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78回国会衆議院1976/10/15

議院運営委員会 第6号

発言数
20
登壇者
7
会派数
5
開催日
1976/10/15

会議録

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 これより会議を開きます。  まず、懲罰委員会に付するの動議の取扱いに関する件についてでありますが、去る九月二十九日午後四時四十分、公明党の渡部一郎君及び民社党の小沢貞孝君から、成規の賛成を得て、議員紺野与次郎君を懲罰委員会に付するの動議が提出されました。  本動議の取り扱いについて御協議を願います。  小渕恵三君

小渕恵三自由民主党

○小渕委員 わが党は、ただいま提出されております懲罰動議には、本日の本会議に上程すべきものとして賛成をいたします。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 山口鶴男君。

山口鶴男日本社会党

○山口(鶴)委員 社会党としましては、共産党において釈明ないしは遺憾の意を表して、提出されました公明党並びに民社党からお取り下げをいただくことが最もよい解決の方法だと提案してまいりましたが、残念ながら、共産党の御同意を得ることができませんでした。  しかし、事、不規則発言の問題でもあり、議事録にも載っていない問題でございますので、あえてこの動議によって懲罰委員会に付託するということについては、私ども反対でございます。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 東中光雄君。

東中光雄日本共産党・革新共同

○東中委員 この動議は、懲罰動議としてはふさわしくないというふうに考えています。  その理由は、いま社会党からの御発言もありましたが、会議録に全く載らないような状態の、いわゆる不規則発言であることが一つであります。そして、その不規則発言の内容についての認定も、したがってできないというふうな状態にございますし、それから、不規則発言自体について言えば、紺野議員が矢野議員の質問に対して、その質問が裁判の当否について国会の審議の対象にするというふうな、三権分立のたてまえからいって、場合によっては司法権の侵害になるというふうな内容を持った質問であったこと、及び公党と公党の委員長に対する、戦前の暗黒時代の暗黒裁判を持ち出して、それを非難するようなそういう発言であったこと、そういうことに対して抗議の発言を議席内からやったものであって、その範囲においては当然であり、むしろ正当なものだというふうに考えています。  だから、これを懲罰動議にかけるというのは、言論の保障されておる議場における発言に対する抑圧にもなっているという点で、私たちは動議が出されることが不当であるというふうに考えております。  同時に、紺野議員の議場内の発言について、自席に座っておる紺野議員に対して、前に立ちはだかって、演壇を後ろにして、数回にわたって肩や胸に暴力を加えるというふうな不祥事件が起こりました。それは、その会議場において、議場内交渉係である私が、事務当局にその事実をそのときにすでに申し入れてありますが、言論に対して暴行、暴力をふるうということは、これは基本的に許されないことでありますと同時に、この状態は、一社に限らずテレビで放映をされて、全国の人たちは知っている人が非常に多いわけであります。そういう議会内の暴力行使について、それが全く不問に付されているというのは、国民の議会に対する見方からしても非常に許されないことではないか。懲罰の動議の提出はいたしておりませんけれども、議長において職権でそういうものをこそ調査をし、そうして、事実があれば懲罰すべきである。事実があることはすでに確認されておるわけでありますから、議長においてそれを確認して、職権での懲罰委員会付託の措置をとらるべき性質のものだ、私たちはかように考えております。  そういう点で、この言論に対する懲罰事案を提出するだけじゃなくて、暴力の方を放置しておるということは、やはり二重に問題がある、かように考えますので、本会議に懲罰動議として出すことは不当である、反対だという考えを持っております。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 大久保直彦君。

大久保直彦公明党

○大久保(直)委員 去る九月二十八日の本会議場におきまして、国務大臣の演説に対する質疑の中で、わが党の矢野絢也議員が質疑中、「反共のイヌ、イヌがほえている」という不規則発言がございました。この不規則発言につきましては、きわめて院の品位を傷つけるものであることははなはだしく、また、一党の代表質疑者に対する、また、矢野絢也君は党の書記長でもございますし、党の書記長に対する侮辱であると受け取らざるを得ません。  したがいまして、私どもは、二十九日四時三十分、懲罰動議を提出いたしたわけでございますが、以来、社会党の山口理事、藤田理事から再三再四にわたりまして、できることならば、この不規則発言は穏当と認めがたいところであるので、矢野議員もしくは公明党に対して釈明をして、話し合いによって解決をしてもらいたい旨の御発言をいただいてまいりまして、私どもも、社会党のそのような努力を評価し、もし遺憾の意の表明があるならば、わが党といたしましては、民社党とも相談をいたしまして、十二分に検討の用意のある態度を明らかにしてまいりましたが、今日に至りますまでそのような態度の表明は見られませんので、本日の本会議において上程よろしく取り計らいをお願いを申し上げたいと思います。  なお、この際、付言しておきますが、紺野与次郎君の所属する会派から、この不規則発言は、矢野質問自体が本来不当のものであり、違憲の質疑であった、それに対する批判的な不規則発言であるという旨の意見の開陳がございました。私どもといたしましては、党を代表する質疑者の質疑が、違憲であるというようなきめつけ方をされたのでは、これを聞き逃すわけにはいかない。したがいまして、過日の議運委理事会におきまして、衆議院法制局に矢野質問が違憲の質問であったかどうかの調査方お願いをいたしておきましたところ、本日、矢野質問は全く違憲の質問ではない、そういう結論が出てまいりましたので、あえてこの際、そういう言いがかりのような、他党の質疑を中傷誹謗するような御発言は慎んでいただくように、一言触れておきたいと思います。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 小沢貞孝君。

小沢貞孝民社党

○小沢(貞)委員 動議が成規の手続を経て出されております。当委員会はその中身について論議するになじまないところで、この取り扱いだけを決めればいいわけで、衆議院規則第二百三十六条によれば、「懲罰の動議が提出されたときは、議長は、速かにこれを会議に付さなければならない。」こういうようにうたわれておりますので、速やかに本日、本会議に付して、この取り扱いをしていただきたい、こう思います。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 それでは、各党の御意見が分かれておりますので、この際、採決いたします。  議員紺野与次郎君を懲罰委員会に付するの動議は、本日の本会議において議題とするに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。  なお、本動議の趣旨弁明は公明党の渡部一郎君が行い、紺野与次郎君から弁明のため発言の通告がありますので、これを許可することとし、次いで、衆議院規則第二百三十七条の規定により、討論を用いないで本動議の採決を行います。  なお、本件の採決は、起立をもって行います。     —————————————

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 次に、災害対策特別委員会の審査を終了した災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。  右案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 次に、大蔵委員会の審査を終了する予定の昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。(「反対」と呼ぶ者あり)  右案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

大久保孟事務総長

○大久保事務総長 本日の議事について御説明申し上げます。  最初に、議員紺野与次郎君を懲罰委員会に付するの動議を議題とし、提出者渡部一郎さんから趣旨弁明があり、次いで紺野与次郎さんの一身上の弁明があります。採決は起立採決で行います。  次に、日程に入りまして、日程第一、在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、渡辺内閣委員長の御報告がございます。全会一致でございます。  次に、ただいま決定いたしました災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律案を緊急上程いたします。兒玉災害対策特別委員長の御報告がございます。全会一致でございます。  次に、大蔵委員会から審査を終了してまいりましたならば、昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案を緊急上程いたします。田中大蔵委員長が御報告の予定でございます。社、共、公、民が反対の見込みと聞いております。  以上でございます。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 それでは、本日の本会議は、午後四時二十分予鈴、午後四時三十分から開会いたします。     —————————————

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る二十一日木曜日午後二時から開会することといたします。  また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後三時四十七分散会

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