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80回国会参議院1977/04/27

災害対策特別委員会個人災害対策小委員会 第1号

発言数
5
登壇者
2
会派数
1
開催日
1977/04/27

会議録

上條勝久自由民主党

○小委員長(上條勝久君) 大変お待たせいたしましたが、ただいまから災害対策特別委員会個人災害対策小委員会を開会いたします。  小委員の異動について御報告いたします。  本日、欠員中の小委員の補欠として、辻一彦君、柄谷道一君、神谷信之助君及び志苫裕君が選任されました。     —————————————

上條勝久自由民主党

○小委員長(上條勝久君) 一言ごあいさつを申し上げます。  本小委員会は、第七十八回国会から設置されておりまして、今国会は昨年十二月三十日の災害対策特別委員会において設置の決定をいたしたものでありますが、当日、委員長の指名によりまして、小委員長に私が選任されました。どうかよろしくお願いを申し上げます。     —————————————

上條勝久自由民主党

○小委員長(上條勝久君) 個人災害対策に関する件について調査を行います。  この際、小委員長から発言をいたします。  わが国は世留有数の災害国であることは、改めて申し上げるまでもありません。昨年は、特に豪雪害、風水害及び火災等により、全国的に多大の被害をこうむり、とうとい人命が奪われ、貴重な財産が失われております。  こういう情勢の中で、本小委員会は、適切な災害対策を実施していくために、現行の災害対策制度をいま一度見直しながら、ともすると日陰になりがちな個人災害の救済制度を再検討するため設置されたものであります。  先国会におきまして本小委員会を設置いたしました際、審議の参考に資するため、現行の個人災害対策に関する諸制度について、関係各省庁と連絡の上調査室をして収録いたさせました。この資料を踏まえ、近年における災害の実態に照らし、個人災害対策に関する問題点を整理いたしますと、第一点として、現行諸施策の中で、支給額、融資額等について増額等財政金融上の措置により対処するものがあると思います。第二には、現行諸施策の中で、運用面の改善によって対処するもの。さらに第三には、新たな施策の創設により対処する必要のあるもの。以上の三項目が挙げられると思うわけでございます。  これらの問題点について今後調査に取り組む必要があると思うのでございますが、この点について、本小委員会の設置につきましては前国土庁長官も非常に熱心にその必要をみずから発言をいただいております。特に田澤国土庁長官は非常に積極的な姿勢をお持ちであるわけでありますが、こういう三項目に分けて今後の調査を進めていくということについてはどうお考えになっておるか、忌憚のない御意見とともに、あわせて個人災害救済制度の拡充について、この際、大胆率直な決意のほどを承りたいと思うのであります。よろしくお願いいたします。

田澤吉郎自由民主党国土庁長官

○国務大臣(田澤吉郎君) ただいま小委員長が御指摘になりましたように、前国土庁長官の天野長官が個人災害について非常に熱心でございます。それも、昨年の台風十七号の災害を初め多くの激甚災害が発生した折に、やはり国土保全の基本である治山治水対策の強化、あるいは災害復旧を速やかにすべきであるといういろんな要求もございましたけれども、それ以上に、最近のいわゆる経済社会情勢の変化からして、個人災害というものをやはり思い切って考えなければならない時期であるという点から強調されておりましたので、私も就任早々この問題に取り組んでまいりました。そこで、まず天野前長官のこの意思を踏襲する意味で、五十二年度予算に、少のうございますが、調査費を三百万円ほどちょうだいいたしまして、調査をただいま進めようといたしている段階でございます。  そこで、個人災害についてでございますが、まず小委員会で御指摘のように、現行の諸施策の中でやはり扱うべきものといたしましては、確かに支給額あるいは金融額等についての増額をやはり考えていかなければならないと考えます。また、現行の諸施策の中で、この運用面でまた改善をしてまいらなければならない点がいろいろありますので、そういう点についても積極的に私たちは取り組んでまいりたいと考えます。  ただ、新たな施策の創設によるものでございますが、これは、小委員長御案内のように、総理府案についての問題点でございますけれども、強制加入方式をとるだけの広域性が認められるかどうかという問題が一つございます。また、任意加入方式の場合に採算が成り立つのかどうかという問題、あるいはいずれの方式によっても、掛金徴収は法制上、実行上あるいは採算上きわめて困難な問題になりはしないか。そこで、そういう意味から現行の制度にとどまっておるわけでございますが、私たちといたしましては、今後水害保険制度に関する調査研究、あるいはまた民間の損害保険の拡充活用というような面をも含めて積極的にこの問題に取り組んでまいりまして、これから予想される災害に対して、この個人災害の問題というものに対して積極的に取り組んでいける姿勢をいまから進めているということを御理解いただきたいと思うのございます。

上條勝久自由民主党

○小委員長(上條勝久君) ただいま国土庁長官から大変積極的な御決意を拝聴いたしまして、大変心強く感じた次第でございます。  引き続、きょうは国土庁長官、大蔵政務次官を初め、文化庁、文部省、農林省、中小企業庁、自治省、郵政省、労働省、厚生省の政府委員を初めとする皆さんにおいでをいただいておりますが、関係各省庁からも、ただいまの田澤国土庁長官の御決意を踏まえまして、本問題に関しまして各項目別にいろいろ御所見を伺いたいのでありますが、時間がありませんので、先ほど整理いたしました三項目について、後日メモの御提出、御協力をお願いすることになろうかと思いますから、その際はひとつ積極的な御協力を賜りますように、この際強くお願いを申し上げておきたいと存じます。  本日は、これにて散会いたします。    午後零時四十八分散会

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