善資金等政策性の特に強い資金で、その貸し付けの利率が法律で固定されているもののうちの一部のもの及び自作農維持資金融通法に基づき貸し付けが行われている自作農維持資金について、当分の間、その利率を現行法定利率の範囲内で政令で定めることができるように改正しようとするものであります。 委員会におきましては、五月二十四日中川農林大臣から提案理由の説明を聴取した後、審査を行い、同日質疑を終了、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) —————————————
○議長(保利茂君) 採決いたします。 本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(保利茂君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。 ————◇—————
○議長(保利茂君) 本日は、これにて散会いたします。 午後一時二十七分散会 ————◇————— 出席国務大臣 外 務 大 臣 園田 直君 大 蔵 大 臣 村山 達雄君 農 林 大 臣 中川 一郎君 ————◇—————