議院運営委員会 第38号
- 発言数
- 33 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1978/06/16
会議録
○細田委員長 これより会議を開きます。 まず、本日、私学に対する国庫助成増額に関する請願外三百十件が、文教委員会、商工委員会及び災害対策特別委員会において採択すべきものと決定しております。 右各請願は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○細田委員長 次に、各委員会からの閉会中審査申出の件についてでありますが、懲罰委員会を除く内閣委員会外十四常任委員会及び災害対策特別委員会外八特別委員会から、お手元の印刷物のとおり、閉会中審査の申し出が参っております。 ————————————— —————————————
○細田委員長 右各件は、本日の本会議において閉会中審査の議決をするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○細田委員長 次に、内閣提出に係る健康保険法等の一部を改正する法律案及び道路運送車両法等の一部を改正する法律案の取り扱いについて御協議を願います。 塩川正十郎君。
○塩川委員 この両法案につきましては、政府が提出いたします時期等について非常におくれておったことは、われわれといたしましても非常に遺憾であります。 が、しかし、この件につきまして、政府から再三事情聴取をいたし、意見も聞いたのでございますが、提出がおくれるについてのそれぞれの理由があったこともわれわれ了解できないこともないと思うのであります。 そういうことでございますし、一方においては、この法案は非常に重要法案でもあり、引き続き両国会において審議さるべきものでございますしいたしますので、ぜひこの際に、この法案を継続審議の扱いにし、それぞれの所管の委員会において、閉会中審議をせしめるようにぜひひとつお取り計らい願いたいと思いますので、継続審議をお願いいたします。
○細田委員長 広瀬秀吉君。
○広瀬(秀)委員 私どもは、この健康保険法等の一部を改正する法律案、道路運送車両法等の一部を改正する法律案の取り扱いについて、ただいま提案のあった継続審査に付すべきものという態度に反対でありまして、審議未了、廃案にすべきが当然であろう、このように考えるわけであります。 まず第一に、十二月召集の通常国会においては、これまでの国会のよき慣行として、連休後にはもう法案は提出すべきではない、こういう実例もございます。そういうことで、政府の提案権を否定するものではないけれども、やはり国会の十分な審議を経るというような立場から言うならば、そういうことは政府・与党としてかたく守るべきよき伝統であろうと私は思うのでありますが、今回の場合に、いわゆる連休明けからさらに三十日の会期延長をしたその後でようやく出てくる、こういうようなまことに前例を無視する非民主的な提出の仕方、時期の選定であったわけであります。 こういう態度に対して、われわれは政府・与党の猛省を促したいと思うし、また、なぜそうなったかということについて、それぞれ理由があったと言うけれども、理由があったとするならば、それは国民にそれだけ、政府が出す法案に対する非常に強い反対が、特に受益者であるべき被保険者あるいはまた関係者からも強い反対の意見が述べられてきたのを、かなり強引な形で政府がそういうものを出してくるという、実質的にも非常に問題のあるものを、きわめて無理をした形において強引に継続審査に持っていく、その理由も、廃案にして、次の国会で再提出をするということになると、また、社会保険審議会なりあるいは社会保障制度審議会なりにかけなければならない、その手続が大変めんどうだというようなことを言われておりますが、それはやはりその法案の持つ中身が非常に重要な問題であり、被保険者の負担を増大する一方において、給付の面では後退をする、そうして国民の基本的な人権に対して、受診制限という非常に厳しい形で被保険者に今日の赤字財政のすべての責任を押しつけるというような、きわめて重要な問題点を含んでおる、そういうものに対する国民あるいは被保険者の側あるいはまた直接医療に携わる人たちなどからの反撃も相当強い、こういうようなこともあるわけでありますから、審議未了になったならば、素直に廃案にして、もう一遍手直しをする、そうしてその中で再度、そういう審議会等においてさらによりよきものに鍛え直して、国民のニーズに合った、国民の要求にフィットするようなものを出すのが当然であって、これこそが議会制民主政治の本筋であろうと思うわけであります。そういうような観点で健康保険法に反対。 そしてまた道路運送車両法、これもいわゆる長い歴史を持つ地方事務官制度全体の中で、全体的にこの問題を民主的に解決を図ろうということを、現総理の福田さんが行政管理庁長官時代にも答弁をされておる、そういう歴史のある問題であります。それを政府・与党の御都合だけで、道路運送車両法にかかわる部分だけ抜き出して処理をしようというようなことは、行政の一体性から見て、いままでの長い経過と歴史のある非常に重要な、特に公務員の労働組合、労働者等から強く期待されておったものに反する態度で、まことに非民主的な、しかも、これも健康保険法で言いましたように、非常に提出の時期もおくれるというような中で、行政改革の一環としての目玉法案であるというようなことを言いながら出して、審議未了であるにもかかわらず廃案にしないで、これをあえて継続審査、閉会中の審査に付そうとする態度は、まさに議会制民主政治を冒涜するものと言わなければならぬ。 こういうような角度で、両法案の取り扱いは審議未了、廃案にすべきであって、継続審査に反対をするものであります。
○細田委員長 山田太郎君。
○山田(太)委員 健康保険法等の一部を改正する法律案並びに道路運送車両法等の一部を改正する法律案、この両案の継続の取り扱いについて、わが党は賛成をいたします。この理由並びに条件を申し述べておきたいと思います。 両案とも重要な法案でありながら、延長国会において審議時間も全く配慮しない提出のあり方には、ことに健保については国民注視のものであり、国民生活に重大な影響を及ぼすものであります。したがって、国会に提出された経緯及び時期については非常に不満足であります。よって、昨日は官房長官が議運理事会に出席して、今後はこのような提出のあり方はしない、ことに五月連休以後には提出しない、万やむを得ないときは議運の了解を得てから提出することを確約されたわけであります。 そこで、一面顧みれば、わが党はかねてより医療制度の抜本改正を主張し続けてきました。今回提出された健康保険法の一部改正案は、われわれの主張と大きな隔たりがあります。ことに受診制限あるいは患者負担等々、改悪案ではないかという声さえある現況であります。したがって、当委員会は内容について云々する場ではありませんが、大幅修正に応じなければ廃案に追い込むこともあり得ることを表明しつつ、本案並びに道路運送車両法等の一部を改正する法律案の継続審議の取り扱いに賛成を表明いたします。ただし、法的云々はともかくも、来国会において本会議における趣旨説明がまず最初に行われることを条件としたいと思います。 以上でございます。
○細田委員長 吉田之久君。
○吉田委員 私は、この二法案を継続審議にすることに賛成する立場から、意見を申し述べたいと思います。 まず、この両法案の提出の時期はきわめて遅いものがありました。それから健康保険法の一部改正につきましては、われわれはその内容にきわめて多くの不満を持っております。ですから、普通の場合ならば、審議未了、廃案ということになりがちな条件を持っていることは否定できないと思います。しかし、果たして今日の健康保険の現状を考えるときに、単にそういう形式的な論議で廃案という処理をしていいのかどうかという点を改めて考えざるを得ない時期に来ていると思います。われわれは、各党ともここ十数年来、健保の抜本改正を訴えてまいりました。しかし、結局は口頭禅に終わっているような気がしてならないわけでございます。したがって、ここで直ちに廃案にするという処理の仕方を避けまして、このまま次の国会に持ち越すということが最も適切妥当ではないかというふうに考えます。 道路運送車両法についても同じことが言えるわけでございまして、特に行政改革につきましては、いずれも多くの国民は賛成、しかし総論賛成、各論反対ということが続いている現状にかんがみまして、われわれは着実に一つずつ検討し、手をつけていかなければならない時期に来ていると思います。 そういう意味で、次期国会で改めてこの両法案につきまして本会議で趣旨説明を聞き、各党の代表質問を行って、審議を改めて始めるということを条件にいたしまして、継続審議に賛成いたします。
○細田委員長 東中光雄君。
○東中委員 日本共産党・革新共同を代表いたしまして、この二法案の継続審議には反対いたします。 日本国憲法は会期制度をとっているわけでありまして、会期制度は、その期間中に審議が議了しなければ廃案にするというのが本来のたてまえであります。特別に継続審議をする必要があれば、それについては議決をして、継続審議ということになるわけでありますが、本件の場合は、特別な継続審議の理由がないだけではなくて、むしろ、この法案の提出の経過から見まして、また法案の内容から見ましても、非常に重要な問題を含んでおります。 先国会で、健康保険法が異常な国会運営の中で改正されて、そしてその後を受けて、今度の抜本的改悪であります。国民の権利に対する重大な侵害をもたらすものであると私たちは考えておるわけであります。非常に時期的におくれて提出され、もともと議了できない、できると思って出してきたものではないと思うわけでありますから、議了ができない以上廃案にすべきだ、それは国民の権利を守る上からも、きわめて大切なことだと考えております。 そういった観点から、継続審議に反対の意思を表明いたします。
○細田委員長 甘利正君。
○甘利委員 新自由クラブは、両案の継続審議に賛成をいたします。 実は、私ども、両案の取り扱いにつきましては、現段階において種々検討をいたしました。その結果として、両案の取り扱いは継続ということに決定した次第であります。 以上をもって終わります。
○細田委員長 各党の御意見が一致いたしませんので、採決いたします。 健康保険法等の一部を改正する法律案は社会労働委員会において、また、道路運送車両法等の一部を改正する法律案は運輸委員会においてそれぞれ閉会中審査することとし、本日の本会議においてその議決をするに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○細田委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○細田委員長 次に、閉会中の委員派遣に関する件についてでありますが、本年度閉会中に行われる各委員会の委員派遣の基準については、お手元の印刷物のとおりとし、各委員会から委員派遣承認申請書が提出されてまいりましたならば、議長において、議院運営委員長と協議の上、これを決定することに御一任願っておきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ————————————— 閉会中委員派遣の基準(案) 閉会中の委員派遣については、次のとおりとす ること。 一、特別の場合を除いては、本年度内の閉会中 を通じ原則として一人一回、一人五日以内と し、委員の員数の三分の一に十日を乗じた日 数の旅費額を超えないこと。 二、派遣先が自己の選出都道府県(北海道は自 己の選挙区)にならないようにすること。 —————————————
○細田委員長 次に、今国会が閉会になりましても、本委員会に設置いたしました各小委員会は、いずれも引き続き存置することとするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、閉会中の理事、小委員及び小委員長の辞任並びに補欠選任につきましては、委員長に御一任願っておきたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○細田委員長 次に、虚礼廃止に関する申合せの件についてでありますが、本件につきましては、当委員会において申合せを行い、漸次効果を上げつつあるのでありますが、今回は、なお一層の実効を期すため、従来の申合せの趣旨を強化して、お手元に配付の案文のとおり決定いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ————————————— 申合せ(案) 本院議員は、虚礼廃止の趣旨の徹底を期すべ く、各党一致の決議をもって、左の申合せをな し、厳にこれを励行するものである。 一、自筆による答礼のためのものを除く年賀 状、年賀電報、年賀広告及び時候の挨拶状、 電報、広告並びにこれらに類するポスターの 掲示は、廃止する。 二、賞品の授与、記念品の贈与等は、一切これ を行わない。 三、各議員は、さらに都道府県別に、本申合せ の趣旨の励行徹底を図るよう協議申合せを行 う等、実効ある措置をとること。 四、本申合せの趣旨に反した場合は、議院運営 委員会において調査の上、違反者はその氏名 を会議において公表する等の措置を講ずる。 —————————————
○細田委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○大久保事務総長 最初に、本日の議事日程に掲載されました請願と、委員会の審査を終了いたしました請願を一括して、千七百二十二請願を議題といたします。採決は二回に分けて行います。まず最初に信濃川河川敷の公共利用促進に関する請願二件をお諮りいたします。共産党が反対でございます。次に残余の請願についてお諮りいたします。全会一致でございます。 次に、各委員会の申出にかかる閉会中審査の件についてお諮りいたします。各党の態度は案件によって違いますので、採決は三回に分けて行います。最初に社会党、共産党、社民連が反対のもの、法務委員会の刑事事件の公判の開廷についての暫定的特例を定める法律案、科学技術振興対策特別委員会の核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案について採決いたします。次に共産党が反対のもの、お手元に配付の二件について行います。次に以上を除くその他の案件について採決いたします。全会一致でございます。 次に、ただいま御決定いただきましたので、議長から、健康保険法等の一部を改正する法律案は社会労働委員会において、また、道路輸送車両法等の一部を改正する法律案は運輸委員会においてそれぞれ閉会中審査をする件についてお諮りいたします。社会党さんと、共産党さんが反対でございます。 それから、議長のごあいさつがございます。 以上でございます。 ————————————— 各委員会の申出にかかる閉会中審査の件の採決順序 一、社、共、社民連 反対のもの (法務委員会) 刑事事件の公判の開廷についての暫定的特例を定める法律案(内閣提出) (科学技術振興対策特別委員会) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出) 二、共 反対のもの (社会労働委員会)環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案(橋本龍太郎君外二名提出) (商工委員会) 大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律及び小売商業調整特別措置法の一部を改正する法律案(内閣提出) 三、全会一致のもの 右を除くその他の案件 —————————————
○細田委員長 それでは、本日の本会議は、午後一時二十分予鈴、午後一時三十分から開会いたします。 —————————————
○細田委員長 次に、事務局の人事承認の件についてでありますが、事務総長の説明を求めます。
○大久保事務総長 このたび、文教委員会専門員の大中臣信令君から、一身上の都合により退職いたしたいとの願いが出ておりますので、同君の退職につきまして御承認方をお願いいたしたいと存じます。
○細田委員長 ただいま事務総長より説明のありました事務局の人事承認の件は、これを承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時五十九分散会 ————◇—————