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78回国会衆議院1976/10/13

建設委員会建築防災対策小委員会 第1号

発言数
3
登壇者
2
会派数
1
開催日
1976/10/13

会議録

内海英男自由民主党

○内海小委員長 これより建築防災対策小委員会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび私が小委員長に選任されました。各位の御協力を得まして小委員会の運営に万全を期したいと存じます。よろしくお願いいたします。(拍手)  建築防災対策に関する件について調査を進めます。  まず、建築防災対策に関し、その後の経過について住宅局長から説明を聴取いたします。山岡住宅局長。

山岡一男建設省住宅局長

○山岡政府委員 前回の小委員会でその後の経過について一度御報告いたしておりますけれども、メンバーの交代等もございましたので、きわめて簡潔に最近までの経緯を御報告したいと思います。  審議経過の詳細につきましては、お手元に「審議経過について」という資料で提出いたしてございます。  それで、政府といたしましては、大阪千日デパートビル、熊本大洋デパート等の災害にかんがみまして、建築審議会の防火避難施設の設置の義務づけにつきます答申を得まして、昭和四十九年三月、建築基準法の防災規定の遡及適用に関する措置を含む一部改正案を第七十二国会に提案いたしました。同改正案の中には、建築物の防災対策といたしまして、今回問題となって削除となりました遡及適用の問題のほかに、検査済み証交付前の建築物の使用制限、工事中の特殊建築物等の使用制限、工事中の建築物の安全上の措置等に関する計画の届け出等の防災関係の規定を含んでおりました。以上四点のうちで、後に申し上げました三点は御可決をいただきまして、現在参議院で継続審議中ということでございます。  そのほかに、今回削除となりました遡及適用に関する規定の概要につきましては、遡及適用の対象となる特殊建築物等の範囲を、不特定多数の人が多数おりましていざという場合には災害の多いという特殊建築物に限定すること、遡及適用に関する規定は人命の安全を図るための規定に限定すること、それから、この措置が遡及適用という特殊な措置でございますので、代替措置を十分活用すること、さらに建築物に対する改修が費用も時間もかかりますので、三年または五年の猶予期間を設けること、同時に金融、財政、税制上の特別の助成措置を講ずること等を内容としたものでございました。  建設委員会におきます審議は、参考人の意見聴取を含め六回、現地視察が五回、それから理事懇談会が関係業界からの陳情聴取の二回を含め八回行われておりまして、遡及適用に関して慎重な調査審議が行われましたが、遡及適用に関しましては、いまだ問題点の十分な解明がなされないという点の御指摘がございまして、先般の通常国会におきまして、改正法案中、遡及適用に関する措置に係る部分は削除されるとともに、当小委員会においてこの問題の解明のための調査審議が引き続き行われるということに御決定になった次第でございます。  それで、これまでの審議の過程におきまして、遡及適用に関する措置に関連して御指摘がありました主な問題点は次のとおりでございます。  主たる論点といたしましてまず第一は、防災改修に要する費用とそれに対する助成の問題でございます。  第二番目は、それに対する代替措置の問題でございます。  それから遡及適用の対象となる規定につきましても問題になっております。その中の一つは、スプリンクラーと今回遡及適用しようとする防火避難施設との関係でございます。二番目は、政令改正と遡及適用の対象となる規定との関係でございます。  技術的な問題といたしましては、煙感知器の非火災報の対策、それから既設の防火シャッターの改修の問題、道路内制限等の緩和の問題等が論点として挙げられる次第でございます。  すでに当小委員会におきまして二回の審議が行われておりまして、主として遡及適用に関連いたします審議経過と問題点等についての審議が行われたわけでございますが、政府といたしましては、既存建築物の防災対策の重要性及び緊急性にかんがみまして、当小委員会においてできる限り速やかに適切な御結論が得られまして、その結論に沿って立法化が図られることが必要であると考えております。  また、建築物の防災対策は一日もゆるがせにできないことでもございますので、当面は消防当局とも十分連絡協調して、今回の改正法案の中に盛り込まれている建築物の工事中の使用制限に関する措置を初め、現行法を十分活用して適切に措置してまいる所存であります。  なお、従来の論点になりました点につきましては、関係省庁と事務的に検討を進めることにいたしております。また、代替案につきましても、当小委員会の骨子をいただきましてなるべく早く立法化をしたいと、かたい決意を持っている次第でございます。  以上、簡単でございますが、御報告申し上げます。

内海英男自由民主党

○内海小委員長 以上で説明は終わりました。  本日は、これにて散会いたします。    午後一時五十九分散会

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