本会議 第1号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1975/09/11
会議録
○議長(前尾繁三郎君) 諸君、第七十六回国会は本日をもって召集せられました。 これより会議を開きます。 ————◇————— 日程第一 議席の指定
○議長(前尾繁三郎君) 衆議院規則第十四条によりまして、諸君の議席は、議長において、ただいまの仮議席のとおりに指定いたします。 ————◇————— 日程第二 会期の件
○議長(前尾繁三郎君) 日程第二、会期の件につきお諮りいたします。 今回の臨時会の会期は、十一月二十四日まで七十五日間といたしたいと存じ、これを発議いたします。 本件につき討論の通告があります。順次これを許します。山口鶴男君。 〔山口鶴男君登壇〕
○山口鶴男君 私は、日本社会党を代表し、第七十六臨時国会の会期を七十五日間とすることに対し、断固反対の態度を表明いたします。(拍手) そもそも、今度の国会の召集に当たり、わが党を初め全野党は、酒、たばこ、郵便料金のいわゆる値上げ三法案の審議のための国会は反対であり、召集は補正予算の提出を待って行うべきであることを強く要求したのであります。 この、わが党初め全野党のきわめて正当な主張に耳をかさず、臨時国会を九月十一日召集することを一方的に決定したことは、三木内閣の掲げる対話と協調は全くの欺瞞であり、国民を愚弄するものであることを完全に暴露したと言うべきであります。(拍手) かかる暴挙に重ねて、会期七十五日の提案であります。まさに唖然として言う言葉がありません。補正予算案の提案がなされない現在の段階で、会期についての判断は全く不可能であるばかりか、われわれは何を審議し、政府は所信表明演説で何を述べようとするのか、全く了解しがたいのであります。(拍手) さきに、国民に値上げ法案を押しつける二段ロケット審議方式なるものをたくらみ、さらに、不当な会期を押しつける自民党の態度には、心からの憤激を覚えるのであります。(拍手) 私は、議運の理事会で、九月十一日の国会召集ですでに七割の日食、あたりは暗くなった、その上、七十五日間の会期を提案されたことで皆既日食、暗黒となったと述べました。 すでにこの国会は、視界がゼロの国会と言われています。かかる暗黒の国会、暗やみの国会の責任は、三木内閣と自民党の横暴、暴挙にあることを強く警告し、反対討論を終わります。(拍手)
○議長(前尾繁三郎君) 楢橋進君。 〔楢橋進君登壇〕
○楢橋進君 私は、自由民主党を代表して、会期を七十五日間とする件について、賛成の討論を行わんとするものであります。(拍手) 私が申し上げるまでもなく、わが国の直面している内外情勢はきわめて深刻であり、しかも、緊急に処理すべき課題が山積いたしております。特に、不況の克服、災害対策、あるいは財政欠陥の問題や公務員給与の問題等は、速やかに解決しなければならないものであります。 本国会は、これらの問題に関係する補正予算を審議するとともに、前国会で審議未了となりました恩給、年金等国民生活に関連する二十数件の法律案や条約を審議、成立させ、激動する内外情勢に対応することは現下の急務であり、全国民のひとしく要望しているところであります。(拍手)この国民的要望にこたえるためには、七十五日間の会期はどうしても必要であると思うのであります。 わが党は、三木総理がしばしば言明しているように、対話と協調の精神をもって国会に臨み、良識の支配する民主議会政治の実現に努力する所存であります。野党各党派におかれましても現下の国情を認識せられ、それぞれの立場で十分な審議を尽くされるよう切に期待するものであります。 以上、申し述べましたのがわが党の考えであり、この理由によって、私は会期を七十五日間とする件に賛成の意を表し、討論を終わります。(拍手)
○議長(前尾繁三郎君) 東中光雄君。 〔東中光雄君登壇〕
○東中光雄君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、今国会の会期を七十五日間とすることに強く反対するものであります。(拍手) 改めて言うまでもなく、いまわが国経済は未曾有の危機に見舞われ、国民の生活と営業は大変な困難に陥り、国民本位の不況打開と国民生活防衛の課題は最も緊急を要する国政上の課題となっております。したがって、政府が臨時国会を召集する以上、この国民的要求について責任ある明確な方策をもって臨むのが当然であり、われわれは繰り返しそのことを要求してきました。 ところが、三木内閣と自民党は、口先では野党の要求も聞くなどと称しながら、野党の意見を全く無視して、第七十五国会で強い国民世論によって廃案となった酒、たばこ等の値上げ三法案のごり押し成立を意図して、一方的に臨時国会の早期召集を決定しました。こうした召集のやり方は、それ自身不当きわまるものであり、私は、この際改めて強く抗議するものであります。(拍手) そもそも、臨時国会の会期をどの程度にするかということは、その国会の任務、性格を抜きにして決められるものではありません。政府・自民党が不況対策も明らかにせず、補正予算の内容も提出時期も確定せず、何が中心課題かを全くあいまいにしたままで、会期だけ七十五日間も大幅に一方的に決定しようとしていることは、無責任きわまりないものと言うべきであります。(拍手) それは、口で何と言おうとも、その真のねらいが酒、たばこ、郵便料金の値上げ法案をあくまで成立させるために必要な期間を前提としたものであることは明白であります。これは、補正予算案の用意もなしに国会の早期召集をあえて行ったこととあわせて、この不況、インフレのもとで国民生活をさらに圧迫する値上げ三法案を成立させようとするもの以外の何物でもなく、まさに国民に対する挑戦であって、断じて許すことはできません。(拍手) わが党は、これまでも繰り返し主張し、政府にも申し入れてきましたが、この臨時国会は、値上げ法案の再提出を断念し、国民の要望にこたえ、国民本位の不況対策、国民生活防衛問題を中心とした補正予算の審議と日米会談の実態究明など、安保、外交問題の審議を主要な内容とすべきことを重ねて要求するとともに、政府が、不況対策を含む補正予算案を速やかに国会に提出し、責任ある審議ができるようにすることを強く要求して、討論を終わります。(拍手)
○議長(前尾繁三郎君) 大久保直彦君。 〔大久保直彦君登壇〕
○大久保直彦君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました会期七十五日に反対の討論を行います。(拍手) 今国会は、深刻な不況、倒産、雇用不安、災害、公害など、かつてない経済不安と国民生活破綻の克服策を確立し、国民生活を防衛するための国会であるべきであります。国民の期待は、まさしく、不況の克服という経済事情の解決にあることは間違いのない事実であり、そのためには、それにこたえ得る財政上の措置、すなわち補正予算案の編成を急ぐべきであります。 しかし、政府・自民党は、その論議の柱ともなるべき補正予算案の提出もなく、不況対策も決まらず、その骨格、内容のめども立たぬ時点において、前国会において廃案となりました国民生活に重大な圧迫と影響を与える酒、たばこ、郵便の値上げ三法案の成立を図らんがため、わが党初め各野党の意見に耳もかさず、強引に、本日、国会を召集いたしたのであります。 さらに加えて、政府・与党は七十五日という長期の会期を必要とする説明を何ら行おうともせず、一方的に決定することは断じて許すことのできないことであります。このことは、三木内閣が掲げる対話と協調とは全く異質な対決と強行であり、独善的暴挙と言わざるを得ません。(拍手)また、国会を私物化する民主政治への重大な挑戦と判断せざるを得ないのであります。(拍手) 元来、国会の会期は、審議すべき法案をすべて明らかにした上で決定されるべきものであります。しかし、今日、国民が不況、災害対策とともにその成立を強く要望している独禁法改正案については、提出するのかしないのか、今日に至ってもまだ明確な方針が決定されておらず、言語道断と言わざるを得ません。 特に補正予算案は、深刻な不況に対処するため、景気浮揚策を盛り込んだ大型のものになることは決定的であり、それだけに、国民生活を最優先にした立場からの慎重な審議が強く望まれております。 しかし、今日の厳しい経済状況に直面している国民は、七十五日間という長期の国会を望んでいるのではありません。あすにも具体的な不況対策が実施されることを、声を大にして叫んでいるのであり、十一月二十四日までというような悠長なゆとりはないのであります。 以上、反対の理由を簡単に申し述べ、反対の討論といたします。(拍手)
○議長(前尾繁三郎君) 小沢貞孝君。 〔小沢貞孝君登壇〕
○小沢貞孝君 私は、民社党を代表して、七十五日の会期に反対をいたします。 この臨時国会は、前国会からの幾多の重要積み残し法案を抱えていることはもとより、本年度決定した二十一兆円余の予算であるが、半年とたたない今日、伝えられるところによれば、当初予算の二〇ないし三〇%に相当する四兆円ないし五兆円という歳入欠陥を生ずるというように伝えられております。かかる事態に立ち至った責任の問題は別といたしまして、これらに対処するこの臨時国会は、準通常国会的性格を有するのではないかと考えます。 加うるに、未曾有の不況に対処し、内外諸情勢に対応するわが国外交、防衛の方針について論議を重ねるためには、ある程度の会期が必要だと思います。それに、慎重審議はいつも野党の主張だった点等を考えて、他の野党その他の主張をも考慮して、わが党は、先日の議運理事会で具体的に七十日を提案したのであります。 自民党の七十五日案だと、会期最終の十一月二十三、二十四日、これらは連休で休みであります。こういうような無意味な七十五日ではなくして、具体的な七十日案が、自民党の一方的な押し切りによって受け入れられるところとならなかったのであります。したがって、この七十五日案には反対をするものであります。 以上をもって、討論を終わります。(拍手)
○議長(前尾繁三郎君) これにて討論は終局いたしました。 —————————————
○議長(前尾繁三郎君) 採決いたします。 会期を十一月二十四日まで七十五日間とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(前尾繁三郎君) 起立多数。よって、会期は七十五日間とするに決しました。(拍手) ————◇————— 特別委員会設置の件
○議長(前尾繁三郎君) 特別委員会の設置につきお諮りいたします。 災害対策を樹立するため委員四十名よりなる特別委員会 公職選挙法改正に関する調査をなすため委員二十五名よりなる特別委員会 科学技術振興の対策を樹立するため委員二十五名よりなる特別委員会 石炭に関する対策を樹立するため委員二十五名よりなる特別委員会 公害の対策並びに環境保全の諸施策を樹立するため委員二十五名よりなる特別委員会 物価問題等に関する対策を樹立するため委員二十五名よりなる特別委員会 交通安全に関する総合対策樹立のため委員二十五名よりなる特別委員会及び 沖繩及び北方問題に関する対策樹立のため委員二十五名よりなる特別委員会を設置いたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。 ただいま議決せられました八特別委員会の委員は追って指名いたします。 ————◇—————
○議長(前尾繁三郎君) 本日は、これにて散会いたします。 午後四時三十九分散会 ————◇—————