農林水産委員会 第10号
- 発言数
- 8 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1977/03/25
会議録
○金子委員長 これより会議を開きます。 農林水産業の振興に関する件について調査を進めます。 この際、畜産物価格等に関する件について、畜産問題に関する小委員長から報告を聴取いたします。山崎平八郎君。
○山崎(平)委員 畜産問題に関する小委員会における審査の経過の概要について御報告申し上げます。 小委員会は去る二月二十二日の本委員会で設置が決定され、同日十四名の小委員が指名され、私が小委員長を務めることになったのであります。 小委員会は今日に至るまで三回開催され、まず三月十五日の第一回の小委員会においては、政府から畜産振興審議会総会における審議経過の説明を聴取した後、これに関連して竹内、瀬野、神田、島田及び津川の各小委員が質疑を行いました。 三月十八日の第二回の小委員会においては、政府から昭和五十二年度の飼料需給計画等について説明を聴取した後、これに関連して竹内、島田、瀬野、神田及び山原の各小委員が質疑を行いました。 また、本日の第三回の小委員会においては、乳価及び豚価の算定方法等につき、島田、瀬野、及び神田の各小委員が質疑を行いました。 質疑終局後、小委員会におきましては、本問題の緊急性にかんがみ、三日間にわたる質疑の過程で各小委員から問題点として指摘された事項等を、ただいま委員各位のお手元に配付しておりますとおりの結論として取りまとめ、これを委員会の決議とするよう提案することと決定いたしました。 以下、その案文を朗読いたします。 畜産物価格等に関する件(案) わが国の畜産は飼料の海外依存及び畜産物価格の低迷によつて自給率は年々低下し、最近、畜産農民の努力によつて生産が若干回復したとはいえ、その経営は極めて不安定な状態にある。 加えて二百海里漁業専管水域による漁獲量の減少が避けられない今日、動物たん白質の国民食糧確保のためにも畜産物の自給率引上げは一層重要な課題となつている。 このため、政府は、昭和五十二年度加工原料乳保証価格ならびに豚肉、牛肉の安定基準価格等の決定にあたつては、左記事項の実現に努め、畜産業の安定的発展の諸施策に万遺憾なきを期すべきである。 記 一、加工原料乳保証価格については、生産コストの上昇を適正におりこむとともに、家族労働費について製造業労賃が十分に反映されるよう評価するなど生乳の再生産確保が図られる水準に引き上げること。 この場合、自給飼料生産労働費の評価については、酪農における粗飼料生産の重要性にかんがみ、特段の配慮を加えること。 二、加工原料乳の限度数量設定に当たつては、生乳の生産事情等を的確に把握し、十分な量が確保されるよう措置すること。 なお、五十一年度の限度数量超過分についても、補給金と同様の措置が講ぜられるよう努めること。 三、飲用原料乳については、消費の積極的拡大を図る各種施策を推進するとともに、生乳の広域需給体制を整備促進すること。 なおこれとあわせ、還元乳等については早急に生乳に切り替える措置を講ずること。 四、豚肉及び牛肉の安定基準価格等については、労賃、生産資材等の上昇を適正におりこむとともに、所得の補償にも十分配意し、その再生産確保が図られる水準に引き上げること。 なお、素畜の価格安定制度の拡充強化及びその安定的確保を図ること。 五、鶏卵、鶏肉に対する需給調整を徹底するとともに、卵価安定基金及び液卵公社等による価格安定機能を一層強化拡充すること。 六、近年諸外国からの輸出攻勢が強まつている牛肉等の畜産物の輸入については、これがいやしくも国内の需給と価格に悪影響を及ぼすことのないよう輸入割当及び関税制度等の適切な運用に努めること。 七、飼料の国内自給度の向上を図るため、国有、民有林野の積極的活用等による草地造成の促進及び飼料作物の増産奨励等に対し、重厚な財政措置を講ずるとともに、輸入飼料の安定的供給を確保するため、備蓄及び価格安定機構の一層の充実を図ること。 八、酪農等にかかる畜産農家の負債が累増している実情にかんがみ、これが整理のための所要の金融措置等を講ずること。 右決議する。 以上でありますが、何とぞ小委員会の結論を当委員会の決議とされますようお願い申し上げます。
○金子委員長 以上で小委員長の報告は終わりました。 —————————————
○金子委員長 ただいま小委員長から提案のありました案文のとおり決議することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ただいまの決議に対し、政府の所信を求めます。鈴木農林大臣。
○鈴木国務大臣 御決議につきましては十分検討し、適切に対処すべく努力いたす所存であります。
○金子委員長 なお、ただいまの決議の議長に対する報告及び関係当局への参考送付等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことにいたします。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時十五分散会