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84回国会衆議院1978/06/15

逓信委員会 第23号

発言数
55
登壇者
13
会派数
2
開催日
1978/06/15

会議録

松本七郎日本社会党

○松本委員長 これより会議を開きます。  まず、請願の審査を行います。  本日公報に掲載いたしました請願四十五件を一括して議題といたします。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  請願の趣旨につきましては、すでに文書表によって御承知のところであり、また、理事会においても協議いたしましたので、その結果に基づき、直ちに採否の決定に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本七郎日本社会党

○松本委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  これより採決いたします。  赤電話からの緊急通話に関する請願十四件は、採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本七郎日本社会党

○松本委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、ただいま議決いたしました各請願に関すの委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本七郎日本社会党

○松本委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。     —————————————     〔報告書は附録に掲載〕     —————————————

松本七郎日本社会党

○松本委員長 なお、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしましたとおり、全部で五件でございます。念のため御報告申し上げます。      ————◇—————

松本七郎日本社会党

○松本委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  逓信行政に関する件  郵政事業に関する件  郵政監察に関する件  電気通信に関する件  電波監理及び放送に関する件 以上の各件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本七郎日本社会党

○松本委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になりました場合、本会期中設置いたしました電波・放送に関する小委員会につきましては、閉会中もなおこれを存置することとし、その小委員及び小委員長は従前どおりとし、小委員及び小委員長の辞任並びにその補欠選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本七郎日本社会党

○松本委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中審査におきまして、委員会及び小委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本七郎日本社会党

○松本委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中審査案件が付託になりました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣委員の員数、氏名、派遣地、期間その他所要の手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本七郎日本社会党

○松本委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。      ————◇—————

松本七郎日本社会党

○松本委員長 逓信行政に関する件について調査を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。志賀節君。

志賀節自由民主党

○志賀委員 昨晩の夕刊からけさの朝刊にかけて、電電公社の武蔵野研究所の一係長が、中国側に、主として電子関係にかかわる資料を金銭授受のもとに流しておったということが報道されておるわけであります。  この事件は目下調査中、捜査中でございましょうが、現段階までに判明した限りにおいてどういう事件であるか、これを当委員会において御説明をいただきたいと思うのでございます。

秋草篤二日本電信電話公社総裁

○秋草説明員 昨夕から今朝にかけての新聞報道により、島野幸雄なる者が大変不届き千万な、破廉恥な行為をやったことによって、窃盗、文書偽造、詐欺の容疑で逮捕されたということを聞きました。これは電電公社の名誉をひどく傷つけたのでございますが、先般も成田事件で非常な非社会的行為を行いました従業員を出し、まだ日も浅いこの段階でこうしたニュースが伝わることは私は非常に残念に思っております。また、申しわけなく思っております。  きのう直ちに武蔵野通研所長とそれから開発本部長を呼びまして事情を聞きました。そして直ちに監理官に報告するとともに、大臣にも報告してございますが、いずれにしましても、大変申しわけないことでございます。  研究所の仕事は、電電公社の立場ばかりではなくて、日本でも最高の研究機関でございまして、ここの研究に従事する者は、日ごろ、これに対する研究はさることながら、文書とか研究資料の散逸等については十分管理しておるつもりでございます。  関連業界あるいは友好団体の研究所等の出版される資料を手に入れて業者に売っておったということでございますけれども、ただいまのところ調べの段階でございますので、詳細は、開発本部長も来ておりますから続いて御質問によってお尋ねいただければ幸せだと思っているわけでございます。  どうも申しわけありませんでした。

志賀節自由民主党

○志賀委員 大変苦いことを申し上げるようで恐縮でありますけれども、ただいま総裁が言われましたとおり、さきに電電公社から成田の事件における過激派の犯人を出し、いまこのような、はっきり言ってこれはスパイでございましょうが、スパイを出した。私もこれはまことに痛恨のきわみでございますが、いわば、こういう情報機関としては最高の機関の中からこういう人物が出たということは、電電公社という組織がそういう悪いことをやる治外法権的な、何か潜在的な立場に擬せられているようでは困るわけでございまして、ただいまの総裁の深い御反省の中から、どうか二度と再びこのようなことのないようにしていただきたいと存ずるわけであります。  この島野幸雄という男は、日常の勤務態度等からこういうことをやっているということはとうてい察することができなかったのかどうか。察することができたにもかかわらず大目に見てしまっておったのかどうか。私はこういう不祥事を起こす者の日ごろの勤務ぶりなどに対して大変関心を持たざるを得ませんので、お教えをいただきたい。  なお、まだ捜査の段階でございましょうが、少ないときで五、六冊、多いときで十冊からの書類の受け渡しが燎原書店とやらとの間で行われておったというふうに新聞は報道しておるのでありますが、こういうものに対してどの程度の金銭の授受があったか、こういう点を私はお教えをいただきたいと思うのであります。

山内正彌日本電信電話公社理事

○山内説明員 大変申しわけない事態を生じましたことを深くおわび申し上げます。  本人の勤務態度でございますが、これにつきましては、普通の勤務者と変わった状況は特に認められなかったわけでございます。休暇等も正規の年次休暇を出しまして取得する。特に朝遅く来るとか、早く早退するとかいうこともございませんし、特別に酒色にふけるとかいうこともございませんので、一般の職員と全く同じことでございまして、捜査当局の話によりますと、相当長期間にわたってこういう不法行為をしていたそうでございますけれども、遺憾ながら一般の勤務態度からこれを判断することができなかったということでございます。  それから、金銭の授受につきましては、現在捜査当局でこれをお調べでございまして、われわれとしては情報を入手しておりません。何らかの意味の金銭の授受は当然あったというふうに考えられますけれども、一回についてどの程度の金銭の授受をされたかというようなことについてはわれわれの方では把握しておりませんので、大変遺憾でございますけれども、おわび申し上げます。

志賀節自由民主党

○志賀委員 この島野という人物の思想的な背景はあるのかないのか。これは電電公社のお調べの範囲で結構ですが、お教えいただきたい。

山内正彌日本電信電話公社理事

○山内説明員 思想関係につきましては詳細に調べたつもりでございますけれども、これについては、特段、特定思想の持ち主であるということは現在のところ判明しておりません。  そういうものはないというふうにわれわれとしては判断しております。

志賀節自由民主党

○志賀委員 思想的な背景がなくて、しかも特に酒色にふけっているようなこともなくて、あるいはそれ以外に家庭的に金銭的な穴をあけるようなこともなくて、一体何が動機でこういうことが行われるに至ったか、私はいよいよ不可解に思う一人でございます。でありますから、これは一体何に起因しているかをなるべく早急にお調べをいただきたい。物事にはやはり原因というものがあり、そこから結果が生ずるわけでございますから、ただいままでの御答弁の中ではいよいよ迷宮に引きずり込まれたような印象を私は持つわけでございます。一体何が原因であったかということは恐らくおわかりではございませんでしょう。やはり、原因をお調べになることが目下の急務であると思うので、それをお調べいただきたい。  なお、この問題は、現在判明している範囲で一体いつごろからこういうことが行われていたというふうにお調べがついているか、これも教えていただきたい。

山内正彌日本電信電話公社理事

○山内説明員 この点につきましても、実は、われわれといたしましては捜査当局のお話以外の資料を入手しておらないのでございますけれども、それによりますと、ほぼ十年ぐらい前からこれに類することをやっておったというふうに伺っております。

志賀節自由民主党

○志賀委員 その十年ぐらい前のそもそもの発端、きっかけというものは何によって始まったかということはわかりませんでしょうか。

山内正彌日本電信電話公社理事

○山内説明員 これも正確にはわかっておりません。ただいまのところでは本人と接触ができませんのでわかっておりませんけれども、これも捜査当局のお話によりますと、全くの友人関係で個人的なつき合いからそういうことになったようであるというふうに伺っております。

志賀節自由民主党

○志賀委員 その友人関係というのがわからないのでありますが、友人関係というのは燎原書店の店主を言うのでありますか。それとも中国人か何かにそういう友人関係がいたのでありますか。それをつまびらかに伺わせていただきたい。

山内正彌日本電信電話公社理事

○山内説明員 中国関係ということは全然聞いておりません。その書店の主人あるいは専務でございますか、そういう方々と知り合ったということで、本人も、それ以上の、書店を通じてどこに連絡があったかということについては全く知らなかったようだということでございます。

志賀節自由民主党

○志賀委員 そうすると、もし善意に解釈をするとするならば、単なる新刊であれあるいは中古であれ、書類のような印刷物のようなたぐいのもの、書籍のようなものを書店に売った、したがって本人は情報関係のものを外国に売るとか通報するという意識は何らなかったというふうに理解できるということになるのでございましょうか。

山内正彌日本電信電話公社理事

○山内説明員 先ほど来申し上げておりますとおり、本人と現在接触がとれておりませんので、本人がどういう意識を持っておるかということについては間接に伺っている以外にないのでございますけれども、確かに、先生がいまおっしゃるとおり、本人にはそれほど強い罪の意識はないようだというのが捜査当局の話でございまして、わりあい軽い気持ちでこういうことをやって書店側に利用されたのではないかというふうに考えられております。

志賀節自由民主党

○志賀委員 そういうことであれば、そういう心持ちで、そういう姿勢で、電電公社の職員が罪の意識を持たないままに、きわめておおらかな気持ちの中で今後もそういうことをやらかす可能性があるということにもつながるわけであります。これはそういうふうに考えられるてこざいましょう。  ところが、現実には、こういう事件が起きますと、書類が島野という男の手を通じて燎原書店に流れておるというつき合いを持った他の省庁、たとえば通産省であるとか、ほかの省庁が今回の事件をめぐってこれから電電公社とおつき合いをする上においてことさらおっかない気持ちが起こる。いままで何らのわだかまりなくおつき合いのできた省庁間の中で、電電公社が孤立したような、村八分のような状態に置かれるような、細菌を保有している者が周りから手も触れられなくなるような、そういう可能性が出てくる。こういうことになればわれわれ当逓信委員会としてもゆゆしき事態だと思いますが、その辺はどういうふうにお考えになるのでありましょうか。

山内正彌日本電信電話公社理事

○山内説明員 先ほどの私のお答えで大変失礼をしたように思いますが、あれはあくまでも当人が非常に不心得でございまして、余りひどい罪の意識を持っていないということでございまして、そういう行為が非為行為であり不法であって、絶対やるべからざることであるということにつきましては、公社においては強く職員を指導しておるつもりでございます。  それで、職員の管理あるいは資料類の管理につきましても、他省庁に比べましてまさるとも劣らぬ管理をしておるというふうにわれわれは考えております。  これはあくまでもある特定個人が非常に不心得な気持ちを持って実施したもので、本人の心得違いであるというふうに考えております。

志賀節自由民主党

○志賀委員 いまのお話等を承っていてちょっと私はわからないのでございますが、たとえば前に蓮見事件が外務省でございまして、その際、外務省の書類には極秘の判こがやたらに押されておることがいいとか悪いとかという議論がございましたが、ただいまの電電公社の御当局のお話によりますと、他の省庁にまさるとも劣らぬ書類の扱いであるし、そういう指導をしておるというようなお話でありますけれども、特に電電公社は情報機関としては中枢の機関でございますから、ほかの省庁よりはるかにまさるくらいの管理とまたそういう指導を職員に徹底していただかなければならない。  私は時間がもはやございませんのでこれ以上申し上げかねますけれども、そういう徹底した管理あるいは指導をしておいでになるにもかかわらず、たとえ一個人であろうと、電電公社の祿をはんでおる者が罪の意識が何らない、そういうことに対しててんとして犯罪者意識を持たないということに私はむしろ驚きと憂慮を感ずるものでございます。したがって、この点に関しましては十二分に今後留意をせられたいと思うのであります。  この問題は、現に日中平和友好条約の交渉が始まらんとしておるときに、この交渉に一つの黒い雲を投げかけたことには間違いない。特に、こういう国際的な問題にも関連をしてくることでございますから、電電公社の特段の御反省と奮起を願うことをここに希望いたしまして、私の質問を閉じる次第でございます。

松本七郎日本社会党

○松本委員長 鈴木強君。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 今度の国会もあすで閉会になるわけですが、最後の逓信委員会になると思いますので、若干質問をさせていただきます。  最初に、いま志賀委員からもお話がございました電電公社係長の秘密資料横流し事件でございますが、本人は逮捕され、いま取り調べ中でございますから、私はここで事件の内容について触れようとは思いませんが、ただ、いまの質疑を聞いておりまして思ったことは、戦後三十年近く、電電公社の善良な諸君が全力を挙げて世界に見ざるりっぱな電気通信事業をなし遂げておるにもかかわらず、こういう不心得者がおりまして九仭の功を一簣に欠くという感をいたしまして、非常に残念です。そして公社の答弁も、私から見ると、こういう不心得者が電電公社におったことに対する反省が少し足りないように私は感じました。  これはサンケイ新聞でございますが、けさの新聞に、「中国情報機関が背後に介在北京の“注文”で動く友好書店各省庁に情報収集網」という見出しが出ております。そして、「公安部のこれまでの調べによると、逮捕された画竜公社の島野幸雄は、上司の印鑑を勝手に使い、官公庁や民間企業の研究施設に技術開発関係出版物の寄贈依頼書を偽造、送られてきた書籍を盗むなどして、書籍貿易会社燎原社長、大塚らに売っていた。」というのであります。しかも、十年間この取引が行われておったと書いてあります。この十年の間にこういう依頼書を偽造し、上司の判こを勝手に使ってやっておったという事件でございますから、これは印鑑の保管が一体どうなっていたのか。これらの問題は重大な問題だと私は思います。ですから、そういうところにミスがあったならば、この印鑑の保管については今後厳重に管理するとか、しかるべき答えがあってしかるべきです。私はそう思いました。  正すべき姿勢はちゃんと正していただいて、再びこのような事件が起こり、国民のひんしゅくを買い、われわれがまた国会の中で悲しい思いで質問をしなければならないことがないようにお願いしたいのです。総裁からもちゃんとした答えを聞きたい。

秋草篤二日本電信電話公社総裁

○秋草説明員 私も、きのう一時間ばかり、先ほど志賀先生がお聞きをしたような一番問題になる点をかいつまんでどかどかと質問したのでございます。  この本人と、またこれを買った業者で四人おるそうですけれども、いま取り調べ中でありますが、これは間接に聞いた話であって、こういう国会で御答弁していいかどうかわかりませんが、そのことを前提に置いて申し上げますと、印鑑の話も公印というようなものはなく、しかも上司といっても課長の私印を使って——係長だけでは研究資料をと言っても向こうでも出すはずはないし、要するにこれは出版物でありまして、有料の出版物もあれば無料の出版物もあります。私どもはたくさんの出版物がございます。一千、二千というたくさんの出版物を世界各国に配付して、無料でお届けする。これは研究機関では皆そういうことをやっております。その中で、外に出せない研究途上のものとか極秘のものはうちでは断じて出しておりません。  電気通信研究所におきましても、研究月報とか年報とか、これはだれに見せてもいいし、また、欲しがる人もいます。しかし、なかなか手に入らないのです。そういう人を相手にしていただくものでございますから、いまの印鑑の問題につきましては、課長の私印だということ——いままでのところでは私印である。私印ということになりますと、私どもでも机の上にしょっちゅう私印を載っけておくということはございまして、公印ではございませんことはお断りしておきます。  いずれにしましても、うちの研究資料の秘密なものが漏れていないかということを私は非常に心配したのでございますが、家宅捜索の現物を見ましても、やはり出版物であったということで安堵したわけでございます。それから、よそからいただいたものを素通りにして本人が取っちゃって、そいつを研究所に納めないで自分で売ったというように聞いておったので、先ほどのような単なる破廉恥ではなくて、もっと重大な作為的な高度のものに利用されたというようなことがあっては非常に一大事でございますが、いままでのところでは非常にわずかの金をもらっていたんだというようなことを本人が供述したわけです。  先ほども開発本部長が、本人が取り調べられるのを録音テープにとったものを聞かせてくれたのですが、どうして自分がそういう罪になるのかということで、親切であって非常な好意でやったんだというようなことで、罪の自覚がないということは、見方によってはきわめてだらしない話でございますけれども、また一面深い理由があって、これがスパイ行為になっているというふうには本人は毛頭考えていないというふうにもとれたと私も聞いたのでございますけれども、ただいままだ取り調べ中でございますから、これは意外な問題に発展することも予期できないわけではございません。  いずれにしましても大変申しわけないことでございまして、通研はドキュメントの保管とか管理につきましてはむしろ本社以上にきわめて厳重でございますが、たとえば一つ抜けていた、月報をよそからもらったものがないというので見たところが、やはり送り状が届いていない。二月号というのがあったのが、そこが一つ欠けていたそうです。そのくらいまで正確にやっておって、その欠けていたのがたまたま本人の家宅捜査をしたところがあったというようなことで、一般の研究資料なども非常に十分な管理をしておりますし、普通の出版物もそういうくらいに物品管理をしておりますけれども、念には念を入れて、今後この問題については厳正にやりたい。単に研究所ばかりではなくて、施設局、技術同等にもそれに似た重要なものがたくさんございますから、一層これから注意したいと思っております。  大変御心配をかけて申しわけございませんが、わずか一人のことで電電公社全体の技術者あるいは従業員の姿勢が疑われるのは非常に残念でございますので、今後とも十分注意して取り締まって、また勤務の規律を厳正にしていきたいと思っております。申しわけありません。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 かつて私が参議院におりました当時、電電公社も大分協力をしてベトナムの通信建設の測量設計をしたことがございますが、その重要な書類が某方面に入手されておって、それが国会の場で正式に質問されたことを私は思い起こします。そういう設計書が、電電の金庫の中にちゃんと保管していたものが、まがいもないものがコピーがあった。そのときも私はずいぶんショックを受けました。  きょうまたこういう話をするのは残念ですけれども、私はここでこれ以上は内容について触れるつもりはないのですが、総裁、問題は、私印であっても公印であっても、少なくとも上司の判こがその島野によって使われたということで、これは職員一人一人の心構えといいますか、そういう点で注意してもらわなければ困るですよ。公印だったらどうとか私印だったらどうとかということより、島野が鈴木強なら鈴木強という上司の印鑑をどこからか買ってきてやったというなら、これはまたどうにも防ぎようがないのですけれども、ふだん自分が使っている私印であっても、少なくともそれをそこいらに置くということは、これはやはり注意しておかなければ、それがこういうことに通ずるわけでございますから、その辺のことについてはひとつ十分管理をしてもらいたい、公印については特に厳重に管理をしてもらわなければならぬ、こういうことを私は申し上げておるのです。  もう一つ心配するのは、総裁がちょっと述べられましたけれども、このことが全体の技術者、職員にどういう影響を与えるかということですよ。ですから、事は事として、これは厳重に取り調べをしていただかなくちゃなりません。これは司直が入っているのですから当然やってくださるでしょうが、しかし、残された職員がこういうことにショックを受けて、たとえ一万分の一であっても心の中に何か後ろ向きのような形が出てきちゃ困るわけですから、そういう事業に対する情熱、研究心というものに対しては、この事件が起きたことにかかわらず全体として前進していただくような、そういう指導をやってほしい。そして、後は、出てきたものに対して、その取り調べの結果を見てさらに正すべきところは正していくというふうにして、災いを転じて福にするような形に持っていってほしい。こういうことを希望として申し上げておきます。  それから、次に、今月の十二日に宮城県沖地震が起こりまして、二十一名のとうとい犠牲者を出し、多数の負傷者を出しております。まことに残念な事件でございまして、他界された皆様には心から御冥福をお祈りする次第でございます。また、ぜひ罹災者が元気を出して立ち上がっていただきたいと願っております。  そこで、この地震によって郵政省はもちろんですが電電公社は——国際電電はあそこには支社はないようですけれども、それら郵政関係なり通信なり電波なりがどういう影響を受けたのか、この点をあらかじめそれぞれの方から報告をしてくれませんか。

河野弘郵政大臣官房長

○河野(弘)政府委員 お答えいたします。  被害の概要について申し上げます。郵政事業関係についてでございますが、一部の局舎及び施設等につきまして若干の被害がございました。顕著なものといたしましては、塩釜局の地盤沈下あるいは宮城県の円田局の局舎の傾斜などがございましたけれども、地震の被災によります業務運行の支障は、現在のところ郵政事業については特段生じておりません。なお、国鉄線の線路の損傷のために列車が不通となりましたことによりまして、臨時自動車便等を開設いたしましたことにより、いま申し上げましたとおり、この業務運行は現在支障はないわけでございます。  次に、放送関係についてでございますが、または電電公社のマイクロ回線または機器の故障によりまして、テレビはNHK九十四局、民放六社四十六局、ラジオはNHK三局、民放二社三局、短波につきましては国際放送NHK一局にそれぞれ一時停波が生じましたけれども、いずれも早期に回復いたしております。  次に、公衆電気通信関係についてでございますが、仙台を中心といたします長距離市外電話回線約三万一千回線のうちで一万三千回線が、同軸ケーブルの切断及びマイクロ回線の故障等の理由によりまして不通となりましたけれども、現在仮復旧によりまして全回線が回復いたしております。  被災地におきます加入電話の被害回線数は約三千百回線あったわけでございますが、十四日、きのうの十七時、午後五時現在におきまして二千三百回線が復旧いたしているわけでございます。  また、地震直後におきまして一斉に各地方からの安否照会等の電話が同地方にあてて殺到いたしまして、このために通話に支障を与える状態を呈したわけでございますので、重要通信確保のために通話規制を実施いたしましたけれども、十三日夜、一昨日夜以降につきましてはこの通話規制も解除いたしております。  概要、以上でございます。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 いま官房長から説明がありましたが、本来であれば、きょう委員会が開かれるのですから、あなたはこういう被害状況を文書にしてわれわれ委員に配付くらいすべきですよ。こっちから質問しなければ答えないようなことでどうするんですか。もう少ししっかりした対応策を立ててくださいよ。今後そうしてほしい。  あの十二日の晩などは、東京から甲府へかける電話もジージー鳴っていてちっともかからない。われわれ逓信委員は地震が起きた瞬間にもちろん全体のことを心配するのですけれども、まず電話がどうなっているのか、郵便局は安全だったのか、放送はどうだったのかということを心配するわけです。ですから、せめて各党の理事くらいにはこういう状態ですという報告くらいあったっていいじゃないですか。われわれはいつもそういうことを言うんだけれども、あなた方はそのときだけわかったような顔をしていて、後になれば忘れてしまうじゃないですか。それでは困りますよ。そういうわれわれの心配にこたえるようなことをどんどんやってくださいよ。  そうすると、列車が不通になって、そのところは臨時自動車便で輸送しましたので支障はありませんということですが、塩釜と円田局ですか、それはどのくらいの被害に遭ったのか。また、列車が不通になって臨時自動車便でやった場合には郵便のおくれはどのくらいになっておるのか。それからもう一つ、こういう災害があった場合、郵便法によって小包を送るのは無料扱いにできますね。そういうのはどことどこをやったのかという点も教えてください。

河野弘郵政大臣官房長

○河野(弘)政府委員 先ほど先生から御指摘の、委員の先生方に対する御報告がおくれました件につきましては申しわけなく存じます。今後できる限りの努力をいたしたいと思っております。  なお、いまお尋ねの件でございますが、塩釜局につきましては、囲いべいが約二メートルにわたって倒壊いたしましたのと、窓口事務室の天井が破損いたしましたのと、壁が若干亀裂いたしました。これは八ヵ所でございます。その後、倒壊部分を片づけまして修復いたしております。その他につきましてもさしあたり危険がないという状況でございます。  円田の局でございますが、局舎傾斜につきましては少し傾斜した程度でございましたのと、それから内壁が少しはぐれた程度でございまして、これも応急処置をいたしておりまして、現在のところ使用には支障ございません。  なお、鉄道の不通による件でございますけれども、臨時自動車便のほかに臨時のフェリー便を利用いたしております。  その他につきましては、それぞれ専門の各局ございますので、詳細御説明いたしたいと思います。

神山文男郵政省郵務局長

○神山政府委員 郵便物がどのくらいおくれたかという御質問でございますが、東北本線あるいは常磐線、奥羽本線、仙山線、陸羽東線等それぞれ鉄橋が損傷したり一部ストップしたりということで、十三日及び十四日が一番影響を受けたわけでございます。  運休のために影響を受けた郵袋数は十二日が約九千袋ございました。それから十三日が約二万四千袋でございます。十四日は一万袋程度でございまして、その後復旧につれて大分解消されてまいっております。  この郵袋数についてどのくらいおくれたかということは線路によってまちまちでございますが、大体翌日の配送になっている、一日ぐらいおくれているということでございます。  現在は奥羽本線が十三日に復旧しましたが、仙山線はきょう復旧する見込みでございます。陸羽東線が十六口の予定でございます。それから東北本線でございますが、郵便車は東京−仙台間はすでに平常どおりに運行しております。しかし、仙台−青森間はきょうから上下各二便運行するという予定でございましたが、昨日また地震がございまして、そのためにきょう再度点検をするということで、十六日から復旧の予定ということになっております。その間はただいま官房長が申し上げたように臨時自動車便で大体順調に運行いたしております。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 公社にちょっと伺いますが、官房長の報告ですと、加入電話が三千百回線故障になって、十四日に二千三百回線が復旧している。あとまだ約八百回線が現在不通なんですね。  それから市外の方は三万一千回線のうち一万三千回線が故障になった。これはマイクロあるいは機器の故障かもしれませんが、これは原状に完全に復旧しているのか、まだ残されているところはどのくらいあるのか、その辺はどうなんでしょうか。

加藤秀夫日本電信電話公社保全局長

○加藤説明員 お答え申し上げます。  まず、加入電話でございますが、先ほど郵政省からお答えいただきましたように、三千百の加入者が被災を受けまして、そのうち約二千三百加入がもう復旧をしておりまして、その他につきましては本日の夕刻までにはおおむね回復というように考えております。  それから、市外回線につきましては、仙台関係三万一千回線のうち一万三千回線が罹災したわけでございますが、ちょっと詳細に申し上げますと、翌六月十三日の十二時現在でございますが、これが三千五百回線にとどまっております。十三日の十七時現在でございますが、三万一千回線のうちで千六百回線がまだ回復をしていなかったわけでございますが、六月十四日の零時三分でございますので大体十三日の深夜になりますが、全面復旧をしておりまして、現在通常の状態に戻っております。  以上でございます。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 それから、いつも問題になるのですけれども、要するにパニック状態になっちゃってなかなか電話がかからない。かけた人からしますと非常にいら立ちを感ずるわけですね。こういう問題について何か規制をしたと言いましたが、総裁、こういう状態というのは何とかうまく通話がはけるようなことはできないのですか。現代の技術ではパンクしちゃって対策はもうどうにもならないということしかないわけですか。

浅原巌人日本電信電話公社業務管理局長

○浅原説明員 お答えいたします。  通話のふくそう関係につきまして先ほど官房長の方からあらまし御説明がございましたのですが、若干補足させていただきますと、地震が発生いたしますと、報道関係で、テレビ放送関係でもって被災地の状況等が放送されますと、その都度むしろ電話のコールが発生するという状況がございます。今回もそういうことでございまして、その都度通話の規制を程度に応じましてかけてまいります。ただし、この場合には、公衆電話でございますとかあるいは非常緊急用に使われます回線につきましては通るようにしてございますので、その点の御迷惑はございません。  それから、一般の加入者の方には、この程度がいろいろございますけれども、トーキー案内を入れまして、「いまふくそう中でございますので、お急ぎでなければしばらくお待ちください」というようなアナウンスをいたしております。今回は特に新聞放送関係の取材がございまして、NHKで取材がございましたので、私どもの方からもお願いをいたしまして、ニュース放送あるいは解説の中で、「現在被災地あての電話が込んでおりますので、できればしばらくお待ちください」というような放送を何回かしていただきました。これはいままでやったことはなかったのでございますが、今回やらせていただきました。何とか一時的に——特に十二日の八時から十時近くまでかなり御迷惑をかけたかとも思いますけれども、その後はある程度のビジーはございましたけれども、電話が通るというような状況でございます。  それから、御質問はございませんでしたのですが、電報のことをちょっとつけ加えさせていただきますと、電報は、当日は余りお見舞い電報というのはございませんでしたのですけれども、十三日、翌日でございますが、全国から約八万通、それから十四日では四万通の見舞い電報が出ました。合わせまして十二万通でございます。これは臨時回線を使うとか、もう回線で運べませんので使送で人を使いまして運ぶとかいうことで、もう現地へ届いております。昨夜の九時ごろでは、まだ仙台に二万四千通ぐらい未配達のまま残っているということでありますが、応援、臨時車等を使いまして、きょうじゅうには恐らく配達が済むであろうというふうに報告を受けております。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 それから、放送の面で支障があったようですが、特にマイクロ回線ですが、この面については別に支障はなかったというわけでございましょうか。

平野正雄郵政省電波監理局長

○平野政府委員 お答え申し上げます。  先ほど官房長からお答えいたしましたように、放送関係につきましては、一般商用電源の停電のほかに電電公社のマイクロ回線の故障がございまして、NHK関係あるいは民放関係で若干の問題があったわけでございます。  たとえばNHKにつきましては、テレビでございますけれども、公社のマイクロ回線が福島−仙台間で電源盤の脱落によりまして故障がございましたので、仙台以北の教育テレビ、福島の総合テレビが受信が不可能になったわけでございますけれども、NHK側でローカル放送に切りかえるなどの措置をとったことによりまして停波は免れたというような状況がございました。  また、公社では、福島−仙台間のマイクロ回線の故障があった。これは教育放送の送りになるわけでございますけれども、故障がございまして、これは公社側の配慮によりまして、長野、新潟、青森回りのマイクロ回線を使用して支障が起きなかったというふうなことがございました。  民放関係について申し上げますと、ラジオ福島、これはラジオでございますけれども、中継局三局が公社中継回線の故障によりまして、ごく短い期間でございますけれども無変調状況になった。あるいは北海道管内で日本短波放送、札幌局でございますが、同じく無変調状況が続いたというような若干の事故がございました。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 これは私は最後に聞こうと思ったことなんですが、地震とか災害に対する万全な対策を立ててほしいということはわれわれはいつも申し上げておるわけですが、公社でも甲地の問題を他山の石にしまして、マイクロ回線の保守、維持、管理については格段の配慮をしていただいておるわけです。  いまお聞きしますと、福島−仙台間についてはマイクロ回線の故障、しかも電源盤の脱落ということを耳にしましたが、これはどういうふうな原因だったのか、これは調べてありますか。

加藤秀夫日本電信電話公社保全局長

○加藤説明員 お答え申し上げます。  先ほどお話がございました福島関係でございますが、仙台の統制無線中継所の回線切りかえ接続架というものがございまして、この電源盤がはまっておるわけでございますが、これが振動によりまして六ミリから七ミリぐらい前に出たということでございまして、これを発見いたしまして、すぐ差し込んで回復をしたわけでございます。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 何分ぐらいですか。

加藤秀夫日本電信電話公社保全局長

○加藤説明員 障害時間でございますが、私どもの専用回線といたしましては三十二分でございます。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 これは電源盤がずれたわけだね。だから、それはいままで甲地でもそうだ。あのときにずれたというので大分大がかりな工事をしてもらうようになっているのですが、そういうところに、小さいところのようだけれども問題があるのですね。だから、私は、これはさらに全体的にもう一度地震対策というものを考え直してもらいたいのです。これは仙台だけじゃない。これは東海大地震、関東大地震——いま大規模地震対策法もでき上がりまして、さらに政府としても積極的な体制をしようというさなかですから、少なくとも甲地以来、どういうことがあろうと、マイクロ回線に地震等によって再びああいうことのないようにということを合い言葉にみんなががんばってきたのじゃないですか。  またこういうことを繰り返しておったのでは国民に対する信頼にこたえられないからもう少ししっかりしてほしい。もう一回総点検してください。どうですか。

加藤秀夫日本電信電話公社保全局長

○加藤説明員 お答え申し上げます。  先生の御指摘のように、用地の地震、四十三年でございますが、私どもこれを契機にいたしまして各種の対策を行ってまいったわけでございますが、特に甲地の地震によりまして北海道と本土との間で通信が途絶したという苦い経験も経ておりまして、先生も御案内のように、設備自身を非常に強固にするということと、それからいわゆる多ルート化等をいたしまして、一つのルートが切れたらほかのルートに回すというような施策もそれ以降積極的に導入しております。  今回の被害状況を見てみましても、甲地のときに私どもが経験いたしましたような孤立というようなことは一切なくて、若干のふくそうその他で御迷惑をかけたわけでございます。  なお、先生の御指摘のように一部のものにつきまして不備がございますので、現在現地で調査をしておりまして、この調査を早急にまとめまして、総合的な対策を積極的に行っていきたいというように考えております。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 ぜひひとつお願いしておきます。  それから、もう一つ、電電を含めまして郵政関係の職員の被害というものはありましたか。なかったのですか。どういうふうになっているのですか。

守住有信郵政省人事局長

○守住政府委員 お答え申し上げます。  郵政職員の関係でございますが、職責には直接的な人身的な被害はございません。家族に一名行方不明の者が出たということを聞いております。  なお、宿舎関係、居住関係でございますが、それにつきましてはいま調査中でございますけれども、私が得ております情報といたしましては、職員宿舎の中で七戸だけ住居に適しないような状態になりました。したがいまして、これは移しかえ等の措置をすでにとっております。  その他は、ガラスがどうしたとか、かわらがどうしたとか、壁が落ちたとかいろいろな点がございますが、それぞれに応じまして早急な対策をいま講じておる最中でございます。

長谷川實日本電信電話公社厚生局長

○長谷川説明員 電電公社関係の人身被害なり、家屋の被害につきまして御回答申し上げます。  まず、人身被害でございますが、あれほど大きい地震でありましたにもかかわらず、死亡者はゼロでございます。ただ、家族の方に重傷者がお二方出ております。軽傷者は職員二人、家族四人、計六人ということで、先ほどの重傷者を合わせますと計八名でございます。この重傷者二名はいずれも入院加療を要するという重傷でございまして、弔い全快を祈っている次第でございます。  それから、家屋等の被害につきましては、幸いにも全壊は全然ございませんで、半壊が社宅にはございませんが、職員の持ち家に三戸ございます。そして一部損傷が社宅で三百五十二戸、職員の持ち家で百十七戸、計四百六十九戸。これは昨日の五時現在の情報でございますので、あるいはもう少しふえるかと思います。そして一部損壊のうち、社宅の五十四名と自家の持ち主、これは六十七戸が損害が比較的多うございまして、全体の約二〇%程度の被害をこうむっております。  そこで、この社宅に入っております比較的被害の多い五十四名に対しまして、そのうち十二名は十三日にもうすでにほかの空き社宅に移転指示済みでございます。あと四十二名につきましてはさらに十四日、そういったことで移転指示済みでございます。持ち家の半壊二戸につきましては親戚の家へ仮移転しておりまして、もし希望があれば社宅を用意しよう、こういう考え方をとっております。  以上で終わらせていただきます。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 わかりました。  最後に大臣に伺いますが、この地震につきましては、政府側からも現地に国土庁長官以下がいらっしゃって実情調査をされているようでありますし、院としても災害対策特別委員会の方から現地視察に赴くような予定になっております。  お聞き取りのように、幸いにして郵政関係には死傷者等はなくて本当に安心したわけですが、しかし、行方不明の方が一人おるというお話を承りまして、実情がどうなっておりますのかよくわかりませんが、胸が痛みます。一日も早く所在がわかりまして、元気でおられることを皆さんと一緒にお祈りするわけでありますが、そのほか電電の方でも家族に二人の重傷者が出ておるということも伺いました。  したがって、まず第一番には、今後復旧に際して万全な対策をとってほしいということと、それから職員、家族に対する救援についても、法の許す限り最高の配意をしていただきたいということです。  もう一つは、災害町に対しての絶対不動の対応策というものについては何回も何回も論議をしてきておるのでありますが、まだやや不十分の点があるわけです。しかし、皆さんの努力で一つ一つ事件があるごとに前進をしている態勢が敷かれていることはわかりますが、まだ完璧ではない。特に、マイクロ回線が三十二分間中断したということは大きな問題だと私は思います。そのほか、迂回をしてやられたということはいままでやってこられた成果の一つだと思いますが、電源盤の脱落というところなんかはもう少しちゃんとする必要があると思いますので、もう一度災害対策を練り直していただいて、政府の大規模地震対策の問題とあわせて万全の措置を郵政関係においても立てられるように心から希望するわけです。  大臣の御所見を承って、時間が来ましたから終わります。

服部安司自由民主党郵政大臣

○服部国務大臣 今次大地震で郵政省職員家族で一名が行方不明で、電電関係で重傷者を含めて八名の方がけがをされている。私は、行方不明者が元気な姿で一日も早く発見されることを祈るとともに、負傷者はこれまた一日も早く回復されることを祈っております。  なお、郵政省所管業務は国民生活と密接な関係のある業務内容でありますので、御指摘の問題については、今後災害時には万全の対策を平素から立てておくべきことは申すまでもございません。したがって、関係機関と緊密な連携をとりつつ国民の御要望にこたえる体制づくりに平素から心がけておかねばならない。  職員の宿舎関係についても、これまた強く通達を出しまして、この際職員の業務に支障のないような施策を早急に講ずるように指示いたしました。  今後は十分配慮いたしまして国民の期待にこたえたい、かように考えておる次第であります。

鈴木強日本社会党

○鈴木(強)委員 もう時間がありませんので、資料の要求だけお願いしたいのですが、五十二年度に売りさばきましたお年玉つき郵便はがきの寄付金の配分がどのようになされたのか知りたいのでございます。いずれまた本年も年賀郵便の売りさばきが始まると思いますが、昨年のものがどういうふうになっておりますか、これを資料として後ほど出していただきたいと思います。  それから電電公社にお願いしたいのは、第六次計画が一応スタートしておりますが、本委員会において各委員からいろいろと第六次についての希望が出ております。私どもも具体的な案を持っております。したがって、質疑の過程からしますと、電信電話諮問委員会が総裁の諮問にこたえて答申をなさいました本年一月五日の答申の内容等も十分に検討し、これも第六次を肉づけするために使わせていただくという御所見を発表されておりますが、来年度の予算要求にももう近くなってくるわけですから、この質疑の中でのわれわれの意見というものが、また、これの答申がどのように第六次の中で生かされていくのか、その作業はどの辺まで来ているのか、そしてこういう点は何年度にやりたいとか、こういうふうな御方針が決まっておりましたら後ほど資料として御説明をいただきたい。  この二つをお願いしますので、委員長、よろしくお取り計らいをお願いします。

松本七郎日本社会党

○松本委員長 ただいまの鈴木君からの資料要求については、それぞれの当局で御努力を願います。  本日は、これにて散会いたします。     午前十一時五十四分散会

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