建設委員会中小建設業振興に関する小委員会 第1号
- 発言数
- 4 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1978/04/19
会議録
○井上小委員長 これより中小建設業振興に関する小委員会を開きます。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 皆さんの御推挙によりまして、私が小委員長に選任されました。各位の御支援を賜りまして小委員会の運営に万全を期してまいる所存であります。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) 中小建設業振興に関する件について調査を進めます。 中小建設業の振興対策について説明を求めます。大富計画局長。
○大富政府委員 第八十回国会において設置されました中小建設業振興に関する小委員会が昭和五十二年五月二十五日衆議院建設委員会に対して報告し、同日、同委員会から建設大臣に対し善処方要望された五項目につきまして、その後講じた施策の概要を御報告申し上げます。 第一の公共工事の契約制度のあり方につきましては、その後主として、一、公共事業予算の効率的執行、二、中小建設業振興策としての受注機会の確保、三、契約の公正の確保の観点から、制度、運用、その他の各般にわたって改善指導を行っておりますが、なお今後とも引き続き積極的に取り組んでまいりたいと思います。 第二の中小建設業に対する受注機会の確保につきましては、従来からその確保に努めてきたところでありますが、官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律に基づく建設省の工事分に係る昭和五十二年度の契約目標率二九・九%に対しまして、上半期の実績は三八%を達成いたしております。また、建設業保証株式会社の統計資料から見ましても、公共工事における中小建設業者の受注割合は、ほぼ五割を確保しておる次第でございます。 また、昭和五十三年度予算の執行におきましても、この四月四日付建設事務次官通達で発注標準の遵守、分割発注の推進、共同請負制度の活用を指導したところでございます。さらに、共同請負制度の適正な活用につきましても、主要公共工事発注機関に対しまして、共同企業体の構成員、出資の割合等につきまして適確に指導するよう、昭和五十二年十一月十日付計画局長名で通達したところでございます。 第三の中央建設業審議会から昭和五十二年四月二十六日勧告されました建設工事標準下請契約約款の普及につきましては、建設省は昭和五十二年五月二十四日、各公共発注機関に対しましてその普及方につき協力依頼を行うとともに、機会をとらえまして、各公共発注機関、建設業団体に対しましてその普及方につき協力依頼、実施指導等を行っているところでございます。 これらを受けまして、建設業団体におきましても、実施約款の作成、その説明会の開催等約款の普及に取り組んでいるところでございますが、建設省におきましては、今後とも公共発注機関の協力を得て、さらに約款の普及につきまして積極的に指導等をしてまいりたいと思います。 なお、本年二月二十七日に開催されました公共事業等施行推進本部におきましても、建設事務次官から関係各省庁に対しまして標準下請契約約款の普及について改めて強く協力要請を行ったところでございます。また、公共事業等施行推進本部の申し合わせに基づきまして、現在主要な工事の元請下請間の支払い状況について調査中でございます。また、建設省でもこれに先駆けて昭和五十二年十一月から十二月にかけて同様の趣旨による調査を実施いたしまして、現在集計分析中でございますので、これらの集計分析結果も十分参考としつつ指導してまいりたいと思います。 第四の中小建設業の協同化等による経営基盤の強化と資金の確保につきましては、中小企業倒産対策緊急融資が昭和五十二年九月末まで実施される予定でございましたが、現下の情勢にかんがみまして、本年三月末まで延長され、さらに本年九月三十日まで再度延長することとされました。 また、建設業振興基金による債務保証の残高は、昭和五十一年度末で四十一億二千八百万円、昭和五十二年度末で六十一億五百万円となっておりまして、なお一層その積極的な活用を推進してまいりたいと思います。 さらに、税制につきましては、中小建設業者の貸し倒れ引当金につきまして、損金算入の特例措置の期間の延長が今国会において認められたところでございます。 第五の前払金保証事業の整備改善につきましては、建設省及び保証事業会社三社からなる保証制度研究会を設けまして検討を重ねてまいったところでございます。 また、その業務の公正な運営を指導するため、保証事業会社三社に対する監査を昭和五十二年度におきまして実施いたしましたが、あわせまして地方銀行預託を拡充いたしまして、地元建設業者に対する融資枠を拡大する等、保証資本の効率的活用を図られますよう今後とも指導してまいりたいと思います。 以上でございます。
○井上小委員長 以上で説明を終わりました。これより懇談に入ります。 〔午後一時十四分懇談に入る〕 〔午後二時二分懇談を終わる〕
○井上小委員長 これにて懇談は終わりました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後二時三分散会