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84回国会衆議院1978/08/22

議院運営委員会図書館運営小委員会 第2号

発言数
8
登壇者
2
会派数
1
開催日
1978/08/22

会議録

有馬元治自由民主党

○有馬小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。  本日は、昭和五十四年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議を願うことといたします。  まず、岸田図書館長の説明を求めます。

岸田實国立国会図書館長

○岸田国立国会図書館長 来年度の予算概算要求につきまして、大蔵省から要求額の枠について事務的な内示がございました。  それは、経常事務費につきましては増額が認められず、人件費につきましては五%、政策的経費につきましては一三・五%の増額となっておるのでございます。  この計算によりますと、昭和五十四年度の当館の要求増加枠は、三億九千八百万円にしか相なりませんが、大蔵事務当局との間で昭和五十三年度、本年度の要求増加枠と同額の五億五千万円までは、一応の了承を得ておる次第でございます。  昭和五十四年度の要求につきましては、通常的な運営に必要な経費のほかに、かねてから諸先生方よりの国立国会図書館に対する御要望や図書館界、学界から要求されている諸問題を解決するため、私どもといたしましては、次のような経費をぜひとも盛り込みたいと考えておる次第でございます。  第一は、現在の建物では、事務処理上狭隘であるのみならず、両三年のうちに書庫が満杯になるということが予想される状態にありますので、ぜひとも別館建設が必要となり、現在までにそのための調査費五百万円が認められておりますが、五十四年度におきましては、基本設計料を要求いたしまして、五十五年度から着工ができるようにいたしたいと考えております。  第二は、多年にわたり懸案であります国会奉仕のための調査機能を高めるために、調査及び立法考査局の整備拡充計画を三カ年計画で実施いたしたいと存じております。  第三は、科学技術振興の基礎となるべき外国科学技術雑誌四万五千点を三カ年計画をもって整備いたしたいと存じております。  第四は、当館が唯一の国立の中央図書館であるということにかんがみまして、その機能を果たすため、基本的情報源である図書館資料の購入費の増額を図りたいと存じております。  第五は、業務機械化充実に必要な電子計算機の機種のレベルアップ及びデータセンターとしてのオンラインシステム開発のための周辺器機の設置を促進いたしたいと考えております。  第六は、わが国現代史研究に不可欠の貴重な資料とされております米国日本占領関係資料を七カ年計画の第二年次として、また、旧満鉄調査資料等を三カ年計画をもちまして、マイクロ撮影により収集する計画を進めたいと存じております。  日本占領関係の資料は、アメリカの公文書館に現在所蔵されており、満鉄資料は、アメリカの議会図書館に現在所蔵されておるものをマイクロ撮影によって収集いたしたいということでございます。  第七といたしまして、以上の政策的経費のほかに経常的な経費としては、当館が全国の図書館協力網の中核としてその機能を果たすために必要な目録書誌類の印刷費、所蔵資料補修のための製本費等が主なものでございます。これらの経費は、本来的な機能を果たすためにぜひ必要なものでございます。これらを総計いたしますと、総額は十九億一千万円に相なります。  しかしながら、先ほど申し上げましたように、政府の方針に基づく、当館の概算要求増加枠は、五億五千万円にすぎず、事務当局といたしましては、さしあたって、この枠内におさまる限度で要求せざるを得ないというのが現状でございます。  このようなことでございますので、来年度の予算につきましては、諸先生の今後の格段の御援助をお願いいたす次第でございます。  なお、個々の項目につきます内容につきましては、この後ろにつけてございます昭和五十四年度国立国会図書館重点経費概算要求額についてという表にお示ししてあるとおりでございます。  以上でございます。

有馬元治自由民主党

○有馬小委員長 これより懇談に入ります。     〔午後一時四分懇談に入る〕     〔午後一時三十一分懇談を終わる〕

有馬元治自由民主党

○有馬小委員長 これにて懇談を閉じます。  それでは、昭和五十四年度国立国会図書館予算概算要求の件につきましては、ただいま御協議願いました方針に基づいて大蔵省に要求することとするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

有馬元治自由民主党

○有馬小委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

有馬元治自由民主党

○有馬小委員長 この際図書館長から、図書館の業務について報告のため発言を求められております。これを許します。

岸田實国立国会図書館長

○岸田国立国会図書館長 めったにお会いできませんので、この機会にちょっと御報告を申し上げます。  昭和二十三年に当館が開館されまして、ことしが三十周年に当たります。この席をおかりいたしまして、図書館運営小委員の諸先生初め関係各位から、今日まで当館に対してお寄せいただきました御援助、御尽力に対しまして、衷心からお礼を申し上げます。私、在任中に三十周年を迎える館長といたしまして、今後さらに一層当館の飛躍的な発展のために努力をいたしたいと決意を新たにいたしておる次第でございます。  さて、開館三十周年を迎え、その記念事業といたしまして、開館三十周年の記念式典、開館三十周年記念国際シンポジウム、開館三十周年記念の展示会、これらの行事をいたしたいと考えております。また、当館の三十年史を編さん、刊行いたしたいと存じまして、計画、準備中でございます。  記念式典につきましては、行事等の準備期間、それから閲覧業務への影響等をいろいろ検討いたしまして、その日取りを一応十一月二十七日の月曜日とすることにいたしたいとただいま考えております。これらの日取りも含めまして式典の実施方法につきましては、案が固まりましたならば、今後随時両院の議院運営委員長、図書館運営小委員長にお諮りをし、その御指示を仰ぎつつ決定させていただきたいと存じておりますが、大体におきまして十一月の下旬にこれらの行事を行うということにつきまして、諸先生の御了承を得たいと思います。  それから国際シンポジウムでございますが、これは国際的に著名な各国の図書館人五名を招聘いたしまして、これにわが国の図書館界の有力な方々が参加して国際シンポジウムを開催する。そこで有益な御所見を御開陳願ったり、相互のディスカッションをしていただきまして、今後のわが国の図書館界の発展に資したいということでございます。  それから展示会、三十年史につきましては、現在その計画を進めつつございます。  国際シンポジウム及び展示会は、記念式典の挙行に日を接して開催しまして、十一月下旬にすべての行事を一まとめにして行うという形で実施いたしたいと存じております。三十年史は本年度末までに刊行いたしたいと存じておる次第でございますので、大体のことにつきまして御了承を得たいと思います。  次に、当館の機構改革のことについて中間の御報告を申し上げます。  当館は、今日三百二十万余の蔵書を持つ一大図書館となることができましたが、当館が充実するに従いまして、その一方で、収集した資料を速やかに利用できるように整理し、精密な書誌情報を提供することについて、各方面からの要望が日増しに強くなっております。これに対処するためには、現時点におきましては、定員の機動的な運用を図ったり、組織を見直して、業務の合理化を図るということしか方法がございません。  そこで、図書館資料の収集、整理の流れを合理化いたしまして、業務を促進するために、ただいま当館の収書部と整理部を中心とする機構改革を鋭意検討中でございます。これは成案を得ましたならば、小委員長に御報告を申し上げ、その御指示に従いまして所要の手続をとらせていただきたいと存じておりますが、さしあたってこれを御報告申しておきます。  以上でございます。

有馬元治自由民主党

○有馬小委員長 よろしゅうございますか、いまの御報告。——それでは、これで散会いたします。     午後一時三十八分散会

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