議院運営委員会 第11号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1977/11/07
会議録
○金丸委員長 これより会議を開きます。 まず、会期延長の件についてでありますが、去る四日、自由民主党の大平幹事長並びに安倍国会対策委員長から、会期を十一月八日より十一月二十五日まで十八日間延長せられるよう議長においてお取り計らい願いたい旨の申し入れがありました。 本件につきましては、先日来の理事会において種々御協議を願ったのでありますが、いまだ各党の御意見が一致するに至っておりません。 また、本件につきましては、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長から各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、常任委員長会議におきましても、各常任委員長の意見は一致いたしておりません。 それでは、御協議を願います。 亀岡高夫君。
○亀岡委員 本会期も本日をもって終了いたしますが、議案の審議状況を見てまいりますと、本院においては、深刻な不況克服にぜひ成立を期したい中小企業倒産防止共済法案の審議を初めといたしまして、皆様方各党の御協力をいただいて十分審議を尽くして本院で可決をいたしました防衛、国鉄、健保等重要議案を議了、成立を期するために、会期を十一月八日より十一月二十五日まで延長する件については、賛成をいたします。
○金丸委員長 広瀬秀吉君。
○広瀬(秀)委員 大体、会期を延長するということについて、会期という問題は、わが国の国会運営にとってはきわめて重大な意味を持っていると思うわけであります。それにもかかわらず、非常に政府・自民党の御都合主義といいますか、そういうことでみだりにこれを、国会法に規定があるからということで出す傾向がありまして、これはやはり国会運営の、特に議会制民主政治にとって非常に重大な基本的、民主的ルールであると思うわけであります。それをいかにも軽々しく扱っておるという印象をぬぐい得ない、そういう立場で、まず第一点、反対の理由といたしたいと思います。 また、前国会からの持ち越しというものを、先ほど亀岡理事も言いましたけれども、そういう不況克服という問題をいまだに国会にも提出をしないという、これはもちろん補正予算は通しましたけれども、そういうようなことをやってきた、本日ようやくこの中小企業連鎖倒産防止法案というようなものを出してくる、そういうような政府の怠慢、こういうものがあるわけであります。そういう点について、これを安易にこの国会を延長するというようなことに転嫁をしてくるという態度については、私ども納得が全くいきません。もっとそういう点について中心的に議論を進めようがあったわけでありますが、この責めはやはり政府・自民党が負うべきだと考えるわけであります。 きょうも、最終日とはいえども、まだ時間が残っているわけでありますから、中小企業連鎖倒産防止法案あるいは離職者対策特別措置法案、また日中関係の平和友好条約締結促進の決議などやるだけの、そういう時間的な余裕があるはずでありますから、そういうものだけを通せば、これは国民の期待にこたえた国会としての成果を上げて終わることができるはずであります。 そういうような意味から、私は、十八日間の会期延長の提案はむしろ撤回されんことを望んで、反対討論を終わります。
○金丸委員長 山田太郎君。
○山田(太)委員 公明党は、このたびの臨時国会の会期十八日間延長に対しては、強く反対するものであります。 その理由は、まず第一に、この臨時国会は経済国会と称せられるように、不況対策としての補正予算を審議するのが臨時国会の主目的であると思います。わが党は、補正予算を不況対策の最大の柱である住宅問題に置いて、住宅金融公庫の融資改善をさせるなどした上で、初めて補正予算に賛成したのであります。したがって、主目的は終了しております。 第二は、全会一致の雇用対策法案は、一日もあれば参議院通過はできるにもかかわらず、じんぜん日時を経過して、またその上に、中小企業倒産防止共済法案を閣議決定しながら今日に至ったのは、政府・自民党の責任であると言わざるを得ません。 第三には、あまつさえ十八日間延長は、国鉄運賃法改正と健保法改正など、国民生活に脅威を与える法案の成立を図る意図は明白であります。 なお、四十日間の会期の五〇%近い延長を図るとは、見通しのなさの最たるものであります。 以上の理由をもって、反対をいたします。
○金丸委員長 吉田之久君。
○吉田委員 民社党は、御承知のとおり、この国会の初めに会期を設定いたしますときに、公明党とともに三十五日案を提案いたしました。その理由は、できるだけ短期日に重要な案件を効率的に審議、処理して、今日の国民の負託にこたえたいという願いからでございます。 結果的には四十日の会期が設定されたわけでございますけれども、今度の国会の開会直前に、日航機のハイジャック事件が発生いたしましたし、さらに、この四十日の間に日々高騰を続ける異常な円高の波に洗われて、日本経済はいよいよ深刻の度を加えておる現状にございます。町には中小零細業者の倒産が相次ぎ、失業と雇用不安におびえる労働者のあふれている現状を直視するときに、われわれは、一日も早くこれらの救済措置を講じなければならないことは言をまたないところでございます。 こうした時期に直面いたしまして、国会の審議状況は、すでに衆議院においては、国鉄、健保の各法案と特定不況業種離職者臨時措置法案など重要法案の通過を見るに至りましたけれども、参議院側では、いまだその多くは提案すらされていない現状にあります。その中には、不況克服を願う国民の要求にこたえて、与野党一致して速やかに成立させなければならない離職者法案等も含まれております。 また、衆議院側にも、一般職の給与法案あるいは日韓大陸棚関連法案がまだ審議の過程にございますし、中小企業倒産防止共済法案もただいま国会に提出されたぽかりでございます。さらに、ハイジャック防止対策に関する諸法案も慎重な審議が要求されております。 また、参議院側においては、かねて共通の意思として、衆議院を通過した重要法案の審議には約二十日間程度を必要とするという主張が行われてまいっております現状にかんがみ、この際、政府の今日までの法案提出の手続等にはかなりの不満なしといたしませんけれども、それをあげつらうよりも、まずこの際、国民の負託にこたえるために、十八日間の会期の延長を行うことはやむを得ざるものと判断いたしまして、ここに賛成の意を表明いたしますとともに、重要法案の一日も速やかに成立することを強く希望するものであります。
○金丸委員長 東中光雄君。
○東中委員 日本共産党・革新共同は、十八日間の会期延長には反対であります。 この会期延長のねらいは、国鉄、健保あるいは防衛二法、場合によっては大陸棚国内法も通そうとする意図にあることは明白であります。しかし、私たちは、これらの法案は、国民の生活に重大な影響を及ぼす重要案件であり、短期の臨時国会で処理すべき性質のものではない、このことを初めから強く主張してきたところであります。 本国会は、本来いわゆる不況克服、国民生活防衛のための臨時国会、そのための補正予算の審議を中心にする国会、あわせて日韓問題、金大中事件等の緊急の問題についての審議をやる国会であると私たちは考えてまいりましたが、その点ではきわめて遺憾な事態が起こっております。 たとえば、中小企業連鎖倒産防止に関する法律や、あるいは公務員の給与法についても主任制問題を絡めることによっていまなおおくれているという状態にあります。これらは、やろうと思えば与野党一致してすぐにやれる緊急的な課題ばかりであります。それをやらないで、ことさらにおくらせて、この会期の延長をするということには強く反対するものであります。 以上が反対の理由であります。
○金丸委員長 甘利正君。
○甘利委員 新自由クラブは、今回の十八日間の会期延長に賛成をいたします。 その理由。わが国の経済、社会情勢はまことに厳しく、景気は回復力を失っております。この状態を打開しなければなりません。打開するために会期延長が必要である、このように判断するものでございます。
○金丸委員長 各党から御意見を承りましたが、各党の御意見が一致いたしませんので、採決いたします。 会期を十一月八日から二十五日まで十八日間延長すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○金丸委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。 なお、本件について、自由民主党の山下徳夫君、日本社会党の広瀬秀吉君、公明党・国民会議の春田重昭君、民社党の山本悌二郎君、日本共産党・革新共同の東中光雄君、新自由クラブの甘利正君から、それぞれ討論の通告があります。 討論時間は、おのおの十分以内とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金丸委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○金丸委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○大久保事務総長 まず、議長から会期延長の件を発議いたします。次いで討論に入ります。広瀬さんから反対、山下さんから賛成、春田さんから反対、山本さんから賛成、東中さんから反対、甘利さんから賛成のそれぞれ討論がございます。採決は起立で行います。 以上でございます。
○金丸委員長 それでは、本日の本会議は、午後四時二十分予鈴、午後四時三十分から開会いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後三時四十七分散会