議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1977/08/03
会議録
○山下小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。 本日は、昭和五十三年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議を願うことといたします。 まず、宮坂図書館長の説明を求めます。
○宮坂国立国会図書館長 来年度の予算概算要求につきまして、大蔵省から要求額の枠について事務的な内示がございました。 それは、経常的経費につきましては増額が認められず、政策的経費につきましては二二・五%の範囲で増額が認められております。 この計算に基づきますと、昭和五十三年度の当館の要求増加枠は三億五千万円にしか相なりませんが、大蔵当局との種々折衝の結果、昭和五十二年度の要求増加枠と同額の五億五千万円までは一応認められたことで、折衝を開始しております。五十二年度の予算額は五十四億七千万円でございます。 五十三年度の要求につきましては、通常的な運営に必要な経費のほかに、かねてから、諸先生方よりの国会図書館に対する要望や、図書館界、学界から要求されておる諸問題を解決するため、次のような経費をぜひとも盛り込みたいと考えております。 一、多年にわたる懸案でございました国会に対する調査機能を高めるための調査及び立法考査局の整備拡充計画でございます。これは三年計画でございます。 それから二は、わが国現代史研究にあらゆる分野を通じて不可欠の資料とされております米国の日本占領時代における関係文書、スキャップの資料でございますが、これをマイクロに撮影いたしまして持ち帰る計画でございます。これは七カ年計画でございます。 それから、国会情報センター並びに全国の文献情報センターの役割りを果たすべく、別館建設計画を実施いたしております。 それで、いま、本館が四十三年度に完成いたしまして、逐年の資料の増加によりまして非常に手狭になっておりますので、ぜひ別館を建設いたしたいと考えて、いま東側のバスターミナルになっております。あそこに八千平米でございますが、坪で言いますと二千六百坪ぐらいの土地がございますが、これがかねがねわが方の別館建設の予定地に相なっており、議運でも御了承いただいておるわけでございます。ここに目いっぱいの建物を建てたい、こういう案でございます。 それから、以上の政策的な経費のほかに、当館が機能するための基本的な情報源となる図書館資料の購入費、また、当館が全国の図書館協力網の中核としての機能を果たしていくための目録書誌類の印刷費、所蔵資料補修のための製本費もそれに伴って増額したい、こういうわけでございます。なお、図書館サービスの迅速化、濃密化のための機械化関係でございますが、これはもう図書館界の趨勢でございますので、この点についても十分力を入れていきたい、こう考えておる次第でございます。 目下、五億五千万円の枠内におさめるべくいろいろ調整に努めておりますけれども、調査及び立法考査局の定員、ただいま百五十五名でございますが、これを倍にする予定でつくっておりますが、それが三カ年計画でございますので、百五十名増の三分の一の五十名の費用といたしまして、約二億円を考えております。それからアメリカの占領時代の資料、マイクロにして持ってまいりますので、これも六千万円ばかりかかる。それからまた、別館建設の基本設計料の一部、一千五百万円、これも計上いたしております。これらは当然枠外になるのじゃないかというように予想を立てております。 こういう状態でありますので、先生方の一層の御指導と御鞭撻をいただきたい、こう考えております。
○山下小委員長 これより懇談に入ります。 〔午後零時二十分懇談に入る〕 〔午後零時二十四分懇談を終わる〕
○山下小委員長 これにて懇談を閉じます。 それでは、ただいま御協議いただきました昭和五十三年度の国立国会図書館予算概算要求の件につきましては、現在置かれておる国立国会図書館の機能というものが、先進国のそれに比べて非常におくれをとっておるという現状にかんがみ、先ほど御説明がありました経常的経費、政策的経費の枠にとらわれず、この際、拡充のためにひとつ大きく大蔵省に要求するということについて御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山下小委員長 御異議なしと認めます。それでは、その方針で折衝いたしたいと存じます。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時二十五分散会