石炭対策特別委員会 第2号
- 発言数
- 8 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1975/11/06
会議録
○田代委員長 これより会議を開きます。 石炭対策に関する件について調査を進めます。 去る十一月一日、長崎県高島町において発生いたしました三菱石炭鉱業株式会社高島炭鉱のガス爆発災害について、政府より説明を求めます。通商産業省立地公害局長宮本四郎君。
○宮本政府委員 去る十一月一日に長崎県高島炭鉱でガス爆発の事故が発生いたしました。八月の下旬から九月の上旬にかけまして、事故が頻発いたしておりまして、通産省といたしましても、炭鉱の保安確保のために最大限の努力をしておったやさきでございまして、まことに遺憾なことでございます。現在、事故原因の究明に努力いたしておりまして、その結果を待ちまして、一層の保安の確保に努力してまいるつもりでございますが、お許しをいただければ、蓼沼参事官に災害報告をさせたいと存じます。
○田代委員長 蓼沼参事官。
○蓼沼説明員 高島炭鉱のガス爆発災害について御報告申し上げます。 災害の発生した時点は、昭和五十年十一月一日の十一時五分ごろと思われます。 災害の発生個所は、蛎瀬坑口から約六千メートル入りました九卸の三片の胡麻払いでございます。 災害の種類は、ガス爆発でございます。 罹災された方は、亡くなられた方が二名、入院された方が二十三名、現在、通院されておられる方が二名、合計二十七名でございます。 災害の概況といたしましては、十一月一日の十一時五分ごろに、この胡麻払いで異常があったということを、係員から坑外の指令室に連絡がございました。直ちに坑外の指令室から、九卸の区域で作業中の者に救護活動を実施するように指示をいたしました。 災害の当時、坑内には五百五名が入坑しておりまして、災害個所付近には五十六名が配番されて作業しておりました。 この救助作業の結果、十三時二十五分までに罹災者全員が、自力または同僚に助けられて昇坑いたしましたが、胡麻払いで作業中の二名が亡くなられました。それから二十二名がやけど、またはCO中毒の疑いで、炭鉱病院等に入院いたしました。また、胡麻払いの排気側で仕繰りの作業をいたしておりました一名も、CO中毒の疑いによって入院しております。なお、このほかに二名が頭痛を訴えまして、現在、通院しております。 災害後の状況でございますが、当該払いで一部、小崩落をしているほかに、払い全般にわたりまして、薄い焼け跡それから爆発した灰の吹きつけが認められまして、罹災者の症状などによりまして、この払いでガス爆発が発生したものと思われます。 爆発の原因につきましては、この払いは発破直後の状態を示しておりまして、罹災者の罹災位置などから見まして、発破が火源となった疑いがございますけれども、そのほかの火源並びにガスの停滞原因などにつきまして、福岡鉱山保安監督局で調査中でございます。 なお、この災害に対しまして、今後の対策の確立のために、保安技術調査団を編成いたしまして、十一月四日から調査を行っております。 以上が高島炭鉱の災害の概要でございます。
○田代委員長 これにて政府の説明は終わりました。 ————◇—————
○田代委員長 次に、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。 ただいま説明を聴取いたしました三菱石炭鉱業株式会社高島炭鉱の災害につきまして、本委員会から現地に委員を派遣し、その実情を調査するため、議長に対し、委員派遣の承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田代委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 また、派遣委員の人選、派遣期間等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田代委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前十時十三分散会