本会議 第10号
- 発言数
- 35 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1976/05/12
会議録
○議長(河野謙三君) これより会議を開きます。 この際、お諮りいたします。 安武洋子君から病気のため八日間請暇の申し出がございました。 これを許可することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。 よって、許可することに決しました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 議員山崎五郎君は、去る四月六日逝去せられました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。 同君に対しましては、すでに弔詞を贈呈いたしました。 ここにその弔詞を朗読いたします。 〔総員起立〕 参議院は議員正四位勲二等山崎五郎君の長逝に対しつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます —————・—————
○議長(河野謙三君) 野々山一三君から発言を求められております。この際、発言を許します。野々山一三君。 〔野々山一三君登壇、拍手〕
○野々山一三君 本院議員山崎五郎君は、去る四月六日、急性心不全のため突如として逝去されました。全く思いがけないことで、痛惜にたえないところでございます。ここに私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで追悼の言葉をささげたいと存じます。 山崎君は、大正二年九月、秋田県山本郡琴丘町の旧家に生まれ、長じて県立能代中学校に学ばれた後、秋田県庁を経て中央に転じられ、内務省に勤務されました。 しかし、君の天性の資質が遺憾なく花開いたのは、戦後新たに重要な行政分野となった労働行政においてであります。すなわち、昭和二十二年厚生省労政局、同年新発足の労働省に移られて以 来、昭和二十七年労働組合課長、同三十五年公労委事務局長、次いで三十八年中労委事務局長に就任され、また、二十八年にはILO国際会議に政府代表として出席されるなど、昭和四十一年に退官されるまでの約二十年間にわたり、戦後のわが国労働運動と文字どおり歩みをともにされたのであります。 この間、君は労働運動の民主化に心血を注ぎ、あるいは三池争議を初め、頻発した幾多の争議を解決に導き、あるいは春闘の処理にみずから当たられて、名調整者の名をほしいままにされました。 実に君は、戦後わが国の健全な労働運動と労使慣行の生みの親であるとともに、育ての親でもあり、戦後経済の復興発展に不可欠な基盤としての労働行政の推進に中心的な役割りを果たされたのであります。まことに君は、労働運動の表と裏を知り尽くした最大の人物として、労働問題の生き字引きと言われたのもむべなるかなであります。 君は、まさに仕事の鬼として、ときに労使双方をしかりつけたり、巨躯を擁し、一見豪傑風で取っつきにくく、言葉遣いも荒っぽかったのでありますが、その昔文学青年で、最近でも絵筆をよくされた君は、実は細やかな神経の持ち主で、根は非常にやさしく、情に厚かったことは、多少とも君を知る者のひとしく認めるところであります。役人時代、病気の部下があればだれかれとなくウナギのかば焼きなどをぶら下げて、しばしば病院に見舞うというふうでございました。 それだけに、逆に入からささいなことをしてもらってもすぐに感激するようで、口数は少ないながら、目は感謝に満ちていたのがいまでも目の当たり見えるようであります。 また、君の名著として学界や外国でも利用されていると言われております「日本労働運動史」の本文には、君の名前が一つも出てこないというのも、またまことに君らしいさわやかな事実でございます。 君は退官後、政治家を志され、昭和四十三年本院に議席を得られ、四十九年にも再選せられましたが、この間、予算委員会理事、議院運営委員会理事、社会労働委員、農林水産委員、大蔵委員会理事、大蔵政務次官などを歴任され、また、党にあっては政務調査会労働部会長の要職につかれました。 特に申し述べておきたいと思いますのは、昨年、大蔵委員会の筆頭理事として、あの酒、たばこ法案審議のため、ほぼ一年間にわたり、ときに連日、一日に何回か開会された理事会または理事懇談会において、あるいは非公式の場において、常に誠心誠意尽瘁されたことでございます。 時あたかも公労協のスト権問題と重なったのでありますが、あの緊迫した情勢のさなかに敢然として山崎私案を発表された君の勇気と識見には、立場の異なる私どもも満腔の敬意を表した次第であります。 両問題とも、いわば責任の一端を担われた君の御心労はいかばかりでありましたことか。数年来君は糖尿病を患われていたと伺っておりましたが、いまになってみますと、法案成立後ぱったり国会に姿をお見せにならなくなったのも、ただならぬ心身の御疲労であったかと、ただ暗然とするばかりであります。昨年末、また一回りやせられたと心配された周囲の方々のたってのお勧めに 従って、君は奥様と御一緒の温泉行きを予定しておられたようでございますが、いまはその御計画の実行もかなわぬこととなってしまいました。生涯、機関車のように走り続けた君をして、後顧の憂いなからしめた奥様とのたまさかのささやかな休息さえ奪った君の病魔を憎まないではいられないのであります。 わが国労働運動が多難な時局を迎えて、いよいよこれから君という存在の真価が期待されていた今日この時点で突然君を失ったことは、国家の重大な損失であり、痛恨のきわみであります。 それは、盛儀であった君の御葬儀における与党側のみならず、社会党及び労働側代表の切々たる弔辞がこれを如実に物語っているところであります。まさしく君の生涯は労働問題にささげられた一生でございました。 ここに謹んで山崎君の生前におけるありし姿をしのび、数え切れぬ功績をたたえつつ、心から御冥福を祈って追悼の言葉といたします。(拍手) —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第一 国際特許分類に関する千九百七十一年三月二十四日のストラスブール協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。外務委員長高橋雄之助君。 ————————————— ————————————— 〔高橋雄之助君登壇、拍手〕
○高橋雄之助君 ただいま議題となりました国際特許分類に関する千九百七十一年三月二十四日のストラスブール協定につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 この協定は、締約国が特別の同盟を形成し、特許、発明者証、実用新案及び実用証につき「国際特許分類」と呼ばれる共通の分類を採用することにより、特許文献の整理等において国際協力を確立することを目的とするものであります。 委員会における質疑の詳細は会議録によって御承知願います。 昨十一日質疑を終え、別に討論もなく、採決の結果、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。 以上報告いたします。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本件は全会一致をもって承認することに決しました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第二 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。法務委員長田代富士男君。 〔田代富士男君登壇、拍手〕
○田代富士男君 ただいま議題となりました裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、法務委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 本法律案は、下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図る等のため、判事補の員数を七名、裁判所事務官の員数を十三名それぞれ増加しようとするものであります。 また、衆議院において施行期日の修正が行われました。 委員会におきましては、裁判所職員の充実等について慎重な審議を行いましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 かくて質疑を終わり、討論に入りましたところ、別に発言もなく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告をいたします。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第三 都市公園等整備緊急措置法及び都市公園法の一部を改正する法律案(内閣提出)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。建設委員長中村波男君。 〔中村波男君登壇、拍手〕
○中村波男君 ただいま議題となりました都市公園等整備緊急措置法及び都市公園法の一部を改正する法律案につきまして、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、都市環境の改善、公害及び災害防除等を図るため、新たに昭和五十一年度を初年度とする都市公園等整備五カ年計画を策定するとともに、国も都市公園を設置できるものとし、その設置、管理、費用の負担等を定めるものであります。 委員会におきましては、第一次五カ年計画の実績及び第二次計画の整備目標、補助対象範囲の拡大、補助率の引き上げ等の財源対策、返還基地、河川敷等の国公有地の積極的活用、都市防災のための避難緑地等の整備促進、国の設置にかかわる都市公園の費用負担のあり方等について熱心な質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲ります。 質疑を終わり、討論に入りましたところ別に発言もなく、採決の結果、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本案に対し、小谷守委員より、自由民主党、日本社会党、公明党、日本共産党及び民社党の共同提案による事業量の拡大、地方公共団体の財政負担の軽減、国公有地の積極的な活用、緩衝緑地、避難緑地等の整備等の三項目にわたる附帯議決議案が提出され、全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。 以上御報告を申し上げます。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第四 廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案(内閣提出) 日程第五 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付) 以上両案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。社会労働委員長戸田菊雄君。 〔戸田菊雄君登壇、拍手〕
○戸田菊雄君 ただいま議題となりました二法律案について申し上げます。 まず、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案は、第一に、事業者の責任を強化する措置として、産業廃棄物の処理を委託するに当たっては一定の基準に従わせること。処理に関する記録義務を課すること。有害な産業廃棄物を生ずる事業場等に処理責任者の設置を義務づけること。 第二に、廃棄物処理業者の適正化を図る措置として、許可要件を整備するとともに、許可業者の処理業務を他人に委託することを原則として禁止し、業務に関する記録を保存させること。 第三に、廃棄物処理施設に対する規制を強化する措置として、届け出を要する施設に最終処分場を加え、処理施設の基準に適合させるための計画の変更、廃止を命じ得ることとするとともに、維持管理に関する技術管理者を設置させること。 第四に、立入検査の範囲を拡大するとともに、違法に処分された廃棄物について環境汚染防止の措置を処分者に対し命じ得ることとするほか、罰則の強化を行うこと。 第五に、廃棄物処理施設の緊急かつ計画的な整備を促進するため、昭和五十五年度までの処理施設整備計画を策定し実施することを内容とするものであります。 委員会におきましては慎重に審議を行いました。質疑を終了し、討論に入りましたところ、公明党を代表して小平委員より原案に反対し修正案が提出され、次いで日本社会党を代表して浜本委員より原案並びに修正案に賛成、日本共産党を代表して沓脱委員より原案に賛成、民社党を代表して柄谷委員より原案に賛成し修正案に反対する旨の意見がそれぞれ述べられました。 討論を終わり、採決の結果、修正案は賛成少数をもって否決され、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本案に対し、産業廃棄物について再資源化及び中間処理の促進を図ること、最終処分地の確保対策を強化すること等を内容とする附帯決議を全会一致をもって付することに決しました。 ————————————— 次に、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案は、第一に、戦傷病者、戦没者遺族及び未帰還者留守家族に対する諸給付の額を引き上げるほか、遺族年金、遺族一時金の支給範囲を拡大するとともに、遺族年金のうち夫及び再婚解消妻に対するものの支給要件を緩和すること。 第二に、戦没者等の妻に対して支給する特別給付金国債の支給対象を拡大するほか、すでに特別給付金の支給を受けて十年を経過した戦傷病者の妻に改めて特別給付金の支給を行うことを内容とするものであります。 委員会におきましては、慎重に審議を行い、質疑を終了し、採決の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本案に対し、援護水準をさらに引き上げるよう努めること、生存未帰還者の調査及び救出に万全を期すること等を内容とする附帯決議を全会一致をもって付することに決しました。 以上報告を終わります。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 まず、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案の採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 次に、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案の採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、 国会議員互助年金法の一部を改正する法律案 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案 国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律の一部を改正する法律案 国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正する法律案 (いずれも衆議院提出) 以上四案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。議院運営委員長鍋島直紹君。 〔鍋島直紹君登壇、拍手〕
○鍋島直紹君 ただいま議題となりました国会議員互助年金法の一部を改正する法律案外三件について御報告を申し上げます。 まず、国会議員互助年金法の一部を改正する法律案は、昭和四十八年三月三十一日以前に退職した国会議員等に給する互助年金について、基礎歳費月額を五十万円とする額に改定するとともに、国庫納付金を歳費月額の百分の九相当額に引き上げることといたしております。 次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案は、文書通信交通費の月額を五十五万円に引き上げるとともに、弔慰金の額を歳費月額の十六カ月分に、特別弔慰金の額を歳費月額の四カ月分にそれぞれ増額することとし、本年四月一日から適用することといたしております。 以上二件は、いずれも委員会におきましては、審査の結果、多数をもって可決すべきものと決定をいたしました。 ————————————— 次に、国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律の一部を改正する法律案は、政治資金規正法の改正に伴い、「政党」を「政治団体」に改めることといたしております。 次に、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正する法律案は、国土庁に国立国会図書館支部図書館を設置しようとするものであります。 以上二件は、いずれも委員会におきましては、審査の結果、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告を申し上げます。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 まず、国会議員互助年金法の一部を改正する法律案の採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案の採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 次に、国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律の一部を改正する法律案並びに国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正する法律案を一括して採決いたします。 両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛者成起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、両案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) この際、参議院事務局職員の定員に関する件についてお諮りいたします。 議長は、本件につきまして、議席に配付いたしましたとおりの参議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案を議院運営委員会に諮りましたところ、異議がない旨の決定がございました。 ————————————— 参議院事務局職員定員規程の一部を改正する 規程案 参議院事務局職員定員規程(昭和三十三年三月三十一日議決)の一部を次のように改正する。 第一条中「千二百五十七人」を「千二百六十八人」に改める。 附 則 この規程は、昭和五十一年十月一日から施行する。 —————————————
○議長(河野謙三君) 本規程案に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。 これにて散会いたします。 午後三時十二分散会